2009-11-16(Mon)
夏のあらし!春夏冬中 #07 天城越え
マスターの裸エプロン?

1000万円の夫婦茶碗の行方は?

今回のサブタイトルは「天城越え」、石川さゆりの1986年のヒット曲です。これもつい最近みたいだけど気が付けば23年も前…毎回言っているけれども、ジャケット探索をする度に月日のジェットコースターっぷりを実感する今日この頃です。ぐぬぬ。このジャケットはEP版ではなく収録曲名のとおりカバー曲を収めたらしき(?)LPのもの、あえてこちらをタイトル絵に持ってきたのは昭和歌謡カバーが売りの当作品に被せているのだろうか。考えすぎか。

何故か某とうふ店の86トレノが停まっている今日の方舟。賑わう店内ではかけた覚えのないケータイの履歴に悩めるマスター、これが今回の起点でありオチへの伏線でありました。覚えのない履歴を見て山代を意識しまくるマスターは彼が声をかけてきても不自然な対応を見せ…慌てて広げた新聞を見て「うわあ、この馬が来たかぁ。また外しちゃったなぁ」と思い付きの照れ隠しを呟くマスター、それを聞いた山代が「?」な反応を見せます。これは山代が「3日前のマスターから頼まれた馬券」を持っているため、稀代の大穴当たり馬券を持ってきたのに何を言っているのだろう?ってな反応なのでした。言うまでも無くこの時点のマスターは「山代に馬券購入を頼む前」のため、山代が馬券を持っていることも、ましてやそれが「自分が頼んだ」大穴当たり馬券であることも知りません。
そして今回のメインストーリーがスタート。夫婦茶碗の片割れに1000万円の懸賞金がかけられていることを知ったマスターはその茶碗が方舟にあったことを思い出し、しかも3日前には実際に使って失くしたと。何故そんなものがここに?というツッコミは軽くいなし…茶碗の底に「小林」と掘ってあったというその茶碗を取り戻すべくドタバタがスタートです。

「厨房の食器棚に置いといて、って言ったのに無いんだよ!」
マスターは誰かに茶碗を託して棚へ置くように頼んだ、しかし方舟メンバーの誰もその依頼を受けていないらしい。それはつまり「これから」依頼を受けるのだろうな、と予想させ、はたしてその通りの展開となるのでした。
食器棚に並ぶたくさんの茶碗をひっくり返して確認しても小林の文字は見つからず、ならば3日前へ飛んで茶碗を持ってこよう!とあまりにお約束どおりの展開です(笑。このテの指令が大好物のあらしさん&はじめは率先してタイムリープへ出掛け、いまいち乗り気でないカヤさんはホールケーキで一本釣り。そして残ったやよゐさんをジョセフィーヌの所へ連れて行こうと手を触れた瞬間、飛んで行ってたみなさんが一斉に帰還してきました。このカットで見せた光はやよゐさん&マスターが通じることの前振り?

戻ってきたみなさんは一様に疲れ果てた表情でした。飛んだ先でのマスターはかなり手強く、茶碗を持ってこようにも逃げ回られてどうにもこうにもという状態、そのスタイルは裸エプロンとか…公式サイトのあらすじ紹介にも裸エプロンの記述があったためそこはかとなくサービス映像を期待しておりましたが、飛んだ先の様子はあらしさんたちの証言のみ。というか今回は幾度となく過去へ飛ぶのに過去の様子は一切描写されず「現在の方舟店内」の会話描写だけで進め、あらしさんたちの証言から3日前に起きたドタバタを想像させるある意味斬新なタイムリープストーリーとなりました。飛んだ先の描写が一切行われないタイムリープものなんて見たことありませんよ(笑
ここ数回取って付けたようなタイムリープネタが続いたため今回も同じ作りだとさすがに飽きてしまう、当然この作品の「タイムリープの約束事」は変わりませんからある程度先も読めてしまいます。現に今回のように描写手法を変えたところでよく訓練された夏のあらしファンならあっさり読めてしまうのですが…ドラマCDのような想像力を働かせねばならない今回のやり口はちょっと面白かった。
茶碗を託した相手がやよゐさんであることを思い出したマスター。しかし当のやよゐさんは覚えが無いと言い、「ならば飛んで確かめてこい」の流れからやよゐさんの手にマスターが触れると通じてしまいました。原作でももちろんこの2人は通じますし、その始まりも今回のように偶然触れた手がトリガーになるのですが…まさかこういう形でマスターのファーストリープを見ることになるとは。
心配する加奈子を余所にあっさり戻ってきたやよゐさん&マスター。飛んだ先の棚には小林茶碗があったと証言し、タイムリープの約束事がわかっていないマスターは茶碗確保のため再び飛ぶと言い出します。結局最後まで約束事を軽視したマスターの暴走とそれに振り回されるはじめたちという図式で話は進み、そこへ「カヤさんのプリン」が加わってストーリーのゴール地点が見え隠れしてきました。というか「プリンを作っていた」と聞いて視聴者の9割くらいはその器が例の茶碗であることを予想したと思う(笑

