2009-12-07(Mon)
夏のあらし!春夏冬中 #10 昭和ブルース
小っちゃいあらしさん登場。

それにしてもアイチャッチのスク水は反則でしょう(笑
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それにしてもアイチャッチのスク水は反則でしょう(笑
買うかどうか考えていた夏のあらし2期のDVD、前回第9話の出来が良かったので1期に引き続き購入を決定しAmazonにて予約完了、あとは発売日を待つばかりと思ったら発売延期ですって。別に急ぐ物でもないから発売さえしてくれれば多少遅れようと構わないのですが…化物語終盤の紙芝居っぷりや配信延期をはじめとして最近シャフトさんの多忙さが窺えすぎてどうにもこうにも。この状態にて次期の帯アニメが2本、さらに各種OADの制作も重なってしまうわけで、常にオーバーフロー状態の制作環境は何だか本気で心配になってきますよ。大丈夫なのだろうか。

ジャケットに大書されているとおり今回のサブタイトルはTVドラマ「非情のライセンス」のテーマ曲(ED曲)です。劇中にて会田刑事を演じる天知茂歌唱によるEP発売は昭和48年…この曲のタイトルが「昭和ブルース」であることを今回知りました(笑

あらしさんに振られたせいで通じなくなってしまったはじめを罵る方舟ガールズたち。まあピュアピュアな思春期少年が思いっきり振られたら結構なショックを受けるでしょうし、今まで全幅の信頼を置いていた相手から拒絶されては心が閉じてしまうのも無理はありません。全力全壊で罵り口論するみなさんの怒号は店内フロアに筒抜け、ここであらしさんを気遣うマスターの描写がさりげない優しさを見せていました。ガサツなようでさすが一応大人です。
「私の心がはじめちゃんを拒絶しているの?」
振られたせいで通じなくなったと考えるはじめと同様、水撒きを頼まれて店外へ出たあらしさんも通じなくなったことで自分を責めています。通じない原因がはじめだけにあるとは限らず、むしろ結果としてはじめを「拒絶」したあらしさんのほうにこそ原因があるのかもしれません。水桶に映り込んだ不安げな表情、波紋に揺れる水鏡の様子はあらしさんの心境を映すものでした。

帰り道の憂さ晴らしで寄ったゲーセンにてゲームをしても気分は晴れず、てなところへ乱入してきた上級者…それは60年の隠遁生活にてゲームが得意になってしまった(笑)やよゐさんでした。やよゐさんは今回の一件を二人のディスコミュニケーションが原因と推理し、年の差がお互いの理解を邪魔している、ならば同い年同士で話し合ってみたら…と提案。てなわけで一行はあらしさんがはじめと同い年である1940年へタイムリープ。
「あらしも身の回りに男が一人もいなかったわけじゃねえだろ?」
マスター&カヤさん&潤も通じなくなった二人を心配してあれこれ。酸いも甘いも噛み分けすぎている今回妙に格好いいマスターの一言、この言葉をトリガーに何かを思い出したらしきカヤさんは潤を引き連れてタイムリープでどこかの時代へ。
周囲のみなさんがドタバタしている中、当のあらしさんは夜の港で一人佇んでいました。はじめたちがタイムリープした瞬間に髪を揺らしていた風がふっと止むのは、この航時が何かのきっかけとなることの暗喩でしょうか。キラキラ光る夜景描写はefみたい(笑
さて1940年に飛んだみなさんは小っちゃいあらしさんに会うためとりあえず嵐山家へ向かい…到着して見上げた嵐山家は立派すぎるお屋敷で、その威圧感にさっそくビビってしまうはじめ。せっかく来たのに会わずに帰るとは不甲斐ない限りですがこの家構えでは無理もないかも。てな所へ登場した、白馬に跨って見下ろすセーラー服の少女は紛う事なき小っちゃいあらしさんでした。うりょっちの声もきちんと少女声に切り替えてなかなかリアル。

一も二も無く屋敷を飛び出すあらしさん。はじめは流れのまま馬へ同乗し、あらしさんにいいとこ見せようと喧嘩の加勢に名乗り出ます。戦闘エリアはいつもの神社の境内で、あらしさんご一行が到着したときには見るも痛々しい集団リンチの真っ最中でした。原作だとかなり凄惨な描写を見せるこの辺のシーンはTVではさすがに詳細描写をしにくいらしくシルエットで表現、しかしこれが返って集団暴行の陰湿さを引き立てていたように思えます。
あまりの惨状に飛び出したあらしさんは木刀を振って男顔負けの立ち回りを見せ、はじめの加勢もあって敵方はバタバタとやられまくりです。しかし多勢に無勢、はじめはやがて敵方に捕まって殴る蹴るのフルボッコ、一方の男勝りは腰の物を抜いた敵方の大将と睨み合ってます。さすがの男勝りも抜き身を前にはうかつに手を出せず…あらしさんの危機を察して割って入るはじめはオトコノコ全開だなあ。迫り来る白刃をギリギリでかわして木刀一閃、ここのエフェクトは少々大げさだったか(笑

