2010-02-02(Tue)
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト #05 山踏ミ・世界ノ果テ
楽しい楽しい真夏の遠足。

紆余曲折の末にカナタたちが見た風景は…

冒頭っからいきなり戦闘訓練? 戦車(タケミカヅチ)に乗り込んだ5人はいつになく真剣な表情を見せています。通信兵のはずのカナタが装填手に収まっての訓練、タケミカヅチの操作などどこで憶えたんだ?と思わなくもありませんが、ともかくモニタの照準を睨みながら車長が「撃て!」クレハが「どーん!」…なんだそりゃ(笑。一撃必中の後はハッチを開けてリオの進軍喇叭、そこへ現れたのは訓練カットの合間に映るサイドカーの主でありました。第1話にてカナタを送ってきた人?
司令部からの通信文に加えて私信を受け渡し。日陰でのやり取りはクラウス側がさらに暗く、いかにもこの通信文に「何かある」ような印象でした。カナタへの手紙は母ちゃんから、やはりここでもカナタは「彼方」と掘られたハンコを押していましたが…手紙を手渡す瞬間の描写が無かったけれどノエルもハンコ押してたのかしらん。そういやフィリシアが通信文を受け取った時はサインのみ、こういう手続きって普通は統一されているものでしょうにいったいどういうシステムなのだろう。考えたら負けですか。
ノエルの手紙の差出人は「いつもの教授」とのこと。その教授とはおそらくオーバーテクノロジーの研究者か何か? まあタケミカヅチの修理に関する情報でも書かれているのでしょう。カナタへの冗談を真に受けられてネタバラシしてしまうノエルがかわいい。またクラウスへのおみやげ渡しを指示されて満面笑顔のクレハがじつにわかりやすい(笑。今回はいつにも増して良く動き、作画も通常よりかわい目な感じです。今回の作監担当は川崎愛香氏、くるくると変わる表情がいちいちかわいく描かれて目を楽しませてくれます。

「健闘を祈る。二等兵」
クラウスへのおみやげはワイン。生活物資に事欠く小隊ですがワインはきっちり確保しているようです(笑。差し出す手の奥に覗くクレハの表情、タバコを吹かす横顔を見つめる表情などなどこれまたわかりやすい。てなところへフィリシア登場、手に持った通信文をチラリと眺めたクラウスは意味ありげにクレハを見て…さていったい何が待っているのやら。
みなさん集まって「遠足」のお達し、無邪気に喜ぶカナタは少しは自分が兵隊であることを自覚したほうがよろしい。軍隊で遠足と言えば何をするかたいてい想像付きますが、はたして遠足の当日に言い渡された内容はまさにそのまんまフル装備の行軍です。国境監視装置の点検を3箇所、身動きできないほど重い背嚢を背負わされて真夏の行軍は普段の緩さから一転して死ぬレベルのキツさですね。というかかろうじて背負ったみなさんの目が既に死んでます(笑。出発前から「もうダメ」なカナタ、続いて無意識のままモーゼルC96を握るノエルもいい味出しすぎでした。カナタはともかくノエルってこういうキャラだったのか。そういやクレハの背嚢にはモーゼルKar98(?)とか…また何故こんな古い銃を…てなツッコミは今さら野暮ですね。

よろよろと歩き始めた3人。休むことなく愚痴愚痴なクレハはキタエリ声も相まってじつに鬱陶しい(褒め言葉。蝶に誘われてトーチカをよじ登ったカナタは一面に広がる花畑の奥に目的の監視装置を発見! 勇んで駆け寄ったカナタがドアのプレートに手を触れると数々の漢字が浮かび上がって一瞬で消える。何の意味があるのかよくわからないギミックですが、ともかくこれら装置を作ったのが「日本語文化圏の人たち」であることは間違い無さそう。
その後の移動シーンで挿入される道端のあれこれ。「奉納」と掘られた石柱もこの地がかつて日本語文化圏だったことを主張しています。その道中はますます暑さMAX、キーキーやかましいクレハ、マジでキレちゃう5秒前のノエル、そして故障してしまったカナタ(笑。追い詰められて止まらない列車に乗ってしまった3人の様子は彼女たちの心の奥底に眠った正体を晒しているみたいな。

