2009-05-18(Mon)
夏のあらし! #07 他人の関係
潤&カヤさんのタイムリープその後。

「大好きだ!って命がけで叫びなさいよ!」

アバンはあらしさんvsはじめが柄杓と雑巾で野球対決? 真夏の太陽の下にて暑苦しいタッチで描かれた二人は「巨人の星」の如く濃い表情で対峙、はじめが投げた雑巾をあらしさんの柄杓が捕らえ…その飛球(?)は風見鶏を直撃して破壊。あらららら。
一方のカヤさん&潤は「男装の理由」についてアレコレ。こちらの二人は直射日光ではなく木漏れ日の落ちた木陰、女性らしく柔らかい雰囲気の中で女同士の秘密の会話です。

サブタイトルは「他人の関係」。昭和48年(1973年)発売の金井克子のヒット曲、あの振り付けが流行ったのって36年も前なのか!(こればっか。潤もこの髪型だと誰だかわからないと言いますか…どう見てもやよゐさんです。
OPに若干の修正あり。パッと見たところグラサン→加奈子さん→マスター→やよゐさんのカットを描き直し、ラスト付近で木刀を振り回すグラサンの得物を日本刀に変更などなど。やる気が起きたら検証しますか。ちなみに今回の歌詞はこちらに追記してあります。

壊してしまった風見鶏をどうしましょう。そりゃ直さなきゃ! というわけで「漢気ミッションだ!」と男子二名が屋根へ昇った…いきなりそんなん言われて焦りまくる潤、「いや私は女だから」と言えない辛さ(笑
ハシゴの途中でもたもたしていると一足先に屋根へ昇ったはじめの力技が炸裂、あの体勢から人一人を引っ張り上げてしまうはじめってば力持ち。あんな事をすると普通は二人とも落下してしまうので良い子は真似しないように。しないか普通。
「思ったらすぐ言う。言いたいことは大声で叫ぶ」
「今言えることを今言わなくてどうする?」
屋根から見下ろす景色はこの上なく広がる絶景でした。するとはじめはあらしさんへの思いを叫び始め…あらしさんが下で聞いてるっての!(笑。そんな「意味の無いこと」などご遠慮申し上げる潤、ここでのはじめのセリフがまさか今回のテーマになっているとは。ちなみにこのシーンは原作に無いアニメオリジナル、この追加によってラスト付近で潤がカヤさんに掛ける言葉に説得力が増しました。
その後の方舟店内ではカヤさんのこれまでの話、さらに「過去へ飛んで人を助ける」あらしさんに対し歴史改変の危険性を説くシーンへ。原作ではタイムリープ物のお約束である「親殺しのパラドックス」を例にあらしさんを説得し、あらしさん自身も無闇な跳躍は「いけないこと」と自覚しています。一方アニメ版ではそれらのシーンを何故かオミット、まあ「あらしさんが飛んでも現代に影響がない」ことが確定しているので省略したのかもしれません。何故そうなるのかは…第1話を見直してみると良いです。

買い出し先の街にてモデル仲間と遭遇してしまった潤。久しぶりに会ったみなさんは潤の忌み嫌う「女」そのものです。一緒のテーブルを囲んでいるはずなのにシルエットの潤一人だけ遠く離れている、この演出は「女」との間に深くて広い溝を感じている潤の心の内を強調していました。
潤の仲間にノセられて日舞の実演、舞うカヤさんを見た潤はいつの間にか世界へ引き込まれ…桜吹雪の幻想は前回見た風景と重ねている?
殿方に声を掛けられると全力で赤面し逃げてしまうカヤさんがかわいい。

そして今回のハイライト。カヤさんがマスターに思いを告げられない理由から潤の後押しまで。「いつか自分も姉やモデル友達たちのような女になってしまう」ことに対する嫌悪、しかしカヤさんの内面を知るにつれて「女とは画一なものではない」ことを知る。そのとおり、世の中にはいろんな人がいるのです。中学生くらいだとその辺を実感として理解できず、偏った思い込みで自分の将来を絶望しちゃったりしがち。これをきっかけに潤も少しずつ大人になっていくことでしょう。
そして縮こまっちゃってるカヤさんに対し気合一発のセリフは冒頭にはじめから言われた言葉そのものでした。木漏れ日のシャワーが降り注ぐ演出は力強く美しかったです。また潤の言葉に反応するカヤさんの所作がじつに細やかで目を離せません。前回に引き続き今回も相当気合いが入ってますね。素晴らしい出来です。
さて今回は途中途中でグラサンのお買い物シーンが挿入されていました。女物の下着を買いに行かされるグラサンの反応がいちいちリアルで笑えます。「頼まれ物」「領収書ください」などなどそう言うしか無いよなあ…と(笑。ともあれこの一連シーンにてクライアントの性別が判明し、さらにクライアントが外へ出歩けない事情があるということを示唆。まあ賢明な視聴者諸氏からすればそのクライアントが「誰」なのかは一目瞭然でありましょうがそのエピソードはもう少し先? 原作順列だとその前にグラサンのエピソードが入るはずなのでまずはそちらから。
EDにジャケットサイコロ4個目が追加されていました。軽く調べて1枚はあっさり判明、これは近日中に毎度の力技キャプにて検証を追記します。どのくらいの需要があるか不明ですが…興味ある人は後日また見にきてください(笑