冷蔵庫に収まったプリンの器を見てその予想は確信へ変わり、しかし器の底を見ても「小林」の刻は無かった! そんなはずは! 思いっきりズバリの流れなのに違うのか! と誰しも思ったことでしょう。てなところへ戻ってきたあらしさん&はじめ、そしてやよゐさん&マスター。飛んだ先でもフリーダムなマスターの行動により3日前の棚の食器がいくつか割れ、と同時にその時やよゐさんは3日前のマスターから茶碗を託され、そして食器棚の空いた所へ確かに置いたらしい。割れた食器とはプリン容器であり…ではやはりカヤさんのプリンが収まっている茶碗がズバリじゃないの? と状況証拠は確実に固まっておりますが肝心の茶碗の底に「小林」が無いのも事実。さてどうやってひっくり返すのやら?と私の興味はそれ一点に。
この飛んだ時(3日前)にマスターは山代へ電話をかけていました。その内容は後で明らかになりますが「馬券を買っといて」というもの、これが冒頭で見せた山代との通話記録の正体でした。しかしこれはちょっと考えると不整合があるような無いような。馬券自体の展開は問題ないのですが、気になるのはケータイに記された通話履歴について。
現在のマスターが持ったケータイの時刻表示は3日前に戻っても現時刻から続いているはずで、例えば現在11/15の14:00として、そこから3日前の11/12・15:17へ飛んでもケータイの時刻表示は11/15の14:00のまま、つまりそこから発信した記録は「11/15 14:00」になるのでは?と思わなくもありません。これが「基地局との交信時刻」が基準だとすれば通話履歴の表示は合致しますが、すると今度は、というかこっちが本題なのですが「既に山代との履歴が表示されているケータイ」を持って飛んでいったことと辻褄が合わなくなります。履歴の表示されたケータイにて飛んだ先で山代へ発信すると、履歴が2件にならなければならない。すると冒頭で見た履歴も2件となり、履歴が2件表示されたケータイにて飛んだ先で山代へ…エンドレス。賞味期限切れ牛乳のパラドックスと同じです。
とここまで考えて、「マスターは飛んだ先のケータイを使って山代へ電話した」ことに気付きました。これなら全て辻褄が合いますね。なんと遠回りな私。

その後もマスターの暴走タイムリープによってみなさんえらい目に遭ったようですが一切描写されないためセリフから想像するしか。まあこれはこれで面白かったけれども1度限りの1発ネタですね。そして肝心の茶碗のオチ。底は底でも…というしょうもないオチでした。焼き物の刻と言えば外底と思い込んだ故の勘違い、考えてみれば私が自信満々に自爆したケータイのパラドックスも「ケータイは自分が持っているものでかける」と思い込んだ故の誤推理でした。いやはや思い込みというものは恐ろしい。
というかあらしさんも気付けよ!(笑
ガリガリ削っても落ちない「キズ」の入った茶碗は客用に使えない、捨てるには惜しいので植木鉢として再利用しましょう! 土を詰めてしまったので小林の刻は再び隠れ、加奈子はヌカドコリーナをより完璧へ導くにふさわしい1000万の茶碗を使ったキュウリ栽培に勤しむのでありました。そして「大荒れの8レース、超穴場の5-2-7」と書かれた新聞を広げ、山代へ呼び出しの電話をかけて締め。山代は冒頭で来店したとき既に当たり馬券を持っていたため以下略。

今回のエンドカードはPOP氏。もえたんの人ですね。どういう繋がりなのだろう?
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

1000万円の夫婦茶碗の行方は?

