2009-06-16(Tue)
宇宙をかける少女 #24 終末の呼び声
プリンス・オブ・ダークネス降臨。

ラストへ向けて急展開です。

まずはイモちゃん復活のカラクリから。カークウッドを守るべく反物質ミサイルへ捨て身の特攻を敢行したイモちゃん、「あんな小さい脱出ポッドで起爆?」「あれで起爆するなら他の方法がいくらでも…」と放映時にツッコミまくったこのシーンの真実はまさにツッコミどおりであり、衝突直前にネルヴァルの手によって転送→ミサイル撃墜というオチ。なるほどその後ネルヴァルがイモちゃんの行動を讃えていたのも頷けます。
ナミの隣に寝ている「あの子」とはもちろんイモちゃんでした。ミサイルに突っ込んで目を覚ましたら隣にナミがいた、「ナミ様もお亡くなりに…」とイモちゃんは自分が死んだと思っているだけに状況を把握できないでしょう。関係ないけど今回は作画が美麗、特にナミが美人すぎて久しぶりに眼福でありました。西澤作監回のナミは美人でよろしい。
えにぐまでのエプロン姿が板に付いてきたネルヴァルさん、イモちゃんとの会話を聞く限り悪者には見えませんね。ネルヴァルと聞いて最初は驚いていたイモちゃんでしたがすぐに復調、この作品の主役ってひょっとしたらイモちゃんなのではないか?と思えるほどストーリーの核心部分を語っていました。力でねじ伏せるでもなく、徹底した管理でもなく、人同士の関係のあり方はイモちゃん&秋葉のように互いの気持ちを通じ合うことが大切なのだと。
せっかく上手く作ったまんまる焼きに調味料スペシャルをかますネルヴァルさんは学習能力が高いのか低いのかよくわかりません。宇宙を覇するAIも味覚に関してはナビ人以下か(笑

イモちゃんの生存を知った秋葉はもちろん救出に向かうべく…しかしそうは風音が卸しません。確かにこの状況で秋葉がレオパルドから離れることは非常にマズいのですが…どうも風音姉さんはやり方がデジタルすぎるような。ナミへの態度然り、どれほど優秀で正しくとも始終この調子じゃ人は付いてこないでしょう。
秋葉の気持ちがわかりすぎるいつきくんはどうにかしてイモちゃんの所へ行かせてやりたい。任務遂行を何より優先していたいつきくんが秋葉のために私情全開のシーンは表情の豊かさもあって引き込まれるものがありました。彼女もまた人として成長しているのですね。いつきくんの思いに同調し、これまた人間的な感情を見せるなしても良かった。
てなわけで秋葉脱走作戦の開始です。ミニパト組から警備を引き継いだブーミンにデュラハンくんを差し向け…怪奇課に順応しまくりあっさり撃退のブーミンつええ! とはいえ懐中電灯に照らされたいつきくんを見て逃げ出しちゃったりダメじゃん(笑

もはや私的にはこの作品の主役たるつつじさん。ネルヴァル相手にまたしても日和るベンケイに喝、さらにネルヴァルに対し厳しいセリフの数々を。彼女の理想とする君主像から離れてしまったことを嘆き、人間に媚びているようにしか見えないと。
「私たち人間はあなたが思っているよりずっと狡猾で悪意に満ちた存在」
「三日天下にならぬよう気をつけることです。50年前のように」
ネルヴァリスト上層連中の腹をピシャリと言い当てるつつじさんの切れ具合、振り返った横顔の凛々しさったらたまりません。図星を突かれたように言い繕う上層連中の態度がこれまた。
しかし単身ネルヴァルに逆らう形となったベンケイはビビりまくり、動揺MAXでモノアイ周辺が渦巻いてるベンケイの表情ってかわいいよねえ(笑。そういえばつつじさんがネルヴァルに物申している最中もモノアイがゆらゆら揺れていて動揺まる出し、ネルヴァルとつつじさんの板挟みに潰されそうなベンケイがいいキャラすぎる。
太陽アタックの際に姿を消していたつつじさんはその間にベンケイの内部を調査していたとか。クサンチッペに斬りかかったときレバーを蹴飛ばしてチェンソーを動かしたのもこの調査の賜物でしたか。今回はさらに進んでハンドドリル型のリモコンにてチェンソーを操作し「自分のノコギリで八つ裂きにされたくなかったら言うことを聞くのね」とアクロバティックな脅し、いやはやベンケイもえらい人に見込まれてしまいましたなあ(笑
ベンケイに対し「神にしてあげる」と祭り上げ、22G帝国建立の野望に燃えるつつじさん。あっさりその気になるベンケイはほんと流されやすい子です(笑。しかしラスト2話でこの展開は今度こそ死亡フラグっぽい。

