2009-12-15(Tue)

WHITE ALBUM #24 夜は何もしてくれないよ。色あせるのは太陽のせいだし

めのうのスキャンダル発覚。

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大騒動と裏腹に本人は呑気に隠遁生活です。

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前回引きにてチラリと映った週刊MANDAY、もちろん内容はめのうのスキャンダル記事です。「実は歌ってないんです」と書かれた記事はめのうの曲が全て吹き替えであることを暴露、しかし今回の冒頭はめのうよりも英二のスキャンダル騒ぎを映していました。いかにも三流ゴシップ誌っぽい「週刊裏芸能」の表紙にはおそらく田丸が関わったラブホ写真の記事に加えて理奈の喫煙騒動についてのあれこれまで載っているようで、この件も含めて美術品詐欺やら脱税疑惑やら…いきなり穏やかじゃありませんね。まあ結局これら全て濡れ衣なのですが、イメージ商売のゲーノー人としては致命的打撃であり、全てを失ってしまった英二はどこかの暗い部屋で、死んだ目をして一人膝を抱えています。

関する捜査かエコーズの隠し部屋へガサ、暗い階段を下って隠し部屋へ踏み込んだ刑事たちが見たものは…フランキーさん、いつの間に!? おそらくこれがこの部屋の本来の姿なのでしょう、レコードがびっしり詰まった棚の奥に立派なオーディオ機器が並び、そこから流れる由綺の曲を聴いているフランキーさん。これをして「俺のアイドル」と表現するのはどういう意味なのか。何か途轍もないどんでん返しが来る予感。

どこぞのホテルで隠遁生活を送る由綺。電話の横に置いてある赤い包みは何だろう。

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いきなりの交通事故遭遇で粉々になっているかと思いきや意外なほど軽傷だった春原。特急で駆け付けた冬弥は病室に目もくれずはるかの状態を確認しました。せっかく立ち直ったのにこの一件でまた振り出しでは…そんな冬弥の心配を余所にはるかは大丈夫のようで、いつもの調子で冬弥を病室へ促します。しかし軽傷だったから良かったものの、あの事故で春原を亡くしてしまったらどうなっていたのだろう。冬弥を病室へ見送った後、一人窓の外を眺める表情は…冬弥を心配させまいとがんばっている様子が見て取れますね。面会から戻って外を眺める冬弥の視界に自転車のはるか、倒れないよう必死にバランスを取ってスタンディングしている様子はまるではるかの精神状態を映しているようでした。

ベッドの春原に冬弥は「俺はいつめのうと会ったのか」を相談、そんなん知らんわなあ(笑。彼女はいったい何番目の女神なのか、これまでの流れからしてひょっとしたら最初の女神なのかもしれませんね。

吹き替えスキャンダルの記事を見て激昂する田丸は怒りの矛先を美咲さんに向けて恫喝、しかし今回の美咲さんは強かった。冬弥との別れの儀式を済ませたことで弱い自分とも決別したのか田丸の恫喝に一歩も退かず応戦、「刺されても血なんか一滴も出ない」と言うのはもはや抜け殻である自分を自嘲した言葉か。

怒り心頭で電話を切った田丸の前に平良木が座っています。テーブルへ立てた両腕の間から姿を見せる平良木、これは「平良木は田丸の手の内にある」ことを示しているのでしょう。ラブホスキャンダルで一山当てるつもりだった田丸の計画は丸潰れ、このままでは済まされざるよ!とばかり平良木の胸ぐらを掴み上げて次の指令を投げ付け、気弱な平良木は何だかんだ言いながらも受領。何かとすぐ立ち上がっては平良木を見下ろすポジションを忘れない田丸、気弱な相手には増長MAXの小物悪役っぷりは良し。

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世間を騒がせている「喫煙騒動の仕込み」にとっくに気付いていた理奈。あの現場にフランキーがいたとは!(笑。スキャンダルに耐える力を付けるための一芝居、妹の成長を願って芝居を画策した英二が今スキャンダルに潰されそうになっているのは何たる皮肉か。持ち逃げされたカネの行方についても理奈は「ちょっぴり」調べていたと軽く答え…そんな様子を受けて言葉を詰まらせる神崎社長、「美術品詐欺」についても調べが付いていることを予感しての頭痛でしょうか。あの一件はどう見ても神崎社長の側近や元旦那が関わっていそうであり、これが表沙汰になるといろいろ気まずいのでしょうね。

英二との決別の意志が窺える理奈のサバサバした態度に驚く神崎、さらに「それより私たち、めのうさんをどうするかが先決。そうですね?」と続け…自分がM3の人間であることを改めて宣言し、この大騒動を予見していたように落ち着いて対処を考える理奈はもちろん「吹き替え」に気付いており、未だ明らかにされませんが前回のスタジオにて影武者ちゃんと話した内容がここへ関わってくるのでしょう。

