2010-08-04(Wed)
けいおん!! #18 主役!
「ロミオ&ジュリエット」の主役を射止めて(?)しまった二人。

澪&律の仲の良さが際立つ一本でした。

学祭の3年2組はクラス演劇「ロミオ&ジュリエット」を上演するようです。その主役たるロミオを投票でけってーい!…ファンクラブができるほどの美少女で身長も高い澪が立ち役に選ばれるのは道理ですね。しかし目立つことを何より嫌う澪は気絶、こりゃ拷問以外の何物でもありませんもの。
「澪ちゃんだけにロ『ミオ』が合ってるでしょう!」
今回は唯の出番がほとんど無かったけれどベタなダジャレで自己主張、じつに唯らしいコメントです(笑。そうこうしているうちにジュリエット役も決定、さっきまで澪を茶化していたのに自分に火の粉がかかり始めると必死に抵抗する律ってば。異議の手を挙げる律の側で冷めた目の澪がいい味。
そんな律はどうにかジュリエット役を逃れようとクラスメイトに声を救いの声を上げますが、紬は脚本、お姫様ないちごは冷たく却下、みかは「澪の相手は律しか」ってもので…クラス中が次々とその声に賛同し四面楚歌に追い詰められる律がかわいい。それにしてもこの作品はクラスのモブキャラまできっちり描かれてて凄い、というかモブの一人一人にさえきちんと個性があるのが凄いね。律の様子を見ると軽音部以外の子にも普通に関わっているようですし、どうせ練習しないのなら部室で茶ぁ飲んでるシーンばかりでなくクラスメイトたちとの絡みをもう少し見てみたいかも。
脚本の紬は目ぇキラキラ。何を企んでいる?(笑

「ぷ!」
律がジュリエット役と聞いて地味に吹き出す梓。先輩のせめてもの威厳か、後輩にからかわれることを良しとしない先輩のプライドか、地味に吹き続ける梓を「中野!」と呼ぶ律がかわいい。かわいすぎる。
一方の澪はトンちゃん相手に精神崩壊真っ最中。予告で見せた転校話は逃避からの妄想でしたか。転校理由を呟く澪に「パパ…」とツッコむ梓は全方位に容赦ありません。座り込んで逃避が加速、ミニスカから覗く脚が眩しいアングルです。
泣き叫ぶ澪を引きずって稽古へ。思いっきり棒読みのセリフにカット!カット!の紬はカットと言いたいだけか! さんざん澪をからかった割りに律もジュリエットになりきれず逆ギレしまくり、そんな二人に生暖かい視線のクラスメイトたち…君らが選んだのですよ!(笑

お互いの性分に合わない配役を克服すべく唯の妙案。律は女の子っぽく、澪は男の子っぽく生活すれば役に慣れるのではないか?と。いつも制服を着崩している律がきっちり着込むと確かに違和感ががが。その一方でラフに着崩した澪、緩く開いた襟元が微妙に色っぽいです。ドラムスツールに座って脚を開く律にツッコミ、それは仕方が無いだろう?(笑
「なあ律。今からでもやめたいって言わない?」
脚本読みすら上手くできない現状に弱気な澪は役辞退の相談。停滞した状況を示す引きアングルの信号演出はいい雰囲気だけれど、これほどあちこちの作品で多用されると信号演出も見飽きてきた感じ。こういう演出技法って使う人が少ないうちは見ていてハッとするけれど、あまり多用されて「記号」になってしまうと少々寒いかもしれない。

律がジュリエット役と聞いて豪快に吹く弟くん。誰よりも姉の日常を知る弟くんが受けた衝撃の大きさを物語っていますね(笑。律は「自分がジュリエット役のキャラではない」ことがわかっており、わかっているだけに部室では梓に笑われ、自宅では弟くんから露骨に笑われ、会う人会う人から笑われ続けちゃ不機嫌にもなります。弟くんのリアクションを受けて膨れる表情は負けん気の強さを窺わせますね。かわいい。
自室にて脚本読みを始めても澪は相変わらずの棒、それを笑う律に交代するとキャラに合わないセリフに大笑いの澪…ドアの外で弟くんの笑い声まで聞こえて不機嫌フルスロットルな律がかわいすぎる。
疲れ果てた二人がナニゲに始めた役柄交代モノマネ。相手が演じている所を想像してモノマネ芝居をしてみたらこれがドハマリ、「澪ならこう演るだろう」「律ならこう演るだろう」と普段からお互いをよく見ている、お互いのことを知り尽くしている二人ならではのなりきり劇でした。
律の部屋では上手くいったけれどみんなの前では全くダメダメ。あの時は律しかいないからできた、ならばここにいる全員を律だと思えばよろしい…舞台の緊張を解すのに「客を野菜と思え」ってのは聞くけれど全員律ってのは新しいなあ。確かにやかましそう(笑

