2009-06-15(Mon)
夏のあらし! #11 世界は二人のために
はじめと共に過去へ飛んでしまったやよゐさん。

加奈子&やよゐさん編の決着です。

思いがけず通じてしまったはじめ&やよゐさん。光に包まれ飛んだ先は昭和20年3月11日、過去へ戻ったことで忌まわしき記憶が蘇ってしまったのか、それを再び封印するかの如くやよゐさんは意識を失ってしまう。この状況でも解決の糸口を探すべく行動を起こすはじめの逞しさ、彼の成長が窺える一コマでありました。しっかりオトコノコしてます。
軍需工場へ向かう道すがらに出会った親子はやよゐさんの知り合いのようでした。気絶していたやよゐさんがふと目を覚まし親子の顔を見ると…おそらくやよゐさんはこの親子が空襲で焼かれる場面を目撃していたのでしょう、ここで見せた空襲のイメージカットがいきなり怖すぎです。
目の前の親子を助けようと必死に空襲情報を伝えても本気にされず、つまり「過去へ飛びさえすれば必ず助けられるわけでは無い」ということ。事前に空襲の情報を伝えてもあの親子はやよゐさんの記憶どおりの結末を迎えるのでしょう。

今回のサブタイトルは「世界は二人のために」。1967年(昭和42年)発売の佐良直美デビュー曲、さすがにこのレベルになると「つい最近じゃん!」とは行きませんが40年も前の曲とも思えないのが正直なところ。こっちもおっさんになるわけだ(毎回書いてるなこれ。ともかく60年もの間二人きりで過ごしてきたやよゐさん&加奈子のメイン回にふさわしいサブタイトル…そういえば佐良直美ってレズビアン疑惑が(ゲフンゲフン
今回のOP聞き取り歌詞・幽星兵團。

風の吹く丘にて暫し休憩。意識の戻ったやよゐさんは記憶が混乱している様子でした。それでも自分が死んだことは覚えているようで、はじめのことを「死んだ兄」と勘違いし、60年に及ぶ加奈子との生活を淡々と語る様子はじつに切ない。
そんなところへ当時の加奈子が登場。時系列的には前回で見せたピアノ練習シーンの後、演芸会に誘われ怒り心頭で別れた後だけにやよゐさんとの遭遇は面白くありません。記憶が混乱しているやよゐさんvs加奈子の噛み合わない会話。もちろんやよゐさんにまったく悪気は無いけれど、加奈子の立場になれば怒りの火に油を注ぐようなものですね。
米軍機の機銃掃射に狙われるシーンはさすが今回の見せ場だけになかなかの迫力&緊迫感。倒れた加奈子を救おうとついに立ち上がったやよゐさんが走り寄り…自分の命も顧みず飛び出したやよゐさんに対し、はじめは恐怖のあまり身動きすら取れず。あの状況で飛び出せるのは戦争を経験した人だけだろうなあ。

ここでやよゐさんが加奈子を助けたことで歴史のピースがハマりました。交流を持とうと話しかけてくるやよゐさんを全力で拒絶し厳しい態度を続けた加奈子、しかし今回助けられたことで意識変化が訪れた。まあやよゐさん視点からすると60年来の親友の危機を見過ごせるはずもなく、しかし加奈子からすると「ついさっき酷い言葉で別れたきりのやよゐさん」に助けられたという形です。この辺の作りは面白い。
自分の足で立ち上がれた喜びを全身で表すやよゐさん。そして自らが喜ぶだけでなく「帰ったら加奈子が喜ぶ」と落涙、これも加奈子への思い、二人の仲が窺えるシーンでした。
やよゐさんの意識が元に戻って一件落着のはずが「この時代のあらしさんを見たい」というはじめの希望を叶えるべく動員先の工場へ。すると工場が動いていません。休電日のため稼働の止まった工場…それはつまり例の演芸会の日ということ。ちなみに昭和20年3月11日は本当に日曜日でした。
「君には何だか、初めて会った気がしないわ」
はじめの顔を覗き込んだあらしさんのさりげない伏線セリフ。この伏線回収を知りたい方は原作5巻を読むとよろしいです。なるほどねえ。このセリフを入れてきたということは2期があると踏んでいいのか?(いやいやいや

怒って出て行ったはずの加奈子が何故か演芸会に来てくれた。やよゐさんの記憶にあった演芸会当日の不思議な出来事は、60年後のやよゐさんが加奈子を助けたことによって開かれたルートでした。照れながら演芸会に顔を出す加奈子、はじめの大声で加奈子に気付いたやよゐさんは表情がパァっと明るく変わり本当に嬉しそう。この後二人でお話をして…以降の記憶に繋がるのでした。
加奈子を救ったやよゐさんを助けに来た加奈子(ややこしい。加奈子と通じてしまったグラサンは今後大変な思いをすることになりますがそれはまた別の話。ホント2期やってくれんかなあ。これにてやよゐさん&加奈子のストーリーは一段落ですが、彼女たちの活躍はここから先が本番なのですよ。これで終わりじゃもったいなさすぎ。
今回のEDは加奈子歌唱による「喝采」の特別バージョンでした。ジャケットサイコロはお休み。背景画像がこれまでのやよゐさん劇場ってのがまた(笑。しかし映像の雰囲気は良かったけれども歌が合っていなかったような気がします。むしろ今回のサブタイトル「二人は世界のために」を歌えばよかったのに。
そしてCパート。カヤ、恐ろしい子!(マヤとかけてる?
「グラスの仮面」
「グ……ガッー!」
恐ろしい子はあらしさんでした。

