2009-07-28(Tue)
CANAAN #04 呉れ泥む
もう失いたくない…。

徐々に明らかになるカナンの過去。
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徐々に明らかになるカナンの過去。
自分を救うためとは言え何の躊躇もなく人を殺すカナンを見たマリアは自己のイメージとの違い、今まで目を背けてきたカナンの「背負う物」を唐突に突き付けられ思わず拒絶してしまった。みのさんを追い出したホテルの部屋で一人ズンドコに落ち込むマリア、カナンの全てを受け入れ、再び仲良く笑い合う日が来るのでしょうか。

今回はカナンの過去が少しずつ明らかに。UAウイルスの実験が行われた村で生き残った少女はシャムによって助け出され、やがて行動を共にするようになった。実験によって荒廃した村、シャムの「見たくない物は目を逸らせばいい」というセリフはマリアが行ってきたことと通じますね。ちなみにカナンは既に共感覚を身につけているようです。
崖の上に立つシャムの左腕に例の入れ墨があります。なるほどカナンの言った「好きな人とお揃い」というのはアルファルドではなくシャムのことでした。アルファルドとは過去ラブラブだったのに何かのきっかけでいがみ合う仲に…てな展開かと思いきやあっさりハズレ。アルファルドの腕に同じ入れ墨があるのは、要するにシャムとアルファルドにも深い繋がりがあったということ。こっちの二人も何か重い事情がありそうですがその話はもう少し先? 第2話のシャワーシーンで見せたシャムからの手紙の内容が気になるところです。
「銃は好きだ。色がないから」
テレパスの苦悩、のようなネタは結構お約束ですが、カナンも同様の悩みを感じているようですね。共感覚によって他人の感情が見えてしまう、それがみんな好意ならばいいのでしょうけれどもカナンの目に入る色はたいてい敵意であり、四六時中憎しみの青い光に囲まれる生活の中で「無色」に惹かれるのもわかるような気がします。「見たくないものから目を逸らせない」カナンの苦悩も含めて。しかしこんな幼い少女に93Rとは少々過剰装備ではなかろうか。この頃からベレッタが好きなのかな。

シャムとラブラブな様子、そして入れ墨の理由は「家族の証」と呟くカナン。おそらく例の実験にて家族を全て失ったカナンにとってシャムは唯一の拠り所だったのでしょう。そういえば「カナン」の名付けはシャムだったのですね。本名は別にあるようですが言葉を遮ってカナンと名付けた。「希望の地」の意である「カナン」と名付けた意味は何なのだろう。聖書では「約束の地」と表記されているようですがほとんど同義、UAウイルスを含めた人類の混沌を超えて到達すべく選ばれた存在?
「私の名前か? カナン…」
またシャムを殺した去り際に「お前になれなかった何処にでもいるテロリスト」と言うアルファルド。これも過去にシャムと深い繋がりがあったことを匂わせるセリフです。何故彼女がシャムを殺したのかはまだ不明ですが、これをきっかけにカナンvsアルファルドの構図が出来上がったようですね。
蛇の入れ墨に流れる鮮血はシャムとの別れを思い出させ、それは「マリアとの決別」をも暗示させるもの。冷静さを失ったマリアはシャムの幻影に対しても「もう失いたくない」と必死の表情、これは嫌な予感がしますね。

立てこもった部屋から出てきたマリアは目を腫らして相変わらずのズンドコ状態でした。そんなマリアを引っ張り出すみのさんは何だかんだでいい人です。タクシーの運ちゃんは相変わらずのハイテンション♪ こりゃCD買わないと。
上海蟹を食べてご機嫌が戻ったマリア。簡単だなあ(笑。その店ではお約束どおりユンユンがバイト中。素晴らしい二胡の演奏に思わずのけぞる二人、マリアはユンユンを覚えていたようですがみのさんは胸を見て違和感を…そういや胸しか見てなかったもんなあ(笑
夏目とサンタナに繋がりがありました。上手くいかなかった仕事とは第1話で見せた着ぐるみ男の保護のことでしょうか。夏目の言葉によれば「あの村を消した」のはサンタナらしく、つまり蛇の幹部だった過去がある? 「ベッドで喜ばせるさ」とサンタナが去った後にパフェスプーンを舐める夏目の仕草はとんでもなくエロい演出でした。誰か夏目を喜ばせてあげて(笑

