2009-06-26(Fri)
けいおん! #13 冬の日!
本編も一段落して番外編。

それは寒い寒い冬の日のこと。
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それは寒い寒い冬の日のこと。
学祭ライブで綺麗にまとめた非常に良い最終回だった前回に続き、いよいよ本当の最終回です。形式としては「番外編」とのことなので気軽に見るか…と思っていたら意外に引き込まれてしまいました。寒い寒い冬の日の描写、大きなアクシデントやイベントが起きるわけでもない平穏な日々、そんな中で起きるあれこれな出来事。

アバンから何やら不穏な雰囲気。特に律はすれ違う学生を目で追ったり背後を確かめたり…普段必要以上に元気印の律が見せる憂いげな表情は何なのか。通りすがりのノラ猫にコミュニケーションを拒否された梓は早々に退散。これも伏線でしたか。
部室の律も相変わらず「心ここに在らず」な表情です。そんな空気も読まずにじゃれ付く唯は無敵の天然さんですなあ(笑。あまりの寒さに手袋のままギター、普通はこんなん弾けるわけありませんが…手袋をしたままベースを弾く人が実在するので練習次第で手袋ギターも不可能では無いかも。まあ普通はマフラーを外せないほど寒い部屋で棹物楽器はちょっと厳しい。いくら指を動かしても冷たいネックにかじかんでしまいます。
ここで唯が鍋パーティを提案しますがみなさんご辞退でボツとなり、今回はその当日に起きる各々の出来事が描かれることに。いくら同じ部活でも四六時中一緒にいるわけではなく、当然ですが「軽音部」として揃った描写が基本の作品にてこの視点は新鮮でした。

揃って下校する軽音部のみなさんの中からまず紬が離脱。理由をボカす様子が怪しい? 彼氏でもできたか? と噂をする面々。すると真っ先に囃し立てそうな律がこれまた微妙な表情を見せていました。さすが澪は付き合いが長いだけあって律の挙動に敏感ですね。ごまかすように澪と別れる律の様子がこれまた怪しすぎ。
前髪を下ろした寝起きの律は…かなり本気で唯かと思った(笑。ヘアバンドで上げた前髪は律の記号として非常に重要なアイテムでありますね。新聞を取った後にポストの中を気にしている様子はこの後の展開を知った上で見ると何とオトメチックな仕草でありましょう。かわいいぞ律。
ベッドに転がりながら手紙のようなものを読む姿、「前髪を下ろした君の姿も見てみたい」との記述に鏡の前で前髪を下ろしてみる仕草、弟に呼ばれると慌てて髪を上げる様子などなど、どのカットも繊細な描写に目が釘付けです。

紬は一人アルバイトを始めていました。経済状況を考えればバイトなどする必要は無いのですがお嬢様な紬は「普通の女子高生」への憧れが人一倍強く、またファーストフード店員への憧れも見せていましたのでバイト開始で「夢が叶った」とばかり満面の笑み。まあ動機はどうあれ若いうちから社会の仕組みを知っておくのは良いことです。
梓は友人から預かった子猫のお世話。猫じゃらしを構えても拒否されて涙目の梓がかわいい(笑。とはいえいつの間にか意思疎通ができたようで、あくびから伸びまでシンクロしている様子は何と微笑ましい風景か。
冬の海へ一人出掛けて歌詞執筆の澪。しかしこの状況だと渋~い演歌歌詞が浮かんでしまいそうな(笑
軽音部メンバーが各々忙しい中、唯は幸せそうに布団の人でありました。さもありなん。

冒頭で唯にやられたほっぺたタッチを弟に試す律。時折やんちゃしてますが基本的にいいお姉さんのようですね。弟と別れて一人になると…これまた微妙な表情を。ショウウインドウに映った視線からして前髪をかなり気にしている様子。普段の豪快さから想像付かない繊細な心の動き、例の手紙が律の心を乱しまくりです。ああ律もオンナノコなのだなあ。
受注ミスに慌てた紬は動揺のあまり固まってしまい、挙げ句にバイト仲間(先輩)へコーラを浴びせちゃったり失敗コンボを繰り広げ…ロッカーにて涙する紬がこれまた愛おしい。頭なでなでして慰めてあげたい。慣れないアルバイトとはいえイレギュラーに上手く対応できない様子はいかにも優等生お嬢様、軽音部の中では世話役の紬も社会へ出たらヒヨコ同然です。
梓は梓で子猫の急変に手も足も出ずうろたえるばかり。そんな各々のピンチを救ったのは唯からのメールでした。梓は怒ってましたけど結果オーライで(笑