※05/20追記
というわけでサイコロキャプを追加。しかしここ数日ちょっと多忙のため元ネタ捜索をしている時間が無くとりあえず2枚は見つけましたが…あらしさん2枚&潤2枚が見つかりません。簡単そうなのになー。というわけで協力者絶賛募集中!(笑
※05/20追記
コメント情報より1枚判明。ご協力ありがとうございます。続いて青いあらしさんはファッション的に70年代、タイトルの入り方から歌謡曲と推定、名前表記はひらがな、などなどを鍵にさがして発見。残ったのは潤の2枚ですが…ポーズや服装などのヒントを観察しているうちに「これはひょっとして男性アイドルではないか?」と読んで捜索、そしたら本当に近藤マッチでやんの。残り1枚も襟の感じが男っぽい? さらに襟に書いてある文字がヒントになりそう。
※05/21追記
潤の残り1枚を発見。やはり男性歌手の野口ゴロちゃんでした。襟の文字も一致したのでこれで間違いないかと。今回はこれにてコンプリート、おつかれさん>俺。あとはアイキャッチの元ネタですが…森高か浅野ゆう子か山本リンダかと白ブーツ美脚キャラと読んで探すも空振り。ファッション的に60~70年代っぽいけれども意表を突いてリメイクの線もあり難しい。CDシングルのようなジャケサイズは2つ折りEPジャケの可能性も、というかいまさらCDは持ってこない気がするので後者が濃厚。派手なデザインなので簡単に見つかりそうなんだけどなあ…。
※05/24追記
コメント情報よりアイキャッチ元ネタを追加。だいたいの読みは当たっていたけれども…奈美悦子とは読み切れなかった。こんなの見つからないって(笑
夏色のナンシー:早見優
虹をわたって:天地真理
甘い生活:野口五郎
哀愁でいと:田原俊彦
四つのお願い:ちあきなおみ
スニーカーぶるーす:近藤真彦
アイキャッチ
愛しているから:奈美悦子

エンドカードは藤代 健氏。藍蘭島の作家さんですね。またしてもガンガン繋がりのようで…そろそろ別ルートの作家さんも見たいぞ。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

「大好きだ!って命がけで叫びなさいよ!」

アバンはあらしさんvsはじめが柄杓と雑巾で野球対決? 真夏の太陽の下にて暑苦しいタッチで描かれた二人は「巨人の星」の如く濃い表情で対峙、はじめが投げた雑巾をあらしさんの柄杓が捕らえ…その飛球(?)は風見鶏を直撃して破壊。あらららら。
一方のカヤさん&潤は「男装の理由」についてアレコレ。こちらの二人は直射日光ではなく木漏れ日の落ちた木陰、女性らしく柔らかい雰囲気の中で女同士の秘密の会話です。

サブタイトルは「他人の関係」。昭和48年(1973年)発売の金井克子のヒット曲、あの振り付けが流行ったのって36年も前なのか!(こればっか。潤もこの髪型だと誰だかわからないと言いますか…どう見てもやよゐさんです。
OPに若干の修正あり。パッと見たところグラサン→加奈子さん→マスター→やよゐさんのカットを描き直し、ラスト付近で木刀を振り回すグラサンの得物を日本刀に変更などなど。やる気が起きたら検証しますか。ちなみに今回の歌詞はこちらに追記してあります。

壊してしまった風見鶏をどうしましょう。そりゃ直さなきゃ! というわけで「漢気ミッションだ!」と男子二名が屋根へ昇った…いきなりそんなん言われて焦りまくる潤、「いや私は女だから」と言えない辛さ(笑
ハシゴの途中でもたもたしていると一足先に屋根へ昇ったはじめの力技が炸裂、あの体勢から人一人を引っ張り上げてしまうはじめってば力持ち。あんな事をすると普通は二人とも落下してしまうので良い子は真似しないように。しないか普通。
「思ったらすぐ言う。言いたいことは大声で叫ぶ」
「今言えることを今言わなくてどうする?」
屋根から見下ろす景色はこの上なく広がる絶景でした。するとはじめはあらしさんへの思いを叫び始め…あらしさんが下で聞いてるっての!(笑。そんな「意味の無いこと」などご遠慮申し上げる潤、ここでのはじめのセリフがまさか今回のテーマになっているとは。ちなみにこのシーンは原作に無いアニメオリジナル、この追加によってラスト付近で潤がカヤさんに掛ける言葉に説得力が増しました。
その後の方舟店内ではカヤさんのこれまでの話、さらに「過去へ飛んで人を助ける」あらしさんに対し歴史改変の危険性を説くシーンへ。原作ではタイムリープ物のお約束である「親殺しのパラドックス」を例にあらしさんを説得し、あらしさん自身も無闇な跳躍は「いけないこと」と自覚しています。一方アニメ版ではそれらのシーンを何故かオミット、まあ「あらしさんが飛んでも現代に影響がない」ことが確定しているので省略したのかもしれません。何故そうなるのかは…第1話を見直してみると良いです。