確かにベッドで喜んでいるハッコー。そういう意味かい。しかし現実問題としてUAウイルス保菌者とナニした場合マズいことになったりしないのだろうか? 村を滅ぼした罰として自らもUAウイルスによる断末魔、なんて展開は無しかな。今回もハッコーは全然しゃべりませんが声を出せないわけでも無さげ。ウイルスの影響で言語関係に障害があるのかも。
対テロ国際安全協力会議のパーティに姿を現したアルファルドご一行さま。どうやらその警備を担当する「ダイダラ社」の偉いさんとしての参加とのこと。対テロ会議の警備をテロリストが担当するってのは穏やかではありません。颯爽とパーティへ向かうアルファルドに心酔しているリャンチー、そしてガスガンの銃口に心酔しているカミングズ。大丈夫かこいつら(笑
そんな光景を狙う静かな野獣の目。マリアをさらって「拒絶」に至る事件を引き起こしたことに対する怒り、「憎しみは何も生み出さない」とわかっていながら仕留めずにいられない焦燥、裏腹に座った眼光は追い詰められているカナンの心境を表していますね。
その頃マリアはカニをたらふく食った後に一人でお散歩とか。どこまで危機感が無いのか…と心配になりますがマリアはマリアでいろいろ考えているようです。カナンとのデートで回った場所を一人で走る姿はかなり切ない。あの日はあんなに楽しかったのに。

ピンチになるといつも助けに来てくれたカナン。どうしてもカナンの姿を見つけられないマリアはタムロするいかにも悪人顔の中国人たちを前に…そのまま突っ込んで自らピンチを作り出すのかとヒヤヒヤでした。マリアがカメラを持つ理由、見えているけど目を逸らしていたのはカナンが背負った修羅のこと。カメラのレンズを通して見ればショックは和らぐけれどそれではいけない、マリアは自分の目で見て自分で判断しなければいけないと気付いた…のはいいけれど言葉の通じないゴロツキ相手にいきなり叫んだら危ないって。いい話なのだけどマリアには見ていてハラハラですよ(笑
そんなピンチに突然現れたユンユン。友達のふりをしてマリアに抱き付いた後は手を引いて脱出、偶然にしては出来すぎたタイミングです。おそらくマリアを尾行・監視していたのでしょうね。こういう関係の場合対象者と知り合いになってしまってはマズいだろうに…助けられたマリアはユンユンに興味津々です。そりゃ行く先行く先で顔を合わせてこの救出劇ですから無理もありません。次回予告を見るとマリア&ユンユンはさらに親交を深めるようで…はたしてこの二人の関係はどういう方向へ進みますやら。

化粧室にてアルファルドを狙うカナン、鏡越しの会話から一発撃っての戦闘開始は瞬きすら惜しいほどのスピード感・緊迫感・迫力あふるるアクションを見せます。ドレスの裾を破ってホルスターから銃を抜いて対峙のアクションはお約束とはいえ目が釘付け。かっこいいなあ。
「ありがたい。私と同じ所まで落ちてくださった」
アルファルドのカナンに対する意識が窺えるセリフ。自分がなれなかった「カナン」という存在に対する羨望と嫉妬、しかし「憎しみ」により我を失ったカナンはアルファルドにとって畏るるに足りず。怒りに任せたカナンの表情と憎らしいほど不敵なアルファルドの態度が対称的でした。ここで「あえて殺さない」のは思いっきり死亡フラグですが後々の盛り上がりを期待させる流れ、負け犬の如く逃げ去るカナンと相変わらず不敵なアルファルドの締めも良かった。
逃亡するカナンを窓越しに発見したリャンチーの表情。砕け散ったワイングラスと窓に滴る赤いワインがリャンチーの激しい感情を際立たせていました。この時の着信は新たなる刺客? いつになく怯えた表情で逃げるカナン、アルファルドの声がリフレインし揺れる画面を頼りなく走る後ろ姿はギリギリまで追い詰められた雰囲気ありあり。はたしてカナンはこの窮地を脱することができるのか?ってなところで引き。