つつじさんに突き付けられた言葉が効いたのか、人間を理解することを諦めたネルヴァルさんはついに行動開始。しかし無闇に好戦的なナミとは考えが違い「私の計画は世界の破滅のためではない」と話し…ナミはまたしてもお払い箱に。あらら。ナミが乱暴に投げつけたイモちゃんを優しく受け止めるネルヴァルさんが印象的でした。
ジャンプアウト警報を受けて私服の高嶺姉さんが登場。このスタイルは久しぶりですが…出番これだけ? 出番の無かった桜は例の設計図の物を製作中? おそらく最終決戦へ向けての秘密兵器でしょうけどあまりチートなのは勘弁ね。
ベンケイはケジメとしてレオパルドへミラーを叩き返しに参上、しかしその時レオパルドは青パルドに支配されていました。この青パルドは何者なのか? レオパルドトロピカーナ改めプリンス・オブ・ダークネス、レオパルドの本当の姿と名乗るそれはどうやら剣の接続工程を省略したことで「妖刀」の影響が現れ、封印されていた本性が表へ出てきてしまった? ともかく先のつつじさんの言葉もありましたが、50年前にいったい何が起きたのやら気になるけれども残り2話、残り正味50分で全て決着付くのだろうか?
炎に包まれて倒れたつつじさんは今度こそピンチ? なーんて思っていたら最後の最後でネルヴァルさんの登場です。
「その様子ではまだまだこの世界は譲れんな。息子よ」
それとなく匂わせる描写も散見したのである程度予想していましたが…本当にこの流れになるとは。なんという壮大な親子喧嘩、反逆のレオパルド、スケール的には某ブリタニアの親子喧嘩を越えたか?(笑 しかしコロニーの親子関係って何を基準にしているのだろう。ネルヴァルAIのベースがフォンの父親とか?
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ラストへ向けて急展開です。

まずはイモちゃん復活のカラクリから。カークウッドを守るべく反物質ミサイルへ捨て身の特攻を敢行したイモちゃん、「あんな小さい脱出ポッドで起爆?」「あれで起爆するなら他の方法がいくらでも…」と放映時にツッコミまくったこのシーンの真実はまさにツッコミどおりであり、衝突直前にネルヴァルの手によって転送→ミサイル撃墜というオチ。なるほどその後ネルヴァルがイモちゃんの行動を讃えていたのも頷けます。
ナミの隣に寝ている「あの子」とはもちろんイモちゃんでした。ミサイルに突っ込んで目を覚ましたら隣にナミがいた、「ナミ様もお亡くなりに…」とイモちゃんは自分が死んだと思っているだけに状況を把握できないでしょう。関係ないけど今回は作画が美麗、特にナミが美人すぎて久しぶりに眼福でありました。西澤作監回のナミは美人でよろしい。
えにぐまでのエプロン姿が板に付いてきたネルヴァルさん、イモちゃんとの会話を聞く限り悪者には見えませんね。ネルヴァルと聞いて最初は驚いていたイモちゃんでしたがすぐに復調、この作品の主役ってひょっとしたらイモちゃんなのではないか?と思えるほどストーリーの核心部分を語っていました。力でねじ伏せるでもなく、徹底した管理でもなく、人同士の関係のあり方はイモちゃん&秋葉のように互いの気持ちを通じ合うことが大切なのだと。
せっかく上手く作ったまんまる焼きに調味料スペシャルをかますネルヴァルさんは学習能力が高いのか低いのかよくわかりません。宇宙を覇するAIも味覚に関してはナビ人以下か(笑