今回のサブタイトルは「天城越え」、石川さゆりの1986年のヒット曲です。これもつい最近みたいだけど気が付けば23年も前…毎回言っているけれども、ジャケット探索をする度に月日のジェットコースターっぷりを実感する今日この頃です。ぐぬぬ。このジャケットはEP版ではなく収録曲名のとおりカバー曲を収めたらしき(?)LPのもの、あえてこちらをタイトル絵に持ってきたのは昭和歌謡カバーが売りの当作品に被せているのだろうか。考えすぎか。

何故か某とうふ店の86トレノが停まっている今日の方舟。賑わう店内ではかけた覚えのないケータイの履歴に悩めるマスター、これが今回の起点でありオチへの伏線でありました。覚えのない履歴を見て山代を意識しまくるマスターは彼が声をかけてきても不自然な対応を見せ…慌てて広げた新聞を見て「うわあ、この馬が来たかぁ。また外しちゃったなぁ」と思い付きの照れ隠しを呟くマスター、それを聞いた山代が「?」な反応を見せます。これは山代が「3日前のマスターから頼まれた馬券」を持っているため、稀代の大穴当たり馬券を持ってきたのに何を言っているのだろう?ってな反応なのでした。言うまでも無くこの時点のマスターは「山代に馬券購入を頼む前」のため、山代が馬券を持っていることも、ましてやそれが「自分が頼んだ」大穴当たり馬券であることも知りません。
そして今回のメインストーリーがスタート。夫婦茶碗の片割れに1000万円の懸賞金がかけられていることを知ったマスターはその茶碗が方舟にあったことを思い出し、しかも3日前には実際に使って失くしたと。何故そんなものがここに?というツッコミは軽くいなし…茶碗の底に「小林」と掘ってあったというその茶碗を取り戻すべくドタバタがスタートです。

「厨房の食器棚に置いといて、って言ったのに無いんだよ!」
マスターは誰かに茶碗を託して棚へ置くように頼んだ、しかし方舟メンバーの誰もその依頼を受けていないらしい。それはつまり「これから」依頼を受けるのだろうな、と予想させ、はたしてその通りの展開となるのでした。
食器棚に並ぶたくさんの茶碗をひっくり返して確認しても小林の文字は見つからず、ならば3日前へ飛んで茶碗を持ってこよう!とあまりにお約束どおりの展開です(笑。このテの指令が大好物のあらしさん&はじめは率先してタイムリープへ出掛け、いまいち乗り気でないカヤさんはホールケーキで一本釣り。そして残ったやよゐさんをジョセフィーヌの所へ連れて行こうと手を触れた瞬間、飛んで行ってたみなさんが一斉に帰還してきました。このカットで見せた光はやよゐさん&マスターが通じることの前振り?

戻ってきたみなさんは一様に疲れ果てた表情でした。飛んだ先でのマスターはかなり手強く、茶碗を持ってこようにも逃げ回られてどうにもこうにもという状態、そのスタイルは裸エプロンとか…公式サイトのあらすじ紹介にも裸エプロンの記述があったためそこはかとなくサービス映像を期待しておりましたが、飛んだ先の様子はあらしさんたちの証言のみ。というか今回は幾度となく過去へ飛ぶのに過去の様子は一切描写されず「現在の方舟店内」の会話描写だけで進め、あらしさんたちの証言から3日前に起きたドタバタを想像させるある意味斬新なタイムリープストーリーとなりました。飛んだ先の描写が一切行われないタイムリープものなんて見たことありませんよ(笑
ここ数回取って付けたようなタイムリープネタが続いたため今回も同じ作りだとさすがに飽きてしまう、当然この作品の「タイムリープの約束事」は変わりませんからある程度先も読めてしまいます。現に今回のように描写手法を変えたところでよく訓練された夏のあらしファンならあっさり読めてしまうのですが…ドラマCDのような想像力を働かせねばならない今回のやり口はちょっと面白かった。
茶碗を託した相手がやよゐさんであることを思い出したマスター。しかし当のやよゐさんは覚えが無いと言い、「ならば飛んで確かめてこい」の流れからやよゐさんの手にマスターが触れると通じてしまいました。原作でももちろんこの2人は通じますし、その始まりも今回のように偶然触れた手がトリガーになるのですが…まさかこういう形でマスターのファーストリープを見ることになるとは。
心配する加奈子を余所にあっさり戻ってきたやよゐさん&マスター。飛んだ先の棚には小林茶碗があったと証言し、タイムリープの約束事がわかっていないマスターは茶碗確保のため再び飛ぶと言い出します。結局最後まで約束事を軽視したマスターの暴走とそれに振り回されるはじめたちという図式で話は進み、そこへ「カヤさんのプリン」が加わってストーリーのゴール地点が見え隠れしてきました。というか「プリンを作っていた」と聞いて視聴者の9割くらいはその器が例の茶碗であることを予想したと思う(笑

