2009-08-22(Sat)
涼宮ハルヒの憂鬱 #21 涼宮ハルヒの溜息 II
準備も整い(?)、いよいよクランクインです。

みくるの受難とハルヒの笑顔。

前回の引きカットからそのままの繋がりで始まった溜息II、今回の終わり方もいきなりブツ切りだったので溜息シリーズはこの手法で毎回繋いで行くのだろうか。これ上手く繋ぐと通しで1本のフィルムになりそう(笑
必要機材をまんまとせしめたハルヒは満足げな表情、隣に座るみくるがキョロキョロと落ち着かず挙動不審なのが対称的です。商店街を引っ張り回され「何をされるのか」わからぬまま終了し撤収、しかしこのままでは済まないことはわかっており、それが何なのかわからないためため落ち着かない。コンピ研の例があるだけにみくるの不安はストップ高でしょう。
翌日の学校。登校時に見せた谷口との会話は「SOS団が一般生徒からどう見られているか」を説明していますね。古泉に対するコメントが原作の「何かムカつく」から「何だか気持ち悪い」に変更、これはグレードアップしたのかダウンしたのかよくわからない変更です(笑。キョンが自席に着くと後席のハルヒが待ってましたとばかり覗き込み笑顔を見せる様子が微笑ましい。
放課後の部室へ向かうと室内からみくるの悲鳴が。キョンも慣れたもので収まるまでドア外で待ち、しばし後に入室許可が出るとみくるのコスチュームにドッキンコです。視聴者的にはミクルの冒険で見慣れたコスチュームのため今さらどうということはありませんが、作中のキョンはこれが初見、ばいんばいんのボディを包む極小のウエイトレスコスはなかなか刺激的だったことでしょう(笑。恥ずかしいコスに涙目のみくる、そんなことはまったく気にせず満面の笑顔を見せるハルヒの得意そうな表情、ハルヒの暴走はいつもの事ですがこの辺りからターゲットをみくるに絞った描写を見せ始めます。
まずは「監督」の腕章を装着。遅れてきた長門のコスチュームはこれまた1期アニメを見た人ならば見慣れた魔法使いのコス、何だかいろいろ懐かしいな(笑。今回の演出…コンテはエンドレスエイト4回目(15話)を担当した高雄統子氏、後頭を見切らせた実相寺アングルで奥行きを見せ…このシーンに限らず画面の奥行きを意識させる絵作りが多いです。作監は植野氏、けいおんっぽい作画はもう慣れたので個人的にはまったく無問題です。植野作監のみくるはかわいい。
アニメ版「溜息」の脚本は谷川氏で通すのかと思いきやそうでもなく。どうせなら書き直すつもりで全話脚本担当してくれりゃいいのに。原作者脚本ならば内容が変わっても改変扱いにならないでしょうし(笑

キャラまんまのキャスティング表を見たキョンは「これはつまり…俺のせいか?」と青ざめ…憂鬱騒動の後に「宇宙人と未来人と超能力者について」ハルヒに話したことが原因と思っているようでした。あの話を元にしてのキャスティングか?と焦るキョンに対し古泉は「彼女は現実とフィクションをごっちゃにしてはいない」と。またここでキョンが言う「お前が言うことが正しいという保証は無い」というセリフはテストに出るので覚えておきましょう。
どうでもよろしいがマガジンをセットした銃のトリガーに指をかけて世間話はいけません。トリガーに指をかけていいのは標的に向かった時だけですよキョンくん。というかリアルでもこの所作によってその人の銃に対する意識レベルがわかって面白いです。心あるガンマニアにモデルガンを持たせるとトリガーに指をかけずガードに指を沿わせますから。
というわけでSOS団ご一行様は撮影を始めるべくロケへ出発。みくるは恥ずかしいウエイトレス姿のままで出掛けることに涙目で抵抗しますがもちろんハルヒが聞き入れるわけもなく…そのままの姿で首根っこを掴まれ引きずり出される様子はさすがに気の毒です。
腕章は「大監督」へグレードアップ。ハルヒの脇からチラリと見切れる長門の表情は例によってデフォルトのまま。