めのうと影武者ちゃんと自身の関わりについて話す神崎の合間合間に、アパートの一室でギターを抱え俯く影武者ちゃんをカットイン。そして影武者ちゃんが顔を上げた次のカットで理奈は「ビーナスでシークレットカオスを歌う」と宣言し、と同時に夜のアパートでたった一人のコンサートが始まりました。

トップアイドルだった理奈はいつしか英二からの興味を失い、七人の敵を相手にたった一人で鎧を纏って歌を続けてきた。あ、「七人の敵」とは外敵の例えのつもりで書いたのだけれど、今気付いたら桜団って七人だったのですね。奥が深いなあ。それはともかく、今まで一人で戦ってきた理奈、自分のアイデンティティのために歌ってきた理奈が今回ばかりは他人のために歌う、たった一人で歌っている影武者ちゃんのために汚れ役を買って出る、という展開・演出はなかなか熱かったです。

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「いつ、どこで会ったか、って?」

シークレットカオスに重なって、夜の路地にて行き倒れる影武者ちゃんと手を差し伸べるめのうのカットはこれが二人の出会いでしょうか。そんな風景を見せた直後に冬弥部屋のめのうが映って「冬弥との出会い」を示すこのセリフへ、出会いをキーワードにカットを繋げる演出は脳内麻薬が出まくりです。寂しさを紛らわせるように夜のアパートで一人歌う影武者ちゃん、一方のめのうは冬弥部屋のベッドにて落ち着いた様子で寛ぎ…この急場に影武者ちゃんの側から離れているのは「彼女を独り立ちさせたい」めのうの思いが窺えます。

理奈のことを言われてソッポを向く冬弥を「かわいい」と表現するめのう。吹き替えの一件を暴露したのは冬弥を取られたくなかったから…「ずっと女神」と呟くめのうはやはり子供の頃から冬弥を見つめているようですね。それにしても由綺との一件も含め、冬弥が子共時代の記憶をほとんど残していない理由が気になります。度々映る回想を見た感じでは物心付いている年齢っぽいですし、しかも由綺は覚えているのですから、子供の冬弥に「記憶を封印する何かの事件」が起こったと考えるのが定石か。

夜のアパートでじゃんじゃかギターを弾いていたら怒鳴られるのは道理です。サビで盛り上がるところで歌を止められ、怯える表情の影武者ちゃんが見つめる壁は窓からの光で斜めの影が映り、カメラは光から影へパンして黒フェード。ここもまた彼女のステージではなく、居場所を無くして意気消沈した表情を想像させますね。

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明日のリハを知らせる由綺からの留守電、それに続いて「来ないでください」と告げる弥生さんからの留守電。様々な思いか交錯する中、ベッドのめのうも「賛成」と。逆光で顔に影を落とす冬弥に対し、浮かび上がっためのうの表情が印象的なカット。めのうは田丸の思惑を知っているため、明日リハ現場へ行けば必ず何か仕掛けてくると読んでいるのでしょう。田丸の名を聞いてビキビキの冬弥はどうする?

リハ会場に詰めるマスコミを前に出るタイミングを窺う由綺。するとそこへ1台のタクシーが横付けし、いつもの変装をした理奈が登場です。マスコミの詰める中を堂々と会場入り…お前ら気付くの遅いよ!(笑。その騒ぎに乗じて会場入りする由綺、この時一瞬見せる弥生さんの表情は由綺をフォローすべく理奈の思いに気付いた様子でした。いちいち描写が細かいなあ。

控え室で遠巻きに見られる様子、そしてリハが始まっても明らかに冷遇されている様子はいかにもゲーノー界の手のひら返し風景を見せていますね。理奈に続いて由綺のリハなど歌っている最中に照明を落とされるという酷い扱いです。ステージ袖から逆境のヒロインを見守る弥生さん…後ろ!後ろ!

アパートを出て駅前を彷徨う影武者ちゃんはストリートライブの若者を見て目を輝かせ、リハ中に照明を落とされた由綺もまた暗いステージにて目力は死んでいませんでした。歪んで育ってしまった子供たちの姿を思い返して何かを決意する神崎の表情・目力も良し。薄暗い中で各々の決意を感じさせる強いキャッチライトが印象的なカットが続きます。特に始終目が死んでいた影武者ちゃんが初めて見せた生き生きとした瞳は、彼女がようやく自分の居場所を見つけたことを予感させますね。

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さて冒頭でズンドコMAXな様子を見せた英二はどうやら由綺の部屋で膝を抱えていたようでした。控え室を抜け出した由綺は自室へ向かい、魂の抜けた英二を気遣う様子を見せます。「もうダメだ…」とすっかり気力を失った英二を優しく抱き締める由綺、その流れからキスを許してしまいますが…ハッと我に返って突き飛ばしエンド。冬弥と違って流れに身を任せない由綺の意志を感じさせるシーンですけれどもあれでは英二が気の毒な(笑