イモちゃんの生存を知った秋葉はもちろん救出に向かうべく…しかしそうは風音が卸しません。確かにこの状況で秋葉がレオパルドから離れることは非常にマズいのですが…どうも風音姉さんはやり方がデジタルすぎるような。ナミへの態度然り、どれほど優秀で正しくとも始終この調子じゃ人は付いてこないでしょう。
秋葉の気持ちがわかりすぎるいつきくんはどうにかしてイモちゃんの所へ行かせてやりたい。任務遂行を何より優先していたいつきくんが秋葉のために私情全開のシーンは表情の豊かさもあって引き込まれるものがありました。彼女もまた人として成長しているのですね。いつきくんの思いに同調し、これまた人間的な感情を見せるなしても良かった。
てなわけで秋葉脱走作戦の開始です。ミニパト組から警備を引き継いだブーミンにデュラハンくんを差し向け…怪奇課に順応しまくりあっさり撃退のブーミンつええ! とはいえ懐中電灯に照らされたいつきくんを見て逃げ出しちゃったりダメじゃん(笑

もはや私的にはこの作品の主役たるつつじさん。ネルヴァル相手にまたしても日和るベンケイに喝、さらにネルヴァルに対し厳しいセリフの数々を。彼女の理想とする君主像から離れてしまったことを嘆き、人間に媚びているようにしか見えないと。
「私たち人間はあなたが思っているよりずっと狡猾で悪意に満ちた存在」
「三日天下にならぬよう気をつけることです。50年前のように」
ネルヴァリスト上層連中の腹をピシャリと言い当てるつつじさんの切れ具合、振り返った横顔の凛々しさったらたまりません。図星を突かれたように言い繕う上層連中の態度がこれまた。
しかし単身ネルヴァルに逆らう形となったベンケイはビビりまくり、動揺MAXでモノアイ周辺が渦巻いてるベンケイの表情ってかわいいよねえ(笑。そういえばつつじさんがネルヴァルに物申している最中もモノアイがゆらゆら揺れていて動揺まる出し、ネルヴァルとつつじさんの板挟みに潰されそうなベンケイがいいキャラすぎる。
太陽アタックの際に姿を消していたつつじさんはその間にベンケイの内部を調査していたとか。クサンチッペに斬りかかったときレバーを蹴飛ばしてチェンソーを動かしたのもこの調査の賜物でしたか。今回はさらに進んでハンドドリル型のリモコンにてチェンソーを操作し「自分のノコギリで八つ裂きにされたくなかったら言うことを聞くのね」とアクロバティックな脅し、いやはやベンケイもえらい人に見込まれてしまいましたなあ(笑
ベンケイに対し「神にしてあげる」と祭り上げ、22G帝国建立の野望に燃えるつつじさん。あっさりその気になるベンケイはほんと流されやすい子です(笑。しかしラスト2話でこの展開は今度こそ死亡フラグっぽい。

つつじさんに突き付けられた言葉が効いたのか、人間を理解することを諦めたネルヴァルさんはついに行動開始。しかし無闇に好戦的なナミとは考えが違い「私の計画は世界の破滅のためではない」と話し…ナミはまたしてもお払い箱に。あらら。ナミが乱暴に投げつけたイモちゃんを優しく受け止めるネルヴァルさんが印象的でした。
ジャンプアウト警報を受けて私服の高嶺姉さんが登場。このスタイルは久しぶりですが…出番これだけ? 出番の無かった桜は例の設計図の物を製作中? おそらく最終決戦へ向けての秘密兵器でしょうけどあまりチートなのは勘弁ね。
ベンケイはケジメとしてレオパルドへミラーを叩き返しに参上、しかしその時レオパルドは青パルドに支配されていました。この青パルドは何者なのか? レオパルドトロピカーナ改めプリンス・オブ・ダークネス、レオパルドの本当の姿と名乗るそれはどうやら剣の接続工程を省略したことで「妖刀」の影響が現れ、封印されていた本性が表へ出てきてしまった? ともかく先のつつじさんの言葉もありましたが、50年前にいったい何が起きたのやら気になるけれども残り2話、残り正味50分で全て決着付くのだろうか?
炎に包まれて倒れたつつじさんは今度こそピンチ? なーんて思っていたら最後の最後でネルヴァルさんの登場です。
「その様子ではまだまだこの世界は譲れんな。息子よ」
それとなく匂わせる描写も散見したのである程度予想していましたが…本当にこの流れになるとは。なんという壮大な親子喧嘩、反逆のレオパルド、スケール的には某ブリタニアの親子喧嘩を越えたか?(笑 しかしコロニーの親子関係って何を基準にしているのだろう。ネルヴァルAIのベースがフォンの父親とか?
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