部室を出たままのスタイルで駅へ向かい、周囲の反応などまったく気に留めずキップを買って電車に乗ろうとするハルヒ。恥ずかしがるみくるの意見ももちろん完全スルー、キョンの言葉も軽く受け流し羞恥プレイを敢行です。引き続きこの辺のシーンもハルヒの傍若無人っぷりを遠慮無く見せ、それを見せられる視聴者のイライラも少しずつ蓄積されてきた?
商店街の電器屋へ到着すると店主と短いやりとりの後「これからCM撮りをします!」と高らかに宣言、事情がさっぱりわからない面々はハテナマークを浮かべるしか(笑。しかし長門はこのカットもフレームの端でデフォルトの表情のまま見切れるのみでした。
店の前にてさっそく撮影開始。ディレクターズチェアにどっかと座り、偉そうに指示を出すハルヒ。ミニスカウエイトレス姿のみくるは行き交う通行人の視線を浴びて恥ずかしさのあまりセリフもろくに言えず…思案したハルヒが「わかったわ!」「頼むからお前はもう何もわかるな」のやりとりは笑った。
みくるを奥に引きずり込んでバニーガールにコスチュームチェンジ。ウエイトレス姿よりさらに恥ずかしいスタイルに半泣きのみくる、隣に立つ得意満面のハルヒとの対比が視聴者の胸中をざわざわさせますね。この「溜息」はハルヒの傍若無人っぷりが特に強調されています。しかしこの描写は作中のあるシーンのために延々と描かれる布石なのでどうぞ存分にイライラしといてください(笑

模型屋のCM撮りシーンは対応する「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」(以下「ミクル」)のフィルムと見比べてみましょう。こうして並べて見ると「ミクル」公開時によく言われた「素人撮影のリアルさ」がわかるでしょうか。照明が無いため人物の光量が足りず、背景の電器店は白飛び・黒落ちを起こすほどの光量バランスの悪さ。また環境光に影響されてホワイトバランスが狂い、全体に色がくすんでいる様子もわかります。
店頭でのアナウンスカットはほぼそのままですが、カンペを覗き込むカット、そして小銃を受け取るカットに「ミクル」との違いが見られます。左列の撮影カットではキョンのカメラから見て左側へみくるが動いていますが、上がったフィルムでは右側へ動いている。上がったフィルム通りに映すためにはみくるから見てカメラの左側に古泉・ハルヒがいなければいけません。みくるのセリフからしてテイク違いでは無いと思われるためこれは完全にミスでしょう。
みくる側から見ると見物人の人数がすごいですね。ただでさえ恥ずかしいだろうにこの見物人ではみくるがトチるのも無理はありません。またカンペを読みづらそうなのは「古泉が書いたものだから」ということがわかります。七夕の短冊に書かれた文字を見ると古泉は字が下手みたいですし、そもそもカンペにしては字が小さすぎ。

初日の撮影が終わっての部室。みくるの衣装について助け船を出すキョン、藁をも掴む表情のみくる、しかしハルヒはみくるの気持ちなどお構いなしであっさり却下です。その言葉に落ちるみくるの表情が良かった(笑。みくるの未来人設定についてハルヒはあまり深く考えていないようで、つまり先に見せたキョンの心配が杞憂であることがわかります。この時点では。
いよいよ本編クランクインってことで脚本を要求するキョンに対しては得意げに「大丈夫、全部こん中にあるから」とスターリングインフェルノで頭をぺちぺち。この自己中全開な態度にはわかっていてもイライラしますなあ(笑。キョンの考えなどどこ吹く風の満面笑顔、何だかんだ言いつつもハルヒの笑顔を認めてしまうキョンがかわいいです(笑
駅前での待ち合わせシーン。遅れてきたキョン(と言っても時間前ですが)を迎えるみなさん、ハルヒはいつものとおり罰金刑を言い渡しますが…服の色が揃いであることに気付いて軽いデレ。さらに現場に着いて「みくるの飲みかけ」を奪い取る仕草もわかりやすい。というわけでこの「溜息」はハルヒのデレが随所に散りばめられ、アニメ化に際し強調されたデレ表現が見どころなのです。しかしこれはまだ序の口、今後描かれるであろうハルヒ最大級のデレシーンをお見逃しなく。
腕章はついに「超監督」へ進化。まあいろんなものを超えちゃってるのは間違いなさそうです。

