2009-07-05(Sun)
涼宮ハルヒの憂鬱 #14 エンドレスエイト
まさかまさかのエンドレスサマー。

15499回目の夏休み。
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15499回目の夏休み。
ネタバレ自重派にとって何ともむず痒かったこの1週間、ようやく思いの丈をぶちまけられる!と思いきや…まさかまだ引っ張るとは! 前回レビューでも書きましたがこのエピソードはハルヒシリーズの中でもお気に入りの短編で、ベテランのオタクならば誰でも衝撃を受けたであろう「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」を彷彿とさせる、サブタイトルどおり「終わりのない8月」つまり延々と夏休みをループしてしまうお話です。好きなんですよこういうの。 あれ? これと同じ文章を先週も書いたような気がするなあ…何だか強烈なデジャブが…。
さて3回目のエンドレスエイトです。100人に聞けば100人が「今回が解決編」と予想したであろう15499回目の夏休みはまたしても未解決のまま終わってしまいました。時間ループの話は数あれどこれほど忠実にループを表現した作品は未だかつて見たことがありません。いや普通はこんなの許されませんよね。まさにハルヒならでは、1期第1話で「ミクルの冒険」をやらかしただけのことはあります。
今回のエンドレスエイトは前回の脚本とほぼ同一、後半にてキョンがループを教えられた以降のシーンもほぼそのままでした。前回あれほどショックを受けたキョンが今回も同じ反応をして、しかしループから抜け出す手段を思いつかないままハルヒと別れ、諦めた様子で8/31のベッドへ入ってしまう。果たしてこのループはいつ終わるのか? 終えることができるのか? 全てのループを覚えている長門ほどではありませんがその感覚を視聴者に疑似体験させる手法としては非常に贅沢な見せ方、さらに言うと「ループから抜けだそうともがくキョンの苦悩」すら繰り返されたものだったという空恐ろしさ…長門はその光景を含め全て覚えているのです。長門はプールや喫茶店で退屈そうな表情を見せていましたが、一番辛いのは夜の公園でループの説明をする時だったのではないでしょうか。
というわけで今回のレビューは前回、前々回との差分を見ながらつらつらと語ってみましょう。うちは最速ではないので既に同案多数でしょうけど私が楽しいからいいの。ちなみに画像左列が前々回(12話)、中列が前回(13話)、右列が今回(14話)の描写です。前回のレビューと内容が似ているのはデジャブですので気になさらぬよう。きっと疲れてるんですよ。

ソファーに寝そべるキョン。服装が微妙に違い、今回は妹ちゃんが奥のテーブルで宿題をやっていました。キョンのデジャブ表現はますます強まり、ハルヒからの電話内容もほとんど覚えている? ハルヒが一方的にしゃべってくるのがわかっているせいか受話器を耳に当てさえしません。
高校野球の試合経過は今回も城南大付属が8点目のソロホームラン。

駅前に集合。長門以外の服装が前々回、前回と違っています。
舞台は庶民プールへ。前回今回はキョンのデジャブやループネタバレ以降以外の脚本まで同一で、その同じ脚本を各話の演出家が各々の解釈で映像化したようです。例えばプールを前にしたハルヒが塩素の匂いを嗅いで「この消毒液の匂い、いかにもって気がするわ」→ハルヒがプールへ飛び込む→「早く来なさい」のカットを見ても各演出家の表現方法が違っていてじつに面白い。

ハルヒ含めて全員の水着が違っています。キョン&古泉の会話シーンも演出の違いが顕著に見られ、プールサイドで絶望する長門の描写も各演出の差が見て取れますね。

プールで出会った女の子たちを連れてきたハルヒ。キョンはのデジャブはますます強まり記憶リセットの効果がかなり弱まっていることがわかります。と同時に今回も古泉にデジャブ表現があり…デジャブに悩まされている二人に対しみくるはデジャブを感じていない? 未来人はその辺に耐性(と言っていいのか?)があるのでしょうか。
プール後の喫茶店は座る位置に加えてアングルも変更。今回はハルヒが通路側に座っており、見比べるとどうやら席次に規則性は無さそうです。
ハルヒが書いてきた計画表は今回も書き方が違っていました。前回に続いて古泉が計画表を手に取って確認、その様子からして古泉のデジャブもかなり強烈そうです。
今回は長門が黙々とソーダを飲むシーンは無し、会計を終えたキョンが店外へ出てからのシーンもありませんでした。

