2009-04-20(Mon)
夏のあらし! #03 守ってあげたい
あらしさんの秘密が少しずつ明らかに。

「お願い、聞いてくれるかな?」

スコープサイズのアバンは既定? 今回は冒頭っから某特撮番組のパロディのような映像を見せ…攻め入る宇宙人に対する戦闘機、そして「SHA FT-1」と書かれたクルマはどう見てもウルトラ警備隊のポインターですが劇中のはじめが着ている制服は科学特捜隊という怪しさMAXのチャンポン映像。そういや俗絶望第九話でもウルトラファイトネタ(絶望ファイト)があったりシャフトってば特撮が好きですねえ。
「あなたにはこの星のことなんて関係ないのに、なのにそんなに傷付いて、辛い思いをして、どうしてそこまでして戦うの?」
宇宙人を前に出撃直前のはじめへあらしさんのセリフ。地球を守るために凛々しい表情で戦いに挑む男ははじめの理想像です。負けるとわかっていても臆することなく戦わなければならない、男はそうありたいと…。
OPの紙芝居がまた変更、今さら気付きましたがこれってED後の紙芝居の文字抜き画像でしたか。テーマ曲の歌詞も「三度目の夏の恋は~」へ変更、放映が進むごと夏の回数が増えている(一話は「初めての~」、二話は「二回目の~」)のでこのまま「十三度目の~」まで毎回変わる? またシルエットだったカットに色が着き、ラストのやよゐさんの服が青から白へ変更されていました。探せば他にも変更点があるかもしれません。

今回のサブタイトルは松任谷由実の「守ってあげたい」。確かに少々懐かしめの曲ではありますが調べてみたら1981年6月のリリースだそうで…に、にじゅうはちねんまえですと! そりゃこっちも歳取るわけだ。アバンの映像、そして後半に見せるあらしさんの行動を示したサブタイトルでしょうか。

閑古鳥がペンペン草を食っていた喫茶方舟はあらしさん効果で千客万来大繁盛、やはり喫茶店には看板娘が必要です。勘違いしたマスターとはじめが丁々発止、その裏で今回も「塩くださーい」の天丼は…誰? 客との会話に一喜一憂するはじめの男心に物申す潤、さらに女の本性を熱く語り始めるシーンは…わかりやすい(笑。店内のBGMが絶妙にシーンに合っていて笑う。
非難囂々だったキャラデザは慣れたのか、それとも作画時の補正が効いているのか第二話以降普通にかわいい絵面になってきたような。

バイト後にあらしさんとはじめはゲーセンへ。すなわちゲームセンターあらしさん。クレーンゲームのぬいさんにココロをときめかせ、あらし隊員がアラシ隊員を取るというオチ。これをやりたいためのアバンでしたか(笑。モノクロやスポットライト演出の中で盛り上がる二人の周囲には少しずつギャラリーが増え…画面手前のギャラリーがカットごとに芸をしていて笑う。しかしこのシーンはこんなに尺を取らなくても、と思わなくもありません。ちょっと間延びしてた印象。
Bパート冒頭は凝りすぎたアングルから見せるグラサンの事務所風景です。壁に貼られまくったポスターから察するにアイドルオタ? このポスターもいちいち元ネタがあるんだろうなあ。ここに一見無意味なグラサンのシーンを入れているのは(ネタバレ自重

ゲーセンからの帰り道、ここから唐突にシリアスシーンへ突入しました。前半の脳天気な盛夏の日中風景から一転して落ち着いた夕暮れ風景の中、あらしさんははじめに対し神妙な表情で「お願い」を。
今まで毎回描かれてきたあらしさんのタイムリープ、今回の跳び先は昭和20年1月です。先の大戦を「大東亜戦争」と呼び「空襲」という言葉を自然に発するあらしさんは一人の少年に声をかけ…この少年の名前が「村田三吉」であることを覚えておいてください。
仕事が休みの父ちゃんと釣りへ行きたい三吉少年、しかしあらしさんは「釣りに行くのをやめてほしい」と。三吉少年が予定どおりに行動すると来る空襲に巻き込まれてしまう、そのことを知っているあらしさんは被害を未然に防ごうと声をかけたのです。タイムリープに於いて過去に干渉するのは御法度と相場が決まっておりますが…その辺のタイムパラドックス解消はそのうち明らかにされるはず。まあよくあるパターンの辻褄合わせなのですけれども(ネタバレ自重