紬の提案で「人前に出ることに慣れる」ための特訓へ。喫茶店での接客アルバイトは「人に慣れる」にはいいかもだけどステージでの緊張とは種類が違うような。スタッフルームにてさっそくお着替え、かわいいメイド服に着替えた律を見てまた吹く中野、君はとことん容赦無いなあ(笑。サイズが合わずに一部がキツい唯&澪、確かに唯のムネは1期の時より成長している? 一方の澪はウエストが成長しているようで…イメージ的にはキツい部分が逆のような気がするけれど。
初めての接客にて伝票を書くペンを忘れた澪は慌てて取りに戻り…確かに唯は「書くもの」と言われて普通に差し出しており、唯視点で考えるとそれは全く正しい行動です。しかし澪は唯が出したそれを本物のスティックチーズと勘違い、この時の澪がいかに説破詰まっていたかわかります。そしてそんなやり取りを傍目から見ると「コント」になってしまう、本人同士がマジメであればあるほど滑稽に映るという例ですね。
極度の恥ずかしがり屋である澪は何故か本番ステージではきちんとベースを弾ききちんと歌える。つまり「澪は追い詰められると力を発揮するタイプ」であることを知る律の荒療治が始まりました。みんなが休憩に入る間 澪一人だけホールに残して「どうしても接客しなければならない状況」を作る。澪の特徴を知る故の作戦ですがあの広い店で一人ホールはちょっとキツそうな。いやキツいくらいじゃないと治療にならんか(笑
休憩が開けると澪は笑顔で接客できるようになっていました。さすが追い詰められた澪は力を発揮しますね! と思いきやあまりに慣れないことをし過ぎたせいか表情は固まり…自我崩壊のギリギリ境界にて正気を保つ澪の自衛本能でしょうか、翌日になっても直らない「固まった笑顔」は律のいじりという「日常」に戻ってようやく氷解です。ここはギャグっぽく描かれていたけれど奥が深いシーンでした。
さてロミジュリの稽古に忙しい先輩たちから一人外れている梓。先輩たちと一緒に演れる最後のライブなのに…たくさん練習して素敵な思い出を作りたいのに先輩たちは部室に来ない。唯の話を聞きながら一人譜面を置くカットが梓の寂しさを感じさせます。相変わらずのマイペースで木の練習をしながらハケてしまう唯、とはいえ壁からちょっと覗いた唯の指は部室に一人残った梓を気遣う仕草? 広げた指は今ここにいない軽音部のメンバーを示し「わたし(たち)はちゃんとここにいるよ」ってなものでしょうか。
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澪&律の仲の良さが際立つ一本でした。

学祭の3年2組はクラス演劇「ロミオ&ジュリエット」を上演するようです。その主役たるロミオを投票でけってーい!…ファンクラブができるほどの美少女で身長も高い澪が立ち役に選ばれるのは道理ですね。しかし目立つことを何より嫌う澪は気絶、こりゃ拷問以外の何物でもありませんもの。
「澪ちゃんだけにロ『ミオ』が合ってるでしょう!」
今回は唯の出番がほとんど無かったけれどベタなダジャレで自己主張、じつに唯らしいコメントです(笑。そうこうしているうちにジュリエット役も決定、さっきまで澪を茶化していたのに自分に火の粉がかかり始めると必死に抵抗する律ってば。異議の手を挙げる律の側で冷めた目の澪がいい味。
そんな律はどうにかジュリエット役を逃れようとクラスメイトに声を救いの声を上げますが、紬は脚本、お姫様ないちごは冷たく却下、みかは「澪の相手は律しか」ってもので…クラス中が次々とその声に賛同し四面楚歌に追い詰められる律がかわいい。それにしてもこの作品はクラスのモブキャラまできっちり描かれてて凄い、というかモブの一人一人にさえきちんと個性があるのが凄いね。律の様子を見ると軽音部以外の子にも普通に関わっているようですし、どうせ練習しないのなら部室で茶ぁ飲んでるシーンばかりでなくクラスメイトたちとの絡みをもう少し見てみたいかも。
脚本の紬は目ぇキラキラ。何を企んでいる?(笑

「ぷ!」
律がジュリエット役と聞いて地味に吹き出す梓。先輩のせめてもの威厳か、後輩にからかわれることを良しとしない先輩のプライドか、地味に吹き続ける梓を「中野!」と呼ぶ律がかわいい。かわいすぎる。
一方の澪はトンちゃん相手に精神崩壊真っ最中。予告で見せた転校話は逃避からの妄想でしたか。転校理由を呟く澪に「パパ…」とツッコむ梓は全方位に容赦ありません。座り込んで逃避が加速、ミニスカから覗く脚が眩しいアングルです。
泣き叫ぶ澪を引きずって稽古へ。思いっきり棒読みのセリフにカット!カット!の紬はカットと言いたいだけか! さんざん澪をからかった割りに律もジュリエットになりきれず逆ギレしまくり、そんな二人に生暖かい視線のクラスメイトたち…君らが選んだのですよ!(笑

