2009-11-23(Mon)
夏のあらし!春夏冬中 #08 コンピューターおばあちゃん
リモコンを探せ!

灼熱の方舟店内から洞窟探検へ。

今や世界のサカモト・教授こと坂本龍一氏プロデュースによる「みんなのうた」の有名曲、幾度となく再放送されているため年代問わず知っているかと思います。初放送は1981年とのこと、YMOテイストあふるるアレンジはみんなのうたとしては異質な曲調でしたが、それだけに幾多の楽曲の中でも印象強い1曲でありました。「なんでも知っている=コンピューター」という発想も時代性が窺えます。この時代でコンピューターと言えば万能技術の代名詞みたいなものでしたから。ちなみにこの時代に買った富士通FM-7がうちの物置に箱入りで眠っています。まだ動くかな。BASICなんて忘れちゃったけど(笑

アバンは猛暑の方舟店頭で打ち水のやよゐさん、するとそこへジョセフィーヌがおみやげをくわえて登場です。なるほどこれは先の洞窟内にて現れるジョセフィーヌの布石、山代の手を離れて勝手に遊び回ってはゲットしたおみやげをやよゐさんに渡す、というジョセフィーヌの行動パターンを示したものでした。
グラサンからの出前注文からやよゐさん劇場へ。受話器を置いた瞬間に「忘れてしまったわ」って…毎回思うけど物忘れ激しすぎです(笑。ファミコン風背景に描かれる今回のネタはオチを見ても残念ながらさっぱりわかりません。解答が全く浮かばないのは今回が初めてかも。
この猛暑にエアコンのリモコンを失くしてしまった方舟店内は我慢比べの様相でした。マスターの谷間には汗が流れ、ぴったり張り付いたシャツはいかにも暑苦しいカット。そんな中であらしさんだけ妙に落ち着いて…キャッチライトの無い虚ろな瞳、機械的に気温を唱える様子などなど、どう見ても様子がおかしい。この異変に何か気付いたのかカヤさんは一人訝しがります。

グラサンへの出前に出掛けたやよゐさん。例によって既に食べ物ではない謎の品物をグラサンに渡し…皿の上に乗るは冒頭劇場の結果ですが何これ? ともあれ新聞紙に包まれたリモコンは今回のキーアイテム、失くして大騒ぎのリモコンはやよゐさんが持ち出していたのであります。
店内のリモコンを全部集めて1つずつ試すもハズレばかり。本物はグラサンの所にあるのだから当然ちゃ当然ですが、方舟のみなさんはそんなこととは露知らずボタンを押しては冷蔵庫のドアが開き、押しては椅子が回り、水を被り、タライが落ち、だんだんドリフのギャグになってきてます(笑。するとまたしてもあらしさんが温度計モードへ、その異変についていよいよ思い出したカヤさんは辛い記憶を思い出してガガーン!
幼少から厳しく躾けられたあらしさんは人前で「暑い」と不平を言うことを許されず、しかしいくら言葉に出さないからと言っても暑さが無くなるわけでもなし。暑いと叫びたい本音とのせめぎ合いはやがてあらしさんの精神を浸食し…壊れきった後に起きるという炎帝の惨劇に怯え絶叫するカヤさんの芝居が大迫力でした。回想シーンもじつにおどろしく描かれ、方舟店内は一気にホラーハウスへ。
緊急事態に最後のリモコンを握るはじめ。度胸一発でボタンを押すとカメラが方舟全景に切り替わって大爆発です。ここで爆発オチって!?

CM明けのBパート冒頭にてリピートされたはじめのリモコン操作は不発、Aパートラストの爆発はフェイクで、実際の動作は店の床下へ通じる隠し通路の出現でした。おいおいおい、方舟の床下にはアレがあるはず、まさか原作6巻のネタやんの?…と思いきや通路を降りるとなぜか洞窟探検へ。やよゐさんが怯えた風の音によって「洞窟が外へ通じている」ことをさりげなく表現。こういう伏線をきっちり張っているのは好印象ですが話そのものが面白くないとあまり意味が無いような。
洞窟の割れ目から噴き出す蒸気によって洞窟内の気温は急上昇、蒸気の直撃を受けたら「暑い」というより「熱い」だろう? いやそれどころか大やけどで死ぬ死ぬ! それはともかくはじめは思わず「暑い!」と口走り、順調に崩壊が進行しているあらしさんはその禁句に反応し電光石火でアイアンクロー。はじめのピンチにどうする?…と動いたカヤさんが放つ「寒いギャグ」によって気温が5度下がりとりあえず急を脱しました。何だか2期のカヤさんってこんな役ばっかりだねえ。
探検服のちちくらべ。遠慮なくけしからんマスターの胸vs限りなく控えめな潤の胸。今だ潤を男だと思い込んでいるはじめはいきなりジェットアッパーを食らってお気の毒、というか潤は胸を触られたことよりも、触られても気付かれないことに怒ったのかもしれません。いい加減気付いてやれはじめ(笑
ジェットアッパーの衝撃にて再び蒸気が洞窟に噴出するともちろん気温も急上昇。そしてついに臨界を越えたあらしさんは熱暴走するコンピュータの如く童歌を歌い始め、最終段階・惨劇へのカウントダウンが始まりました。虚ろな瞳に壊れた笑顔で童歌を歌う様子はあまりに自我崩壊…来る惨劇を食い止めようとまたしても寒いギャグを放つカヤさんのどや顔がナントモ。

