在宅アニメ評論家

ドタバタと忙しくいつの間にか迎えてしまった大晦日の晩、うっかりすると世紀の瞬間を見逃してしまいそうだったので19時過ぎからチャンネルをNHKに合わせたTVの前にて全裸待機、いやさすがに今日は冷え込みがキツいので全裸は無しです。いやはや大晦日のリアルタイムに紅白を見るのなんて何年ぶりだろう。ほどなく番組が始まり、ようわからん歌手が何か歌っているのをチラ見しつつ「まだかまだか」と出場順一覧を追い続け、そして時計が20時08分を指す頃、愛媛県出身の“アニソンの女王”がついにNHKホールのステージに現れました。



応援のテリー伊藤＆関根麻里が加わっての歌前トーク。明らかに興味が無い態度の中居と変なテンションのテリー伊藤がヒトコトフタコト、さらにいかにも台本風に赤組司会の仲間由紀恵が突然「去年大好きなお父様が亡くなられたと窺いましたが」と故人話を振り…緊張の面持ちの中 明るく返す奈々さんが非常に好印象でした。そしていよいよステージへ。

薄水色のドレスもきらびやかに始まった「深愛」、イントロから歌い出しの瞬間に何故かウルッと来てしまったよ。数々の大舞台をこなしてきた彼女も紅白のステージは特別な意味があるでしょう、一声を愛おしむように、そして力強く歌っている姿を見ていると私の涙腺はさらに危険水域に。幾度となく聴いている「深愛」なのに今日の歌声は通常の3倍くらい心に響きます。曲調が思いっきり歌謡曲なので紅白の舞台でもまったく浮いていなかったのも良かった。まあ個人的にはちゅるぱや(DISCOTHEQUE)でハジけてほしかったけれど（笑…紅白でアレをやったらいろいろ終了するような気がするので今回の選曲は大正解でした。

青いサイリウムで埋まった客席の混乱も無く無事に出番終了。何だかあっという間に終わってしまった感がありますが初出場の持ち時間はこの程度なのでしょうね。その後坂本冬美の応援として登場した時は歌い終わった開放感からか表情もリラックスしていたような。というか同じ紅白出場者として坂本冬美を応援する立場とは、奈々さん的にメッチャ嬉しいだろうなあ。

てなわけで奈々さんの出番も終わって私の紅白も終わり、他に見る番組も無いためチャンネルそのままでDVDドライブにファイアボールを入れ「あなたは口を挟まないで！」を一通り見た後、DVDを停止して画面に現れた映像は…

矢沢がなぜ紅白に!?!?!?!?!?

気付いた時にはほぼ出番終了。ぐぬぬぬぬ！
むしろこっちのが世紀の瞬間じゃないか。

ではみなさま、よいお年を。

　　

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