ウエイトレスコスへの着替えに加えオッドアイのカラコン(痛そう…)を入れられて涙目のみくる、その隣で全開笑顔のハルヒがことさら自分勝手に見えます。撮影に入ってもディレクターズチェアにふんぞり返ってみくるを何度も走らせ、へっぴり腰で銃を扱う銃撃シーンでも相変わらず傍若無人な振る舞いを見せていました。これは端から見たらみくるへの個人的ないじめにすら感じるもので…おおっとネタバレ自重。
ちなみに今さらですがこの銃は原作だとグロック、アニメでは「ミクル」も含めて「デザートイーグル」に変更されています。いかにもガスガンの発射音、メガホンを通して響くハルヒの声などリアルな音声は映画撮影の雰囲気をよく表現していますね。ここで二丁拳銃をぶっ放すみくるはカラコンを着けていませんが…おそらく慣れないコンタクトレンズが痛くて外したのでしょう、「ミクル」に於いてもミクルビーム発射のワンカットしかカラコンを着けていないようです。
撮影ポリシーに対して意見するキョンを軽く受け流しこれまた満面の笑顔を返すハルヒ。思い通りに撮影している楽しさに溢れる表情にキョンは二の句を発せず…まあ目の前でこんな顔されたら強くツッコめないでしょう(笑。振り上げた拳の下ろし所を失ったキョンはその思いをBB弾に向けてはじく仕草、今回何度も描かれたこの仕草は自己中全開なハルヒに対するささやかな抵抗でしょうか。
エンドレスエイトに引き続きEDのキャストテロップに仕込みが。ハルヒとキョンとその他メンバーの行間・インデントを変えているのは意識の「ズレ」を表現? 突っ走るハルヒは一人先へ、やや引いているキョンはインデントを下げ、他3人は動じずそのまま。今後このテロップがどう変化していくのやら。
今回は原作110ページまで。つまり前回から55ページ消費、前回は42ページ分だったので若干ペースアップしたようですが…言うほど進んでいません。1回辺り50ページ相当と予測すると次回は鶴屋さん登場辺りまで? このペースだとやはり全5回のようです。(このページ数計算はプロローグ13ページ分を差し引いています)
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みくるの受難とハルヒの笑顔。

前回の引きカットからそのままの繋がりで始まった溜息II、今回の終わり方もいきなりブツ切りだったので溜息シリーズはこの手法で毎回繋いで行くのだろうか。これ上手く繋ぐと通しで1本のフィルムになりそう(笑
必要機材をまんまとせしめたハルヒは満足げな表情、隣に座るみくるがキョロキョロと落ち着かず挙動不審なのが対称的です。商店街を引っ張り回され「何をされるのか」わからぬまま終了し撤収、しかしこのままでは済まないことはわかっており、それが何なのかわからないためため落ち着かない。コンピ研の例があるだけにみくるの不安はストップ高でしょう。
翌日の学校。登校時に見せた谷口との会話は「SOS団が一般生徒からどう見られているか」を説明していますね。古泉に対するコメントが原作の「何かムカつく」から「何だか気持ち悪い」に変更、これはグレードアップしたのかダウンしたのかよくわからない変更です(笑。キョンが自席に着くと後席のハルヒが待ってましたとばかり覗き込み笑顔を見せる様子が微笑ましい。
放課後の部室へ向かうと室内からみくるの悲鳴が。キョンも慣れたもので収まるまでドア外で待ち、しばし後に入室許可が出るとみくるのコスチュームにドッキンコです。視聴者的にはミクルの冒険で見慣れたコスチュームのため今さらどうということはありませんが、作中のキョンはこれが初見、ばいんばいんのボディを包む極小のウエイトレスコスはなかなか刺激的だったことでしょう(笑。恥ずかしいコスに涙目のみくる、そんなことはまったく気にせず満面の笑顔を見せるハルヒの得意そうな表情、ハルヒの暴走はいつもの事ですがこの辺りからターゲットをみくるに絞った描写を見せ始めます。
まずは「監督」の腕章を装着。遅れてきた長門のコスチュームはこれまた1期アニメを見た人ならば見慣れた魔法使いのコス、何だかいろいろ懐かしいな(笑。今回の演出…コンテはエンドレスエイト4回目(15話)を担当した高雄統子氏、後頭を見切らせた実相寺アングルで奥行きを見せ…このシーンに限らず画面の奥行きを意識させる絵作りが多いです。作監は植野氏、けいおんっぽい作画はもう慣れたので個人的にはまったく無問題です。植野作監のみくるはかわいい。
アニメ版「溜息」の脚本は谷川氏で通すのかと思いきやそうでもなく。どうせなら書き直すつもりで全話脚本担当してくれりゃいいのに。原作者脚本ならば内容が変わっても改変扱いにならないでしょうし(笑

