2009-10-26(Mon)
夏のあらし!春夏冬中 #04 みずいろの雨
八坂はじめが ヤサガシ ハジメタ。

性別バレ阻止のため奔走する潤…やる気だけはあるカヤさん。

今回のサブタイトルは「みずいろの雨」。八神純子作曲歌唱による1978年の大ヒット曲、調べてびっくり31年も前の曲なのかこれ。時期的に「シンガーソングライター」とか「ニューミュージック」と呼ばれる人たちが音楽シーンに台頭し始めた頃、いわゆる歌謡曲歌手とザ・ベストテンの席取り合戦に賑やかだった時代ですねえ。懐かしい。

アバンは潤と姉ちゃんの軽い仲違いから。姉ちゃんのような「女」になりたくない潤はそのとおり姉ちゃんをあまり快く思っていません。今日も洗濯当番をスッポかされて不機嫌全開、「着るものが無い」とブー垂れつつ結局潤が洗濯機を回すことに。その後カヤさんが気を利かせて洗っておいた洗濯物を取りにベランダへ出るといきなりの土砂降りに遭って全身濡れ鼠…着替えが無い潤はバスローブ一枚、ってそんなギリギリの服装在庫なのか。仮にもモデルさんなんだから普段着る服以外一切持っていないってことは無いだろう?(笑
カヤさんがシュークリームの布石を撒いた後、そのシュークリームを食べる食べないの話題にて「訪問者」の存在を知らされ、まさか八坂は来ないですよね? まさか? まさかですよね? の描写変化が面白い。そして電話を受けた姉さんの無情な表情へ(笑。まああらしさんが来るのにはじめが来ないはずもなく…これにて性別バレ阻止のため四苦八苦する潤の長い一日が始まりました。着る服が無いのに。
そこで姉さんが「衣装さんから貰った服がある」と助け船、大急ぎでその服を探して八坂襲来に備えなければ!

その服とはウエディングドレスでした。って着ている時に気付けよ!(笑。ともかく着られる服がそれしか無いためとりあえずその姿で「性別バレ」に繋がるものを隠す作業へ。カヤさんに協力を要請すると「合点承知!」と良い返事、しかし片付けの最中に片付けているものに気を取られて脱線するのは世の常でありまして、例によってカヤさんも片付けていたはずの潤の写真を拡げて談笑してます。ここで姉ちゃんが「潤はウエディングドレスが怖い」というさりげないネタ振り。
さらに下着ケースを隠す段にて洗面所へ隠したはいいけれど、そこから見えた浴槽の汚れが気になってそちらへ集中しちゃったり…カヤさんてば見た目のクールさと裏腹にお茶目な人です(笑。そういやカヤさんはここでずぶ濡れになっているのに引き続きセーラー服のままだったのはどういう? 替えを持っていたのだろうか。
玄関脇に飾ってあるバレエの写真を回収すべき走る潤、しかし神のいたずらかジャストタイミングで現れたあらしさん、そしてはじめ。勢い余って転んだ潤を受け止めたはじめは一瞬言葉に詰まるも「女装が癖になったか?」とあさっての方向の反応です。潤が女だと微塵も思っていない、まあ服装が突飛すぎて「本当は女なのか?」などと考える隙間が無かったのかも。これがキャミ+ミニスカなど「普通の女の子の服装」だったら怪しむ余地もありますが…いきなりウエディングドレスではねえ。

雨にやられたあらしさん&はじめも婚礼衣装に着替えてみなさんお茶タイム。あらしさんのウエディングドレスはともかく何故はじめのタキシードまであるんだ? と野暮なツッコミはスルーの方向で。明らかに状況を面白がっているあらしさん、いつまでも隠し通せるはずのないことだけに「これを機にバレてしまったほうが」と思っているのかも。とはいえ潤の気持ちを考えたら無責任な話でありますね。
食べる前に手を洗いたいはじめが洗面所へ向かうと、まさにそこへ下着ケースを隠したカヤさんは危機を察知し動いた! 洗面所へ先回りして下着ケースを抜き取り姉ちゃんへパス、受けた姉ちゃんは中身を冷蔵庫へぶちまけ…なぜそこへ?(笑
一瞬の隙を突いてカヤさんのシュークリームを横取るあらしさん。取られて悔しいカヤさんは「シュークリームを手放さない」ことを心に誓い、これがまた伏線になっているのが地味に綿密な作りでした。
お茶を飲みたいはじめは自ら冷蔵庫へ向かいあっさり下着とご対面。ヤバい!バレる!と緊張の一瞬でしたが…黒い姉ちゃんの煙巻きセリフによって事なきを。根谷さん声が静かに響きます(笑。とはいえ下着に名前が書いてあるわけでもなく、別に慌てて隠さなくとも「これは姉ちゃんの下着」と言えば全て済んでしまうことでは?