時蕎麦の如き流れでとりあえず窮地を凌いだご一行は急いで引き返すことに。するとその進路に立ちふさがる謎の生物ががが! 壊れたまま童歌を続けるあらしさん、そんな彼女を守ろうと謎の生物に立ち向かうはじめの男気は良し。結局それは今までの伏線どおりジョセフィーヌ、やよゐさんに飛びかかったジョセフィーヌはおみやげのリモコンを口にくわえていました。
サッサと店へ戻って試してみるとそれもハズレ。てな所へ来店したグラサンが持っていた「やよゐさんの出前にあったリモコン」にて方舟店内の冷房がようやく蘇ってあらしさんは復活、しかし次の瞬間屋根上の風見鶏が怪しく光り…特撮戦隊モノの変形合体フィルムよろしく実写化された方舟が変形してロボットへ、そして今度は本当に爆発オチ。あはははは! Aパートラストの爆発が実写じゃなかったのでおかしいと思ったら大オチで本領発揮、さすが特撮担当高山カツヒコ氏のこだわりが窺えるフィルム(あえてフィルムと呼びましょう)でした。
さすがにマンネリを恐れたか今回はタイムリープネタも無く、絵面としては面白いけれど脚本的にはどうしたものかという評価しずらい内容でした。私はポリシーとしてあまり原作原作言いたくないですし、むしろアニメ化によるアレンジやオリジナルストーリーもバッチコイの姿勢で見ているつもりですが、さすがにこのような内容を続けるのなら素直に原作4巻のネタをアニメ化してくれたほうが良かったと思う。まあJOKERに載っていたアニメ情報によれば10話からあの話をやるようなので終盤の盛り上がりは期待できそう。

エンドカードは有馬啓太郎氏。シャフト作品エンドカードの常連さんなので今さら説明は要りませんね。ズボン半脱ぎの潤の絶妙アングル、背景のはじめもいい表情してます(笑
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灼熱の方舟店内から洞窟探検へ。

今や世界のサカモト・教授こと坂本龍一氏プロデュースによる「みんなのうた」の有名曲、幾度となく再放送されているため年代問わず知っているかと思います。初放送は1981年とのこと、YMOテイストあふるるアレンジはみんなのうたとしては異質な曲調でしたが、それだけに幾多の楽曲の中でも印象強い1曲でありました。「なんでも知っている=コンピューター」という発想も時代性が窺えます。この時代でコンピューターと言えば万能技術の代名詞みたいなものでしたから。ちなみにこの時代に買った富士通FM-7がうちの物置に箱入りで眠っています。まだ動くかな。BASICなんて忘れちゃったけど(笑

アバンは猛暑の方舟店頭で打ち水のやよゐさん、するとそこへジョセフィーヌがおみやげをくわえて登場です。なるほどこれは先の洞窟内にて現れるジョセフィーヌの布石、山代の手を離れて勝手に遊び回ってはゲットしたおみやげをやよゐさんに渡す、というジョセフィーヌの行動パターンを示したものでした。
グラサンからの出前注文からやよゐさん劇場へ。受話器を置いた瞬間に「忘れてしまったわ」って…毎回思うけど物忘れ激しすぎです(笑。ファミコン風背景に描かれる今回のネタはオチを見ても残念ながらさっぱりわかりません。解答が全く浮かばないのは今回が初めてかも。
この猛暑にエアコンのリモコンを失くしてしまった方舟店内は我慢比べの様相でした。マスターの谷間には汗が流れ、ぴったり張り付いたシャツはいかにも暑苦しいカット。そんな中であらしさんだけ妙に落ち着いて…キャッチライトの無い虚ろな瞳、機械的に気温を唱える様子などなど、どう見ても様子がおかしい。この異変に何か気付いたのかカヤさんは一人訝しがります。