冷蔵庫に収まったプリンの器を見てその予想は確信へ変わり、しかし器の底を見ても「小林」の刻は無かった! そんなはずは! 思いっきりズバリの流れなのに違うのか! と誰しも思ったことでしょう。てなところへ戻ってきたあらしさん&はじめ、そしてやよゐさん&マスター。飛んだ先でもフリーダムなマスターの行動により3日前の棚の食器がいくつか割れ、と同時にその時やよゐさんは3日前のマスターから茶碗を託され、そして食器棚の空いた所へ確かに置いたらしい。割れた食器とはプリン容器であり…ではやはりカヤさんのプリンが収まっている茶碗がズバリじゃないの? と状況証拠は確実に固まっておりますが肝心の茶碗の底に「小林」が無いのも事実。さてどうやってひっくり返すのやら?と私の興味はそれ一点に。
この飛んだ時(3日前)にマスターは山代へ電話をかけていました。その内容は後で明らかになりますが「馬券を買っといて」というもの、これが冒頭で見せた山代との通話記録の正体でした。しかしこれはちょっと考えると不整合があるような無いような。馬券自体の展開は問題ないのですが、気になるのはケータイに記された通話履歴について。
現在のマスターが持ったケータイの時刻表示は3日前に戻っても現時刻から続いているはずで、例えば現在11/15の14:00として、そこから3日前の11/12・15:17へ飛んでもケータイの時刻表示は11/15の14:00のまま、つまりそこから発信した記録は「11/15 14:00」になるのでは?と思わなくもありません。これが「基地局との交信時刻」が基準だとすれば通話履歴の表示は合致しますが、すると今度は、というかこっちが本題なのですが「既に山代との履歴が表示されているケータイ」を持って飛んでいったことと辻褄が合わなくなります。履歴の表示されたケータイにて飛んだ先で山代へ発信すると、履歴が2件にならなければならない。すると冒頭で見た履歴も2件となり、履歴が2件表示されたケータイにて飛んだ先で山代へ…エンドレス。賞味期限切れ牛乳のパラドックスと同じです。
とここまで考えて、「マスターは飛んだ先のケータイを使って山代へ電話した」ことに気付きました。これなら全て辻褄が合いますね。なんと遠回りな私。

その後もマスターの暴走タイムリープによってみなさんえらい目に遭ったようですが一切描写されないためセリフから想像するしか。まあこれはこれで面白かったけれども1度限りの1発ネタですね。そして肝心の茶碗のオチ。底は底でも…というしょうもないオチでした。焼き物の刻と言えば外底と思い込んだ故の勘違い、考えてみれば私が自信満々に自爆したケータイのパラドックスも「ケータイは自分が持っているものでかける」と思い込んだ故の誤推理でした。いやはや思い込みというものは恐ろしい。
というかあらしさんも気付けよ!(笑
ガリガリ削っても落ちない「キズ」の入った茶碗は客用に使えない、捨てるには惜しいので植木鉢として再利用しましょう! 土を詰めてしまったので小林の刻は再び隠れ、加奈子はヌカドコリーナをより完璧へ導くにふさわしい1000万の茶碗を使ったキュウリ栽培に勤しむのでありました。そして「大荒れの8レース、超穴場の5-2-7」と書かれた新聞を広げ、山代へ呼び出しの電話をかけて締め。山代は冒頭で来店したとき既に当たり馬券を持っていたため以下略。

今回のエンドカードはPOP氏。もえたんの人ですね。どういう繋がりなのだろう?
- 関連記事
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
