2009-08-28(Fri)
東京マグニチュード8.0 #08 まっしろな朝
倒れた弟くんの運命や如何に!?

…見ていて胃が痛いです。

突然倒れて意識不明の弟くんを見た真理さんはただ事ではないことに気付いて救急車の手配。動かない弟くんを前に一人残された未来の不安そうな表情が見る者の不安をも誘います。ものすごいイヤな予感が…。
ケガ人の溢れる病院へ救急搬送され院内へ運ばれる弟くん。その途中未来がふと上を見上げると病院の窓ガラスに反射した光に襲われ…暗転後に現れた風景は病院の霊安室でした。なんですと!?
死因に「外傷性脳出血」と書かれた弟くんの死亡診断書を前に意識がはっきりしない未来、慌てて周囲を探すとシーツと顔布に覆われてストレッチャーに乗せられた姿を発見、おいおいおい! いきなりどんな展開なんだ! と心拍数急上昇の私。

遺体を前に泣き崩れた未来がふと目を覚ますとそこは病院のベンチ。おいおい夢オチかよ! いや夢オチで良かったと言うべきか…搬送の次のコマで霊安室ではあんまりですから。しかしこのドキドキはまだ序章でありました。
再びごった返す院内風景。続々運び込まれるケガ人をトリアージで振り分ける描写はいかにも大災害後の様相です。中にはいわゆる「黒タグ」に分類される人も…これは「カテゴリー0」、死亡または救助不可能とされる分類で事実上の死亡宣告です。そんな風景をボーッと見ている未来の表情は現実感がかなり希薄ですが…このトリアージはどうにも弟くんの容態を暗示しているように見えて胃が痛みます。
手術室前で待つ2人。これだけケガ人が運び込まれている中で手術室直行とはよほど容態が芳しくないのでしょう。うろうろと落ち着かない真理さんに対し魂が抜けたように座ったままの未来。ほどなく手術室の扉が開くと医師が結果を告げ…口パクのみで告げられた結果は真理さんの表情のとおりでしょうか。扉から覗くバイタルモニタは絶望の数値を見せ、未来は再び崩れます。おいおい今度は本当に?

そしてまた目を覚ます未来。また夢オチかよ!? どっちがリアルなんだ? と戸惑いましたがどうも様子がおかしい。他の子たちと元気にサッカーで遊ぶ弟くんを見つけた未来はいつになく優しく、しかしこんな様子を見ても「なるほど弟くんは元気になったのか、よかったよかった」とは微塵も思えない。未来と弟くんが仲良くすればするほど見ている私はイヤな汗をかき、思考はぐるぐる渦巻き、未来の笑顔に反比例するが如く気分はどよんど。院内にて「諸々の手続き」を行う真理さん、事務員との間に置かれた書類は…やはり手術の結果は真実のような雰囲気です。では未来と一緒にいる弟くんは???
弟くんと歩く未来を見つめる真理さんの表情、未来の顔を影で隠して見せない演出はいかにもですが、まさかミスリード狙いってことは無いよねえ? 未来の様子が明るすぎるのはあまりに重い現実からの逃避としか思えず、弟くんのリュックを本人に持たせないことや、真理さんと弟くんが直接会話をしないのも「そういう事」なのでしょう。簡単に言うと八九寺状態、おそらく真理さんには弟くんが見えていないはず。先の避難所で見せた「孫を亡くしたお婆ちゃん」の描写は今回への布石だったのか。
「お姉ちゃんが絶対家まで連れてってあげる」
そう言うと未来は欄干をギュッと。ひょっとしたら未来は「わかっている」のかもしれません。わかっていてなお現実を認められず、弟くんの幻と共に歩く決意をしたのかも。
未来に対し「ごめんね…」と涙ぐむ真理さんの辛さ。「お姉ちゃん」であることをことさら強調する未来、弟くんのリュックを背負って笑顔で駆け出す未来を見ていると胸がざわざわ、胃がキリキリ。まさかこのまま引きとは…こんな気分で次回を待つのは非常に気が重いです。
そんな重苦しい空気を吹き飛ばすクリステルの衝撃ニュース。「娘の安否は依然不明」って…どんだけターゲットの狭いニュースだ(笑
※追記

冒頭の夢オチシーンで見せた弟くんの死亡診断書を力技で歪み修正キャプ、このままだと見づらいので清書してみました。読み取れる部分はなるべく再現しましたが誤読があるかもしれないので参考までに。
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…見ていて胃が痛いです。