水場を見つけたクレハはさっさと長靴を脱いでドボン。靴下無しで革靴を履くといろんな意味でマズいような気がしますが…川を前に大急ぎだったため靴と一緒に脱げたことにしときましょう。海に生き物はいないけれど川に魚はいるようで、つまり前回見せた魚の缶詰は川魚なのだろうか。海が死んでたら川もダメ、というか土壌もダメな気がしますが…そろそろ「海が死んだ」背景を見せてほしいところ。
水場でキャッキャウフフの一段落でフィリシアの黒さを呟くクレハ。カナタの天然ボケ、続くノエルは「そこがいい」と素敵な趣味の片鱗を見せ、しかしクレハはあくまで「あの人は黒いの! 真~っ黒なの!」と譲りません。まあフィリシアが黒いのは見え見えですが、今回に限って言えばクラウスとのツーショットシーンに割り込んできた恨みもありそう(笑。そんな一部始終を全て見られているとは露知らず…。
腹ごしらえをするはずがリュックを荒らされてそれどころでは無くなってしまったみなさん。先程のリオのカットに加え、猪にしては器用に背嚢を開けているし、都合良くコンパスが無くなっているとかどう見ても犯人はあの人です。
結局お昼抜きのみなさんは腹の虫がアップを始めていました。腹を空かせてトホホなクレハ、目の前の山桃をスルーしてでも任務を続行するクレハは意外とマジメ、いやいやクラウスの威光に肖っているだけかも(笑。崖にいきなり立つ山桃の木、食料を目前にあーだこーだの3人カットは面白いアングルでした。

ほどなく2つ目の監視装置を見つけて残り1つとなったけれど、コンパス無しでの座標特定は難易度が高く、さすがのノエルも道具が無くてはどうにもならず。相変わらずキーキーのクレハvs静かに沸騰しているノエルの図、さらにクレハの矛先がカナタへ向かって微妙な空気に?…と思いきやカナタはそんなの聞いちゃいません(笑。素晴らしすぎるスルー能力の果てに見つけた最後の目的地、夕陽に浮かぶ監視装置へ駆け寄るとその向こうに広がる「ノーマンズランド」に気付きました。目前に広がる「人が住む世界の果て」を見た3人は言葉も無く、するとそこへフィリシアが登場です。
「砦の乙女は、みんな一度は必ずここに来た」
クレハたちが勝手に勘違いしていた「任務」は任務ではなく本当に「遠足」でした。この風景を見せるために組まれた遠足、司令部からの命令で行われるこのイベントは「新兵に現実を見せる」以外にも何か意味があるのでしょう。あの砦の存在理由に関わるレベルで。

そして唐突に温泉へ。第5話にてテコ入れですか。きっちりタオルを巻いているためスチームジャミングの無いすっきり視界…水着以下の露出レベルには若干ありがたみがありません(笑。猪と戦いながら(?)ゲットした山桃を差し入れのリオ、口いっぱいにほおばるカナタの嬉しそうな顔がかわいすぎるので良しとしますか。
フィリシアたちに続いて刻まれた3人の名前。クレハもノエルも漢字の設定があるのにサインは横文字なのですね。一方カナタは日本語を読めないはずなのに漢字でサイン。そういえばリオも漢字で、他にもいくつか漢字のサインがありました。このような違いが生じる理由を知りたいところです。
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紆余曲折の末にカナタたちが見た風景は…

冒頭っからいきなり戦闘訓練? 戦車(タケミカヅチ)に乗り込んだ5人はいつになく真剣な表情を見せています。通信兵のはずのカナタが装填手に収まっての訓練、タケミカヅチの操作などどこで憶えたんだ?と思わなくもありませんが、ともかくモニタの照準を睨みながら車長が「撃て!」クレハが「どーん!」…なんだそりゃ(笑。一撃必中の後はハッチを開けてリオの進軍喇叭、そこへ現れたのは訓練カットの合間に映るサイドカーの主でありました。第1話にてカナタを送ってきた人?
司令部からの通信文に加えて私信を受け渡し。日陰でのやり取りはクラウス側がさらに暗く、いかにもこの通信文に「何かある」ような印象でした。カナタへの手紙は母ちゃんから、やはりここでもカナタは「彼方」と掘られたハンコを押していましたが…手紙を手渡す瞬間の描写が無かったけれどノエルもハンコ押してたのかしらん。そういやフィリシアが通信文を受け取った時はサインのみ、こういう手続きって普通は統一されているものでしょうにいったいどういうシステムなのだろう。考えたら負けですか。
ノエルの手紙の差出人は「いつもの教授」とのこと。その教授とはおそらくオーバーテクノロジーの研究者か何か? まあタケミカヅチの修理に関する情報でも書かれているのでしょう。カナタへの冗談を真に受けられてネタバラシしてしまうノエルがかわいい。またクラウスへのおみやげ渡しを指示されて満面笑顔のクレハがじつにわかりやすい(笑。今回はいつにも増して良く動き、作画も通常よりかわい目な感じです。今回の作監担当は川崎愛香氏、くるくると変わる表情がいちいちかわいく描かれて目を楽しませてくれます。

