2009-06-19(Fri)
けいおん! #12 軽音
早くも最終回のけいおん。

「今いるこの講堂が私たちの武道館です!」

唯が風邪ひいた?との前回の引きから今回のアバンは唐突に紬の沢庵ネタ、何事かと思いきや高熱にうなされる唯の見た夢でした。様子を見るとかなり重症のようで、お姉ちゃんが心配でたまらない憂の様子もうなづけます。一人置いて出掛けるのはちょっと心配、というかこの家は親いないの?
前回の律に風邪をうつされたと思いきや実際の原因は…唯らしいっちゃ唯らしい原因です。バラエティに富んだ今年の学祭ライブ用ステージ衣装はさわちゃんGJ、スタイルの良い紬はどのコスチュームも似合ってました。バニー姿の紬の後でカキワリを片付ける唯がいい味、そして風邪をひくまでミニ浴衣を着ていたってのは唯の一直線っぷりがよくわかる話です。

ギターを抱いて寝込む唯を心配顔で見つめる憂のカットから元気に部室へ顔を出す唯へ。えらく回復が早いなあと思って見てたらどうも唯の声が違う? さっそく練習を始めるみなさん、すると得も知れぬ違和感が彼女たちを襲った! 常に一緒に演奏している仲間に異変があるとすぐわかるもの、まあこの場合の「異変」は通常と逆のベクトルではありました。演奏が完璧に合いすぎることに対する違和感、おそらく唯は譜面から外れたゆらぎの部分が大きく主張するタイプのギタリストなのでしょう。上手い下手を超えて「聴かせるギタリスト」ってのはそういうタイプに多いような気がします。というのは好意的すぎか。
付き合いのそれなりに長い部活メンバーやクラスメイトの梓すら気付かない入れ替わりにあっさり気付くさわちゃんはさすが、しかし根拠がバストサイズってのは(笑
ニセ唯の正体が明らかになったところで本物が登場。しかし熱のためすぐに倒れてしまい…朦朧とした意識の中で紬の顔を見た唯は「今度お茶漬けにさせてね」と呟き、意味がわからず「え?」と答える紬の反応がいい味でした。不甲斐ない自分を責めつつ梓に代役を頼む唯、ところが梓はお断り。
「みんなでできないのなら辞退したほうがマシです!」
梓はいつの間にそんな熱い子に?と思わなくもありませんが…全員揃ってステージに立つことを何より望む梓の思い、あれほどワクワクしていた学祭ライブも唯が抜けたら意味が無い。涙をこらえて部室を飛びだそうとする様子は何と切ないことか。そんな梓を制止する澪、ここでいろいろ仕切るのは部長の役目でしょうに(笑

あっという間に学祭当日へ。なかなか来ない唯を待つみなさん、「唯抜きの練習をしておこう」との声にあくまで反対の梓はじつに良い後輩です。しかしこのまま来なかったとしてもステージを放り出すわけにはいかず…てなところへ和が登場。唯のいない部室を眺めて「出演者全員準備完了」と記入する和、彼女はさすが付き合いが長いので唯の行動をすべて読めていた? ここで入った幼少期のザリガニエピソードは…どうなんだろ? もう少し手短に語ってもよかったような。
防寒バージョンのミニ浴衣を来た唯が登場。これなら風邪治りかけでも大丈夫ですね。そして拗ねる梓に抱き付いてご機嫌取り、って顔近いよ!
さてステージへ! あららギターが無い! さわちゃんのフライングVを渡されても唯は「他のギターは弾けない」とのことで困った困った。確かに慣れないギターは弾きにくいものですが…いやそれ以前に唯にフライングVは似合わなすぎか。そんなこと言ってる場合じゃないけど(笑

ギターが無い唯はどうするのか?と思っているうちにライブスタート。パッパと映るステージ上のメンバーに唯の姿はありません。代わりにギターを弾くさわちゃんがかっこいい!
その頃唯は自宅へギターを取りに走っていました。第1話の冒頭シーンに重ねた描写、唯抜きで進むステージと交互に切り替えて見せる演出はなかなか感動的です。ベタと言えばベタな演出ですけど。第1話の時と違い廊下で転びそうになっても踏ん張り、みんなの待つ学校へ走る唯の表情はキラキラ輝いていました。
お待ちかねのライブシーンは絶妙に手元をフレームアウトさせたアングルがほとんどで楽器演奏のリアリティとしては正直言って期待を下回りましたが…そんなことはどうでもよく思えるほど素晴らしいステージ描写でした。ボーカルを取る澪のシャウトする横顔、極度の照れ屋であるはずなのに「唯から預かったステージ」との思いか全力で歌う表情は力強い。唯を心配しているであろう表情をチラリと窺わせながら演奏する他メンバーの様子も細やかでした。
てなわけでギターを背負った唯がステージへ。一転して安堵するメンバー、唯と交代してステージを降りるさわちゃんのかっこよさったら! 最終回にしてさわちゃん株がストップ高でございます。