買い出し先の街にてモデル仲間と遭遇してしまった潤。久しぶりに会ったみなさんは潤の忌み嫌う「女」そのものです。一緒のテーブルを囲んでいるはずなのにシルエットの潤一人だけ遠く離れている、この演出は「女」との間に深くて広い溝を感じている潤の心の内を強調していました。
潤の仲間にノセられて日舞の実演、舞うカヤさんを見た潤はいつの間にか世界へ引き込まれ…桜吹雪の幻想は前回見た風景と重ねている?
殿方に声を掛けられると全力で赤面し逃げてしまうカヤさんがかわいい。

そして今回のハイライト。カヤさんがマスターに思いを告げられない理由から潤の後押しまで。「いつか自分も姉やモデル友達たちのような女になってしまう」ことに対する嫌悪、しかしカヤさんの内面を知るにつれて「女とは画一なものではない」ことを知る。そのとおり、世の中にはいろんな人がいるのです。中学生くらいだとその辺を実感として理解できず、偏った思い込みで自分の将来を絶望しちゃったりしがち。これをきっかけに潤も少しずつ大人になっていくことでしょう。
そして縮こまっちゃってるカヤさんに対し気合一発のセリフは冒頭にはじめから言われた言葉そのものでした。木漏れ日のシャワーが降り注ぐ演出は力強く美しかったです。また潤の言葉に反応するカヤさんの所作がじつに細やかで目を離せません。前回に引き続き今回も相当気合いが入ってますね。素晴らしい出来です。
さて今回は途中途中でグラサンのお買い物シーンが挿入されていました。女物の下着を買いに行かされるグラサンの反応がいちいちリアルで笑えます。「頼まれ物」「領収書ください」などなどそう言うしか無いよなあ…と(笑。ともあれこの一連シーンにてクライアントの性別が判明し、さらにクライアントが外へ出歩けない事情があるということを示唆。まあ賢明な視聴者諸氏からすればそのクライアントが「誰」なのかは一目瞭然でありましょうがそのエピソードはもう少し先? 原作順列だとその前にグラサンのエピソードが入るはずなのでまずはそちらから。
EDにジャケットサイコロ4個目が追加されていました。軽く調べて1枚はあっさり判明、これは近日中に毎度の力技キャプにて検証を追記します。どのくらいの需要があるか不明ですが…興味ある人は後日また見にきてください(笑



※05/20追記
というわけでサイコロキャプを追加。しかしここ数日ちょっと多忙のため元ネタ捜索をしている時間が無くとりあえず2枚は見つけましたが…あらしさん2枚&潤2枚が見つかりません。簡単そうなのになー。というわけで協力者絶賛募集中!(笑
※05/20追記
コメント情報より1枚判明。ご協力ありがとうございます。続いて青いあらしさんはファッション的に70年代、タイトルの入り方から歌謡曲と推定、名前表記はひらがな、などなどを鍵にさがして発見。残ったのは潤の2枚ですが…ポーズや服装などのヒントを観察しているうちに「これはひょっとして男性アイドルではないか?」と読んで捜索、そしたら本当に近藤マッチでやんの。残り1枚も襟の感じが男っぽい? さらに襟に書いてある文字がヒントになりそう。
※05/21追記
潤の残り1枚を発見。やはり男性歌手の野口ゴロちゃんでした。襟の文字も一致したのでこれで間違いないかと。今回はこれにてコンプリート、おつかれさん>俺。あとはアイキャッチの元ネタですが…森高か浅野ゆう子か山本リンダかと白ブーツ美脚キャラと読んで探すも空振り。ファッション的に60~70年代っぽいけれども意表を突いてリメイクの線もあり難しい。CDシングルのようなジャケサイズは2つ折りEPジャケの可能性も、というかいまさらCDは持ってこない気がするので後者が濃厚。派手なデザインなので簡単に見つかりそうなんだけどなあ…。
※05/24追記
コメント情報よりアイキャッチ元ネタを追加。だいたいの読みは当たっていたけれども…奈美悦子とは読み切れなかった。こんなの見つからないって(笑
夏色のナンシー:早見優
虹をわたって:天地真理
甘い生活:野口五郎
哀愁でいと:田原俊彦
四つのお願い:ちあきなおみ
スニーカーぶるーす:近藤真彦
アイキャッチ
愛しているから:奈美悦子

エンドカードは藤代 健氏。藍蘭島の作家さんですね。またしてもガンガン繋がりのようで…そろそろ別ルートの作家さんも見たいぞ。
- 関連記事
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
