2009-12-23(Wed)
君に届け #12 恋愛感情
くるみちゃんの暗躍再び。

周囲を巻き込んでの黒い計画は着々と進み…。

前回の救助劇からしきりに龍をプッシュするくるみちゃん。しかし爽子はそんな話を聞いているのかいないのか、暖簾に腕押しというかハイパー噛み合わない調子の爽子にビキビキしながら、くるみちゃんは風早くんへの思いの大きさを語ります。中学時代から雨の日も風の日も吹雪の日も風早くんを見つめ続け、「みんなの風早くん計画」の真相、すなわち風早くんに彼女ができないように働きかけていた日々を力説…爽子の前ではついつい素を出して喋りすぎてしまうくるみちゃんがハッと我に返り、しかしそんな話を聞いてもキラキラした表情で「がんばったんだ…」と感動している爽子に調子を外されっぱなしです。
風早くんに対する気持ちは確かに「とくべつ」だけれど、それが何なのかわからない、自分の気持ちがわからない。なので龍とちゃんと話をしてみて確かめたい。爽子はその事を気付かせてくれたくるみちゃんにまっすぐな目でお礼を言います。この瞬間にくるみちゃんは爽子の思いの大きさを認め、本気で潰しにかかる決意をしたのでしょう。今までのような遠回しの妨害工作では阻止できない、「私は私のやり方で」と厳しい表情で宣言し袂を分かちました。1人残された爽子はわけがわからずあたふた、これらすべて天然でやっている所が恐ろしい(笑
試合終了後にクラスメイトからバレーの応援に誘われて感涙。1人に慣れすぎている爽子は自分を取り巻く環境の変化にまだ付いて行けてないみたい。これまでの生活では何かと言えば「霊感」だ「呪い」だと疎まれ続けてきたのですから「クラスメイトの優しさ」など気付けるはずもなく、しかし風早くんに声をかけられ、ちづ&矢野ちんとの友情を築き、その一連から周囲からの目も変わり、クラスメイトも偏見を捨てて気軽に声をかけてくれるようになった。とはいえ爽子、、世の中はそんな善人ばかりでは無いのですよ。
風早くんへの思いの何たるかを知るため龍と話してみたい。そんな爽子は試合が終わったグラウンドの龍をじっと見つめ…さらにその様子を見ている風早くんの表情がジェラシーで溢れそう。じりじり。

モヤモヤMAXの風早くんは思い詰めた表情で龍の気持ちを確認、ここでもあっさり「爽子」と呼ぶ龍に対して「くろぬま!」と名字呼びを強制する風早くんがかわいい。かわいすぎる。風早くんの質問を聞いた龍は全てを悟ったように背を向けてクスクス笑い、しかし向き直ると「しょーたが思ってるようなのじゃない」ときっぱり否定しました。魔球の件もたまたま近くにいただけ…わかっているけどどうにも止まらないジェラシーの波、恋する男子の動揺、爽子の周囲が気になって仕方がない様子は何とも甘酸っぺ~。おっちゃんはもうこんなドキドキ感など忘れてしまったよ。
さっそく行動開始のくるみちゃんはピンの所で風早くんの予定をゲット、無駄に花を散らしオーラを放ってピンを懐柔…しかしピンからしたら子供の色仕掛けなど効果は無く、こういう視点の差も面白い描写でした。用事が済んでの渡り廊下で見せる豹変した表情はくるみちゃんの思いの強さ、また爽子に対するライバル心をあからさまに見せていますね。しかしこれ平野嬢の超当たり役なんじゃ? これほど平野声のマッチを感じさせるキャラは初めてかもしれない。

自販機へジュースを買いにきた矢野ちんは下駄箱前で何かコソコソのくるみちゃんに気付いてお声がけ。狐と狸の化かし合い、表面上は穏やかな会話なれど水面下で飛び散る火花が透けるキワキワの会話シーンは見ていて胃が痛い(笑。女は怖いねえ。「噂」の件でカマをかける矢野ちんに「証拠も無いのに人を疑えない」と返すくるみちゃんは…犯行の図星を突かれて「証拠」の話を持ち出すのはあまりにお約束、自白しているようなものです。このシーンはくるみちゃんのトーンが落とされ、たまに入る単独カットも表情を見せないどよんどな雰囲気ありありのいかにもな描写でした。というか矢野ちんはもう噂事件の真相に気付いているのですね。さすが百人斬りの淫(略
くるみちゃんが下駄箱でコソコソしていたのは龍への仕込みでした。爽子の名で書かれた嘘の手紙は龍を体育用具室前に呼び出す内容で…こんな嘘で呼び出しても本人と会えばバレてしまうこと必至、つまりバレても構わないから二人を会わせる、その事自体が目的なのですね。
下駄箱での様子から矢野ちんはくるみちゃんの計画をしっかり察知? 悪い顔でニヤマリの表情で爽子のピンチを救いに走るか? いやはやジュースを買いに行ったのがちづじゃなくて良かったねえ(笑

