2009-08-21(Fri)
東京マグニチュード8.0 #07 夏の夕暮れ
ロボット大好き弟くん。

しかしいかにも不穏な前兆が…。

赤いタチコマレスキューロボットが走り回って要救助者を探索、舞台設定は2012年つまり現在から3年後にはこんな半自立救助ロボットが走り回るのか。遠隔操作によるレスキューロボット技術は着実に進歩しているようなのであと3年もすれば半自立型が稼働し始めても不思議ではないかも? まあ現状ではNBC災害など「人が入れない現場」の探査・救助が目的で、救助の効率云々のレベルには達するのはもう少し時間がかかりそうではあります。
さて避難所から徒歩で移動中のご一行。真夏の炎天下を帽子も被らず歩き続けて弟くんは日射病か…いかにも具合が悪そうです。虚ろな目で「大丈夫」と言っていますがどう見ても大丈夫ではありません。しかしロボットによる救助現場に差し掛かると一気に元気、ロボット大好きの弟くんはこの年頃の子供らしく夢中になると自分の体調など忘れてしまうようです。そこで出会ったロボオタクの少年「ケント」、趣味の話に盛り上がる男2人に付いて行けない未来は呆れ顔を見せ、勘違い発言をしてはオタクにツッコまれて赤っ恥だったり…ケントに対しぶっきらぼうな態度を取る未来はこの年頃の女子らしく微笑ましいです。
ほどなく現場を離れてさらに移動。ここで再び弟くんの体調に異変が起きました。頭を触るとひどい熱、避難所にて青空天井で寝たせいで風邪を引いたか、前述のとおり日射病(熱中症)か、それとも…。ここまでの間、背景の空が少しずつ雨雲に覆われていくのは後の雨もありますが、弟くんの先行きを暗示しているような…。

真理さんが薬を調達しようと離れ、具合の悪い弟くんは頭にタオルをかけて一休みです。すると目の前をタチコマが通過しそれを追うケントを発見、誘われるように立ち上がった弟くんはケントの後を追い…ほんと子供の集中力ってのは大したものです。小学三年生男子に「状況を考えろ!」と言っても無理な話なのでこの行動は褒められたものではありませんが…仕方ないっちゃ仕方ない。しかしここまで妙に聞き分けが良かった弟くんが空気を読まずに走り出しちゃうとはよほどロボットが好きなのでしょうね。
ケントに追い付くとさっそく未来は面と向かってオタク扱い。中一女子が男子に対する態度などこんなもの、特に相手がオタクとなれば容赦無しにグサグサと。以前レスキューロボットに家族を助けられたことでロボット好きになったケント、ロボットの話を絡めながらここで言いたいのは「普段鬱陶しい家族もいざとなればいなくならないでほしい」という気持ち。家族と連絡が取れない未来たちは現在進行形でこの状態であり、普段から両親が鬱陶しく夏休み前日にケンカしたままの未来もさすが思いを募らせています。
ケントと別れて再び移動開始。するとまたしても弟くんの様子がおかしい。日も陰りタオルを被っているにも関わらず先程よりも深刻な雰囲気です。雨宿りと休憩を兼ねて入ったカエルの館でも弟くんの瞳は光を失せ、さらに嘔吐までしてしまうのは単なる熱中症では無さそうな。彼は東京タワーの一件にて頭に瓦礫をぶつけているためその影響が出始めたのかも。頭を打った後の諸症状はタイムラグを伴うことが少なくありませんし。

ここでまたまたタチコマを追って走り出す弟くん。するとまたまたケントを発見、どんだけ世間が狭いんだ(笑。先程の雨で地盤が緩んだのかケントが走り去った方向のビルが倒壊、弟くんの言葉に従い見に行ってみると…何やってんだケント! いくらロボット好きと言ってもあの状況で倒壊ビルに近付くのは自殺行為としか。半病人の弟くんが我を忘れてタチコマを追うのは百歩譲って納得するも、ケントの行動は無理がありすぎるような。というか中一男子の腕力であの瓦礫は動かせないだろー。コンクリ塊って見た目の体積以上に重いですよ。
勢い余ってタチコマと共に落下してしまうケント。あわやという所でクリフハンガー状態になるのはお約束ですが…片手にタチコマを掴んだまま体を支えられる腕力を考えるとコンクリ塊を動かせたのも納得か(笑。しかし未来のレスキューパフォーマンスはケントのそれを凌駕した。この倒壊現場での救出劇はあまりにまんがすぎてどうにもこうにも、今までそれなりにリアリティを感じさせてきただけにちょっと残念感。同じ事をするにしろもう少しリアルを感じさせる見せ方はできないものか。嘘すぎるアクションシーンなど誰も望んでいないでしょう。
「二次災害を防ぐためにロボットを使っているのに(以下略」
まったくもってそのとおりでございます。まあそのおかげで倒壊ビルに閉じ込められた人を救出できたようなので結果オーライかもしれません。でも良い子はマネしちゃダメよ。
そんな騒動も片付いて3人は帰宅の旅を再開。手を繋ごうと差し出した未来の手をかすめて倒れる弟くん、バッタリ倒れて動かない様子はあまりに尋常ではありません。というわけで次回は弟くんの病院搬送、ひいては震災時の医療体制についての描写を見られそう? 避難所にてチラリと語られた病院の混雑はどれほどなのか、おそらく頭蓋内の損傷である弟くんの治療など現状の病院で行えるのか。普通に考えると震源地から離れた高度医療施設へヘリで搬送して緊急手術でしょうが、その流れだと自宅への旅が終わってしまうためはたしてどうなりますやら。…って、これでただの風邪だったら笑うしか(笑
クリステルの衝撃ニュース「死傷者の数は関東大震災を上回り、なお増加中です」が意味深すぎ。まさかここで死者が一人増えてしまう…のは勘弁。
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しかしいかにも不穏な前兆が…。