戦い済んで日が暮れて、はじめのメガネを「これ借りとく」と取り上げるあらしさんのかわいさ。「どうせまた近いうちに会う」と言いつつ自分の身の上を全く話さないはじめに、約束に対する質草を取るのはよほど本気で再会したいのでしょうね。そんなお転婆が見せるオンナノコの顔は夕陽を背景に不意のキス。ロングのシルエットからアップのキスは綺麗な見せ方。「次は唇でもいいよ」と軽く言う様子はこの時代の少女としてサービス過剰(笑、直後の照れたような表情も極上です。別れ際の「またな」「またね」もいい表情でした。
というわけで1期11話で張った伏線、はじめ&やよゐさんが演芸会へ向かう道中にて行き会ったあらしさんのセリフ「君には何だか、初めて会った気がしないわ」の真相はこのとおり。本当に初対面ではなかったのですね(笑

戻ってきたはじめは顔中腫れ上がっているのにすっかりデレデレ。グラサンたちの質問にも何も答えずデレデレのはじめったらわかりやすくオトコノコです(笑。一方のあらしさんはカヤさんから箱を受け取り…あらしさんが昔語った英雄譚を覚えていたカヤさんが過去へ飛んで、思い出の品・英雄のメガネを持ってきたのでありました。
「あなた、もう恋をしていたのではなくて?」
この辺のカヤさんのセリフは原作のネームに少々加筆されてよりわかりやすく改変されています。危険を顧みず助けてくれた名も知らぬ男の子、その彼に対する思いは紛れもなく初恋であり、恋を経験していたのだからはじめとのこともあまり深刻に考えなさんなと。そしてそのメガネの持ち主、あらしさんの初恋の相手は…加奈子のメイド戦士ネタがメガネ確定の伏線になっていたとは(笑
衝撃の事実を知ったあらしさんが店の入口で立ち止まるカット、気付いたはじめが目を泳がせ、するとあらしさんは優しい表情で店内へ。足を踏み入れた瞬間に背景の色が抜けて二人の世界に突入し、口パクなしで会話をする演出は心が再び通じたことを表していますね。メガネの所在を突かれて頬を染めるあらしさんが美人すぎてどうにも止まりません。何ですかこの作画は。冒頭で見せた蝉の幼虫が無事に羽化しておしまいのカットも綺麗でした。
今回は原作第30・31話を1本にまとめてきました。このエピソードが2期のハイライトになると踏んでおり、また残り話数からも2話構成で見せてくると思ったら1話で終わって少々驚き。原作を知る身だと少々駆け足だったような気もしますが、無理に引き延ばしても冗長になるのでこれで正解だったかも。

エンドカードはウエダハジメ氏。化物語のEDアニメを担当していた方ですね。

ジャケットに大書されているとおり今回のサブタイトルはTVドラマ「非情のライセンス」のテーマ曲(ED曲)です。劇中にて会田刑事を演じる天知茂歌唱によるEP発売は昭和48年…この曲のタイトルが「昭和ブルース」であることを今回知りました(笑

あらしさんに振られたせいで通じなくなってしまったはじめを罵る方舟ガールズたち。まあピュアピュアな思春期少年が思いっきり振られたら結構なショックを受けるでしょうし、今まで全幅の信頼を置いていた相手から拒絶されては心が閉じてしまうのも無理はありません。全力全壊で罵り口論するみなさんの怒号は店内フロアに筒抜け、ここであらしさんを気遣うマスターの描写がさりげない優しさを見せていました。ガサツなようでさすが一応大人です。
「私の心がはじめちゃんを拒絶しているの?」
振られたせいで通じなくなったと考えるはじめと同様、水撒きを頼まれて店外へ出たあらしさんも通じなくなったことで自分を責めています。通じない原因がはじめだけにあるとは限らず、むしろ結果としてはじめを「拒絶」したあらしさんのほうにこそ原因があるのかもしれません。水桶に映り込んだ不安げな表情、波紋に揺れる水鏡の様子はあらしさんの心境を映すものでした。