今回はカナンの過去が少しずつ明らかに。UAウイルスの実験が行われた村で生き残った少女はシャムによって助け出され、やがて行動を共にするようになった。実験によって荒廃した村、シャムの「見たくない物は目を逸らせばいい」というセリフはマリアが行ってきたことと通じますね。ちなみにカナンは既に共感覚を身につけているようです。
崖の上に立つシャムの左腕に例の入れ墨があります。なるほどカナンの言った「好きな人とお揃い」というのはアルファルドではなくシャムのことでした。アルファルドとは過去ラブラブだったのに何かのきっかけでいがみ合う仲に…てな展開かと思いきやあっさりハズレ。アルファルドの腕に同じ入れ墨があるのは、要するにシャムとアルファルドにも深い繋がりがあったということ。こっちの二人も何か重い事情がありそうですがその話はもう少し先? 第2話のシャワーシーンで見せたシャムからの手紙の内容が気になるところです。
「銃は好きだ。色がないから」
テレパスの苦悩、のようなネタは結構お約束ですが、カナンも同様の悩みを感じているようですね。共感覚によって他人の感情が見えてしまう、それがみんな好意ならばいいのでしょうけれどもカナンの目に入る色はたいてい敵意であり、四六時中憎しみの青い光に囲まれる生活の中で「無色」に惹かれるのもわかるような気がします。「見たくないものから目を逸らせない」カナンの苦悩も含めて。しかしこんな幼い少女に93Rとは少々過剰装備ではなかろうか。この頃からベレッタが好きなのかな。

シャムとラブラブな様子、そして入れ墨の理由は「家族の証」と呟くカナン。おそらく例の実験にて家族を全て失ったカナンにとってシャムは唯一の拠り所だったのでしょう。そういえば「カナン」の名付けはシャムだったのですね。本名は別にあるようですが言葉を遮ってカナンと名付けた。「希望の地」の意である「カナン」と名付けた意味は何なのだろう。聖書では「約束の地」と表記されているようですがほとんど同義、UAウイルスを含めた人類の混沌を超えて到達すべく選ばれた存在?
「私の名前か? カナン…」
またシャムを殺した去り際に「お前になれなかった何処にでもいるテロリスト」と言うアルファルド。これも過去にシャムと深い繋がりがあったことを匂わせるセリフです。何故彼女がシャムを殺したのかはまだ不明ですが、これをきっかけにカナンvsアルファルドの構図が出来上がったようですね。
蛇の入れ墨に流れる鮮血はシャムとの別れを思い出させ、それは「マリアとの決別」をも暗示させるもの。冷静さを失ったマリアはシャムの幻影に対しても「もう失いたくない」と必死の表情、これは嫌な予感がしますね。

立てこもった部屋から出てきたマリアは目を腫らして相変わらずのズンドコ状態でした。そんなマリアを引っ張り出すみのさんは何だかんだでいい人です。タクシーの運ちゃんは相変わらずのハイテンション♪ こりゃCD買わないと。
上海蟹を食べてご機嫌が戻ったマリア。簡単だなあ(笑。その店ではお約束どおりユンユンがバイト中。素晴らしい二胡の演奏に思わずのけぞる二人、マリアはユンユンを覚えていたようですがみのさんは胸を見て違和感を…そういや胸しか見てなかったもんなあ(笑
夏目とサンタナに繋がりがありました。上手くいかなかった仕事とは第1話で見せた着ぐるみ男の保護のことでしょうか。夏目の言葉によれば「あの村を消した」のはサンタナらしく、つまり蛇の幹部だった過去がある? 「ベッドで喜ばせるさ」とサンタナが去った後にパフェスプーンを舐める夏目の仕草はとんでもなくエロい演出でした。誰か夏目を喜ばせてあげて(笑

