2010-09-29(Wed)
けいおん!! #26 番外編 訪問!
前回に続いて番外編その2。

けいおん2期、これにて完結です。

部室の物置にてマジックを構えた律に襲われる澪、一方の部室では入部したてでまだ固い梓と目を見開いた唯&紬。見たとおり上瞼に何か細工がしてあるようで、それがバレないように必死に目を閉じない二人が辛い(笑。そして軽音部勢揃いで梓の入部記念写真をパチリ、DVD 5巻のパケ絵はなるほどこういう状況で撮影されたのですね。
そんな賑やかな写真を眺める梓。ガランとした部室に一人ぽつんと座り、賑やかな頃を思い出しているのでしょうか。後に明らかになりますが今回の作中時間は唯たちが揃って女子大の合格を決めた後、すなわち第22話と23話の間のようで…この時期唯たちの前では気丈に振る舞っていた梓でしたが、こんな風に部室に一人になると寂しさを滲ませていたのですね。せつねー。
唯たちが部室に揃ってミカンタイム。ハンドパワーでミカン浮遊の唯はDVD 3巻のパケ絵ネタですか。というわけで今回はDVDパケ絵のネタ回収、転じて「写真の顛末」を一気に片付け、それによって軽音部の過ぎ去った日常をフラッシュバックさせるという凝った作りでした。
唯たちが待ち望んだものを手に部室へ現れた和、はたして気になる写真の仕上がりは?

前髪ぱっつんで撮影された唯の個人写真は前髪を流して上手くごまかし、思ったよりもマトモな感じ。しかし本人的にはもちろん納得がいかず…こいつをどうにか差し替えたい唯は和に直談判するもあえなく玉砕、相変わらず和の容赦無さは強烈だなあ。確かにそんな要望をいちいち聞いていたらキリがありませんけれど(笑
アルバムを校正すべくさわちゃんは本日風邪でお休み、これに乗じて写真差し替えを企む唯はどこまでも必死です。てなわけで軽音部揃ってさわちゃん宅へゴー、見送る梓が何か言いたそうですが言い出す前にチャイムが鳴って伝えられず。
さわちゃん宅へ向かう途中の想像図は…いったいどんな目で見ているのやら。いや実際にこんな部屋でも全く驚きませんけれど(笑。ほどなく到着するも部屋を間違えてあわやピンポンダッシュ、そしてさわちゃんが自室のドアから顔を出すと慌てて隠れるみなさん。ああ何となくわかるなこのリアクション(笑
その頃梓は純ちゃん憂ちゃんと何やら相談しております。この後もさわちゃん宅へ電話して先輩たちの動向を確認したり、またまた三人で相談するカットが入ったり…先輩たちを心配させないようコソ練を企む梓はしっかり成長していました。一人残される形の梓はどうなってしまうのか?と先輩たち以上に視聴者全員が心配を禁じえなかったけれどこれなら大丈夫そうです。

さわちゃんの部屋へ上がり込むとさっそく家捜しに走る唯。同級生ならともかく先生の部屋でそれをやるか! どんだけボーダーレスなんだ(笑。そして本題の卒アルチェック、唯の要望はあっさり却下されてさわちゃんの目はクラスの集合写真へ。ここで第3話にて描かれた律のいたずらネタが回収されました。これまで集合写真の顛末が描かれなかったので「振りっぱなしかよ!」と思っていたけれどきちんと回収されて良かった。
卒アルの軽音部写真はDVD 2巻のパケ絵、この写真はさわちゃんが卒アル用に撮影したものだったのですね。ティーカップを持った唯と奥の3人を重ねたトリック写真はいかにも放課後ティータイムっぽい遊び心が詰まった写真です。卒アルにこれを載せてしまうさわちゃんのセンスも素晴らしい。
「静かになっちゃうんだなあ…」
そんな思い出深い写真を眺めながら、ベランダでキャッキャの子供たちを優しい目で見つめるさわちゃん。立場上表には出しませんでしたがさわちゃんだって4人の卒業は寂しいのです。手の掛かる子ほどかわいいと申しますがさわちゃん的にも彼女たちの卒業は感慨深いものがあるでしょう。そんな一抹の寂しさと子供たちの成長に目を細めるさわちゃんの表情は、彼女たちを同様に見守ってきた視聴者のそれとシンクロしているような。
するとデスデビルのみなさんが来訪。来年度の軽音部についてあれこれ質問を浴びせると卒業生たちは言葉に詰まり…助け船を出すように「大丈夫、軽音部は無くならないわ!」と力強く宣言するさわちゃん。さわちゃんもまた軽音部を大切に思っているのです。来年度からケーキもお茶も出て来ないけど(笑