カヤさんのボケに固まる姉ちゃんがいい味を醸すと家庭訪問のお約束「家捜し」イベントが発動しました。潤の部屋へ強行突入したはじめは部屋のあちこちを捜索するも怪しいものは見つからず、お約束どおりベッドの下を覗き込んでもそこには簀巻きの黒子がいるわけでもなく、ほっと一息の潤。しかし捜索中に落ちてきた箱の中から冬服の制服が飛び出すと潤は大慌てです。あれを見られたらバレてしまう! 必死の勢いで制服を手に取って逃亡、そこへちょうど騒ぎを聞きつけたカヤさんが現れタイムリープ!
とりあえず逃げ切れた潤でしたが真っ白いウエディングドレスの胸にイチゴシュークリームのソースがべったり、せっかくのシュークリームが潰れてしまって切ないすすり泣きのカヤさん。するとそこへ当時の潤が現れ…この光景をいきなり見たら確かに「血みどろのお化け花嫁」「恨めしそうに泣きながら目の前から消えた」というトラウマを植え付けそうな(笑。というわけでウエディングドレスが怖いトラウマは自分が原因、もはやこの作品に於いて幾度となく描かれたテンプレの如きオチです。この展開は確かに今作の特徴でありますが何度も同じようなパターンを見せられるとちょっと微妙な印象、もう一ひねり欲しかった。
無事に戻った潤は胸にでっかい赤い染みを付けています。これでは純白のウエディングドレスが台無し、しかし姉ちゃんはそれを責めることなく潤の無事を喜ぶのみ。普段は刺々しく冷え切った姉妹仲なれど、その根っこではきちんと気に留めているというお話でした。
今回のストーリーはほぼアニメオリジナルです。まんが版にも潤vs姉ちゃんの軋轢から和解までの話がありますがいろんな都合でこのような形にアレンジされたのでしょう。どちらが良い悪いということはありませんが、カヤさんの体験談からきちんと筋立てして姉に向き合う過程を描いた原作版のほうが好みではあります。コメディに徹したアニメ版も悪くないけれど、これではココロに何も残さないまま忘れ去ってしまいそう。
やよゐさん劇場が前回の「ご注文バージョン」に加え「活動写真バージョン」との2本立てとなりました。うーむ、何となく1期のそれと比べるとキレが無いような。やり取りを見慣れてしまったせいかもしれません。

今回のエンドカードは冬目景氏。スクエニ(ガンガン)つながり?
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性別バレ阻止のため奔走する潤…やる気だけはあるカヤさん。

今回のサブタイトルは「みずいろの雨」。八神純子作曲歌唱による1978年の大ヒット曲、調べてびっくり31年も前の曲なのかこれ。時期的に「シンガーソングライター」とか「ニューミュージック」と呼ばれる人たちが音楽シーンに台頭し始めた頃、いわゆる歌謡曲歌手とザ・ベストテンの席取り合戦に賑やかだった時代ですねえ。懐かしい。

アバンは潤と姉ちゃんの軽い仲違いから。姉ちゃんのような「女」になりたくない潤はそのとおり姉ちゃんをあまり快く思っていません。今日も洗濯当番をスッポかされて不機嫌全開、「着るものが無い」とブー垂れつつ結局潤が洗濯機を回すことに。その後カヤさんが気を利かせて洗っておいた洗濯物を取りにベランダへ出るといきなりの土砂降りに遭って全身濡れ鼠…着替えが無い潤はバスローブ一枚、ってそんなギリギリの服装在庫なのか。仮にもモデルさんなんだから普段着る服以外一切持っていないってことは無いだろう?(笑
カヤさんがシュークリームの布石を撒いた後、そのシュークリームを食べる食べないの話題にて「訪問者」の存在を知らされ、まさか八坂は来ないですよね? まさか? まさかですよね? の描写変化が面白い。そして電話を受けた姉さんの無情な表情へ(笑。まああらしさんが来るのにはじめが来ないはずもなく…これにて性別バレ阻止のため四苦八苦する潤の長い一日が始まりました。着る服が無いのに。
そこで姉さんが「衣装さんから貰った服がある」と助け船、大急ぎでその服を探して八坂襲来に備えなければ!