「健闘を祈る。二等兵」
クラウスへのおみやげはワイン。生活物資に事欠く小隊ですがワインはきっちり確保しているようです(笑。差し出す手の奥に覗くクレハの表情、タバコを吹かす横顔を見つめる表情などなどこれまたわかりやすい。てなところへフィリシア登場、手に持った通信文をチラリと眺めたクラウスは意味ありげにクレハを見て…さていったい何が待っているのやら。
みなさん集まって「遠足」のお達し、無邪気に喜ぶカナタは少しは自分が兵隊であることを自覚したほうがよろしい。軍隊で遠足と言えば何をするかたいてい想像付きますが、はたして遠足の当日に言い渡された内容はまさにそのまんまフル装備の行軍です。国境監視装置の点検を3箇所、身動きできないほど重い背嚢を背負わされて真夏の行軍は普段の緩さから一転して死ぬレベルのキツさですね。というかかろうじて背負ったみなさんの目が既に死んでます(笑。出発前から「もうダメ」なカナタ、続いて無意識のままモーゼルC96を握るノエルもいい味出しすぎでした。カナタはともかくノエルってこういうキャラだったのか。そういやクレハの背嚢にはモーゼルKar98(?)とか…また何故こんな古い銃を…てなツッコミは今さら野暮ですね。

よろよろと歩き始めた3人。休むことなく愚痴愚痴なクレハはキタエリ声も相まってじつに鬱陶しい(褒め言葉。蝶に誘われてトーチカをよじ登ったカナタは一面に広がる花畑の奥に目的の監視装置を発見! 勇んで駆け寄ったカナタがドアのプレートに手を触れると数々の漢字が浮かび上がって一瞬で消える。何の意味があるのかよくわからないギミックですが、ともかくこれら装置を作ったのが「日本語文化圏の人たち」であることは間違い無さそう。
その後の移動シーンで挿入される道端のあれこれ。「奉納」と掘られた石柱もこの地がかつて日本語文化圏だったことを主張しています。その道中はますます暑さMAX、キーキーやかましいクレハ、マジでキレちゃう5秒前のノエル、そして故障してしまったカナタ(笑。追い詰められて止まらない列車に乗ってしまった3人の様子は彼女たちの心の奥底に眠った正体を晒しているみたいな。

水場を見つけたクレハはさっさと長靴を脱いでドボン。靴下無しで革靴を履くといろんな意味でマズいような気がしますが…川を前に大急ぎだったため靴と一緒に脱げたことにしときましょう。海に生き物はいないけれど川に魚はいるようで、つまり前回見せた魚の缶詰は川魚なのだろうか。海が死んでたら川もダメ、というか土壌もダメな気がしますが…そろそろ「海が死んだ」背景を見せてほしいところ。
水場でキャッキャウフフの一段落でフィリシアの黒さを呟くクレハ。カナタの天然ボケ、続くノエルは「そこがいい」と素敵な趣味の片鱗を見せ、しかしクレハはあくまで「あの人は黒いの! 真~っ黒なの!」と譲りません。まあフィリシアが黒いのは見え見えですが、今回に限って言えばクラウスとのツーショットシーンに割り込んできた恨みもありそう(笑。そんな一部始終を全て見られているとは露知らず…。
腹ごしらえをするはずがリュックを荒らされてそれどころでは無くなってしまったみなさん。先程のリオのカットに加え、猪にしては器用に背嚢を開けているし、都合良くコンパスが無くなっているとかどう見ても犯人はあの人です。
結局お昼抜きのみなさんは腹の虫がアップを始めていました。腹を空かせてトホホなクレハ、目の前の山桃をスルーしてでも任務を続行するクレハは意外とマジメ、いやいやクラウスの威光に肖っているだけかも(笑。崖にいきなり立つ山桃の木、食料を目前にあーだこーだの3人カットは面白いアングルでした。

ほどなく2つ目の監視装置を見つけて残り1つとなったけれど、コンパス無しでの座標特定は難易度が高く、さすがのノエルも道具が無くてはどうにもならず。相変わらずキーキーのクレハvs静かに沸騰しているノエルの図、さらにクレハの矛先がカナタへ向かって微妙な空気に?…と思いきやカナタはそんなの聞いちゃいません(笑。素晴らしすぎるスルー能力の果てに見つけた最後の目的地、夕陽に浮かぶ監視装置へ駆け寄るとその向こうに広がる「ノーマンズランド」に気付きました。目前に広がる「人が住む世界の果て」を見た3人は言葉も無く、するとそこへフィリシアが登場です。
「砦の乙女は、みんな一度は必ずここに来た」
クレハたちが勝手に勘違いしていた「任務」は任務ではなく本当に「遠足」でした。この風景を見せるために組まれた遠足、司令部からの命令で行われるこのイベントは「新兵に現実を見せる」以外にも何か意味があるのでしょう。あの砦の存在理由に関わるレベルで。

そして唐突に温泉へ。第5話にてテコ入れですか。きっちりタオルを巻いているためスチームジャミングの無いすっきり視界…水着以下の露出レベルには若干ありがたみがありません(笑。猪と戦いながら(?)ゲットした山桃を差し入れのリオ、口いっぱいにほおばるカナタの嬉しそうな顔がかわいすぎるので良しとしますか。
フィリシアたちに続いて刻まれた3人の名前。クレハもノエルも漢字の設定があるのにサインは横文字なのですね。一方カナタは日本語を読めないはずなのに漢字でサイン。そういえばリオも漢字で、他にもいくつか漢字のサインがありました。このような違いが生じる理由を知りたいところです。
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