キャラまんまのキャスティング表を見たキョンは「これはつまり…俺のせいか?」と青ざめ…憂鬱騒動の後に「宇宙人と未来人と超能力者について」ハルヒに話したことが原因と思っているようでした。あの話を元にしてのキャスティングか?と焦るキョンに対し古泉は「彼女は現実とフィクションをごっちゃにしてはいない」と。またここでキョンが言う「お前が言うことが正しいという保証は無い」というセリフはテストに出るので覚えておきましょう。
どうでもよろしいがマガジンをセットした銃のトリガーに指をかけて世間話はいけません。トリガーに指をかけていいのは標的に向かった時だけですよキョンくん。というかリアルでもこの所作によってその人の銃に対する意識レベルがわかって面白いです。心あるガンマニアにモデルガンを持たせるとトリガーに指をかけずガードに指を沿わせますから。
というわけでSOS団ご一行様は撮影を始めるべくロケへ出発。みくるは恥ずかしいウエイトレス姿のままで出掛けることに涙目で抵抗しますがもちろんハルヒが聞き入れるわけもなく…そのままの姿で首根っこを掴まれ引きずり出される様子はさすがに気の毒です。
腕章は「大監督」へグレードアップ。ハルヒの脇からチラリと見切れる長門の表情は例によってデフォルトのまま。

部室を出たままのスタイルで駅へ向かい、周囲の反応などまったく気に留めずキップを買って電車に乗ろうとするハルヒ。恥ずかしがるみくるの意見ももちろん完全スルー、キョンの言葉も軽く受け流し羞恥プレイを敢行です。引き続きこの辺のシーンもハルヒの傍若無人っぷりを遠慮無く見せ、それを見せられる視聴者のイライラも少しずつ蓄積されてきた?
商店街の電器屋へ到着すると店主と短いやりとりの後「これからCM撮りをします!」と高らかに宣言、事情がさっぱりわからない面々はハテナマークを浮かべるしか(笑。しかし長門はこのカットもフレームの端でデフォルトの表情のまま見切れるのみでした。
店の前にてさっそく撮影開始。ディレクターズチェアにどっかと座り、偉そうに指示を出すハルヒ。ミニスカウエイトレス姿のみくるは行き交う通行人の視線を浴びて恥ずかしさのあまりセリフもろくに言えず…思案したハルヒが「わかったわ!」「頼むからお前はもう何もわかるな」のやりとりは笑った。
みくるを奥に引きずり込んでバニーガールにコスチュームチェンジ。ウエイトレス姿よりさらに恥ずかしいスタイルに半泣きのみくる、隣に立つ得意満面のハルヒとの対比が視聴者の胸中をざわざわさせますね。この「溜息」はハルヒの傍若無人っぷりが特に強調されています。しかしこの描写は作中のあるシーンのために延々と描かれる布石なのでどうぞ存分にイライラしといてください(笑

模型屋のCM撮りシーンは対応する「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」(以下「ミクル」)のフィルムと見比べてみましょう。こうして並べて見ると「ミクル」公開時によく言われた「素人撮影のリアルさ」がわかるでしょうか。照明が無いため人物の光量が足りず、背景の電器店は白飛び・黒落ちを起こすほどの光量バランスの悪さ。また環境光に影響されてホワイトバランスが狂い、全体に色がくすんでいる様子もわかります。
店頭でのアナウンスカットはほぼそのままですが、カンペを覗き込むカット、そして小銃を受け取るカットに「ミクル」との違いが見られます。左列の撮影カットではキョンのカメラから見て左側へみくるが動いていますが、上がったフィルムでは右側へ動いている。上がったフィルム通りに映すためにはみくるから見てカメラの左側に古泉・ハルヒがいなければいけません。みくるのセリフからしてテイク違いでは無いと思われるためこれは完全にミスでしょう。
みくる側から見ると見物人の人数がすごいですね。ただでさえ恥ずかしいだろうにこの見物人ではみくるがトチるのも無理はありません。またカンペを読みづらそうなのは「古泉が書いたものだから」ということがわかります。七夕の短冊に書かれた文字を見ると古泉は字が下手みたいですし、そもそもカンペにしては字が小さすぎ。

