2010-10-05(Tue)
侵略!イカ娘 #01 侵略しなイカ?/同胞じゃなイカ?/最強じゃなイカ?
許すまじ人類! 私がお前たちの腐った地上を侵略してやるでゲソ!

2010年10月期新番レビュー第2弾です。
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2010年10月期新番レビュー第2弾です。
10月も4日を過ぎて新番組が続々とスタート、特にうちのエリアの昨日はまさに新番ラッシュだったわけですが日曜日はハトキャの日なのでオールスルー、というわけでスパロボOGのかんたんレビューに続いての新番記事は「侵略!イカ娘」となりました。どういう組み合わせだ。
原作は週刊少年チャンピオン連載、既刊コミックスが6巻まで出ている安部真弘氏作のマンガです。私は原作既読、チャンピオンでの連載をリアルタイムで読み、コミックスも全巻揃えているお気に入りのマンガだったりします。以前からアニメ化の噂が立っては消え、しかしこれをアニメにしてどうすんだ?…と噂が立つ度に思ったけれどまさか本当にアニメになってしまうとは。ファンとしては正直言って楽しみ半分怖さ半分のアニメ化、原作の持つ独特の空気感を果たして映像化できるのかとドキドキの視聴スタートです。
監督は水島努氏。近作では「おおきく振りかぶって」や「こばと」の監督、また「ケメコデラックス」「ドクロちゃん」などコメディも手掛け、そしてクレしん映画が面白かった頃の演出・監督を歴任していた方です。キャラデザは石川雅一氏、原作の絵柄が元々アニメっぽいため違和感はほとんどありません。

汚れた海を嘆くアバンからOPへ。曲はULTRA-PRISM with イカ娘(CV:金元寿子)歌唱による「侵略ノススメ☆」。軽妙なテンポに乗り、イカ娘のかわいさを畳み掛けるように見せる映像は作風にドンピシャな感じ。浴衣コス、セーラーコスもかわいいです。

30分枠3話構成の記念すべき第1話は舞台となる「海の家 れもん」へ降臨するイカ娘と取り巻く人々の顔見せ、そしてイカ娘がこの店へ居着く経緯を描写。「~ゲソ」「~イカ?」とイカ娘の特徴である語尾はリアルで発音したらどうなるのか? 痛くないか? と思ったけれど…やっぱり微妙かもしれない。金元さんの声質自体はイカ娘に合っているかもですが、あの語尾はフキダシで読んでこその可笑しさのような。まあ言う方も聞くほうもまだ慣れていないせいかもしれませんし、この辺はもうしばらく様子を見てみましょう。
今作は昔ながらの海の家が主な舞台、すなわち毎回が水着回です(笑。服を着ているカットも夏の軽装なので作画的にはラクかも。てなところへ現れたイカ娘は侵略を宣言しますが誰も聞いてくれず。店内から海へ向かって映すアングルは客で賑わう雰囲気を感じさせ、その奥で意気を上げるイカ娘の存在感の無さとの対比が面白いカット。そんな様子を聞いているおとなしそうな糸目のお姉さん、この糸目が開くと大変なことが起きる…ってのもお約束な設定です。
流されるまま海の家でコキ使われるイカ娘は人類侵略のために立ち上がる! 蚊をつぶせないことを笑われて火が着いたイカ娘の本気!…勢い余って壁に穴を開けてしまい本気で怒られて泣く姿もかわいい(笑。結局穴の修理代を体で払うハメとなり、イカ娘はれもんへ居着くこととなりました。

第2話は相沢家の弟くん「たける」が登場。イカ娘は一応人類侵略を目指す存在だけれど小学生男子の目には単に「変わったお姉ちゃん」であり、興味津々のたけるがイカ娘へお近づきになりたい様子がじつに微笑ましい。紙の工作で「イカ息子」となったたける、どう見てもバレバレだけれど純真なイカ娘はそれを「同胞」と勘違いして涙々の抱擁。かわいいなあもう。
突風で飛ばされたイカ息子セットを追いかけ、浜へ落ちてももちろん動かないそれを抱き締めて泣くイカ娘。同胞の死を悼み、海へ帰して別れを告げる一連は端から見たら馬鹿馬鹿しいけれどイカ娘は極めて真剣、この果てしない天真爛漫純真無垢さがイカ娘の魅力なのです。
ちなみにこの話は原作第3話「逃げなイカ?」と原作第17話「同胞じゃなイカ?」のミックス、原作自体が1話あたり8ページしかないマンガなのでそのままでは尺が埋まらず…すなわちどの話をミックス再構成するか?がシナリオライターの腕の見せ所でしょう。

