2009-10-28(Wed)
君に届け #04 噂
絶妙なタイミングで繰り広げられる誤解とすれ違い。

楽しかった日々はもう戻らないのか。

矢野ちん&ちづの悪い噂を流している大元が「貞子」と聞いて一笑に付す2人。確かにそんな悪知恵が働くくらいなら疎まれ者の立場に甘んじ続けるはずがありません。それでも一応と爽子に確認、というかカマをかけてみると全くそんな様子は微塵も無くあくまでピュアな反応が返ってくるだけ、さらにちづ用に要点ノートまでまとめてくれたり相変わらずの気遣いに感涙のちづ。それを聞きつけたクラスメイトがコピーを申し出てきたり、爽子は順調に溶け込んでいる様子でした。
一方の風早くんは朝っぱらからピンに呼び出されて「ちっちゃいおじさん」の夢の話を聞かされ、それが「黒沼と目を会わせたせいか?」と言われてムカムカ。そして自分から見た黒沼さんの印象を語るとピンが驚愕、「お前黒沼とデキてんのか!?」からはにかみ顔を見せた後、ピンに「好き」の言葉を言わせない反応が私の脳幹をくすぐります。きゅんきゅんだねえ、かわいいねえ。今はくたびれたおっさんの私にもこんな頃が…ねえよそんなもん!(笑

ピンから逃げ出して朝の教室へ。昨日の一件で爽子の様子が気になる風早くん、一方の爽子は風早くんの寝癖でハネた前髪から覗くおでこが気になって気になって。ドキドキしつつおでこをチラ見しようと振り向くと…爽子を見ていた風早くんと目が会ってドキドキドキであります。朝から何やってんだか。昼休みも矢野ちん&ちづと仲良くランチタイムを楽しみ、爽子の学校生活はそれまでの暗い日々を取り戻すかのように潤いの風景を見せます。
しかしそんなささやかな幸せに杭を打ち込む出来事が。幼なじみとの立ち話にてちづたちとの関係を聞かれた爽子は「友達じゃないよ…」と。もちろんそれはネガティブな意味ではなく、むしろ爽子らしい謙虚さから発した言葉だったのですが…その言葉を誤解した矢野ちん&ちづは件の噂の件もあってショック、続ける爽子の言葉が気になるところなのに絶妙のタイミングで現れたピンに捕まって続きを聞けぬままとなってしまいます。確かに「友達じゃない」の部分だけ聞いたら「どういうこっちゃ?」と思うでしょう。

2人は爽子の真意を確かめるべく直接聞いてみることに。「あたしらはあんたのことがすきよ貞子。あんたはどう思ってる? あたしらのこと、すき?」
「すきって言うか…すきって言うよりも…」
ここで貞子の言葉を最後まで聞かず踵を返してしまう2人。さっきは話を全部聞けなくて悶々としていたのに、なぜ最後まで聞いてあげなかったのか。感情表現が苦手で気持ちを上手く伝えられない爽子の性格がわかっているはずなのに。これもまた絶妙なタイミングによる気持ちのすれ違い、そんな事とは露知らない爽子は「すき」と言われて嬉しいはずが…2人に元気がないことに気付いている辺りも爽子の繊細さが窺えますね。あれほど居心地の良かった席なのに前に座る2人への距離に勘付いた爽子、寂しさを語る2人の背中がいい演出でした。
元気がない2人を元気づける方法は無いか?とトイレで考える爽子に聞こえた噂の数々。爽子の噂は今までのような「霊感」「呪い」などに関するものではなく、周囲の人を利用して裏番(笑)として君臨しているというものでした。思いがけない噂に仰天の爽子、しかしその噂によって「2人に元気が無かった」と誤解、さらに自分が一緒にいることで風早くんまで迷惑がかかると誤解。何というネガティブループなのですが…今までの立ち位置が身に染みている爽子としてはそう考えてしまうのも無理はないかもしれません。現に第1話でも同様の反応を見せていましたし。
誤解から思い詰めた爽子は声を掛けてきた風早くんに答えずスルー。せっかく仲良くなれたのにこんな反応をしなければならない爽子の辛さ、楽しい日々を過ごした後だけに自分から離れていくのはどれほど辛いことでしょう。

爽子の言葉が気になって目を腫らしたまま登校の2人。爽子を信じたいのに信じ切れなくなってしまった、そんな自分がすごくイヤだと歯軋りするちづの涙は爽子への思いが溢れているよう。すると昇降口で爽子とバッタリ。ここで爽子は2人の目が赤いことに気付いて「ごめんなさい」と誤解の謝罪、それを受けた2人も謝られたことでさらに誤解を深めてしまいじつに見事な誤解スパイラルに陥っております。ここでお互いの気持ちを打ち明けてしまえば丸く収まるのですが、ちょうど他の生徒が登校してきて「一緒にいるところを見られるとさらに傷付けてしまう」と考えた爽子が急いで離脱、結局誤解が解けぬまま状況は悪くなるばかり。
そんな折に噂の誤解を解きたいと奔走する爽子の一途な愚直さは見ていて切ない。しかしあちこち探しても噂の出所が見つからず…2人に元気を取り戻してほしいと涙する爽子はどこまでまっすぐなのか。
授業中に泣いていた爽子が気になって声を掛けるも避けられてしまう風早くん。突然の態度豹変に動揺するのも無理はありません。しかし爽子は理由を何も語らず、またしても他の生徒の目を気にして足早に立ち去ってしまいました。わけがわからず避けられている風早くん、誤解のまま避けられている矢野ちん&ちづ、どうしていいのかわからない爽子。悪夢のような絶妙タイミングで生じた誤解とすれ違い、楽しかった日々を全て失ってしまった爽子はどうするどうなる?というところで引き。なんというタイミングで引きますか…。
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楽しかった日々はもう戻らないのか。

