2009-08-04(Tue)
CANAAN #05 灯ダチ
謎のアルバイト少女・ユンユンの正体。

彼女もまた辛い境遇でありました。

中華ヤンキーに襲われかけた所をユンユンに助けられ、どうやらマリアはそのままユンユンの船へ転がり込んだ様子です。獲ったどー!と気勢を上げた後に出来上がったDNAたっぷり(違)の「汁」はかなりワイルドな見た目、それでもマリア曰く「美味しい」ってのはさすが中国三千年の歴史の賜物か。四千年だっけ? ここでユンユンはガラス瓶に残り1つとなった薬をゴクリ、マリアとの会話に気を散らしつつ重要シーンをさりげなく見せています。
狭く、決して綺麗とは言えない船の居心地の良さ。マリアが帰りたくないのは他人相手の気楽さもあるのでしょう。とりあえずここにいればカナンを傷付けてしまったことを忘れられる、しかしいつまでも現実から逃げ続けるわけにもいきません。そんなマリアに対しユンユンは船の合い鍵を渡し「いつでも来い」と。これは何かの伏線かしらん。
マリアを船に残してユンユンはアルバイト先へ…それはリャンチーの所でした。リャンチーってばお姉さま以外の相手にはこれ以上無いくらい態度MAXですね。ここでユンユンは「事務次官へUAウイルスを感染させる」ってな仕事を言い渡されました。暗殺ではなくウイルス感染を指示するのは抗ウイルス剤による操作を狙ってのもの?
「死ねばいい」
リャンチーの冷徹な言葉はギャグテイストのユンユンを固めるに十分な威力がありました。脅しでも何でもなく吐き捨てるように「死ね」と言い放つ、しかしユンユンは言い返すことも出来ず怯えた表情で震えるのみ。投げ付けられた「エサ」をありがたく頂戴する様子からして普通の関係では無さげです。これは後に明らかになりましたが、ユンユンは「ボナー」であり薬が切れると死んでしまう運命なのでした。放っておいても死んでしまう身、リャンチーが握る薬は要するに命まで握られているということ。

リャンチーの指令によって新たなアルバイト先…サンタナの店に潜入しますがボディの発育がイマイチってことで門前払い寸前に。てなところに通りがかったハッコーとユンユンは知り合い? まあ両者共ボナーなので接点があってもおかしくはありません。今回も言葉を発しないハッコー、副作用でしゃべれないのかと思いきや次回の予告映像にてハッコーが何かしゃべってるぽい? セクシーバニーの衣装を渡して「グッドラック」と無言のサムアップ、返すユンユンもいい表情でした。
すると申し合わせたようにサンタナの店へ事務次官ご一行が入店。さっそくユンユン&ハッコーが付き、隙を見てウイルスを混入させようとするも切なく失敗です。ほんと切ねー(笑

毛細血管が作る模様の謎を探るべくハッコーの所、すなわちサンタナの店へ乗り込んで来たみのさん&マリア。穏やかな喧嘩腰で火花を散らす男二人の影でこっそり逃げ出すユンユンがかわいい。さらに言うと逃げ出すユンユンの奥で腰を振り振りのマリアがこれまたかわいいです。
店から脱出して一息のユンユンのところへカナンが登場。銃口を向けて殺す気まんまんのユンユンでしたがやる気に技術が追い付いていない現実、というかセフティの外し方すらわからないのによくこんな危険な仕事を…。
ユンユンに対し銃のレクチャーをしているうちにいつしか銃はカナンの手に。あっさりと形勢逆転ですが、ユンユンのステータスを数字に表せばマイナス100がマイナス500になったようなものかもしれません。銃がどちらの手にあろうが、ユンユンが1発撃つ間に10回くらい殺されてしまいそうな。
終わらない店内バトルに呆れたマリアは店の外へ。ここで見せるマリア-ユンユン-カナンの構図、せっかく再会したのに不用意な言葉でカナンを再び傷付けてしまい、そのことで自らもショックを受けるマリア。一方のカナンはユンユンを殺す気など無かっただろうに…マリアの言葉を受けての反応は見ていて辛いものがありました。

ここでリャンチーから入電、マリアをエサにカナンを始末しろと血も涙もない指示でした。「死なせたくない」と泣いてくれたマリアを、無慈悲に「死ね」と言い放つリャンチーの命令でエサにする。その命令に背いたら生きていけない不条理に苦しみながらユンユンの出した結論は命令どおりマリアをエサに、自身は自爆テロ装備で声も高らかにカナンの名を呼ぶ。するとカナンがあまりに普通に現れて笑う。普通って言うなあ!
カナンの姿を確認すると導火線に点火しスライディング~! あっさりとかわされてバランスを崩したユンユンの手を引くカナン、力が抜けるような「あっ」がいい味でした(笑。しかしユンユンはここぞとばかりカナンに抱き付き川へ落下、このまま爆発したら危険が危ない!
エルボーを連発してもユンユンは一向に抱き付いたまま、水中でもがくカナンはバッグからナイフを抜きますが「マリアを悲しませたくない」とナイフをバッグへ。自らの命よりもマリアとの信頼関係を選んだカナンは死を覚悟したのか穏やかな表情を見せ…その表情を見たユンユンは何か感じるものがあったようです。
「友達ッスね」
次の瞬間に立ち上る水柱。どかーん! あんまりな結末に言葉を失うマリアでしたが…二人は窮地を脱出、おそらく水中でのカナンを見たユンユンがダイナマイトを自ら放流したのでしょう。ともあれ無事に仲直りできたようでよかった。