そういえば今回のステージは機材が強化されていました。ギターアンプはマーシャルのスタック×2セットとなり、ベースアンプもアンペグ(?)のスタックへ。これだけの機材をどこから調達したのか、高校の軽音部とは思えない贅沢な機材です。というか男手の無い女子校の学祭ステージでこんなゴッツイ機材をどうやって搬入したのだろう。などという野暮なツッコミは無しですね。
「もういっかーい!」
唯ボーカルで終わった後に紬が1人で演奏再開、意味に気付いた律がドラムを叩き始め、澪、梓と伝わっていく描写は熱すぎ。それまで冷静に見ていた私でしたが唯が振り返った瞬間に全身さぶいぼ、この一瞬で涙腺の壁が崩壊してしまいました。まだ終わりたくない!という軽音部メンバーのステージに対する思いが画面からほとばしる爽やかな感動。スタートが紬というのも良かった。本編では地味ながら誰よりも仲間思いの紬、それだけにこのステージに対する思い入れが一番強かったのかもしれません。ただミニ浴衣の中がキュアフレッシュ仕様だったのは大減点です(笑
というわけで2009年4月期作品にて常に話題をリードしてきたけいおんもついに最終回。3ヶ月ってほんと早い早い。練習もせずお茶会三昧、「かわいい」」の押し売りばかりになった辺りは少々視聴意欲が下がりましたがラストまで見ていてよかった。終わり良ければ全てよし、いい最終回でした。ではみなさまお疲れさま、ご縁がありましたらまた別作品のレビューでお会いいたしましょう。
…いやまだあと1回あるのか。
それはそうと

なんだこりゃあ(笑
キャラソン界初のデスメタル?
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「今いるこの講堂が私たちの武道館です!」

唯が風邪ひいた?との前回の引きから今回のアバンは唐突に紬の沢庵ネタ、何事かと思いきや高熱にうなされる唯の見た夢でした。様子を見るとかなり重症のようで、お姉ちゃんが心配でたまらない憂の様子もうなづけます。一人置いて出掛けるのはちょっと心配、というかこの家は親いないの?
前回の律に風邪をうつされたと思いきや実際の原因は…唯らしいっちゃ唯らしい原因です。バラエティに富んだ今年の学祭ライブ用ステージ衣装はさわちゃんGJ、スタイルの良い紬はどのコスチュームも似合ってました。バニー姿の紬の後でカキワリを片付ける唯がいい味、そして風邪をひくまでミニ浴衣を着ていたってのは唯の一直線っぷりがよくわかる話です。

ギターを抱いて寝込む唯を心配顔で見つめる憂のカットから元気に部室へ顔を出す唯へ。えらく回復が早いなあと思って見てたらどうも唯の声が違う? さっそく練習を始めるみなさん、すると得も知れぬ違和感が彼女たちを襲った! 常に一緒に演奏している仲間に異変があるとすぐわかるもの、まあこの場合の「異変」は通常と逆のベクトルではありました。演奏が完璧に合いすぎることに対する違和感、おそらく唯は譜面から外れたゆらぎの部分が大きく主張するタイプのギタリストなのでしょう。上手い下手を超えて「聴かせるギタリスト」ってのはそういうタイプに多いような気がします。というのは好意的すぎか。
付き合いのそれなりに長い部活メンバーやクラスメイトの梓すら気付かない入れ替わりにあっさり気付くさわちゃんはさすが、しかし根拠がバストサイズってのは(笑
ニセ唯の正体が明らかになったところで本物が登場。しかし熱のためすぐに倒れてしまい…朦朧とした意識の中で紬の顔を見た唯は「今度お茶漬けにさせてね」と呟き、意味がわからず「え?」と答える紬の反応がいい味でした。不甲斐ない自分を責めつつ梓に代役を頼む唯、ところが梓はお断り。
「みんなでできないのなら辞退したほうがマシです!」
梓はいつの間にそんな熱い子に?と思わなくもありませんが…全員揃ってステージに立つことを何より望む梓の思い、あれほどワクワクしていた学祭ライブも唯が抜けたら意味が無い。涙をこらえて部室を飛びだそうとする様子は何と切ないことか。そんな梓を制止する澪、ここでいろいろ仕切るのは部長の役目でしょうに(笑

