2009-11-19(Thu)
懺・さよなら絶望先生 番外地 上
また帰ってきた絶望先生!

今、幕を開ける絶望外伝(正伝もないのに)。
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今、幕を開ける絶望外伝(正伝もないのに)。
アニメ第三期「懺・さよなら絶望先生」が終わって舌の根が乾かぬうちに新作OAD(単行本第十九集限定版)が発売となりました。なんだかOAD展開が始まって以来毎巻3,470円取られているような気がしないでもありませんが新作を見られるのは良いことなので良しとしましょう(変な日本語)。

アバンは懺・絶望のパターンを踏襲して「前巻までのあらすじ」、今回はどこかの中学生が書いたような単行本第十五集カバーの折り返しです。読み人はちわちわ、今さらですがよくもまあいろんな声を出せるものです。

OPは例によっていろいろ改変されています。スタッフクレジットに「過多書き」が追加され、特に冒頭の久米田氏の過多書きは原作者特権か画面一杯にいろいろ書かれておりました。
望先生やカフカが登場するはずのカットに姿が無かったり、さらに後半はそろばん3級・劇団イヌカレーによるデチューンが光ります。該当カットを元映像と見比べると一応「アレンジ」の範疇と言えなくもありませんが…こういう発想ができるのはイヌカレーならではでしょう。

OP終盤のカフカ落下から望先生がキャッチするシーンは完全改変。空から落ちる絶望少女たちは受け止める者も無く地面へ落ち、犬神佐清の如く足だけ伸びた絶望少女たちがずらっと並ぶ絵面はかなり強烈です。
では本編の内容を簡単にご紹介。

原作第百三十六話「デモの意図」(単行本第十四集収録)。「デモ」と「でも」をかけたネタはさっそくTVで放送しにくそうなキワキワ映像が続きます。原作では絵が無かった「赤白しましまの家」のネタはしっかり描かれてわかりやすく(笑
原文ままのネタはゴルデンウイーク進行について。こういう時節ネタをあえてカットしない作り、頑ななまでに原作準拠の作りです。

北京五輪のネタももはや懐かしい。原作での描写に比べ全体に中国ネタに遠慮が無くなっている感じ…これって普通は逆ですよね。背景にちらちら映るハニートラップ娘娘&マスクをした真ん中分け女が静かに怖い(笑。オチはメイド喫茶のウエイトレス姿でGJのマ太郎を影から見守る保守の人。原作おまけページの「あの出版社を語る」はご本人自ら語っておりました。相変わらず改蔵の重版はかからないのだろうか?

原作百八十四話「流行り短し走れよ乙女」(単行本第十九集収録)。このOADが付属する最新単行本からの映像化です。わかってないけど面白いと言わなければならない状況、頭が悪い・センスが悪いと思われたくない故に取ってしまう空回りな行動を指摘した一本であります。その例として活躍するのは普通ちゃん、アート展での一幕はいかにもありそうな(笑

わけがわからないけれどもそれっぽいことを言っておけば「わからない」ことを恐れる相手は自衛のために笑ってくれる。表面上は盛り上がって見えてもその実まったく中身がない空虚な会話、そういや昨今のバラエティ番組でよく見る笑いSEと煽り字幕で「ここで笑え」と言わんばかりの演出はこれと同じことなのだろうな。無理に笑う普通ちゃんの背景で斜を落とすカフカの黒さったら。
わけがわからず笑っているので本当の意味が悲劇であっても笑うしかない。そのいい加減さを良しとしないきっちりさんの厳しさ、何かと極端な彼女ですがこの断罪は同意するなあ。

原作第百九十話「散る散る・満ちる」(単行本第十九集収録)。こちらも最新刊からのアニメ化、きっちりさんのお姉さんである「木津 多祢(きつ たね)」の登場です。片付けられ姉(ねえ) 女子大生たるキタ姉はその名の通り散らかし上手、「姉が散らかしっ、妹かたすっ♪」と過大な振り幅にてバランスが取れている姉妹ですが片付ける方は大変だよねえ(笑
冒頭の電話どおりまんがメガネが登場し一同はプールへ。

プールに浸かるキタ姉の周りに集まる浮遊物。浮かんだ段ボールに貼られた「化物語のあまりの売れ行きに絶望した!!!」の張り紙はひたぎクラブ壊滅時のヨドバシアキバにあったもの、その段ボールの中身は…懺・絶望のDVDパッケージですか(笑えん。手前に浮かぶCDは「黒いうさぎ」とさりげなく時事ネタ。ばいんばいんの肢体を晒す水着姿、プールサイドのチラ見せで寄ってくる「社会のゴミ」をきっちりさんが片付ける連携は息もピッタリでありました。