バニーコスからはみ出たケツに浮かぶ鶺鴒紋、ここでようやくユンユンがボナーであることが明らかになりました。神出鬼没のアルバイト娘は思ったよりストーリー本筋に食い込んでいるようで今後どうなるか…と思いきや単身逃亡生活へ。薬を飲まないと死んでしまう…おそらく第1話で見せた着ぐるみ男たちは薬切れの結果?…つまりユンユンも薬が切れるとあの男たちと同様の死に様を見せることになってしまう。逃亡の身でリャンチーに接触するわけにもいかず、ドS女から逃げ出したはいいけれど先行きは不安です。
UAウイルスによる影響は「盲腸が2つになった」というものでした。ただでさえ役に立たない臓器、いわゆる「うるう臓」である盲腸が2つに増えても何のメリットも無く…これは自らを「何の役にも立たない」とする象徴にもなっているような。
マリアの優しい言葉に感激するユンユンにもらい泣き。マリアはウイルス保菌者でありながら身体に影響が無く、つまりマリアに施した処置を行えばウイルスに対抗できる? 薬を絶ったユンユンも死なずに済む? ベタな方法としてマリアの血液を使うとか、血液から血清を作るとかありますが、そんな方法で解決しちゃったらしょうもなさすぎなので無しだろうなあ。
綺麗に片付けた船を後に旅立つユンユン。晴れやかな表情と裏腹にBGMは悲しげであり、また逆光の映し方もこれが「希望に満ちた旅立ち」ではないことを示していますね。できればこの子は死んでほしくないけれども…ご都合で死なないのも微妙なのでその辺は上手く辻褄を合わせていただきたい。
みのさんたちの部屋に一通の手紙が配達されて引き。差出人は「上海●●事業団(解読できず)」? はたしてこの手紙が何を引き起こすのやら。
おまけ
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彼女もまた辛い境遇でありました。

中華ヤンキーに襲われかけた所をユンユンに助けられ、どうやらマリアはそのままユンユンの船へ転がり込んだ様子です。獲ったどー!と気勢を上げた後に出来上がったDNAたっぷり(違)の「汁」はかなりワイルドな見た目、それでもマリア曰く「美味しい」ってのはさすが中国三千年の歴史の賜物か。四千年だっけ? ここでユンユンはガラス瓶に残り1つとなった薬をゴクリ、マリアとの会話に気を散らしつつ重要シーンをさりげなく見せています。
狭く、決して綺麗とは言えない船の居心地の良さ。マリアが帰りたくないのは他人相手の気楽さもあるのでしょう。とりあえずここにいればカナンを傷付けてしまったことを忘れられる、しかしいつまでも現実から逃げ続けるわけにもいきません。そんなマリアに対しユンユンは船の合い鍵を渡し「いつでも来い」と。これは何かの伏線かしらん。
マリアを船に残してユンユンはアルバイト先へ…それはリャンチーの所でした。リャンチーってばお姉さま以外の相手にはこれ以上無いくらい態度MAXですね。ここでユンユンは「事務次官へUAウイルスを感染させる」ってな仕事を言い渡されました。暗殺ではなくウイルス感染を指示するのは抗ウイルス剤による操作を狙ってのもの?
「死ねばいい」
リャンチーの冷徹な言葉はギャグテイストのユンユンを固めるに十分な威力がありました。脅しでも何でもなく吐き捨てるように「死ね」と言い放つ、しかしユンユンは言い返すことも出来ず怯えた表情で震えるのみ。投げ付けられた「エサ」をありがたく頂戴する様子からして普通の関係では無さげです。これは後に明らかになりましたが、ユンユンは「ボナー」であり薬が切れると死んでしまう運命なのでした。放っておいても死んでしまう身、リャンチーが握る薬は要するに命まで握られているということ。

リャンチーの指令によって新たなアルバイト先…サンタナの店に潜入しますがボディの発育がイマイチってことで門前払い寸前に。てなところに通りがかったハッコーとユンユンは知り合い? まあ両者共ボナーなので接点があってもおかしくはありません。今回も言葉を発しないハッコー、副作用でしゃべれないのかと思いきや次回の予告映像にてハッコーが何かしゃべってるぽい? セクシーバニーの衣装を渡して「グッドラック」と無言のサムアップ、返すユンユンもいい表情でした。
すると申し合わせたようにサンタナの店へ事務次官ご一行が入店。さっそくユンユン&ハッコーが付き、隙を見てウイルスを混入させようとするも切なく失敗です。ほんと切ねー(笑