学校へ到着した唯たちは校門にて梓のギターに気付きます。あの距離で聞こえるって梓はどんだけフルボリュームで鳴らしてんだ(笑。部室へ走った唯はドアの前に立つと中の会話が聞こえ…ここまでチラチラ描かれてきた梓の秘密がついに明らかになりました。先輩を気遣う梓、その気持ちに応えるように部室を前に退散しようとする先輩たち。しかし突然ドアが開いて梓に見つかってしまうと「逃げろ!」と一目散、何という優しい関係か。先輩たちの後姿を見送りながら梓はギターを弾き始め、その音をバックに校内を走るみなさんは笑顔いっぱいです。1人残されてしまう梓を心配していたけれど「これなら大丈夫だ」と確信したのでしょうね。
学校を出たみなさんは校舎へ振り返ってジャンプすると…シーン変わってDVD 7巻のパケ絵の撮影風景へ。つまりDVDのパケ絵はすべて彼女たちの実際の学校生活の一コマだったということ、言うなればあのパケ絵はすべて卒アルの一部だったわけです。まったく最後の最後まで面白い仕掛けを見せてくれるなあ。
というわけで1期スタートから長きに渡って楽しませてくれたけいおんもこれにて完結です。「ゆるゆる部活ライフ」の描写に徹底した作りは正直言って私の守備範囲から外れているのですが、繊細な心理描写と秀逸な演出、高校生活のリアリティ、それらを表現するにふさわしい高品質の作画は毎回楽しませていただきました。特にこの2期は「卒業」へ向かう言いようのない寂しさをこれでもかの勢いで見せ、しかしそれを乗り越えて笑顔で巣立ち、見送るところまでしっかりと描写してくれて大満足。終わってしまうのは寂しいけれど、きっちりと卒業を見届けたことで妙な安心感すら感じました。お父さんの気持ち?(笑
ではこれにてけいおんのレビューもおしまいです。お疲れさまでした。またこれまで稚拙な記事にたくさんの拍手をいただきありがとうございました。拍手コメントも励みになりましたよ。重ねてお礼申し上げます。

最終回なのであるはずがない予告枠に唯がとことこ現れて何これ何? あれれ? Cパート? と思ったらサプライズの映画化告知でした。ほんまかいな!? ともあれけいおんはまだまだ続くってことで最終回のポッカリ感が吹っ飛んでしまった感じ、公開時期はわかりませんが楽しみに待っときましょう。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

けいおん2期、これにて完結です。

部室の物置にてマジックを構えた律に襲われる澪、一方の部室では入部したてでまだ固い梓と目を見開いた唯&紬。見たとおり上瞼に何か細工がしてあるようで、それがバレないように必死に目を閉じない二人が辛い(笑。そして軽音部勢揃いで梓の入部記念写真をパチリ、DVD 5巻のパケ絵はなるほどこういう状況で撮影されたのですね。
そんな賑やかな写真を眺める梓。ガランとした部室に一人ぽつんと座り、賑やかな頃を思い出しているのでしょうか。後に明らかになりますが今回の作中時間は唯たちが揃って女子大の合格を決めた後、すなわち第22話と23話の間のようで…この時期唯たちの前では気丈に振る舞っていた梓でしたが、こんな風に部室に一人になると寂しさを滲ませていたのですね。せつねー。
唯たちが部室に揃ってミカンタイム。ハンドパワーでミカン浮遊の唯はDVD 3巻のパケ絵ネタですか。というわけで今回はDVDパケ絵のネタ回収、転じて「写真の顛末」を一気に片付け、それによって軽音部の過ぎ去った日常をフラッシュバックさせるという凝った作りでした。
唯たちが待ち望んだものを手に部室へ現れた和、はたして気になる写真の仕上がりは?

前髪ぱっつんで撮影された唯の個人写真は前髪を流して上手くごまかし、思ったよりもマトモな感じ。しかし本人的にはもちろん納得がいかず…こいつをどうにか差し替えたい唯は和に直談判するもあえなく玉砕、相変わらず和の容赦無さは強烈だなあ。確かにそんな要望をいちいち聞いていたらキリがありませんけれど(笑
アルバムを校正すべくさわちゃんは本日風邪でお休み、これに乗じて写真差し替えを企む唯はどこまでも必死です。てなわけで軽音部揃ってさわちゃん宅へゴー、見送る梓が何か言いたそうですが言い出す前にチャイムが鳴って伝えられず。
さわちゃん宅へ向かう途中の想像図は…いったいどんな目で見ているのやら。いや実際にこんな部屋でも全く驚きませんけれど(笑。ほどなく到着するも部屋を間違えてあわやピンポンダッシュ、そしてさわちゃんが自室のドアから顔を出すと慌てて隠れるみなさん。ああ何となくわかるなこのリアクション(笑
その頃梓は純ちゃん憂ちゃんと何やら相談しております。この後もさわちゃん宅へ電話して先輩たちの動向を確認したり、またまた三人で相談するカットが入ったり…先輩たちを心配させないようコソ練を企む梓はしっかり成長していました。一人残される形の梓はどうなってしまうのか?と先輩たち以上に視聴者全員が心配を禁じえなかったけれどこれなら大丈夫そうです。