結局出掛けてしまった三吉少年を助けに走るあらしさん。はじめは急いでその姿を追いますが…空襲の炎に怯えながらようやく見つけたあらしさんの姿を前にして立ち尽くすのみ。アバンで見せ、その後の自転車シーンで語った「男の理想像」など夢物語、はじめはいざとなったら何もできない己の無力さを思い知ったことでしょう。その後駆けつけた父親によるスパイ扱いにキレるもあらしさんに止められ…ここのあらしさんの表情がなんと切ない。
冒頭のセリフ。
「あなたにはこの星のことなんて関係ないのに、なのにそんなに傷付いて、辛い思いをして、どうしてそこまでして戦うの?」
「星」を「時代」に置き換えれば現実のあらしさん自身へも当てはまりそうなセリフです。彼女は何故こんな「辛い戦い」を続けているのでしょうね(ネタバレ自重
というわけでいつも明るいあらしさんにこれほど辛く恐ろしい秘密があった。そんな事情を内に秘めてしかし屈託無く笑うあらしさんの強さを知り、オトコノコのはじめは自分の弱さを知った上で「全然!」と笑顔で返す男の意地。しかしこれはまだまだ序章です。がんばれよはじめ!
今回はEDにも小変更がありました。シングルジャケットが描かれたサイコロが追加、これもまた元ネタ探しが…。
Cパートの可奈子さん&やよゐさんネタは本編登場まで延々とこのパターンを続けるのかな? 今回のオチは「がきデカ」でしたが…これも若い子は知らないだろうね。いろいろと対象年齢が高すぎ。

EDのジャケットサイコロでわかったのはこの2枚。残りの元ネタ探しは専門家に任せます。

エンドカードは介錯氏。このあらしさんは…かわいすぎでしょう(笑
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「お願い、聞いてくれるかな?」

スコープサイズのアバンは既定? 今回は冒頭っから某特撮番組のパロディのような映像を見せ…攻め入る宇宙人に対する戦闘機、そして「SHA FT-1」と書かれたクルマはどう見てもウルトラ警備隊のポインターですが劇中のはじめが着ている制服は科学特捜隊という怪しさMAXのチャンポン映像。そういや俗絶望第九話でもウルトラファイトネタ(絶望ファイト)があったりシャフトってば特撮が好きですねえ。
「あなたにはこの星のことなんて関係ないのに、なのにそんなに傷付いて、辛い思いをして、どうしてそこまでして戦うの?」
宇宙人を前に出撃直前のはじめへあらしさんのセリフ。地球を守るために凛々しい表情で戦いに挑む男ははじめの理想像です。負けるとわかっていても臆することなく戦わなければならない、男はそうありたいと…。
OPの紙芝居がまた変更、今さら気付きましたがこれってED後の紙芝居の文字抜き画像でしたか。テーマ曲の歌詞も「三度目の夏の恋は~」へ変更、放映が進むごと夏の回数が増えている(一話は「初めての~」、二話は「二回目の~」)のでこのまま「十三度目の~」まで毎回変わる? またシルエットだったカットに色が着き、ラストのやよゐさんの服が青から白へ変更されていました。探せば他にも変更点があるかもしれません。

今回のサブタイトルは松任谷由実の「守ってあげたい」。確かに少々懐かしめの曲ではありますが調べてみたら1981年6月のリリースだそうで…に、にじゅうはちねんまえですと! そりゃこっちも歳取るわけだ。アバンの映像、そして後半に見せるあらしさんの行動を示したサブタイトルでしょうか。