盆踊りに向けて浴衣を買いに。行った店は前回とも違う店のようです。この界隈に何軒呉服屋があるのか(笑。もちろん今回も浴衣の柄は変わり、浴衣姿のみくるに襲いかかるハルヒの描写も違っていました。

盆踊り会場にて今回もキョンが強めのデジャブ。ハルヒ&みくるは既定どおり金魚すくいへ、そして長門はまたしてもお面を買いに。お面の前で見せる諦めにも似た表情も同じです。最初のエンドレスエイトの時は興味深げにお面屋へ出向いて購入、しかし以降はこの表情、つまり最初のエンドレスエイトは1回目の夏休みを描いたものだったのかも。
また2回目以降は長門に対しキョンがお面を買ってあげようとするアクションがあります。その理由として「何となく世話になっているような気がする」というのはデジャブの一環、長門がこの延々と続くループをずっと見守っていることをキョンは微かに覚えているのでしょう。

今回のお面もデザイン違いなれど似たようなウルトラマンもどき。顔に被って表情を見せませんが…お面の下はおそらく前回と同じような表情なのだろうなあ。
盆踊りの後は河原にて花火です。ハルヒが手にする花火が違い、今回はキョンがロケット花火を使いません。そしてこの辺から止め絵が連発し始めました。

昆虫採集の服装も違い、長門が捕まえた虫は蝶へ変更。私は蝶に明るくないので種はわかりませんが希少種なのかな。
今回も着ぐるみアルバイト。ループ中のアルバイトは6つに分岐するとのことなのでどうせなら違うバイトを見せてくれればいいのに…と思わなくもありません。次のループでは変わるかも?

真夏の着ぐるみは確かにキツい。今回はキョンがKOされてしまいました(笑。そんな所へハルヒ登場、もちろん服装は違い…今回はアイスを持っていませんね。事務所内部の背景は今回も使い回しではなく別起こしのようです。

夜の公園にてループのネタばらしシーン。泣きじゃくるみくるを始め、他のメンツも服装が違っています。演出も大幅に変更、というかこれは演出家による表現の差でしょう。同じ脚本から上がった映像にこれだけの差が出るとはほんと面白い。作画は前回のほうが好みですが演出的には今回のが好みかも。表情を見せずに淡々と語る長門の描き方は得体の知れぬ恐ろしさを感じます。てなわけで長門の映し方から深読みすればいくらでも文字数を稼げそうですが、長門からしたら15498回も15499回も心情的には大して変わらんような(笑
ちなみにアニメでは前回今回の2回しか描かれていませんが…じつは原作に於いて「ループに気付きながら抜け出せなかった回数」を長門から教えられるくだりがあるのです。ループに足掻いて抜け出せなかったのは前回が初めてではないのですね。というわけで今回のループはその重さ、それを含めて全て覚えているにも関わらず一切口出しをしない(できない)長門の苦悩・やり切れなさをも視聴者に疑似体験させる丁寧な作り。

公園でのネタばらしの後は計画表どおりに天体観測からバッティング練習等々のノルマをこなし続けます。天体観測のシーンにてキョン&古泉の会話はBL成分が薄まった?(笑。バッティングセンター以降は止め絵をパッパッと切り替えて見せるだけ…まるで「アルバムの写真」を眺めているようでした。何度となく繰り返されたSOS団夏休みイベントは長門からすると過去のアルバムを見ているのと同じ、好意的に解釈すればおそらくそういう意図もあるのでしょう。
バッティングセンターベンチでの長門の描写は止め絵に含まれるだけで別カットは無し。画像スペースを空けといても仕方ないので海水浴での水着姿を貼っときます(笑

夏休みイベントを着々と消化するSOS団のみなさん。明度彩度を下げられ映像面から異常に恐怖感を煽った前回と違い今回は止め絵による演出です。そうこうしているうちに運命の8/30がやって来ました。

全ての予定を消化した8/30。前回はトーンを落とされた映像によって全力で恐怖演出を見せましたが今回は普通に。普通って言うなあ! 続くキョンのデジャブは…ループの事実を知っているせいもあるでしょうがもはやデジャブと言えないレベル、ハルヒを引き留めようと焦るキョンが何と歯がゆい。後から抱きしめて「I love you.」と囁いてしまえ!(笑