グラサンへの出前に出掛けたやよゐさん。例によって既に食べ物ではない謎の品物をグラサンに渡し…皿の上に乗るは冒頭劇場の結果ですが何これ? ともあれ新聞紙に包まれたリモコンは今回のキーアイテム、失くして大騒ぎのリモコンはやよゐさんが持ち出していたのであります。
店内のリモコンを全部集めて1つずつ試すもハズレばかり。本物はグラサンの所にあるのだから当然ちゃ当然ですが、方舟のみなさんはそんなこととは露知らずボタンを押しては冷蔵庫のドアが開き、押しては椅子が回り、水を被り、タライが落ち、だんだんドリフのギャグになってきてます(笑。するとまたしてもあらしさんが温度計モードへ、その異変についていよいよ思い出したカヤさんは辛い記憶を思い出してガガーン!
幼少から厳しく躾けられたあらしさんは人前で「暑い」と不平を言うことを許されず、しかしいくら言葉に出さないからと言っても暑さが無くなるわけでもなし。暑いと叫びたい本音とのせめぎ合いはやがてあらしさんの精神を浸食し…壊れきった後に起きるという炎帝の惨劇に怯え絶叫するカヤさんの芝居が大迫力でした。回想シーンもじつにおどろしく描かれ、方舟店内は一気にホラーハウスへ。
緊急事態に最後のリモコンを握るはじめ。度胸一発でボタンを押すとカメラが方舟全景に切り替わって大爆発です。ここで爆発オチって!?

CM明けのBパート冒頭にてリピートされたはじめのリモコン操作は不発、Aパートラストの爆発はフェイクで、実際の動作は店の床下へ通じる隠し通路の出現でした。おいおいおい、方舟の床下にはアレがあるはず、まさか原作6巻のネタやんの?…と思いきや通路を降りるとなぜか洞窟探検へ。やよゐさんが怯えた風の音によって「洞窟が外へ通じている」ことをさりげなく表現。こういう伏線をきっちり張っているのは好印象ですが話そのものが面白くないとあまり意味が無いような。
洞窟の割れ目から噴き出す蒸気によって洞窟内の気温は急上昇、蒸気の直撃を受けたら「暑い」というより「熱い」だろう? いやそれどころか大やけどで死ぬ死ぬ! それはともかくはじめは思わず「暑い!」と口走り、順調に崩壊が進行しているあらしさんはその禁句に反応し電光石火でアイアンクロー。はじめのピンチにどうする?…と動いたカヤさんが放つ「寒いギャグ」によって気温が5度下がりとりあえず急を脱しました。何だか2期のカヤさんってこんな役ばっかりだねえ。
探検服のちちくらべ。遠慮なくけしからんマスターの胸vs限りなく控えめな潤の胸。今だ潤を男だと思い込んでいるはじめはいきなりジェットアッパーを食らってお気の毒、というか潤は胸を触られたことよりも、触られても気付かれないことに怒ったのかもしれません。いい加減気付いてやれはじめ(笑
ジェットアッパーの衝撃にて再び蒸気が洞窟に噴出するともちろん気温も急上昇。そしてついに臨界を越えたあらしさんは熱暴走するコンピュータの如く童歌を歌い始め、最終段階・惨劇へのカウントダウンが始まりました。虚ろな瞳に壊れた笑顔で童歌を歌う様子はあまりに自我崩壊…来る惨劇を食い止めようとまたしても寒いギャグを放つカヤさんのどや顔がナントモ。

時蕎麦の如き流れでとりあえず窮地を凌いだご一行は急いで引き返すことに。するとその進路に立ちふさがる謎の生物ががが! 壊れたまま童歌を続けるあらしさん、そんな彼女を守ろうと謎の生物に立ち向かうはじめの男気は良し。結局それは今までの伏線どおりジョセフィーヌ、やよゐさんに飛びかかったジョセフィーヌはおみやげのリモコンを口にくわえていました。
サッサと店へ戻って試してみるとそれもハズレ。てな所へ来店したグラサンが持っていた「やよゐさんの出前にあったリモコン」にて方舟店内の冷房がようやく蘇ってあらしさんは復活、しかし次の瞬間屋根上の風見鶏が怪しく光り…特撮戦隊モノの変形合体フィルムよろしく実写化された方舟が変形してロボットへ、そして今度は本当に爆発オチ。あはははは! Aパートラストの爆発が実写じゃなかったのでおかしいと思ったら大オチで本領発揮、さすが特撮担当高山カツヒコ氏のこだわりが窺えるフィルム(あえてフィルムと呼びましょう)でした。
さすがにマンネリを恐れたか今回はタイムリープネタも無く、絵面としては面白いけれど脚本的にはどうしたものかという評価しずらい内容でした。私はポリシーとしてあまり原作原作言いたくないですし、むしろアニメ化によるアレンジやオリジナルストーリーもバッチコイの姿勢で見ているつもりですが、さすがにこのような内容を続けるのなら素直に原作4巻のネタをアニメ化してくれたほうが良かったと思う。まあJOKERに載っていたアニメ情報によれば10話からあの話をやるようなので終盤の盛り上がりは期待できそう。

エンドカードは有馬啓太郎氏。シャフト作品エンドカードの常連さんなので今さら説明は要りませんね。ズボン半脱ぎの潤の絶妙アングル、背景のはじめもいい表情してます(笑
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