確かにベッドで喜んでいるハッコー。そういう意味かい。しかし現実問題としてUAウイルス保菌者とナニした場合マズいことになったりしないのだろうか? 村を滅ぼした罰として自らもUAウイルスによる断末魔、なんて展開は無しかな。今回もハッコーは全然しゃべりませんが声を出せないわけでも無さげ。ウイルスの影響で言語関係に障害があるのかも。
対テロ国際安全協力会議のパーティに姿を現したアルファルドご一行さま。どうやらその警備を担当する「ダイダラ社」の偉いさんとしての参加とのこと。対テロ会議の警備をテロリストが担当するってのは穏やかではありません。颯爽とパーティへ向かうアルファルドに心酔しているリャンチー、そしてガスガンの銃口に心酔しているカミングズ。大丈夫かこいつら(笑
そんな光景を狙う静かな野獣の目。マリアをさらって「拒絶」に至る事件を引き起こしたことに対する怒り、「憎しみは何も生み出さない」とわかっていながら仕留めずにいられない焦燥、裏腹に座った眼光は追い詰められているカナンの心境を表していますね。
その頃マリアはカニをたらふく食った後に一人でお散歩とか。どこまで危機感が無いのか…と心配になりますがマリアはマリアでいろいろ考えているようです。カナンとのデートで回った場所を一人で走る姿はかなり切ない。あの日はあんなに楽しかったのに。

ピンチになるといつも助けに来てくれたカナン。どうしてもカナンの姿を見つけられないマリアはタムロするいかにも悪人顔の中国人たちを前に…そのまま突っ込んで自らピンチを作り出すのかとヒヤヒヤでした。マリアがカメラを持つ理由、見えているけど目を逸らしていたのはカナンが背負った修羅のこと。カメラのレンズを通して見ればショックは和らぐけれどそれではいけない、マリアは自分の目で見て自分で判断しなければいけないと気付いた…のはいいけれど言葉の通じないゴロツキ相手にいきなり叫んだら危ないって。いい話なのだけどマリアには見ていてハラハラですよ(笑
そんなピンチに突然現れたユンユン。友達のふりをしてマリアに抱き付いた後は手を引いて脱出、偶然にしては出来すぎたタイミングです。おそらくマリアを尾行・監視していたのでしょうね。こういう関係の場合対象者と知り合いになってしまってはマズいだろうに…助けられたマリアはユンユンに興味津々です。そりゃ行く先行く先で顔を合わせてこの救出劇ですから無理もありません。次回予告を見るとマリア&ユンユンはさらに親交を深めるようで…はたしてこの二人の関係はどういう方向へ進みますやら。

化粧室にてアルファルドを狙うカナン、鏡越しの会話から一発撃っての戦闘開始は瞬きすら惜しいほどのスピード感・緊迫感・迫力あふるるアクションを見せます。ドレスの裾を破ってホルスターから銃を抜いて対峙のアクションはお約束とはいえ目が釘付け。かっこいいなあ。
「ありがたい。私と同じ所まで落ちてくださった」
アルファルドのカナンに対する意識が窺えるセリフ。自分がなれなかった「カナン」という存在に対する羨望と嫉妬、しかし「憎しみ」により我を失ったカナンはアルファルドにとって畏るるに足りず。怒りに任せたカナンの表情と憎らしいほど不敵なアルファルドの態度が対称的でした。ここで「あえて殺さない」のは思いっきり死亡フラグですが後々の盛り上がりを期待させる流れ、負け犬の如く逃げ去るカナンと相変わらず不敵なアルファルドの締めも良かった。
逃亡するカナンを窓越しに発見したリャンチーの表情。砕け散ったワイングラスと窓に滴る赤いワインがリャンチーの激しい感情を際立たせていました。この時の着信は新たなる刺客? いつになく怯えた表情で逃げるカナン、アルファルドの声がリフレインし揺れる画面を頼りなく走る後ろ姿はギリギリまで追い詰められた雰囲気ありあり。はたしてカナンはこの窮地を脱することができるのか?ってなところで引き。
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