「またあさって、部室で会いましょう」
結局今回もキョンは解決策を見つけることができず、ハルヒは一人光の中へ去ってしまいました。その後も展開は変わらず11:45にベッドへ入ったキョンはそのまま就寝、そのままEDに入っちまった時はしばらくポカーンでした。このループ継続にゴーサインを出した京アニの英断には頭が下がります。
原作既読者含めてまさかまさかのの展開です。原作ページ数で言えば80Pに満たないエピソードをここまで引っ張るとは。まあ私としては元々好きなエピソードですし、こういう実験作のような見せ方は大歓迎というかハルヒってそういうものでしょう? 「しつこい!」とお怒りの方々には申し訳ありませんが京アニの演出家全員分繰り返して頂いても結構、こうなったらとことん付き合いますよ。
さて3回目のエンドレスエイトです。100人に聞けば100人が「今回が解決編」と予想したであろう15499回目の夏休みはまたしても未解決のまま終わってしまいました。時間ループの話は数あれどこれほど忠実にループを表現した作品は未だかつて見たことがありません。いや普通はこんなの許されませんよね。まさにハルヒならでは、1期第1話で「ミクルの冒険」をやらかしただけのことはあります。
今回のエンドレスエイトは前回の脚本とほぼ同一、後半にてキョンがループを教えられた以降のシーンもほぼそのままでした。前回あれほどショックを受けたキョンが今回も同じ反応をして、しかしループから抜け出す手段を思いつかないままハルヒと別れ、諦めた様子で8/31のベッドへ入ってしまう。果たしてこのループはいつ終わるのか? 終えることができるのか? 全てのループを覚えている長門ほどではありませんがその感覚を視聴者に疑似体験させる手法としては非常に贅沢な見せ方、さらに言うと「ループから抜けだそうともがくキョンの苦悩」すら繰り返されたものだったという空恐ろしさ…長門はその光景を含め全て覚えているのです。長門はプールや喫茶店で退屈そうな表情を見せていましたが、一番辛いのは夜の公園でループの説明をする時だったのではないでしょうか。
というわけで今回のレビューは前回、前々回との差分を見ながらつらつらと語ってみましょう。うちは最速ではないので既に同案多数でしょうけど私が楽しいからいいの。ちなみに画像左列が前々回(12話)、中列が前回(13話)、右列が今回(14話)の描写です。前回のレビューと内容が似ているのはデジャブですので気になさらぬよう。きっと疲れてるんですよ。

ソファーに寝そべるキョン。服装が微妙に違い、今回は妹ちゃんが奥のテーブルで宿題をやっていました。キョンのデジャブ表現はますます強まり、ハルヒからの電話内容もほとんど覚えている? ハルヒが一方的にしゃべってくるのがわかっているせいか受話器を耳に当てさえしません。
高校野球の試合経過は今回も城南大付属が8点目のソロホームラン。

駅前に集合。長門以外の服装が前々回、前回と違っています。
舞台は庶民プールへ。前回今回はキョンのデジャブやループネタバレ以降以外の脚本まで同一で、その同じ脚本を各話の演出家が各々の解釈で映像化したようです。例えばプールを前にしたハルヒが塩素の匂いを嗅いで「この消毒液の匂い、いかにもって気がするわ」→ハルヒがプールへ飛び込む→「早く来なさい」のカットを見ても各演出家の表現方法が違っていてじつに面白い。

ハルヒ含めて全員の水着が違っています。キョン&古泉の会話シーンも演出の違いが顕著に見られ、プールサイドで絶望する長門の描写も各演出の差が見て取れますね。

プールで出会った女の子たちを連れてきたハルヒ。キョンはのデジャブはますます強まり記憶リセットの効果がかなり弱まっていることがわかります。と同時に今回も古泉にデジャブ表現があり…デジャブに悩まされている二人に対しみくるはデジャブを感じていない? 未来人はその辺に耐性(と言っていいのか?)があるのでしょうか。
プール後の喫茶店は座る位置に加えてアングルも変更。今回はハルヒが通路側に座っており、見比べるとどうやら席次に規則性は無さそうです。
ハルヒが書いてきた計画表は今回も書き方が違っていました。前回に続いて古泉が計画表を手に取って確認、その様子からして古泉のデジャブもかなり強烈そうです。
今回は長門が黙々とソーダを飲むシーンは無し、会計を終えたキョンが店外へ出てからのシーンもありませんでした。

盆踊りに向けて浴衣を買いに。行った店は前回とも違う店のようです。この界隈に何軒呉服屋があるのか(笑。もちろん今回も浴衣の柄は変わり、浴衣姿のみくるに襲いかかるハルヒの描写も違っていました。