その服とはウエディングドレスでした。って着ている時に気付けよ!(笑。ともかく着られる服がそれしか無いためとりあえずその姿で「性別バレ」に繋がるものを隠す作業へ。カヤさんに協力を要請すると「合点承知!」と良い返事、しかし片付けの最中に片付けているものに気を取られて脱線するのは世の常でありまして、例によってカヤさんも片付けていたはずの潤の写真を拡げて談笑してます。ここで姉ちゃんが「潤はウエディングドレスが怖い」というさりげないネタ振り。
さらに下着ケースを隠す段にて洗面所へ隠したはいいけれど、そこから見えた浴槽の汚れが気になってそちらへ集中しちゃったり…カヤさんてば見た目のクールさと裏腹にお茶目な人です(笑。そういやカヤさんはここでずぶ濡れになっているのに引き続きセーラー服のままだったのはどういう? 替えを持っていたのだろうか。
玄関脇に飾ってあるバレエの写真を回収すべき走る潤、しかし神のいたずらかジャストタイミングで現れたあらしさん、そしてはじめ。勢い余って転んだ潤を受け止めたはじめは一瞬言葉に詰まるも「女装が癖になったか?」とあさっての方向の反応です。潤が女だと微塵も思っていない、まあ服装が突飛すぎて「本当は女なのか?」などと考える隙間が無かったのかも。これがキャミ+ミニスカなど「普通の女の子の服装」だったら怪しむ余地もありますが…いきなりウエディングドレスではねえ。

雨にやられたあらしさん&はじめも婚礼衣装に着替えてみなさんお茶タイム。あらしさんのウエディングドレスはともかく何故はじめのタキシードまであるんだ? と野暮なツッコミはスルーの方向で。明らかに状況を面白がっているあらしさん、いつまでも隠し通せるはずのないことだけに「これを機にバレてしまったほうが」と思っているのかも。とはいえ潤の気持ちを考えたら無責任な話でありますね。
食べる前に手を洗いたいはじめが洗面所へ向かうと、まさにそこへ下着ケースを隠したカヤさんは危機を察知し動いた! 洗面所へ先回りして下着ケースを抜き取り姉ちゃんへパス、受けた姉ちゃんは中身を冷蔵庫へぶちまけ…なぜそこへ?(笑
一瞬の隙を突いてカヤさんのシュークリームを横取るあらしさん。取られて悔しいカヤさんは「シュークリームを手放さない」ことを心に誓い、これがまた伏線になっているのが地味に綿密な作りでした。
お茶を飲みたいはじめは自ら冷蔵庫へ向かいあっさり下着とご対面。ヤバい!バレる!と緊張の一瞬でしたが…黒い姉ちゃんの煙巻きセリフによって事なきを。根谷さん声が静かに響きます(笑。とはいえ下着に名前が書いてあるわけでもなく、別に慌てて隠さなくとも「これは姉ちゃんの下着」と言えば全て済んでしまうことでは?

カヤさんのボケに固まる姉ちゃんがいい味を醸すと家庭訪問のお約束「家捜し」イベントが発動しました。潤の部屋へ強行突入したはじめは部屋のあちこちを捜索するも怪しいものは見つからず、お約束どおりベッドの下を覗き込んでもそこには簀巻きの黒子がいるわけでもなく、ほっと一息の潤。しかし捜索中に落ちてきた箱の中から冬服の制服が飛び出すと潤は大慌てです。あれを見られたらバレてしまう! 必死の勢いで制服を手に取って逃亡、そこへちょうど騒ぎを聞きつけたカヤさんが現れタイムリープ!
とりあえず逃げ切れた潤でしたが真っ白いウエディングドレスの胸にイチゴシュークリームのソースがべったり、せっかくのシュークリームが潰れてしまって切ないすすり泣きのカヤさん。するとそこへ当時の潤が現れ…この光景をいきなり見たら確かに「血みどろのお化け花嫁」「恨めしそうに泣きながら目の前から消えた」というトラウマを植え付けそうな(笑。というわけでウエディングドレスが怖いトラウマは自分が原因、もはやこの作品に於いて幾度となく描かれたテンプレの如きオチです。この展開は確かに今作の特徴でありますが何度も同じようなパターンを見せられるとちょっと微妙な印象、もう一ひねり欲しかった。
無事に戻った潤は胸にでっかい赤い染みを付けています。これでは純白のウエディングドレスが台無し、しかし姉ちゃんはそれを責めることなく潤の無事を喜ぶのみ。普段は刺々しく冷え切った姉妹仲なれど、その根っこではきちんと気に留めているというお話でした。
今回のストーリーはほぼアニメオリジナルです。まんが版にも潤vs姉ちゃんの軋轢から和解までの話がありますがいろんな都合でこのような形にアレンジされたのでしょう。どちらが良い悪いということはありませんが、カヤさんの体験談からきちんと筋立てして姉に向き合う過程を描いた原作版のほうが好みではあります。コメディに徹したアニメ版も悪くないけれど、これではココロに何も残さないまま忘れ去ってしまいそう。
やよゐさん劇場が前回の「ご注文バージョン」に加え「活動写真バージョン」との2本立てとなりました。うーむ、何となく1期のそれと比べるとキレが無いような。やり取りを見慣れてしまったせいかもしれません。

今回のエンドカードは冬目景氏。スクエニ(ガンガン)つながり?
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