体育用具室前にて爽子&龍の会話。一通りお礼を告げると会話は途切れ、しかし龍の助け船から爽子は「恋愛感情」についての話を振ります。すると返ってきた言葉は予想外のもの。
「俺は千鶴ひとすじ。内緒な」
気付いたらずっと「とくべつ」だった、他と比べられない。恋愛感情とはきっちり期日を区切って生じるものではなく、また理屈で語れるものでもない。爽子は「恋愛感情」の何たるかを論理的に解明したかったようでしたが…龍の言葉によって自分の「とくべつ」が何なのか気付いたようでした。
一方の風早くんは待ち伏せのくるみちゃんと遭遇。手伝おうか?と声をかけるくるみちゃんに「黒沼だったらこう言うだろうな」と笑顔で返す残酷さはキッツイ。いやもちろん彼に悪気は無いのだけれど、風早くんの中に爽子の影を見つけてしまったくるみちゃんはどよんどMAX、しかし気丈な笑顔で着々と計画を進めます。何だかいろいろ切ないなあ。
風早くんの優しさに付け込んで「爽子&龍」のカップルを推し進めるくるみちゃん。もちろん当人同士にそんな気は無いのですが、風早くんにそう思わせてしまえばくるみちゃんの勝ちです。暗い窓越しに映す風早くん&くるみちゃんは窓枠の仕切りで二人を分け…風早くんのズンドコな心境、そしてくるみちゃんとの心理的距離を感じさせます。「お前は何を言っているんだ?」みたいな。ここの語りも平野嬢の本領発揮で素晴らしくココロに刺さりますね。ほんとくるみちゃんがハマりすぎ。
そして風早くんは体育用具室前の二人を目撃、してやったりとニヤマリのくるみちゃんは風早くんのあまりの反応に動揺し…ってなところで引き。おいおいおい、この状態で年またぎとは何と性格の悪い構成か!
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周囲を巻き込んでの黒い計画は着々と進み…。

前回の救助劇からしきりに龍をプッシュするくるみちゃん。しかし爽子はそんな話を聞いているのかいないのか、暖簾に腕押しというかハイパー噛み合わない調子の爽子にビキビキしながら、くるみちゃんは風早くんへの思いの大きさを語ります。中学時代から雨の日も風の日も吹雪の日も風早くんを見つめ続け、「みんなの風早くん計画」の真相、すなわち風早くんに彼女ができないように働きかけていた日々を力説…爽子の前ではついつい素を出して喋りすぎてしまうくるみちゃんがハッと我に返り、しかしそんな話を聞いてもキラキラした表情で「がんばったんだ…」と感動している爽子に調子を外されっぱなしです。
風早くんに対する気持ちは確かに「とくべつ」だけれど、それが何なのかわからない、自分の気持ちがわからない。なので龍とちゃんと話をしてみて確かめたい。爽子はその事を気付かせてくれたくるみちゃんにまっすぐな目でお礼を言います。この瞬間にくるみちゃんは爽子の思いの大きさを認め、本気で潰しにかかる決意をしたのでしょう。今までのような遠回しの妨害工作では阻止できない、「私は私のやり方で」と厳しい表情で宣言し袂を分かちました。1人残された爽子はわけがわからずあたふた、これらすべて天然でやっている所が恐ろしい(笑
試合終了後にクラスメイトからバレーの応援に誘われて感涙。1人に慣れすぎている爽子は自分を取り巻く環境の変化にまだ付いて行けてないみたい。これまでの生活では何かと言えば「霊感」だ「呪い」だと疎まれ続けてきたのですから「クラスメイトの優しさ」など気付けるはずもなく、しかし風早くんに声をかけられ、ちづ&矢野ちんとの友情を築き、その一連から周囲からの目も変わり、クラスメイトも偏見を捨てて気軽に声をかけてくれるようになった。とはいえ爽子、、世の中はそんな善人ばかりでは無いのですよ。
風早くんへの思いの何たるかを知るため龍と話してみたい。そんな爽子は試合が終わったグラウンドの龍をじっと見つめ…さらにその様子を見ている風早くんの表情がジェラシーで溢れそう。じりじり。