盆踊り会場にて今回もキョンが強めのデジャブ。ハルヒ&みくるは既定どおり金魚すくいへ、そして長門はまたしてもお面を買いに。お面の前で見せる諦めにも似た表情も同じです。最初のエンドレスエイトの時は興味深げにお面屋へ出向いて購入、しかし以降はこの表情、つまり最初のエンドレスエイトは1回目の夏休みを描いたものだったのかも。
また2回目以降は長門に対しキョンがお面を買ってあげようとするアクションがあります。その理由として「何となく世話になっているような気がする」というのはデジャブの一環、長門がこの延々と続くループをずっと見守っていることをキョンは微かに覚えているのでしょう。

今回のお面もデザイン違いなれど似たようなウルトラマンもどき。顔に被って表情を見せませんが…お面の下はおそらく前回と同じような表情なのだろうなあ。
盆踊りの後は河原にて花火です。ハルヒが手にする花火が違い、今回はキョンがロケット花火を使いません。そしてこの辺から止め絵が連発し始めました。

昆虫採集の服装も違い、長門が捕まえた虫は蝶へ変更。私は蝶に明るくないので種はわかりませんが希少種なのかな。
今回も着ぐるみアルバイト。ループ中のアルバイトは6つに分岐するとのことなのでどうせなら違うバイトを見せてくれればいいのに…と思わなくもありません。次のループでは変わるかも?

真夏の着ぐるみは確かにキツい。今回はキョンがKOされてしまいました(笑。そんな所へハルヒ登場、もちろん服装は違い…今回はアイスを持っていませんね。事務所内部の背景は今回も使い回しではなく別起こしのようです。

夜の公園にてループのネタばらしシーン。泣きじゃくるみくるを始め、他のメンツも服装が違っています。演出も大幅に変更、というかこれは演出家による表現の差でしょう。同じ脚本から上がった映像にこれだけの差が出るとはほんと面白い。作画は前回のほうが好みですが演出的には今回のが好みかも。表情を見せずに淡々と語る長門の描き方は得体の知れぬ恐ろしさを感じます。てなわけで長門の映し方から深読みすればいくらでも文字数を稼げそうですが、長門からしたら15498回も15499回も心情的には大して変わらんような(笑
ちなみにアニメでは前回今回の2回しか描かれていませんが…じつは原作に於いて「ループに気付きながら抜け出せなかった回数」を長門から教えられるくだりがあるのです。ループに足掻いて抜け出せなかったのは前回が初めてではないのですね。というわけで今回のループはその重さ、それを含めて全て覚えているにも関わらず一切口出しをしない(できない)長門の苦悩・やり切れなさをも視聴者に疑似体験させる丁寧な作り。

公園でのネタばらしの後は計画表どおりに天体観測からバッティング練習等々のノルマをこなし続けます。天体観測のシーンにてキョン&古泉の会話はBL成分が薄まった?(笑。バッティングセンター以降は止め絵をパッパッと切り替えて見せるだけ…まるで「アルバムの写真」を眺めているようでした。何度となく繰り返されたSOS団夏休みイベントは長門からすると過去のアルバムを見ているのと同じ、好意的に解釈すればおそらくそういう意図もあるのでしょう。
バッティングセンターベンチでの長門の描写は止め絵に含まれるだけで別カットは無し。画像スペースを空けといても仕方ないので海水浴での水着姿を貼っときます(笑

夏休みイベントを着々と消化するSOS団のみなさん。明度彩度を下げられ映像面から異常に恐怖感を煽った前回と違い今回は止め絵による演出です。そうこうしているうちに運命の8/30がやって来ました。

全ての予定を消化した8/30。前回はトーンを落とされた映像によって全力で恐怖演出を見せましたが今回は普通に。普通って言うなあ! 続くキョンのデジャブは…ループの事実を知っているせいもあるでしょうがもはやデジャブと言えないレベル、ハルヒを引き留めようと焦るキョンが何と歯がゆい。後から抱きしめて「I love you.」と囁いてしまえ!(笑

「またあさって、部室で会いましょう」
結局今回もキョンは解決策を見つけることができず、ハルヒは一人光の中へ去ってしまいました。その後も展開は変わらず11:45にベッドへ入ったキョンはそのまま就寝、そのままEDに入っちまった時はしばらくポカーンでした。このループ継続にゴーサインを出した京アニの英断には頭が下がります。
原作既読者含めてまさかまさかのの展開です。原作ページ数で言えば80Pに満たないエピソードをここまで引っ張るとは。まあ私としては元々好きなエピソードですし、こういう実験作のような見せ方は大歓迎というかハルヒってそういうものでしょう? 「しつこい!」とお怒りの方々には申し訳ありませんが京アニの演出家全員分繰り返して頂いても結構、こうなったらとことん付き合いますよ。
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