梓の家はさすが親がジャズバンドやってるだけあって立派なオーディオに大量のレコードが並んでますね。この緊急時に唯が行ってどうなる?と思いきや憂が一緒なので心配ありませんでした(笑。猫が毛玉を吐くのは常識ですが…初めて見たらびっくりするのも無理はないかも。
別々に行動していたメンバーが唯のメールをきっかけに集結。いい加減でだらしない子ですがここ一番で中心に立つのはやはり唯なのですね。ここで発覚した前髪問題のオチ…お約束のオチでしたが律の見せた空回りっぷりには涙を禁じ得ません(笑。差出人もわからないラブレターを気にして前髪を下ろすか上げるか悩み続けていた様子は恋に恋するオンナノコそのもの、色恋沙汰を一切廃した「けいおん」の中で唯一見せたこの空気は賛否両論あるでしょうが…私は楽しかったのでどっちでもいいです。
相変わらず寒い部室に集まる軽音部のみなさん。「手の冷たい人は心が温かい」と聞いて窓に手を当てて冷やす紬がかわいい。そんな紬をしっかりフォローする唯、しかしそれは自分が蒔いた種を刈っただけだったり(笑
寒い部室でもみんな集まればあったかい。さりげない描写でしたが部員の繋がりが見えるいいシーンでした。今までのどのエピソードより軽音部の繋がりを上手く表現していたような。きっちりしたバンド活動ではないけれどもゆるーく楽しく軽音部する彼女たち、きっと彼女たちは卒業までの間ずっとこの調子で過ごすのでしょうね。あったかい仲間に囲まれながら。
さて「けいおん」はこれにて終了です。当初期待していた楽器ネタ、音楽ネタが意外なほど少なく、そのほとんどはゆるーい部活ライフ。途中必要以上に「かわいい」を押し売りしていたときはどうしたものかと思いましたが…12話ラストで演奏再開する紬の表情で全てチャラにしてお釣りもきました。全体を通せば作画も良く、細かな演出も見どころいっぱい、脚本は当たり外れがありましたがゆらぎの範囲内でしょう。主題歌の出来もよかった。とはいえ数ヶ月後にこの作品を覚えているか?と問われれば難しい。これだけ騒がれた作品ですが最終的には「心に残る」ような作品でもなかった気がします。まあ作るほうもそういうのを目指していないでしょうからこれで正解なのかも。
というわけで3ヶ月間お疲れさまでした。

アバンから何やら不穏な雰囲気。特に律はすれ違う学生を目で追ったり背後を確かめたり…普段必要以上に元気印の律が見せる憂いげな表情は何なのか。通りすがりのノラ猫にコミュニケーションを拒否された梓は早々に退散。これも伏線でしたか。
部室の律も相変わらず「心ここに在らず」な表情です。そんな空気も読まずにじゃれ付く唯は無敵の天然さんですなあ(笑。あまりの寒さに手袋のままギター、普通はこんなん弾けるわけありませんが…手袋をしたままベースを弾く人が実在するので練習次第で手袋ギターも不可能では無いかも。まあ普通はマフラーを外せないほど寒い部屋で棹物楽器はちょっと厳しい。いくら指を動かしても冷たいネックにかじかんでしまいます。
ここで唯が鍋パーティを提案しますがみなさんご辞退でボツとなり、今回はその当日に起きる各々の出来事が描かれることに。いくら同じ部活でも四六時中一緒にいるわけではなく、当然ですが「軽音部」として揃った描写が基本の作品にてこの視点は新鮮でした。

揃って下校する軽音部のみなさんの中からまず紬が離脱。理由をボカす様子が怪しい? 彼氏でもできたか? と噂をする面々。すると真っ先に囃し立てそうな律がこれまた微妙な表情を見せていました。さすが澪は付き合いが長いだけあって律の挙動に敏感ですね。ごまかすように澪と別れる律の様子がこれまた怪しすぎ。
前髪を下ろした寝起きの律は…かなり本気で唯かと思った(笑。ヘアバンドで上げた前髪は律の記号として非常に重要なアイテムでありますね。新聞を取った後にポストの中を気にしている様子はこの後の展開を知った上で見ると何とオトメチックな仕草でありましょう。かわいいぞ律。
ベッドに転がりながら手紙のようなものを読む姿、「前髪を下ろした君の姿も見てみたい」との記述に鏡の前で前髪を下ろしてみる仕草、弟に呼ばれると慌てて髪を上げる様子などなど、どのカットも繊細な描写に目が釘付けです。

