2009-06-09(Tue)
宇宙をかける少女 #23 秘剣、輝く
秋葉の復活。

そして既定どおりイモちゃん生存。

つつじ様の活躍(?)によって回収されたプロキシマの冠をさっそく装備…って用事が済んだらサッサと退場ですかい。風音姉さんの口ぶりから良かれと思っての退避命令だろうけどまさかこれで出番終了じゃないよねえ? というか太陽アタックの後にどこ行ってたのか解答無し?
アンチQTに覚醒したナミは目を覚まさず眠り続けていました。様子を訪ねるネルヴァルに対しアレイダは「あの子の隣に寝かせています」と。「あの子の隣」と言いつつカメラに映るのはナミの寝姿のみ、このセリフがずっと引っかかっていたのですが…まさか「あの子」が「あの子」とは。
三種の神器の「剣」を探す元老院のお姉さん。それにしても他の二人はそれなりに老けているのにこの人だけ若いままなのは何故なのだろう。ダウジングに導かれてあっさり発見された剣、大仰な前振りの割りにほんとあっさり見つかり障害も無く回収している描写は少々拍子抜けでした。
イモちゃんの夢にうなされる秋葉はまだまだ絶賛落ち込み中。現実を受け入れられないまま狼狽する秋葉に対しいつきくんは強い言葉もかけられず、まるで腫れ物に触るような距離感で接しています。近しい者を亡くした悲しみを知る身として秋葉の動揺を理解しているのでしょう…けれどもいつまでもこの調子では。
いつきくんの元から逃げ出した秋葉はちょうど通りがかった路面電車に乗り込み…運転席ではしゃぐイモちゃんを思い出して嗚咽。そしてほどなくレオパルド前へ。

路面電車を操作して秋葉を連れてきた張本人でしょうにいざ本人を前にすると本を逆さに持ってわざとらしく素っ気ない態度。久しぶりに会う照れ隠しか、それとも全てを知った上でのこの態度か。ともかくレオパルドのいっぱいいっぱいさ、対人スキルの貧弱さが伝わってきますね。
「死んだ奴を死んだと言って何が悪い!?」
イモちゃんの死を聞かされて高笑いの末に「いまいましかったんだ!」と声を上げるレオパルド。そんな酷い態度に怒る秋葉に対し…死んだと言って悪くは無いけれども死んだ人を悪く言ってはいけない。ましてやその死を受け入れられず落ち込みMAXの秋葉を前にその態度は許されざるよ。空気読めないにもほどがあります。ここでレオパルドが男を見せると思ったのになあ。
なーんて所で秋葉を探しに来たクサンチッペの急襲です。イグジステンズの誘いに箱を被るコロニーのみなさん、箱人間に追い詰められた秋葉はこの期に及んで「箱に入りたい」と現実から逃避する気まんまんに。確かに箱へ入って一人の世界へ閉じこもってしまえば辛い現実を忘れられる、イモちゃんを失った悲しみも忘れられる。だがしかし秋葉のために命を投げ打ったイモちゃんのことを忘れてしまっていいのか? と思ってたらいつきくんがそのまんまのセリフを秋葉にぶつけてくれて溜飲が下がりました(笑
しかしいつきくんが秋葉を「好き」と感じる根拠がさっぱりわかりません。木星騒動の時に漏らした本心(追い詰められると本音が出るものです)からして「好き」とはほど遠いでしょうに…しばらく一緒に過ごして情が移ったって程度にしか思えない。

ひらりひらりと身をかわし敵QTアームズをなぎ倒すブーミン、ギャグキャラにあるまじき凛々しい表情は逆に言うと嫌な予感が…てな所へ地球から飛び立ちレオパルドへ向かうほのか&フォンと合流。フォンのケータイストラップがえらいことになってますな。
フォンの働きによって開花したQTローズはアンチQTの光を放ち、QTに操られていたみなさんはあっさり正気に。箱から救出された後に腑抜けていたのはQTの影響だけとも思えないのですが…箱に依存する気持ちまで完全リセットしてしまうのはどうなのだろう。箱へ入るきっかけはイグジステンズ催眠などのQTでしょうが、箱へ入ってからその生活に馴染み、最終的には箱が無いと生きていけなくなる「箱依存」はQTと無関係に発生する現象では? ならばあの時点でQTローズが発動しても無気力な状態へ戻るだけのような気がしますが…あまりツッコんでも仕方ないのでそういうことにしときますか。
一方のレオパルド内の砂漠に立てられたどこでもドアをほのかが開くと何か出てきた-! ナミお付きのイグジステンズのように馬形態のQTアームズ? 姿を現したほのか専用機(?)はイグジステンズのものより上半身が人間型に近い? あっちは顔が箱ですし。