赤い
さて避難所から徒歩で移動中のご一行。真夏の炎天下を帽子も被らず歩き続けて弟くんは日射病か…いかにも具合が悪そうです。虚ろな目で「大丈夫」と言っていますがどう見ても大丈夫ではありません。しかしロボットによる救助現場に差し掛かると一気に元気、ロボット大好きの弟くんはこの年頃の子供らしく夢中になると自分の体調など忘れてしまうようです。そこで出会ったロボオタクの少年「ケント」、趣味の話に盛り上がる男2人に付いて行けない未来は呆れ顔を見せ、勘違い発言をしてはオタクにツッコまれて赤っ恥だったり…ケントに対しぶっきらぼうな態度を取る未来はこの年頃の女子らしく微笑ましいです。
ほどなく現場を離れてさらに移動。ここで再び弟くんの体調に異変が起きました。頭を触るとひどい熱、避難所にて青空天井で寝たせいで風邪を引いたか、前述のとおり日射病(熱中症)か、それとも…。ここまでの間、背景の空が少しずつ雨雲に覆われていくのは後の雨もありますが、弟くんの先行きを暗示しているような…。

真理さんが薬を調達しようと離れ、具合の悪い弟くんは頭にタオルをかけて一休みです。すると目の前をタチコマが通過しそれを追うケントを発見、誘われるように立ち上がった弟くんはケントの後を追い…ほんと子供の集中力ってのは大したものです。小学三年生男子に「状況を考えろ!」と言っても無理な話なのでこの行動は褒められたものではありませんが…仕方ないっちゃ仕方ない。しかしここまで妙に聞き分けが良かった弟くんが空気を読まずに走り出しちゃうとはよほどロボットが好きなのでしょうね。
ケントに追い付くとさっそく未来は面と向かってオタク扱い。中一女子が男子に対する態度などこんなもの、特に相手がオタクとなれば容赦無しにグサグサと。以前レスキューロボットに家族を助けられたことでロボット好きになったケント、ロボットの話を絡めながらここで言いたいのは「普段鬱陶しい家族もいざとなればいなくならないでほしい」という気持ち。家族と連絡が取れない未来たちは現在進行形でこの状態であり、普段から両親が鬱陶しく夏休み前日にケンカしたままの未来もさすが思いを募らせています。
ケントと別れて再び移動開始。するとまたしても弟くんの様子がおかしい。日も陰りタオルを被っているにも関わらず先程よりも深刻な雰囲気です。雨宿りと休憩を兼ねて入ったカエルの館でも弟くんの瞳は光を失せ、さらに嘔吐までしてしまうのは単なる熱中症では無さそうな。彼は東京タワーの一件にて頭に瓦礫をぶつけているためその影響が出始めたのかも。頭を打った後の諸症状はタイムラグを伴うことが少なくありませんし。

ここでまたまたタチコマを追って走り出す弟くん。するとまたまたケントを発見、どんだけ世間が狭いんだ(笑。先程の雨で地盤が緩んだのかケントが走り去った方向のビルが倒壊、弟くんの言葉に従い見に行ってみると…何やってんだケント! いくらロボット好きと言ってもあの状況で倒壊ビルに近付くのは自殺行為としか。半病人の弟くんが我を忘れてタチコマを追うのは百歩譲って納得するも、ケントの行動は無理がありすぎるような。というか中一男子の腕力であの瓦礫は動かせないだろー。コンクリ塊って見た目の体積以上に重いですよ。
勢い余ってタチコマと共に落下してしまうケント。あわやという所でクリフハンガー状態になるのはお約束ですが…片手にタチコマを掴んだまま体を支えられる腕力を考えるとコンクリ塊を動かせたのも納得か(笑。しかし未来のレスキューパフォーマンスはケントのそれを凌駕した。この倒壊現場での救出劇はあまりにまんがすぎてどうにもこうにも、今までそれなりにリアリティを感じさせてきただけにちょっと残念感。同じ事をするにしろもう少しリアルを感じさせる見せ方はできないものか。嘘すぎるアクションシーンなど誰も望んでいないでしょう。
「二次災害を防ぐためにロボットを使っているのに(以下略」
まったくもってそのとおりでございます。まあそのおかげで倒壊ビルに閉じ込められた人を救出できたようなので結果オーライかもしれません。でも良い子はマネしちゃダメよ。
そんな騒動も片付いて3人は帰宅の旅を再開。手を繋ごうと差し出した未来の手をかすめて倒れる弟くん、バッタリ倒れて動かない様子はあまりに尋常ではありません。というわけで次回は弟くんの病院搬送、ひいては震災時の医療体制についての描写を見られそう? 避難所にてチラリと語られた病院の混雑はどれほどなのか、おそらく頭蓋内の損傷である弟くんの治療など現状の病院で行えるのか。普通に考えると震源地から離れた高度医療施設へヘリで搬送して緊急手術でしょうが、その流れだと自宅への旅が終わってしまうためはたしてどうなりますやら。…って、これでただの風邪だったら笑うしか(笑
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