帰り道の憂さ晴らしで寄ったゲーセンにてゲームをしても気分は晴れず、てなところへ乱入してきた上級者…それは60年の隠遁生活にてゲームが得意になってしまった(笑)やよゐさんでした。やよゐさんは今回の一件を二人のディスコミュニケーションが原因と推理し、年の差がお互いの理解を邪魔している、ならば同い年同士で話し合ってみたら…と提案。てなわけで一行はあらしさんがはじめと同い年である1940年へタイムリープ。
「あらしも身の回りに男が一人もいなかったわけじゃねえだろ?」
マスター&カヤさん&潤も通じなくなった二人を心配してあれこれ。酸いも甘いも噛み分けすぎている今回妙に格好いいマスターの一言、この言葉をトリガーに何かを思い出したらしきカヤさんは潤を引き連れてタイムリープでどこかの時代へ。
周囲のみなさんがドタバタしている中、当のあらしさんは夜の港で一人佇んでいました。はじめたちがタイムリープした瞬間に髪を揺らしていた風がふっと止むのは、この航時が何かのきっかけとなることの暗喩でしょうか。キラキラ光る夜景描写はefみたい(笑
さて1940年に飛んだみなさんは小っちゃいあらしさんに会うためとりあえず嵐山家へ向かい…到着して見上げた嵐山家は立派すぎるお屋敷で、その威圧感にさっそくビビってしまうはじめ。せっかく来たのに会わずに帰るとは不甲斐ない限りですがこの家構えでは無理もないかも。てな所へ登場した、白馬に跨って見下ろすセーラー服の少女は紛う事なき小っちゃいあらしさんでした。うりょっちの声もきちんと少女声に切り替えてなかなかリアル。

一も二も無く屋敷を飛び出すあらしさん。はじめは流れのまま馬へ同乗し、あらしさんにいいとこ見せようと喧嘩の加勢に名乗り出ます。戦闘エリアはいつもの神社の境内で、あらしさんご一行が到着したときには見るも痛々しい集団リンチの真っ最中でした。原作だとかなり凄惨な描写を見せるこの辺のシーンはTVではさすがに詳細描写をしにくいらしくシルエットで表現、しかしこれが返って集団暴行の陰湿さを引き立てていたように思えます。
あまりの惨状に飛び出したあらしさんは木刀を振って男顔負けの立ち回りを見せ、はじめの加勢もあって敵方はバタバタとやられまくりです。しかし多勢に無勢、はじめはやがて敵方に捕まって殴る蹴るのフルボッコ、一方の男勝りは腰の物を抜いた敵方の大将と睨み合ってます。さすがの男勝りも抜き身を前にはうかつに手を出せず…あらしさんの危機を察して割って入るはじめはオトコノコ全開だなあ。迫り来る白刃をギリギリでかわして木刀一閃、ここのエフェクトは少々大げさだったか(笑

戦い済んで日が暮れて、はじめのメガネを「これ借りとく」と取り上げるあらしさんのかわいさ。「どうせまた近いうちに会う」と言いつつ自分の身の上を全く話さないはじめに、約束に対する質草を取るのはよほど本気で再会したいのでしょうね。そんなお転婆が見せるオンナノコの顔は夕陽を背景に不意のキス。ロングのシルエットからアップのキスは綺麗な見せ方。「次は唇でもいいよ」と軽く言う様子はこの時代の少女としてサービス過剰(笑、直後の照れたような表情も極上です。別れ際の「またな」「またね」もいい表情でした。
というわけで1期11話で張った伏線、はじめ&やよゐさんが演芸会へ向かう道中にて行き会ったあらしさんのセリフ「君には何だか、初めて会った気がしないわ」の真相はこのとおり。本当に初対面ではなかったのですね(笑

戻ってきたはじめは顔中腫れ上がっているのにすっかりデレデレ。グラサンたちの質問にも何も答えずデレデレのはじめったらわかりやすくオトコノコです(笑。一方のあらしさんはカヤさんから箱を受け取り…あらしさんが昔語った英雄譚を覚えていたカヤさんが過去へ飛んで、思い出の品・英雄のメガネを持ってきたのでありました。
「あなた、もう恋をしていたのではなくて?」
この辺のカヤさんのセリフは原作のネームに少々加筆されてよりわかりやすく改変されています。危険を顧みず助けてくれた名も知らぬ男の子、その彼に対する思いは紛れもなく初恋であり、恋を経験していたのだからはじめとのこともあまり深刻に考えなさんなと。そしてそのメガネの持ち主、あらしさんの初恋の相手は…加奈子のメイド戦士ネタがメガネ確定の伏線になっていたとは(笑
衝撃の事実を知ったあらしさんが店の入口で立ち止まるカット、気付いたはじめが目を泳がせ、するとあらしさんは優しい表情で店内へ。足を踏み入れた瞬間に背景の色が抜けて二人の世界に突入し、口パクなしで会話をする演出は心が再び通じたことを表していますね。メガネの所在を突かれて頬を染めるあらしさんが美人すぎてどうにも止まりません。何ですかこの作画は。冒頭で見せた蝉の幼虫が無事に羽化しておしまいのカットも綺麗でした。
今回は原作第30・31話を1本にまとめてきました。このエピソードが2期のハイライトになると踏んでおり、また残り話数からも2話構成で見せてくると思ったら1話で終わって少々驚き。原作を知る身だと少々駆け足だったような気もしますが、無理に引き延ばしても冗長になるのでこれで正解だったかも。

エンドカードはウエダハジメ氏。化物語のEDアニメを担当していた方ですね。
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