モヤモヤMAXの風早くんは思い詰めた表情で龍の気持ちを確認、ここでもあっさり「爽子」と呼ぶ龍に対して「くろぬま!」と名字呼びを強制する風早くんがかわいい。かわいすぎる。風早くんの質問を聞いた龍は全てを悟ったように背を向けてクスクス笑い、しかし向き直ると「しょーたが思ってるようなのじゃない」ときっぱり否定しました。魔球の件もたまたま近くにいただけ…わかっているけどどうにも止まらないジェラシーの波、恋する男子の動揺、爽子の周囲が気になって仕方がない様子は何とも甘酸っぺ~。おっちゃんはもうこんなドキドキ感など忘れてしまったよ。
さっそく行動開始のくるみちゃんはピンの所で風早くんの予定をゲット、無駄に花を散らしオーラを放ってピンを懐柔…しかしピンからしたら子供の色仕掛けなど効果は無く、こういう視点の差も面白い描写でした。用事が済んでの渡り廊下で見せる豹変した表情はくるみちゃんの思いの強さ、また爽子に対するライバル心をあからさまに見せていますね。しかしこれ平野嬢の超当たり役なんじゃ? これほど平野声のマッチを感じさせるキャラは初めてかもしれない。

自販機へジュースを買いにきた矢野ちんは下駄箱前で何かコソコソのくるみちゃんに気付いてお声がけ。狐と狸の化かし合い、表面上は穏やかな会話なれど水面下で飛び散る火花が透けるキワキワの会話シーンは見ていて胃が痛い(笑。女は怖いねえ。「噂」の件でカマをかける矢野ちんに「証拠も無いのに人を疑えない」と返すくるみちゃんは…犯行の図星を突かれて「証拠」の話を持ち出すのはあまりにお約束、自白しているようなものです。このシーンはくるみちゃんのトーンが落とされ、たまに入る単独カットも表情を見せないどよんどな雰囲気ありありのいかにもな描写でした。というか矢野ちんはもう噂事件の真相に気付いているのですね。さすが百人斬りの淫(略
くるみちゃんが下駄箱でコソコソしていたのは龍への仕込みでした。爽子の名で書かれた嘘の手紙は龍を体育用具室前に呼び出す内容で…こんな嘘で呼び出しても本人と会えばバレてしまうこと必至、つまりバレても構わないから二人を会わせる、その事自体が目的なのですね。
下駄箱での様子から矢野ちんはくるみちゃんの計画をしっかり察知? 悪い顔でニヤマリの表情で爽子のピンチを救いに走るか? いやはやジュースを買いに行ったのがちづじゃなくて良かったねえ(笑

体育用具室前にて爽子&龍の会話。一通りお礼を告げると会話は途切れ、しかし龍の助け船から爽子は「恋愛感情」についての話を振ります。すると返ってきた言葉は予想外のもの。
「俺は千鶴ひとすじ。内緒な」
気付いたらずっと「とくべつ」だった、他と比べられない。恋愛感情とはきっちり期日を区切って生じるものではなく、また理屈で語れるものでもない。爽子は「恋愛感情」の何たるかを論理的に解明したかったようでしたが…龍の言葉によって自分の「とくべつ」が何なのか気付いたようでした。
一方の風早くんは待ち伏せのくるみちゃんと遭遇。手伝おうか?と声をかけるくるみちゃんに「黒沼だったらこう言うだろうな」と笑顔で返す残酷さはキッツイ。いやもちろん彼に悪気は無いのだけれど、風早くんの中に爽子の影を見つけてしまったくるみちゃんはどよんどMAX、しかし気丈な笑顔で着々と計画を進めます。何だかいろいろ切ないなあ。
風早くんの優しさに付け込んで「爽子&龍」のカップルを推し進めるくるみちゃん。もちろん当人同士にそんな気は無いのですが、風早くんにそう思わせてしまえばくるみちゃんの勝ちです。暗い窓越しに映す風早くん&くるみちゃんは窓枠の仕切りで二人を分け…風早くんのズンドコな心境、そしてくるみちゃんとの心理的距離を感じさせます。「お前は何を言っているんだ?」みたいな。ここの語りも平野嬢の本領発揮で素晴らしくココロに刺さりますね。ほんとくるみちゃんがハマりすぎ。
そして風早くんは体育用具室前の二人を目撃、してやったりとニヤマリのくるみちゃんは風早くんのあまりの反応に動揺し…ってなところで引き。おいおいおい、この状態で年またぎとは何と性格の悪い構成か!
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