閑古鳥がペンペン草を食っていた喫茶方舟はあらしさん効果で千客万来大繁盛、やはり喫茶店には看板娘が必要です。勘違いしたマスターとはじめが丁々発止、その裏で今回も「塩くださーい」の天丼は…誰? 客との会話に一喜一憂するはじめの男心に物申す潤、さらに女の本性を熱く語り始めるシーンは…わかりやすい(笑。店内のBGMが絶妙にシーンに合っていて笑う。
非難囂々だったキャラデザは慣れたのか、それとも作画時の補正が効いているのか第二話以降普通にかわいい絵面になってきたような。

バイト後にあらしさんとはじめはゲーセンへ。すなわちゲームセンターあらしさん。クレーンゲームのぬいさんにココロをときめかせ、あらし隊員がアラシ隊員を取るというオチ。これをやりたいためのアバンでしたか(笑。モノクロやスポットライト演出の中で盛り上がる二人の周囲には少しずつギャラリーが増え…画面手前のギャラリーがカットごとに芸をしていて笑う。しかしこのシーンはこんなに尺を取らなくても、と思わなくもありません。ちょっと間延びしてた印象。
Bパート冒頭は凝りすぎたアングルから見せるグラサンの事務所風景です。壁に貼られまくったポスターから察するにアイドルオタ? このポスターもいちいち元ネタがあるんだろうなあ。ここに一見無意味なグラサンのシーンを入れているのは(ネタバレ自重

ゲーセンからの帰り道、ここから唐突にシリアスシーンへ突入しました。前半の脳天気な盛夏の日中風景から一転して落ち着いた夕暮れ風景の中、あらしさんははじめに対し神妙な表情で「お願い」を。
今まで毎回描かれてきたあらしさんのタイムリープ、今回の跳び先は昭和20年1月です。先の大戦を「大東亜戦争」と呼び「空襲」という言葉を自然に発するあらしさんは一人の少年に声をかけ…この少年の名前が「村田三吉」であることを覚えておいてください。
仕事が休みの父ちゃんと釣りへ行きたい三吉少年、しかしあらしさんは「釣りに行くのをやめてほしい」と。三吉少年が予定どおりに行動すると来る空襲に巻き込まれてしまう、そのことを知っているあらしさんは被害を未然に防ごうと声をかけたのです。タイムリープに於いて過去に干渉するのは御法度と相場が決まっておりますが…その辺のタイムパラドックス解消はそのうち明らかにされるはず。まあよくあるパターンの辻褄合わせなのですけれども(ネタバレ自重

結局出掛けてしまった三吉少年を助けに走るあらしさん。はじめは急いでその姿を追いますが…空襲の炎に怯えながらようやく見つけたあらしさんの姿を前にして立ち尽くすのみ。アバンで見せ、その後の自転車シーンで語った「男の理想像」など夢物語、はじめはいざとなったら何もできない己の無力さを思い知ったことでしょう。その後駆けつけた父親によるスパイ扱いにキレるもあらしさんに止められ…ここのあらしさんの表情がなんと切ない。
冒頭のセリフ。
「あなたにはこの星のことなんて関係ないのに、なのにそんなに傷付いて、辛い思いをして、どうしてそこまでして戦うの?」
「星」を「時代」に置き換えれば現実のあらしさん自身へも当てはまりそうなセリフです。彼女は何故こんな「辛い戦い」を続けているのでしょうね(ネタバレ自重
というわけでいつも明るいあらしさんにこれほど辛く恐ろしい秘密があった。そんな事情を内に秘めてしかし屈託無く笑うあらしさんの強さを知り、オトコノコのはじめは自分の弱さを知った上で「全然!」と笑顔で返す男の意地。しかしこれはまだまだ序章です。がんばれよはじめ!
今回はEDにも小変更がありました。シングルジャケットが描かれたサイコロが追加、これもまた元ネタ探しが…。
Cパートの可奈子さん&やよゐさんネタは本編登場まで延々とこのパターンを続けるのかな? 今回のオチは「がきデカ」でしたが…これも若い子は知らないだろうね。いろいろと対象年齢が高すぎ。

EDのジャケットサイコロでわかったのはこの2枚。残りの元ネタ探しは専門家に任せます。

エンドカードは介錯氏。このあらしさんは…かわいすぎでしょう(笑
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