さわちゃんの部屋へ上がり込むとさっそく家捜しに走る唯。同級生ならともかく先生の部屋でそれをやるか! どんだけボーダーレスなんだ(笑。そして本題の卒アルチェック、唯の要望はあっさり却下されてさわちゃんの目はクラスの集合写真へ。ここで第3話にて描かれた律のいたずらネタが回収されました。これまで集合写真の顛末が描かれなかったので「振りっぱなしかよ!」と思っていたけれどきちんと回収されて良かった。
卒アルの軽音部写真はDVD 2巻のパケ絵、この写真はさわちゃんが卒アル用に撮影したものだったのですね。ティーカップを持った唯と奥の3人を重ねたトリック写真はいかにも放課後ティータイムっぽい遊び心が詰まった写真です。卒アルにこれを載せてしまうさわちゃんのセンスも素晴らしい。
「静かになっちゃうんだなあ…」
そんな思い出深い写真を眺めながら、ベランダでキャッキャの子供たちを優しい目で見つめるさわちゃん。立場上表には出しませんでしたがさわちゃんだって4人の卒業は寂しいのです。手の掛かる子ほどかわいいと申しますがさわちゃん的にも彼女たちの卒業は感慨深いものがあるでしょう。そんな一抹の寂しさと子供たちの成長に目を細めるさわちゃんの表情は、彼女たちを同様に見守ってきた視聴者のそれとシンクロしているような。
するとデスデビルのみなさんが来訪。来年度の軽音部についてあれこれ質問を浴びせると卒業生たちは言葉に詰まり…助け船を出すように「大丈夫、軽音部は無くならないわ!」と力強く宣言するさわちゃん。さわちゃんもまた軽音部を大切に思っているのです。来年度からケーキもお茶も出て来ないけど(笑

学校へ到着した唯たちは校門にて梓のギターに気付きます。あの距離で聞こえるって梓はどんだけフルボリュームで鳴らしてんだ(笑。部室へ走った唯はドアの前に立つと中の会話が聞こえ…ここまでチラチラ描かれてきた梓の秘密がついに明らかになりました。先輩を気遣う梓、その気持ちに応えるように部室を前に退散しようとする先輩たち。しかし突然ドアが開いて梓に見つかってしまうと「逃げろ!」と一目散、何という優しい関係か。先輩たちの後姿を見送りながら梓はギターを弾き始め、その音をバックに校内を走るみなさんは笑顔いっぱいです。1人残されてしまう梓を心配していたけれど「これなら大丈夫だ」と確信したのでしょうね。
学校を出たみなさんは校舎へ振り返ってジャンプすると…シーン変わってDVD 7巻のパケ絵の撮影風景へ。つまりDVDのパケ絵はすべて彼女たちの実際の学校生活の一コマだったということ、言うなればあのパケ絵はすべて卒アルの一部だったわけです。まったく最後の最後まで面白い仕掛けを見せてくれるなあ。
というわけで1期スタートから長きに渡って楽しませてくれたけいおんもこれにて完結です。「ゆるゆる部活ライフ」の描写に徹底した作りは正直言って私の守備範囲から外れているのですが、繊細な心理描写と秀逸な演出、高校生活のリアリティ、それらを表現するにふさわしい高品質の作画は毎回楽しませていただきました。特にこの2期は「卒業」へ向かう言いようのない寂しさをこれでもかの勢いで見せ、しかしそれを乗り越えて笑顔で巣立ち、見送るところまでしっかりと描写してくれて大満足。終わってしまうのは寂しいけれど、きっちりと卒業を見届けたことで妙な安心感すら感じました。お父さんの気持ち?(笑
ではこれにてけいおんのレビューもおしまいです。お疲れさまでした。またこれまで稚拙な記事にたくさんの拍手をいただきありがとうございました。拍手コメントも励みになりましたよ。重ねてお礼申し上げます。

最終回なのであるはずがない予告枠に唯がとことこ現れて何これ何? あれれ? Cパート? と思ったらサプライズの映画化告知でした。ほんまかいな!? ともあれけいおんはまだまだ続くってことで最終回のポッカリ感が吹っ飛んでしまった感じ、公開時期はわかりませんが楽しみに待っときましょう。
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