突然倒れて意識不明の弟くんを見た真理さんはただ事ではないことに気付いて救急車の手配。動かない弟くんを前に一人残された未来の不安そうな表情が見る者の不安をも誘います。ものすごいイヤな予感が…。
ケガ人の溢れる病院へ救急搬送され院内へ運ばれる弟くん。その途中未来がふと上を見上げると病院の窓ガラスに反射した光に襲われ…暗転後に現れた風景は病院の霊安室でした。なんですと!?
死因に「外傷性脳出血」と書かれた弟くんの死亡診断書を前に意識がはっきりしない未来、慌てて周囲を探すとシーツと顔布に覆われてストレッチャーに乗せられた姿を発見、おいおいおい! いきなりどんな展開なんだ! と心拍数急上昇の私。

遺体を前に泣き崩れた未来がふと目を覚ますとそこは病院のベンチ。おいおい夢オチかよ! いや夢オチで良かったと言うべきか…搬送の次のコマで霊安室ではあんまりですから。しかしこのドキドキはまだ序章でありました。
再びごった返す院内風景。続々運び込まれるケガ人をトリアージで振り分ける描写はいかにも大災害後の様相です。中にはいわゆる「黒タグ」に分類される人も…これは「カテゴリー0」、死亡または救助不可能とされる分類で事実上の死亡宣告です。そんな風景をボーッと見ている未来の表情は現実感がかなり希薄ですが…このトリアージはどうにも弟くんの容態を暗示しているように見えて胃が痛みます。
手術室前で待つ2人。これだけケガ人が運び込まれている中で手術室直行とはよほど容態が芳しくないのでしょう。うろうろと落ち着かない真理さんに対し魂が抜けたように座ったままの未来。ほどなく手術室の扉が開くと医師が結果を告げ…口パクのみで告げられた結果は真理さんの表情のとおりでしょうか。扉から覗くバイタルモニタは絶望の数値を見せ、未来は再び崩れます。おいおい今度は本当に?

そしてまた目を覚ます未来。また夢オチかよ!? どっちがリアルなんだ? と戸惑いましたがどうも様子がおかしい。他の子たちと元気にサッカーで遊ぶ弟くんを見つけた未来はいつになく優しく、しかしこんな様子を見ても「なるほど弟くんは元気になったのか、よかったよかった」とは微塵も思えない。未来と弟くんが仲良くすればするほど見ている私はイヤな汗をかき、思考はぐるぐる渦巻き、未来の笑顔に反比例するが如く気分はどよんど。院内にて「諸々の手続き」を行う真理さん、事務員との間に置かれた書類は…やはり手術の結果は真実のような雰囲気です。では未来と一緒にいる弟くんは???
弟くんと歩く未来を見つめる真理さんの表情、未来の顔を影で隠して見せない演出はいかにもですが、まさかミスリード狙いってことは無いよねえ? 未来の様子が明るすぎるのはあまりに重い現実からの逃避としか思えず、弟くんのリュックを本人に持たせないことや、真理さんと弟くんが直接会話をしないのも「そういう事」なのでしょう。簡単に言うと八九寺状態、おそらく真理さんには弟くんが見えていないはず。先の避難所で見せた「孫を亡くしたお婆ちゃん」の描写は今回への布石だったのか。
「お姉ちゃんが絶対家まで連れてってあげる」
そう言うと未来は欄干をギュッと。ひょっとしたら未来は「わかっている」のかもしれません。わかっていてなお現実を認められず、弟くんの幻と共に歩く決意をしたのかも。
未来に対し「ごめんね…」と涙ぐむ真理さんの辛さ。「お姉ちゃん」であることをことさら強調する未来、弟くんのリュックを背負って笑顔で駆け出す未来を見ていると胸がざわざわ、胃がキリキリ。まさかこのまま引きとは…こんな気分で次回を待つのは非常に気が重いです。
そんな重苦しい空気を吹き飛ばすクリステルの衝撃ニュース。「娘の安否は依然不明」って…どんだけターゲットの狭いニュースだ(笑
※追記

冒頭の夢オチシーンで見せた弟くんの死亡診断書を力技で歪み修正キャプ、このままだと見づらいので清書してみました。読み取れる部分はなるべく再現しましたが誤読があるかもしれないので参考までに。
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