冠・剣・華の揃ったレオパルドはついに自己実現を完了、要するにこの3つを揃えればOKだったのね。これで完成とはどんだけちゃぶ台返しな設定なんだ。というかこのうちどれ一つ取っても秋葉の力ではどうにもならない代物であり、つまり当初の流れどおり「秋葉だけ」に頼った状態ではレオパルドの自己実現など夢の夢だった。開始当初に集めてたキン○マやらの小物回収がせいぜい、秋葉の能力であの剣を発見し回収するのは不可能でしょう。
さてパーツが揃ったというに機能は回復せず、「剣の封印を解けるのは黄金銃と秋葉だけ」と聞かされ…ほのかの力強い言葉といつきくんの笑顔に立ち上がった秋葉、ここはベタながらいいシーンでした。機械的に物事を進めていた風のほのかにもきちんと感情があった、「イモの分も私が守る」は小さな勇気に最大の敬意を払うほのかの心情が表れたセリフでしたね。レオパルドとは大違いです。
てなわけで秋葉は黄金銃をぶっ放してレオパルドのポテンシャルを解放、剣を覆っていた岩がキャストオフされクサンチッペへ全力全壊の一撃を…ほんと一撃で勝負が付いてしまいました。なんとあっけない決着。
捕虜と化したクサンチッペを責める秋葉はイモちゃんの名を叫び、すると「生きてるわよ、ネルヴァル様の所で」と。なるほど冒頭の「あの子」とはイモちゃんのことでしたか。まあ十中八九復活すると踏んでいたけれども予想より早かったなあ。しかし都合よく死んだり生き返ったりする脚本はもはや慣れっこですがこのシリーズはちょっと酷い。キャラを殺して悲壮や落胆からの復活を描くのはあまりに安直、そして復活した頃にしれっと生還では重みも何も…。この流れに慣れてしまった視聴者はショッキングな死亡演出を見ても「どうせ生きてんだろ」ってなもので緊迫感もありません。
さてラスト3話を残すのみとなったソラカケガール。はたして全ての風呂敷をキッチリ畳んで心地よい結末を迎えることができますでしょうか。
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そして既定どおりイモちゃん生存。

つつじ様の活躍(?)によって回収されたプロキシマの冠をさっそく装備…って用事が済んだらサッサと退場ですかい。風音姉さんの口ぶりから良かれと思っての退避命令だろうけどまさかこれで出番終了じゃないよねえ? というか太陽アタックの後にどこ行ってたのか解答無し?
アンチQTに覚醒したナミは目を覚まさず眠り続けていました。様子を訪ねるネルヴァルに対しアレイダは「あの子の隣に寝かせています」と。「あの子の隣」と言いつつカメラに映るのはナミの寝姿のみ、このセリフがずっと引っかかっていたのですが…まさか「あの子」が「あの子」とは。
三種の神器の「剣」を探す元老院のお姉さん。それにしても他の二人はそれなりに老けているのにこの人だけ若いままなのは何故なのだろう。ダウジングに導かれてあっさり発見された剣、大仰な前振りの割りにほんとあっさり見つかり障害も無く回収している描写は少々拍子抜けでした。
イモちゃんの夢にうなされる秋葉はまだまだ絶賛落ち込み中。現実を受け入れられないまま狼狽する秋葉に対しいつきくんは強い言葉もかけられず、まるで腫れ物に触るような距離感で接しています。近しい者を亡くした悲しみを知る身として秋葉の動揺を理解しているのでしょう…けれどもいつまでもこの調子では。
いつきくんの元から逃げ出した秋葉はちょうど通りがかった路面電車に乗り込み…運転席ではしゃぐイモちゃんを思い出して嗚咽。そしてほどなくレオパルド前へ。