あっという間に学祭当日へ。なかなか来ない唯を待つみなさん、「唯抜きの練習をしておこう」との声にあくまで反対の梓はじつに良い後輩です。しかしこのまま来なかったとしてもステージを放り出すわけにはいかず…てなところへ和が登場。唯のいない部室を眺めて「出演者全員準備完了」と記入する和、彼女はさすが付き合いが長いので唯の行動をすべて読めていた? ここで入った幼少期のザリガニエピソードは…どうなんだろ? もう少し手短に語ってもよかったような。
防寒バージョンのミニ浴衣を来た唯が登場。これなら風邪治りかけでも大丈夫ですね。そして拗ねる梓に抱き付いてご機嫌取り、って顔近いよ!
さてステージへ! あららギターが無い! さわちゃんのフライングVを渡されても唯は「他のギターは弾けない」とのことで困った困った。確かに慣れないギターは弾きにくいものですが…いやそれ以前に唯にフライングVは似合わなすぎか。そんなこと言ってる場合じゃないけど(笑

ギターが無い唯はどうするのか?と思っているうちにライブスタート。パッパと映るステージ上のメンバーに唯の姿はありません。代わりにギターを弾くさわちゃんがかっこいい!
その頃唯は自宅へギターを取りに走っていました。第1話の冒頭シーンに重ねた描写、唯抜きで進むステージと交互に切り替えて見せる演出はなかなか感動的です。ベタと言えばベタな演出ですけど。第1話の時と違い廊下で転びそうになっても踏ん張り、みんなの待つ学校へ走る唯の表情はキラキラ輝いていました。
お待ちかねのライブシーンは絶妙に手元をフレームアウトさせたアングルがほとんどで楽器演奏のリアリティとしては正直言って期待を下回りましたが…そんなことはどうでもよく思えるほど素晴らしいステージ描写でした。ボーカルを取る澪のシャウトする横顔、極度の照れ屋であるはずなのに「唯から預かったステージ」との思いか全力で歌う表情は力強い。唯を心配しているであろう表情をチラリと窺わせながら演奏する他メンバーの様子も細やかでした。
てなわけでギターを背負った唯がステージへ。一転して安堵するメンバー、唯と交代してステージを降りるさわちゃんのかっこよさったら! 最終回にしてさわちゃん株がストップ高でございます。

そういえば今回のステージは機材が強化されていました。ギターアンプはマーシャルのスタック×2セットとなり、ベースアンプもアンペグ(?)のスタックへ。これだけの機材をどこから調達したのか、高校の軽音部とは思えない贅沢な機材です。というか男手の無い女子校の学祭ステージでこんなゴッツイ機材をどうやって搬入したのだろう。などという野暮なツッコミは無しですね。
「もういっかーい!」
唯ボーカルで終わった後に紬が1人で演奏再開、意味に気付いた律がドラムを叩き始め、澪、梓と伝わっていく描写は熱すぎ。それまで冷静に見ていた私でしたが唯が振り返った瞬間に全身さぶいぼ、この一瞬で涙腺の壁が崩壊してしまいました。まだ終わりたくない!という軽音部メンバーのステージに対する思いが画面からほとばしる爽やかな感動。スタートが紬というのも良かった。本編では地味ながら誰よりも仲間思いの紬、それだけにこのステージに対する思い入れが一番強かったのかもしれません。ただミニ浴衣の中がキュアフレッシュ仕様だったのは大減点です(笑
というわけで2009年4月期作品にて常に話題をリードしてきたけいおんもついに最終回。3ヶ月ってほんと早い早い。練習もせずお茶会三昧、「かわいい」」の押し売りばかりになった辺りは少々視聴意欲が下がりましたがラストまで見ていてよかった。終わり良ければ全てよし、いい最終回でした。ではみなさまお疲れさま、ご縁がありましたらまた別作品のレビューでお会いいたしましょう。
…いやまだあと1回あるのか。
それはそうと

なんだこりゃあ(笑
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