在宅アニメ評論家　ハートキャッチプリキュア！ #06 スクープ！プリキュアの正体ばれちゃいます!?

2010-03-15(Mon)

ハートキャッチプリキュア！ #06 スクープ！プリキュアの正体ばれちゃいます!?

今の私はイナズマ気分！誰も私を止められないです！　

「おしりパーンチ！」

朝も早よから花壇が気になるつぼみに付き合うえりか様。眠そうな顔でベンチにどっかと座る様子はじつにかったるそうですがきちんと付き合ってくれる辺りさすが「親友」の杯を交わしただけのことはあります（笑。すると道場から勇ましい声が…稽古中の生徒会長さんがバッタバッタと部員を倒している風景を見てつぼみはハートキャッチ！　てなところへ今回の生贄、サンクルミエール通信編集長増子さん(違)が登場です。稽古中の道場にてストロボを焚きまくって写真を撮りまくり、みんなが喜ぶ写真を撮りたい！というカメラマン魂あふるるポリシーは立派なのですが普通に迷惑ですね（笑

プリキュアの噂に賑やかな朝の教室にてドキドキのつぼみの頭を思いっきりはたいて動じないえりか様スゲー。女の子同士のスキンシップにしては通常の作品と方向性が違っていますな。そんなえりか様ですが増子さんが撮ったスッ転び写真にテンションダウン、顔面ヒット写真を撮られたサッカー少年も抗議しますが増子さんは持論を高説して聞く耳持たず。なんというマスコミか！

今度はプリキュアの撮影に燃える増子さん、その様子を見てビビるつぼみが話を振られての表情変化がツボすぎです。ほんとハトキャはキャラの表情が生き生きしててよろしいな。

二人並んでランチタイム。格好悪い写真を晒されて不機嫌のえりか様に対し、生徒会長の写真に目をキラキラさせていたつぼみは増子さんをフォロー。すっかりハートキャッチされてますなあ。このシチュで思い出したけれど、そういやファッション部の部員問題は解決したのだろうか？　「プリキュアであることがバレたら大変なことになるですー」「どうなるの？」「秘密ですー」の流れは笑った。バレたらどうなるんだろ？

増子さんはプリキュアの目撃者を直撃取材。しかしラーメン三浦くんやりんちゃん(違)に取材しても揃って「夢での話」と聞かされラチが開かず、さらにサッカー少年から撮影姿勢について意見されるとしょんぼり。増子さんの行動は悪意が無いだけに始末が悪いですね。

取材で拾った植物園のネタを頼りにさっそく現地へ突撃です。「大輝(サッカー少年)だって喜ぶに決まってる！」とあくまでポリシーに則っていますが、これは裏を返せばポリシーを盾に自己を正当化している表れ。

園内にてシプレコフレを目撃し記者魂全開の増子さんに割って入った絶望先生、突然のイケメン登場に記者魂を抜かれちゃった増子さんがかわいい（笑。その隙に逃げたシプレコフレはコッペ様のふかふかの体に隠れ…以前つぼみを助けた時といい、絶望先生の正体がじつにわかりやすい流れでした。これだけ振っといてコッペ様と別ルートの存在だったら面白いけれど子供向け番組でそこまでの仕込みは無いだろうなあ。

植物園での話を聞かされたつぼみの焦り顔、えりか様へ知らせようと表へ出るとちょうど増子さんが現れてえりか様宅へ…「えりかがバレた？」とさらに焦って店内へ向かってえりか父とご対面までの表情変化がこれまた面白い。えりか様のエキセントリックな性格は父親譲り？　有名カメラマンである父は結構な変わり者だけれどさすが写真に対する審美眼は間違いないようで、増子さんの写真に欠けているものをズバリ指摘。やはり「愛」なのか！

憧れのカメラマンから厳しい言葉をもらってすっかりしょんぼりの増子さん、てな所へ現れた変な人（笑。ってこれすごいスクープ写真なんじゃ？

今回のデザトリアンはカメラモチーフです。追いかけられるサッカー少年団はりんちゃん回に続いてこれで2回目？　難儀だねえ（笑。急を聞いて駆け付けたプリキュア、パンチで攻めるマリンの上空からブロッサムの気合一発連携アクションは見応えありあり。しかし攻撃を跳ね返されてしまったブロッサムは背中から落ち、身動きできないブロッサムを庇って石化してしまうマリン。身を挺してブロッサムを守るマリンの行動は王道パターンだけれど、これをあのマリンがやっていることに意義があるのでしょう。これまでに築いたマリンとブロッサムの絆が窺える一瞬でした。

するとシプレコフレが新兵器を提案。

「シュシュッと気分でスピードアップ！」

心の種をパフュームにセットしてシュッシュ！　赤いオーラに包まれたブロッサムは通常の3倍どころかクロックアップ状態へ。石化したマリンを抱えてのハイパー高速移動では固まったマリンも目が点に（笑。その後のブロッサムの口上は自信まんまんの勇ましさ、高速移動攻撃からブロッサム百裂拳は奈々さんの演技もノリノリで面白かったです。おしりパンチ！のキメは歌舞伎ばりの見得を見せてましたがおしりでパンチて？（笑

いつもどおり堪忍袋の緒が切れ、今回はブロッサム単独のピンクフォルテウエーブで幕。一人でできるもん！　もはやすっかり最弱の汚名は返上？

目を覚ました増子さんは一連の騒動を俯瞰で見て「愛の足りなさ」を自覚したようです。これで少しは自重するのかな…とはいえ増子さんには今後も我が道を突き進んでいただきたいかも。5の時も増子さん大好きだったもので（笑

明けて翌日、アバンと同様のシーンにて現れた増子さんは「昨日のお礼」とつぼみに一枚の写真を…テンション高い増子さん＆焦るつぼみ＆後で呆気のえりか様、渡された写真のバクロから取り合う二人の様子も微笑ましく、その風景を遠目で眺めて「やっぱ愛よね」と呟いてパチリの増子さんもキレイな締めでした。

先日(03/13 東京MX)放映された「映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ！」の特別番組から。30分枠の放映時間のうち8割は旧作映画のダイジェスト、旧映画の映像が延々と流れ続けて「いったいいつになったらDX2が始まるんだ？」と歯がゆいこと歯がゆいこと。結局DX2の紹介はインタビューなど皆無で実質5分程度のダイジェストが流されたのみ…正直少々拍子抜けでした。というか関東地方のプリキュア放映局であるテレ朝でこの特番が放映されないってのが、ABCとテレ朝の不仲さを感じさせます。いったいいつまで尾を引くのだろう。

映画本編からの映像はもはやハートキャッチのネタバレOPに任すとして、今回の特番の見どころは総勢17人による3DCGのED映像。フレッシュのEDから採用されたモーションキャプチャー3DCGのダンスはさすが17人ともなると結構な迫力です。初CG化となるMHから5までのモデリングもパッと見では違和感無し。これを大スクリーンで見るためだけに出掛けてしまいそうな誘惑にかられます。とはいえおっさん一人でプリキュア映画はハードルが高いなあ。ううむ。

　　　　

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