毛細血管が作る模様の謎を探るべくハッコーの所、すなわちサンタナの店へ乗り込んで来たみのさん&マリア。穏やかな喧嘩腰で火花を散らす男二人の影でこっそり逃げ出すユンユンがかわいい。さらに言うと逃げ出すユンユンの奥で腰を振り振りのマリアがこれまたかわいいです。
店から脱出して一息のユンユンのところへカナンが登場。銃口を向けて殺す気まんまんのユンユンでしたがやる気に技術が追い付いていない現実、というかセフティの外し方すらわからないのによくこんな危険な仕事を…。
ユンユンに対し銃のレクチャーをしているうちにいつしか銃はカナンの手に。あっさりと形勢逆転ですが、ユンユンのステータスを数字に表せばマイナス100がマイナス500になったようなものかもしれません。銃がどちらの手にあろうが、ユンユンが1発撃つ間に10回くらい殺されてしまいそうな。
終わらない店内バトルに呆れたマリアは店の外へ。ここで見せるマリア-ユンユン-カナンの構図、せっかく再会したのに不用意な言葉でカナンを再び傷付けてしまい、そのことで自らもショックを受けるマリア。一方のカナンはユンユンを殺す気など無かっただろうに…マリアの言葉を受けての反応は見ていて辛いものがありました。

ここでリャンチーから入電、マリアをエサにカナンを始末しろと血も涙もない指示でした。「死なせたくない」と泣いてくれたマリアを、無慈悲に「死ね」と言い放つリャンチーの命令でエサにする。その命令に背いたら生きていけない不条理に苦しみながらユンユンの出した結論は命令どおりマリアをエサに、自身は自爆テロ装備で声も高らかにカナンの名を呼ぶ。するとカナンがあまりに普通に現れて笑う。普通って言うなあ!
カナンの姿を確認すると導火線に点火しスライディング~! あっさりとかわされてバランスを崩したユンユンの手を引くカナン、力が抜けるような「あっ」がいい味でした(笑。しかしユンユンはここぞとばかりカナンに抱き付き川へ落下、このまま爆発したら危険が危ない!
エルボーを連発してもユンユンは一向に抱き付いたまま、水中でもがくカナンはバッグからナイフを抜きますが「マリアを悲しませたくない」とナイフをバッグへ。自らの命よりもマリアとの信頼関係を選んだカナンは死を覚悟したのか穏やかな表情を見せ…その表情を見たユンユンは何か感じるものがあったようです。
「友達ッスね」
次の瞬間に立ち上る水柱。どかーん! あんまりな結末に言葉を失うマリアでしたが…二人は窮地を脱出、おそらく水中でのカナンを見たユンユンがダイナマイトを自ら放流したのでしょう。ともあれ無事に仲直りできたようでよかった。

バニーコスからはみ出たケツに浮かぶ鶺鴒紋、ここでようやくユンユンがボナーであることが明らかになりました。神出鬼没のアルバイト娘は思ったよりストーリー本筋に食い込んでいるようで今後どうなるか…と思いきや単身逃亡生活へ。薬を飲まないと死んでしまう…おそらく第1話で見せた着ぐるみ男たちは薬切れの結果?…つまりユンユンも薬が切れるとあの男たちと同様の死に様を見せることになってしまう。逃亡の身でリャンチーに接触するわけにもいかず、ドS女から逃げ出したはいいけれど先行きは不安です。
UAウイルスによる影響は「盲腸が2つになった」というものでした。ただでさえ役に立たない臓器、いわゆる「うるう臓」である盲腸が2つに増えても何のメリットも無く…これは自らを「何の役にも立たない」とする象徴にもなっているような。
マリアの優しい言葉に感激するユンユンにもらい泣き。マリアはウイルス保菌者でありながら身体に影響が無く、つまりマリアに施した処置を行えばウイルスに対抗できる? 薬を絶ったユンユンも死なずに済む? ベタな方法としてマリアの血液を使うとか、血液から血清を作るとかありますが、そんな方法で解決しちゃったらしょうもなさすぎなので無しだろうなあ。
綺麗に片付けた船を後に旅立つユンユン。晴れやかな表情と裏腹にBGMは悲しげであり、また逆光の映し方もこれが「希望に満ちた旅立ち」ではないことを示していますね。できればこの子は死んでほしくないけれども…ご都合で死なないのも微妙なのでその辺は上手く辻褄を合わせていただきたい。
みのさんたちの部屋に一通の手紙が配達されて引き。差出人は「上海●●事業団(解読できず)」? はたしてこの手紙が何を引き起こすのやら。
おまけ
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