矢野ちん&ちづの悪い噂を流している大元が「貞子」と聞いて一笑に付す2人。確かにそんな悪知恵が働くくらいなら疎まれ者の立場に甘んじ続けるはずがありません。それでも一応と爽子に確認、というかカマをかけてみると全くそんな様子は微塵も無くあくまでピュアな反応が返ってくるだけ、さらにちづ用に要点ノートまでまとめてくれたり相変わらずの気遣いに感涙のちづ。それを聞きつけたクラスメイトがコピーを申し出てきたり、爽子は順調に溶け込んでいる様子でした。
一方の風早くんは朝っぱらからピンに呼び出されて「ちっちゃいおじさん」の夢の話を聞かされ、それが「黒沼と目を会わせたせいか?」と言われてムカムカ。そして自分から見た黒沼さんの印象を語るとピンが驚愕、「お前黒沼とデキてんのか!?」からはにかみ顔を見せた後、ピンに「好き」の言葉を言わせない反応が私の脳幹をくすぐります。きゅんきゅんだねえ、かわいいねえ。今はくたびれたおっさんの私にもこんな頃が…ねえよそんなもん!(笑

ピンから逃げ出して朝の教室へ。昨日の一件で爽子の様子が気になる風早くん、一方の爽子は風早くんの寝癖でハネた前髪から覗くおでこが気になって気になって。ドキドキしつつおでこをチラ見しようと振り向くと…爽子を見ていた風早くんと目が会ってドキドキドキであります。朝から何やってんだか。昼休みも矢野ちん&ちづと仲良くランチタイムを楽しみ、爽子の学校生活はそれまでの暗い日々を取り戻すかのように潤いの風景を見せます。
しかしそんなささやかな幸せに杭を打ち込む出来事が。幼なじみとの立ち話にてちづたちとの関係を聞かれた爽子は「友達じゃないよ…」と。もちろんそれはネガティブな意味ではなく、むしろ爽子らしい謙虚さから発した言葉だったのですが…その言葉を誤解した矢野ちん&ちづは件の噂の件もあってショック、続ける爽子の言葉が気になるところなのに絶妙のタイミングで現れたピンに捕まって続きを聞けぬままとなってしまいます。確かに「友達じゃない」の部分だけ聞いたら「どういうこっちゃ?」と思うでしょう。

2人は爽子の真意を確かめるべく直接聞いてみることに。「あたしらはあんたのことがすきよ貞子。あんたはどう思ってる? あたしらのこと、すき?」
「すきって言うか…すきって言うよりも…」
ここで貞子の言葉を最後まで聞かず踵を返してしまう2人。さっきは話を全部聞けなくて悶々としていたのに、なぜ最後まで聞いてあげなかったのか。感情表現が苦手で気持ちを上手く伝えられない爽子の性格がわかっているはずなのに。これもまた絶妙なタイミングによる気持ちのすれ違い、そんな事とは露知らない爽子は「すき」と言われて嬉しいはずが…2人に元気がないことに気付いている辺りも爽子の繊細さが窺えますね。あれほど居心地の良かった席なのに前に座る2人への距離に勘付いた爽子、寂しさを語る2人の背中がいい演出でした。
元気がない2人を元気づける方法は無いか?とトイレで考える爽子に聞こえた噂の数々。爽子の噂は今までのような「霊感」「呪い」などに関するものではなく、周囲の人を利用して裏番(笑)として君臨しているというものでした。思いがけない噂に仰天の爽子、しかしその噂によって「2人に元気が無かった」と誤解、さらに自分が一緒にいることで風早くんまで迷惑がかかると誤解。何というネガティブループなのですが…今までの立ち位置が身に染みている爽子としてはそう考えてしまうのも無理はないかもしれません。現に第1話でも同様の反応を見せていましたし。
誤解から思い詰めた爽子は声を掛けてきた風早くんに答えずスルー。せっかく仲良くなれたのにこんな反応をしなければならない爽子の辛さ、楽しい日々を過ごした後だけに自分から離れていくのはどれほど辛いことでしょう。

爽子の言葉が気になって目を腫らしたまま登校の2人。爽子を信じたいのに信じ切れなくなってしまった、そんな自分がすごくイヤだと歯軋りするちづの涙は爽子への思いが溢れているよう。すると昇降口で爽子とバッタリ。ここで爽子は2人の目が赤いことに気付いて「ごめんなさい」と誤解の謝罪、それを受けた2人も謝られたことでさらに誤解を深めてしまいじつに見事な誤解スパイラルに陥っております。ここでお互いの気持ちを打ち明けてしまえば丸く収まるのですが、ちょうど他の生徒が登校してきて「一緒にいるところを見られるとさらに傷付けてしまう」と考えた爽子が急いで離脱、結局誤解が解けぬまま状況は悪くなるばかり。
そんな折に噂の誤解を解きたいと奔走する爽子の一途な愚直さは見ていて切ない。しかしあちこち探しても噂の出所が見つからず…2人に元気を取り戻してほしいと涙する爽子はどこまでまっすぐなのか。
授業中に泣いていた爽子が気になって声を掛けるも避けられてしまう風早くん。突然の態度豹変に動揺するのも無理はありません。しかし爽子は理由を何も語らず、またしても他の生徒の目を気にして足早に立ち去ってしまいました。わけがわからず避けられている風早くん、誤解のまま避けられている矢野ちん&ちづ、どうしていいのかわからない爽子。悪夢のような絶妙タイミングで生じた誤解とすれ違い、楽しかった日々を全て失ってしまった爽子はどうするどうなる?というところで引き。なんというタイミングで引きますか…。
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