そして今回の第3話(原作第2話「吐かなイカ?」と原作第5話「好機じゃなイカ?」のミックス)は早くも千鶴姉さんの暗黒面が明らかに。言葉少なく穏やかな普段の姉さん、イカ娘にイカスミを吹き付けられても怒らずに穏やかです。今日は雨降りで客も無く、店にいるのは相沢家の3人だけ。これをチャンスと一気に侵略の触手を伸ばすイカ娘でしたが…。
触手に捕まった栄子を見て「僕もイカ姉ちゃんと遊びたい!」とたける。やっぱりそういう認識なのね(笑。などと賑やかなみなさんの所へ現れた千鶴姉さん、襲いかかるイカ娘の触手!
「店の中でふざけちゃダメでしょ?」
手刀で触手を切り裂きながら電光石火で走り寄った千鶴姉さんはカッと目を開いて一言。あまりの豹変にビビって固まるしかないイカ娘でありました。千鶴姉さんはアニメ化で怖さ10倍です。過剰な演出に加え、田中りえりえの声も効いてたなあ。
もはや逆らえないイカ娘は言われるままにイカスミを吐き続け…制作過程を決して見せられないイカスミスパはれもんの人気メニューとなってしまいました。ゲッソリと痩せコケて逃げようとするも薄目を開いてオーダーを伝える千鶴姉さんに抵抗する気力もなく、たくさんの皿を前にひたすらイカスミを吐き続けるイカ娘でありました。ちゃんちゃん。
というわけで無事に放送第1話が終了。原作が持つ「昭和テイストのギャグマンガ」の雰囲気を上手く再現し、決して面白いと言えない原作を「面白くないまま」にアニメ化してくれたのは非常に評価できます。この作品は「面白くないところが面白い」のだから。そして何より「動いているイカ娘」が予想以上にかわいかった。まだ先はわかりませんが第1話を見た感じではアニメ化は上手くいっているような気がするゲソ。あとはイカ娘の語尾がこなれるのを待つばかりじゃなイカ?
当然ながら視聴は継続。レビューはどうしようかな。


前提供&後提供。イカ娘かわいいなあ。
原作は週刊少年チャンピオン連載、既刊コミックスが6巻まで出ている安部真弘氏作のマンガです。私は原作既読、チャンピオンでの連載をリアルタイムで読み、コミックスも全巻揃えているお気に入りのマンガだったりします。以前からアニメ化の噂が立っては消え、しかしこれをアニメにしてどうすんだ?…と噂が立つ度に思ったけれどまさか本当にアニメになってしまうとは。ファンとしては正直言って楽しみ半分怖さ半分のアニメ化、原作の持つ独特の空気感を果たして映像化できるのかとドキドキの視聴スタートです。
監督は水島努氏。近作では「おおきく振りかぶって」や「こばと」の監督、また「ケメコデラックス」「ドクロちゃん」などコメディも手掛け、そしてクレしん映画が面白かった頃の演出・監督を歴任していた方です。キャラデザは石川雅一氏、原作の絵柄が元々アニメっぽいため違和感はほとんどありません。

汚れた海を嘆くアバンからOPへ。曲はULTRA-PRISM with イカ娘(CV:金元寿子)歌唱による「侵略ノススメ☆」。軽妙なテンポに乗り、イカ娘のかわいさを畳み掛けるように見せる映像は作風にドンピシャな感じ。浴衣コス、セーラーコスもかわいいです。