路面電車を操作して秋葉を連れてきた張本人でしょうにいざ本人を前にすると本を逆さに持ってわざとらしく素っ気ない態度。久しぶりに会う照れ隠しか、それとも全てを知った上でのこの態度か。ともかくレオパルドのいっぱいいっぱいさ、対人スキルの貧弱さが伝わってきますね。
「死んだ奴を死んだと言って何が悪い!?」
イモちゃんの死を聞かされて高笑いの末に「いまいましかったんだ!」と声を上げるレオパルド。そんな酷い態度に怒る秋葉に対し…死んだと言って悪くは無いけれども死んだ人を悪く言ってはいけない。ましてやその死を受け入れられず落ち込みMAXの秋葉を前にその態度は許されざるよ。空気読めないにもほどがあります。ここでレオパルドが男を見せると思ったのになあ。
なーんて所で秋葉を探しに来たクサンチッペの急襲です。イグジステンズの誘いに箱を被るコロニーのみなさん、箱人間に追い詰められた秋葉はこの期に及んで「箱に入りたい」と現実から逃避する気まんまんに。確かに箱へ入って一人の世界へ閉じこもってしまえば辛い現実を忘れられる、イモちゃんを失った悲しみも忘れられる。だがしかし秋葉のために命を投げ打ったイモちゃんのことを忘れてしまっていいのか? と思ってたらいつきくんがそのまんまのセリフを秋葉にぶつけてくれて溜飲が下がりました(笑
しかしいつきくんが秋葉を「好き」と感じる根拠がさっぱりわかりません。木星騒動の時に漏らした本心(追い詰められると本音が出るものです)からして「好き」とはほど遠いでしょうに…しばらく一緒に過ごして情が移ったって程度にしか思えない。

ひらりひらりと身をかわし敵QTアームズをなぎ倒すブーミン、ギャグキャラにあるまじき凛々しい表情は逆に言うと嫌な予感が…てな所へ地球から飛び立ちレオパルドへ向かうほのか&フォンと合流。フォンのケータイストラップがえらいことになってますな。
フォンの働きによって開花したQTローズはアンチQTの光を放ち、QTに操られていたみなさんはあっさり正気に。箱から救出された後に腑抜けていたのはQTの影響だけとも思えないのですが…箱に依存する気持ちまで完全リセットしてしまうのはどうなのだろう。箱へ入るきっかけはイグジステンズ催眠などのQTでしょうが、箱へ入ってからその生活に馴染み、最終的には箱が無いと生きていけなくなる「箱依存」はQTと無関係に発生する現象では? ならばあの時点でQTローズが発動しても無気力な状態へ戻るだけのような気がしますが…あまりツッコんでも仕方ないのでそういうことにしときますか。
一方のレオパルド内の砂漠に立てられたどこでもドアをほのかが開くと何か出てきた-! ナミお付きのイグジステンズのように馬形態のQTアームズ? 姿を現したほのか専用機(?)はイグジステンズのものより上半身が人間型に近い? あっちは顔が箱ですし。

冠・剣・華の揃ったレオパルドはついに自己実現を完了、要するにこの3つを揃えればOKだったのね。これで完成とはどんだけちゃぶ台返しな設定なんだ。というかこのうちどれ一つ取っても秋葉の力ではどうにもならない代物であり、つまり当初の流れどおり「秋葉だけ」に頼った状態ではレオパルドの自己実現など夢の夢だった。開始当初に集めてたキン○マやらの小物回収がせいぜい、秋葉の能力であの剣を発見し回収するのは不可能でしょう。
さてパーツが揃ったというに機能は回復せず、「剣の封印を解けるのは黄金銃と秋葉だけ」と聞かされ…ほのかの力強い言葉といつきくんの笑顔に立ち上がった秋葉、ここはベタながらいいシーンでした。機械的に物事を進めていた風のほのかにもきちんと感情があった、「イモの分も私が守る」は小さな勇気に最大の敬意を払うほのかの心情が表れたセリフでしたね。レオパルドとは大違いです。
てなわけで秋葉は黄金銃をぶっ放してレオパルドのポテンシャルを解放、剣を覆っていた岩がキャストオフされクサンチッペへ全力全壊の一撃を…ほんと一撃で勝負が付いてしまいました。なんとあっけない決着。
捕虜と化したクサンチッペを責める秋葉はイモちゃんの名を叫び、すると「生きてるわよ、ネルヴァル様の所で」と。なるほど冒頭の「あの子」とはイモちゃんのことでしたか。まあ十中八九復活すると踏んでいたけれども予想より早かったなあ。しかし都合よく死んだり生き返ったりする脚本はもはや慣れっこですがこのシリーズはちょっと酷い。キャラを殺して悲壮や落胆からの復活を描くのはあまりに安直、そして復活した頃にしれっと生還では重みも何も…。この流れに慣れてしまった視聴者はショッキングな死亡演出を見ても「どうせ生きてんだろ」ってなもので緊迫感もありません。
さてラスト3話を残すのみとなったソラカケガール。はたして全ての風呂敷をキッチリ畳んで心地よい結末を迎えることができますでしょうか。
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