お互いの性分に合わない配役を克服すべく唯の妙案。律は女の子っぽく、澪は男の子っぽく生活すれば役に慣れるのではないか?と。いつも制服を着崩している律がきっちり着込むと確かに違和感ががが。その一方でラフに着崩した澪、緩く開いた襟元が微妙に色っぽいです。ドラムスツールに座って脚を開く律にツッコミ、それは仕方が無いだろう?(笑
「なあ律。今からでもやめたいって言わない?」
脚本読みすら上手くできない現状に弱気な澪は役辞退の相談。停滞した状況を示す引きアングルの信号演出はいい雰囲気だけれど、これほどあちこちの作品で多用されると信号演出も見飽きてきた感じ。こういう演出技法って使う人が少ないうちは見ていてハッとするけれど、あまり多用されて「記号」になってしまうと少々寒いかもしれない。

律がジュリエット役と聞いて豪快に吹く弟くん。誰よりも姉の日常を知る弟くんが受けた衝撃の大きさを物語っていますね(笑。律は「自分がジュリエット役のキャラではない」ことがわかっており、わかっているだけに部室では梓に笑われ、自宅では弟くんから露骨に笑われ、会う人会う人から笑われ続けちゃ不機嫌にもなります。弟くんのリアクションを受けて膨れる表情は負けん気の強さを窺わせますね。かわいい。
自室にて脚本読みを始めても澪は相変わらずの棒、それを笑う律に交代するとキャラに合わないセリフに大笑いの澪…ドアの外で弟くんの笑い声まで聞こえて不機嫌フルスロットルな律がかわいすぎる。
疲れ果てた二人がナニゲに始めた役柄交代モノマネ。相手が演じている所を想像してモノマネ芝居をしてみたらこれがドハマリ、「澪ならこう演るだろう」「律ならこう演るだろう」と普段からお互いをよく見ている、お互いのことを知り尽くしている二人ならではのなりきり劇でした。
律の部屋では上手くいったけれどみんなの前では全くダメダメ。あの時は律しかいないからできた、ならばここにいる全員を律だと思えばよろしい…舞台の緊張を解すのに「客を野菜と思え」ってのは聞くけれど全員律ってのは新しいなあ。確かにやかましそう(笑

紬の提案で「人前に出ることに慣れる」ための特訓へ。喫茶店での接客アルバイトは「人に慣れる」にはいいかもだけどステージでの緊張とは種類が違うような。スタッフルームにてさっそくお着替え、かわいいメイド服に着替えた律を見てまた吹く中野、君はとことん容赦無いなあ(笑。サイズが合わずに一部がキツい唯&澪、確かに唯のムネは1期の時より成長している? 一方の澪はウエストが成長しているようで…イメージ的にはキツい部分が逆のような気がするけれど。
初めての接客にて伝票を書くペンを忘れた澪は慌てて取りに戻り…確かに唯は「書くもの」と言われて普通に差し出しており、唯視点で考えるとそれは全く正しい行動です。しかし澪は唯が出したそれを本物のスティックチーズと勘違い、この時の澪がいかに説破詰まっていたかわかります。そしてそんなやり取りを傍目から見ると「コント」になってしまう、本人同士がマジメであればあるほど滑稽に映るという例ですね。
極度の恥ずかしがり屋である澪は何故か本番ステージではきちんとベースを弾ききちんと歌える。つまり「澪は追い詰められると力を発揮するタイプ」であることを知る律の荒療治が始まりました。みんなが休憩に入る間 澪一人だけホールに残して「どうしても接客しなければならない状況」を作る。澪の特徴を知る故の作戦ですがあの広い店で一人ホールはちょっとキツそうな。いやキツいくらいじゃないと治療にならんか(笑
休憩が開けると澪は笑顔で接客できるようになっていました。さすが追い詰められた澪は力を発揮しますね! と思いきやあまりに慣れないことをし過ぎたせいか表情は固まり…自我崩壊のギリギリ境界にて正気を保つ澪の自衛本能でしょうか、翌日になっても直らない「固まった笑顔」は律のいじりという「日常」に戻ってようやく氷解です。ここはギャグっぽく描かれていたけれど奥が深いシーンでした。
さてロミジュリの稽古に忙しい先輩たちから一人外れている梓。先輩たちと一緒に演れる最後のライブなのに…たくさん練習して素敵な思い出を作りたいのに先輩たちは部室に来ない。唯の話を聞きながら一人譜面を置くカットが梓の寂しさを感じさせます。相変わらずのマイペースで木の練習をしながらハケてしまう唯、とはいえ壁からちょっと覗いた唯の指は部室に一人残った梓を気遣う仕草? 広げた指は今ここにいない軽音部のメンバーを示し「わたし(たち)はちゃんとここにいるよ」ってなものでしょうか。
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