エンドカードはカントク氏。なぜカントク氏に回ったのかわかりませんが…かわいいのでよし(笑
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加奈子&やよゐさん編の決着です。

思いがけず通じてしまったはじめ&やよゐさん。光に包まれ飛んだ先は昭和20年3月11日、過去へ戻ったことで忌まわしき記憶が蘇ってしまったのか、それを再び封印するかの如くやよゐさんは意識を失ってしまう。この状況でも解決の糸口を探すべく行動を起こすはじめの逞しさ、彼の成長が窺える一コマでありました。しっかりオトコノコしてます。
軍需工場へ向かう道すがらに出会った親子はやよゐさんの知り合いのようでした。気絶していたやよゐさんがふと目を覚まし親子の顔を見ると…おそらくやよゐさんはこの親子が空襲で焼かれる場面を目撃していたのでしょう、ここで見せた空襲のイメージカットがいきなり怖すぎです。
目の前の親子を助けようと必死に空襲情報を伝えても本気にされず、つまり「過去へ飛びさえすれば必ず助けられるわけでは無い」ということ。事前に空襲の情報を伝えてもあの親子はやよゐさんの記憶どおりの結末を迎えるのでしょう。

今回のサブタイトルは「世界は二人のために」。1967年(昭和42年)発売の佐良直美デビュー曲、さすがにこのレベルになると「つい最近じゃん!」とは行きませんが40年も前の曲とも思えないのが正直なところ。こっちもおっさんになるわけだ(毎回書いてるなこれ。ともかく60年もの間二人きりで過ごしてきたやよゐさん&加奈子のメイン回にふさわしいサブタイトル…そういえば佐良直美ってレズビアン疑惑が(ゲフンゲフン
今回のOP聞き取り歌詞・幽星兵團。

風の吹く丘にて暫し休憩。意識の戻ったやよゐさんは記憶が混乱している様子でした。それでも自分が死んだことは覚えているようで、はじめのことを「死んだ兄」と勘違いし、60年に及ぶ加奈子との生活を淡々と語る様子はじつに切ない。
そんなところへ当時の加奈子が登場。時系列的には前回で見せたピアノ練習シーンの後、演芸会に誘われ怒り心頭で別れた後だけにやよゐさんとの遭遇は面白くありません。記憶が混乱しているやよゐさんvs加奈子の噛み合わない会話。もちろんやよゐさんにまったく悪気は無いけれど、加奈子の立場になれば怒りの火に油を注ぐようなものですね。
米軍機の機銃掃射に狙われるシーンはさすが今回の見せ場だけになかなかの迫力&緊迫感。倒れた加奈子を救おうとついに立ち上がったやよゐさんが走り寄り…自分の命も顧みず飛び出したやよゐさんに対し、はじめは恐怖のあまり身動きすら取れず。あの状況で飛び出せるのは戦争を経験した人だけだろうなあ。

ここでやよゐさんが加奈子を助けたことで歴史のピースがハマりました。交流を持とうと話しかけてくるやよゐさんを全力で拒絶し厳しい態度を続けた加奈子、しかし今回助けられたことで意識変化が訪れた。まあやよゐさん視点からすると60年来の親友の危機を見過ごせるはずもなく、しかし加奈子からすると「ついさっき酷い言葉で別れたきりのやよゐさん」に助けられたという形です。この辺の作りは面白い。
自分の足で立ち上がれた喜びを全身で表すやよゐさん。そして自らが喜ぶだけでなく「帰ったら加奈子が喜ぶ」と落涙、これも加奈子への思い、二人の仲が窺えるシーンでした。
やよゐさんの意識が元に戻って一件落着のはずが「この時代のあらしさんを見たい」というはじめの希望を叶えるべく動員先の工場へ。すると工場が動いていません。休電日のため稼働の止まった工場…それはつまり例の演芸会の日ということ。ちなみに昭和20年3月11日は本当に日曜日でした。
「君には何だか、初めて会った気がしないわ」
はじめの顔を覗き込んだあらしさんのさりげない伏線セリフ。この伏線回収を知りたい方は原作5巻を読むとよろしいです。なるほどねえ。このセリフを入れてきたということは2期があると踏んでいいのか?(いやいやいや

怒って出て行ったはずの加奈子が何故か演芸会に来てくれた。やよゐさんの記憶にあった演芸会当日の不思議な出来事は、60年後のやよゐさんが加奈子を助けたことによって開かれたルートでした。照れながら演芸会に顔を出す加奈子、はじめの大声で加奈子に気付いたやよゐさんは表情がパァっと明るく変わり本当に嬉しそう。この後二人でお話をして…以降の記憶に繋がるのでした。
加奈子を救ったやよゐさんを助けに来た加奈子(ややこしい。加奈子と通じてしまったグラサンは今後大変な思いをすることになりますがそれはまた別の話。ホント2期やってくれんかなあ。これにてやよゐさん&加奈子のストーリーは一段落ですが、彼女たちの活躍はここから先が本番なのですよ。これで終わりじゃもったいなさすぎ。
今回のEDは加奈子歌唱による「喝采」の特別バージョンでした。ジャケットサイコロはお休み。背景画像がこれまでのやよゐさん劇場ってのがまた(笑。しかし映像の雰囲気は良かったけれども歌が合っていなかったような気がします。むしろ今回のサブタイトル「二人は世界のために」を歌えばよかったのに。
そしてCパート。カヤ、恐ろしい子!(マヤとかけてる?
「グラスの仮面」
「グ……ガッー!」
恐ろしい子はあらしさんでした。

エンドカードはカントク氏。なぜカントク氏に回ったのかわかりませんが…かわいいのでよし(笑
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