紬は一人アルバイトを始めていました。経済状況を考えればバイトなどする必要は無いのですがお嬢様な紬は「普通の女子高生」への憧れが人一倍強く、またファーストフード店員への憧れも見せていましたのでバイト開始で「夢が叶った」とばかり満面の笑み。まあ動機はどうあれ若いうちから社会の仕組みを知っておくのは良いことです。
梓は友人から預かった子猫のお世話。猫じゃらしを構えても拒否されて涙目の梓がかわいい(笑。とはいえいつの間にか意思疎通ができたようで、あくびから伸びまでシンクロしている様子は何と微笑ましい風景か。
冬の海へ一人出掛けて歌詞執筆の澪。しかしこの状況だと渋~い演歌歌詞が浮かんでしまいそうな(笑
軽音部メンバーが各々忙しい中、唯は幸せそうに布団の人でありました。さもありなん。

冒頭で唯にやられたほっぺたタッチを弟に試す律。時折やんちゃしてますが基本的にいいお姉さんのようですね。弟と別れて一人になると…これまた微妙な表情を。ショウウインドウに映った視線からして前髪をかなり気にしている様子。普段の豪快さから想像付かない繊細な心の動き、例の手紙が律の心を乱しまくりです。ああ律もオンナノコなのだなあ。
受注ミスに慌てた紬は動揺のあまり固まってしまい、挙げ句にバイト仲間(先輩)へコーラを浴びせちゃったり失敗コンボを繰り広げ…ロッカーにて涙する紬がこれまた愛おしい。頭なでなでして慰めてあげたい。慣れないアルバイトとはいえイレギュラーに上手く対応できない様子はいかにも優等生お嬢様、軽音部の中では世話役の紬も社会へ出たらヒヨコ同然です。
梓は梓で子猫の急変に手も足も出ずうろたえるばかり。そんな各々のピンチを救ったのは唯からのメールでした。梓は怒ってましたけど結果オーライで(笑

梓の家はさすが親がジャズバンドやってるだけあって立派なオーディオに大量のレコードが並んでますね。この緊急時に唯が行ってどうなる?と思いきや憂が一緒なので心配ありませんでした(笑。猫が毛玉を吐くのは常識ですが…初めて見たらびっくりするのも無理はないかも。
別々に行動していたメンバーが唯のメールをきっかけに集結。いい加減でだらしない子ですがここ一番で中心に立つのはやはり唯なのですね。ここで発覚した前髪問題のオチ…お約束のオチでしたが律の見せた空回りっぷりには涙を禁じ得ません(笑。差出人もわからないラブレターを気にして前髪を下ろすか上げるか悩み続けていた様子は恋に恋するオンナノコそのもの、色恋沙汰を一切廃した「けいおん」の中で唯一見せたこの空気は賛否両論あるでしょうが…私は楽しかったのでどっちでもいいです。
相変わらず寒い部室に集まる軽音部のみなさん。「手の冷たい人は心が温かい」と聞いて窓に手を当てて冷やす紬がかわいい。そんな紬をしっかりフォローする唯、しかしそれは自分が蒔いた種を刈っただけだったり(笑
寒い部室でもみんな集まればあったかい。さりげない描写でしたが部員の繋がりが見えるいいシーンでした。今までのどのエピソードより軽音部の繋がりを上手く表現していたような。きっちりしたバンド活動ではないけれどもゆるーく楽しく軽音部する彼女たち、きっと彼女たちは卒業までの間ずっとこの調子で過ごすのでしょうね。あったかい仲間に囲まれながら。
さて「けいおん」はこれにて終了です。当初期待していた楽器ネタ、音楽ネタが意外なほど少なく、そのほとんどはゆるーい部活ライフ。途中必要以上に「かわいい」を押し売りしていたときはどうしたものかと思いましたが…12話ラストで演奏再開する紬の表情で全てチャラにしてお釣りもきました。全体を通せば作画も良く、細かな演出も見どころいっぱい、脚本は当たり外れがありましたがゆらぎの範囲内でしょう。主題歌の出来もよかった。とはいえ数ヶ月後にこの作品を覚えているか?と問われれば難しい。これだけ騒がれた作品ですが最終的には「心に残る」ような作品でもなかった気がします。まあ作るほうもそういうのを目指していないでしょうからこれで正解なのかも。
というわけで3ヶ月間お疲れさまでした。
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