エンドカードは何と村田蓮爾氏。今回は封入特典としてこのリアルカードが付属していてちょっと、いやかなり嬉しかったです。やっぱり上手いなあ。

アバンは懺・絶望のパターンを踏襲して「前巻までのあらすじ」、今回はどこかの中学生が書いたような単行本第十五集カバーの折り返しです。読み人はちわちわ、今さらですがよくもまあいろんな声を出せるものです。

OPは例によっていろいろ改変されています。スタッフクレジットに「過多書き」が追加され、特に冒頭の久米田氏の過多書きは原作者特権か画面一杯にいろいろ書かれておりました。
望先生やカフカが登場するはずのカットに姿が無かったり、さらに後半はそろばん3級・劇団イヌカレーによるデチューンが光ります。該当カットを元映像と見比べると一応「アレンジ」の範疇と言えなくもありませんが…こういう発想ができるのはイヌカレーならではでしょう。

OP終盤のカフカ落下から望先生がキャッチするシーンは完全改変。空から落ちる絶望少女たちは受け止める者も無く地面へ落ち、犬神佐清の如く足だけ伸びた絶望少女たちがずらっと並ぶ絵面はかなり強烈です。
では本編の内容を簡単にご紹介。

原作第百三十六話「デモの意図」(単行本第十四集収録)。「デモ」と「でも」をかけたネタはさっそくTVで放送しにくそうなキワキワ映像が続きます。原作では絵が無かった「赤白しましまの家」のネタはしっかり描かれてわかりやすく(笑
原文ままのネタはゴルデンウイーク進行について。こういう時節ネタをあえてカットしない作り、頑ななまでに原作準拠の作りです。

北京五輪のネタももはや懐かしい。原作での描写に比べ全体に中国ネタに遠慮が無くなっている感じ…これって普通は逆ですよね。背景にちらちら映るハニートラップ娘娘&マスクをした真ん中分け女が静かに怖い(笑。オチはメイド喫茶のウエイトレス姿でGJのマ太郎を影から見守る保守の人。原作おまけページの「あの出版社を語る」はご本人自ら語っておりました。相変わらず改蔵の重版はかからないのだろうか?

原作百八十四話「流行り短し走れよ乙女」(単行本第十九集収録)。このOADが付属する最新単行本からの映像化です。わかってないけど面白いと言わなければならない状況、頭が悪い・センスが悪いと思われたくない故に取ってしまう空回りな行動を指摘した一本であります。その例として活躍するのは普通ちゃん、アート展での一幕はいかにもありそうな(笑

わけがわからないけれどもそれっぽいことを言っておけば「わからない」ことを恐れる相手は自衛のために笑ってくれる。表面上は盛り上がって見えてもその実まったく中身がない空虚な会話、そういや昨今のバラエティ番組でよく見る笑いSEと煽り字幕で「ここで笑え」と言わんばかりの演出はこれと同じことなのだろうな。無理に笑う普通ちゃんの背景で斜を落とすカフカの黒さったら。
わけがわからず笑っているので本当の意味が悲劇であっても笑うしかない。そのいい加減さを良しとしないきっちりさんの厳しさ、何かと極端な彼女ですがこの断罪は同意するなあ。

原作第百九十話「散る散る・満ちる」(単行本第十九集収録)。こちらも最新刊からのアニメ化、きっちりさんのお姉さんである「木津 多祢(きつ たね)」の登場です。片付けられ姉(ねえ) 女子大生たるキタ姉はその名の通り散らかし上手、「姉が散らかしっ、妹かたすっ♪」と過大な振り幅にてバランスが取れている姉妹ですが片付ける方は大変だよねえ(笑
冒頭の電話どおりまんがメガネが登場し一同はプールへ。

プールに浸かるキタ姉の周りに集まる浮遊物。浮かんだ段ボールに貼られた「化物語のあまりの売れ行きに絶望した!!!」の張り紙はひたぎクラブ壊滅時のヨドバシアキバにあったもの、その段ボールの中身は…懺・絶望のDVDパッケージですか(笑えん。手前に浮かぶCDは「黒いうさぎ」とさりげなく時事ネタ。ばいんばいんの肢体を晒す水着姿、プールサイドのチラ見せで寄ってくる「社会のゴミ」をきっちりさんが片付ける連携は息もピッタリでありました。

エンドカードは何と村田蓮爾氏。今回は封入特典としてこのリアルカードが付属していてちょっと、いやかなり嬉しかったです。やっぱり上手いなあ。
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