キスされた唇を押さえてタクシーに乗る由綺、一方の理奈は紙コップのお茶をふーふーしてこちらも唇を強調していますね。その後理奈は何かを盛られたお茶を飲んでしまうのですが、ヒロイン二人が同時に「毒」を口にし、それを吐き出すシーンで繋げる演出は見事。

理奈が飲んだものは床へこぼれた瞬間の音からして「酸」っぽい? こんなものを口に含んでしまったら喉をやられてビーナスどころでは…苦しむ理奈をドアの隙間から覗く平良木が見せる表情は犯人のそれとは違う感じ。むしろこの前カットで行き違っためのうのマネージャーが怪しすぎるなあ。

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冬弥部屋へ到着した由綺は一も二も無く冬弥に縋りつき「緒方さんに…英二さんに…」と泣くばかり。すると冬弥は以前の英二との会話を思い出し…いろいろ勘違いしちゃってるんだろうなあ。由綺も動転しているのだろうけれどこの流れではまるでレイプでもされたかのようですよね(笑。「空気じゃなくなってた」との文字演出は抱き締めたことで由綺の自我を感じたからか。というか由綺が「英二さん」と呼ぶのはどういうこと? そういうこと?

てな抱擁シーンを部屋の奥から眺める者あり。これじゃただの修羅場です。二人を見つめてニヤマリのめのうは何を思っているのだろう。残り2話での決着が楽しみすぎる。

今回こそ短くまとめるつもりだったのにいつもより長くなってしまった。見どころが多すぎてダラダラ書いているとキリがありません。ホワルバおもしれえなあ。

   

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WHITE ALBUM 第二十四頁『夜は何もしてくれないよ。色あせるのは太陽のせいだし』

WHITE ALBUM 第二十四頁『夜は何もしてくれないよ。色あせるのは太陽のせいだし』

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レビューお疲れ様です


オワルバのいろんな人のレビューを回ってきましたがここが一番しっくりきます(笑)

正直このレビューみればアニメみんでもわかる
ってくらいわかりやすいですしw


■めのう
めのうというか影武者ちゃんが歌ってる曲がかなり好み
アコースティックな感じが

ついに初対決ですねー
楽しみ(´_ゝ`)

■エイジ
ユキにつきとばされたのは少し可哀想ですよねwww

警察になにいうんだろ
(´゜_っ゜)
■理奈
俺もめのうのマネージャーが怪しい気がしますね。
でも理奈が終わった時送ろうとしてましたよね…うーん…(・◇・)?

確かボトル?からでてるのは水だったから…
コップにしかけられてたのかな(・◇・)?

わからん(´_ゝ`)

■冬弥
何故この期に及んでめのうに手を出さないwww




あと二回頑張ってくださいー( ̄∀ ̄)

No title

>その騒ぎに乗じて会場入りする由綺、この時一瞬見せる弥生さんの表情は由綺をフォローすべく理奈の思いに気付いた様子でした。

このシーンは、警備員に扮装した平良木の存在に気付いて小さな動揺を見せたものようにも見えました
田丸陣営のものとは全く違う思惑が理奈に働いていることもありますし

>「空気じゃなくなってた」
これは1期の時に強調されていた、女性のカテゴライズで言うところの「日常」と「今日の女神」の関係のことかと。
今まで由綺の認識を「日常(空気、水)」と位置づけていたにも関わらず、いつの間にかそうでは無くなっていることに気づいたということだと感じました

れすれす

>隙間さん
お褒めいただきありがとうございます。
単にダラダラ書いてるだけなんですけどね(笑
本文でも書きましたがレビューを省力化しようと試行錯誤しているのですが、ホワルバのレビューだけはどうしても長くなってしまい困っています。これでもかなりスルーしている部分があるのですが…内容が濃すぎるんですよねえ。

シークレットカオスのイントロリフが頭にこびりついて困ります(笑
めのうの代わりに理奈が歌うってことで、もちろん宍戸留美さんの歌もいいのですが、あの曲を奈々さんが歌うと思うとかーなーり楽しみだったり。

めのうに手を出さないのはオクテだからですよ(笑

>aさん
件のカットの直前に平良木警備員が映っているので私も気にはなっていたのですが、ここはあえて好意的に解釈してみました。確かに「平良木に気付いてハッとしている」というのもアリだと思います。発車シーンのカメラがもう少し俯瞰から狙ってくれれば位置関係がはっきりするのでカットの意図も確定する(BMWの位置的に平良木が見えないアングルっぽい?)のですが…あえて映さないのでしょうね。

日常or女神。そのとおり冬弥は由綺が「冬弥が知っているいつもの由綺」から変わった事に気付いたのですね。何もしなくとも近くにいた「空気」のような存在から「自己を確立した由綺」に変わった、その節目として「英二さん」と呼び方が変わった男の存在があるわけです。もちろん冬弥にそれを責める資格はなく、それどころか部屋の奥からめのうが現れてあら大変!な流れは面白いと思います。
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