初日の撮影が終わっての部室。みくるの衣装について助け船を出すキョン、藁をも掴む表情のみくる、しかしハルヒはみくるの気持ちなどお構いなしであっさり却下です。その言葉に落ちるみくるの表情が良かった(笑。みくるの未来人設定についてハルヒはあまり深く考えていないようで、つまり先に見せたキョンの心配が杞憂であることがわかります。この時点では。
いよいよ本編クランクインってことで脚本を要求するキョンに対しては得意げに「大丈夫、全部こん中にあるから」とスターリングインフェルノで頭をぺちぺち。この自己中全開な態度にはわかっていてもイライラしますなあ(笑。キョンの考えなどどこ吹く風の満面笑顔、何だかんだ言いつつもハルヒの笑顔を認めてしまうキョンがかわいいです(笑
駅前での待ち合わせシーン。遅れてきたキョン(と言っても時間前ですが)を迎えるみなさん、ハルヒはいつものとおり罰金刑を言い渡しますが…服の色が揃いであることに気付いて軽いデレ。さらに現場に着いて「みくるの飲みかけ」を奪い取る仕草もわかりやすい。というわけでこの「溜息」はハルヒのデレが随所に散りばめられ、アニメ化に際し強調されたデレ表現が見どころなのです。しかしこれはまだ序の口、今後描かれるであろうハルヒ最大級のデレシーンをお見逃しなく。
腕章はついに「超監督」へ進化。まあいろんなものを超えちゃってるのは間違いなさそうです。

ウエイトレスコスへの着替えに加えオッドアイのカラコン(痛そう…)を入れられて涙目のみくる、その隣で全開笑顔のハルヒがことさら自分勝手に見えます。撮影に入ってもディレクターズチェアにふんぞり返ってみくるを何度も走らせ、へっぴり腰で銃を扱う銃撃シーンでも相変わらず傍若無人な振る舞いを見せていました。これは端から見たらみくるへの個人的ないじめにすら感じるもので…おおっとネタバレ自重。
ちなみに今さらですがこの銃は原作だとグロック、アニメでは「ミクル」も含めて「デザートイーグル」に変更されています。いかにもガスガンの発射音、メガホンを通して響くハルヒの声などリアルな音声は映画撮影の雰囲気をよく表現していますね。ここで二丁拳銃をぶっ放すみくるはカラコンを着けていませんが…おそらく慣れないコンタクトレンズが痛くて外したのでしょう、「ミクル」に於いてもミクルビーム発射のワンカットしかカラコンを着けていないようです。
撮影ポリシーに対して意見するキョンを軽く受け流しこれまた満面の笑顔を返すハルヒ。思い通りに撮影している楽しさに溢れる表情にキョンは二の句を発せず…まあ目の前でこんな顔されたら強くツッコめないでしょう(笑。振り上げた拳の下ろし所を失ったキョンはその思いをBB弾に向けてはじく仕草、今回何度も描かれたこの仕草は自己中全開なハルヒに対するささやかな抵抗でしょうか。
エンドレスエイトに引き続きEDのキャストテロップに仕込みが。ハルヒとキョンとその他メンバーの行間・インデントを変えているのは意識の「ズレ」を表現? 突っ走るハルヒは一人先へ、やや引いているキョンはインデントを下げ、他3人は動じずそのまま。今後このテロップがどう変化していくのやら。
今回は原作110ページまで。つまり前回から55ページ消費、前回は42ページ分だったので若干ペースアップしたようですが…言うほど進んでいません。1回辺り50ページ相当と予測すると次回は鶴屋さん登場辺りまで? このペースだとやはり全5回のようです。(このページ数計算はプロローグ13ページ分を差し引いています)
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