30分枠3話構成の記念すべき第1話は舞台となる「海の家 れもん」へ降臨するイカ娘と取り巻く人々の顔見せ、そしてイカ娘がこの店へ居着く経緯を描写。「~ゲソ」「~イカ?」とイカ娘の特徴である語尾はリアルで発音したらどうなるのか? 痛くないか? と思ったけれど…やっぱり微妙かもしれない。金元さんの声質自体はイカ娘に合っているかもですが、あの語尾はフキダシで読んでこその可笑しさのような。まあ言う方も聞くほうもまだ慣れていないせいかもしれませんし、この辺はもうしばらく様子を見てみましょう。
今作は昔ながらの海の家が主な舞台、すなわち毎回が水着回です(笑。服を着ているカットも夏の軽装なので作画的にはラクかも。てなところへ現れたイカ娘は侵略を宣言しますが誰も聞いてくれず。店内から海へ向かって映すアングルは客で賑わう雰囲気を感じさせ、その奥で意気を上げるイカ娘の存在感の無さとの対比が面白いカット。そんな様子を聞いているおとなしそうな糸目のお姉さん、この糸目が開くと大変なことが起きる…ってのもお約束な設定です。
流されるまま海の家でコキ使われるイカ娘は人類侵略のために立ち上がる! 蚊をつぶせないことを笑われて火が着いたイカ娘の本気!…勢い余って壁に穴を開けてしまい本気で怒られて泣く姿もかわいい(笑。結局穴の修理代を体で払うハメとなり、イカ娘はれもんへ居着くこととなりました。

第2話は相沢家の弟くん「たける」が登場。イカ娘は一応人類侵略を目指す存在だけれど小学生男子の目には単に「変わったお姉ちゃん」であり、興味津々のたけるがイカ娘へお近づきになりたい様子がじつに微笑ましい。紙の工作で「イカ息子」となったたける、どう見てもバレバレだけれど純真なイカ娘はそれを「同胞」と勘違いして涙々の抱擁。かわいいなあもう。
突風で飛ばされたイカ息子セットを追いかけ、浜へ落ちてももちろん動かないそれを抱き締めて泣くイカ娘。同胞の死を悼み、海へ帰して別れを告げる一連は端から見たら馬鹿馬鹿しいけれどイカ娘は極めて真剣、この果てしない天真爛漫純真無垢さがイカ娘の魅力なのです。
ちなみにこの話は原作第3話「逃げなイカ?」と原作第17話「同胞じゃなイカ?」のミックス、原作自体が1話あたり8ページしかないマンガなのでそのままでは尺が埋まらず…すなわちどの話をミックス再構成するか?がシナリオライターの腕の見せ所でしょう。

そして今回の第3話(原作第2話「吐かなイカ?」と原作第5話「好機じゃなイカ?」のミックス)は早くも千鶴姉さんの暗黒面が明らかに。言葉少なく穏やかな普段の姉さん、イカ娘にイカスミを吹き付けられても怒らずに穏やかです。今日は雨降りで客も無く、店にいるのは相沢家の3人だけ。これをチャンスと一気に侵略の触手を伸ばすイカ娘でしたが…。
触手に捕まった栄子を見て「僕もイカ姉ちゃんと遊びたい!」とたける。やっぱりそういう認識なのね(笑。などと賑やかなみなさんの所へ現れた千鶴姉さん、襲いかかるイカ娘の触手!
「店の中でふざけちゃダメでしょ?」
手刀で触手を切り裂きながら電光石火で走り寄った千鶴姉さんはカッと目を開いて一言。あまりの豹変にビビって固まるしかないイカ娘でありました。千鶴姉さんはアニメ化で怖さ10倍です。過剰な演出に加え、田中りえりえの声も効いてたなあ。
もはや逆らえないイカ娘は言われるままにイカスミを吐き続け…制作過程を決して見せられないイカスミスパはれもんの人気メニューとなってしまいました。ゲッソリと痩せコケて逃げようとするも薄目を開いてオーダーを伝える千鶴姉さんに抵抗する気力もなく、たくさんの皿を前にひたすらイカスミを吐き続けるイカ娘でありました。ちゃんちゃん。
というわけで無事に放送第1話が終了。原作が持つ「昭和テイストのギャグマンガ」の雰囲気を上手く再現し、決して面白いと言えない原作を「面白くないまま」にアニメ化してくれたのは非常に評価できます。この作品は「面白くないところが面白い」のだから。そして何より「動いているイカ娘」が予想以上にかわいかった。まだ先はわかりませんが第1話を見た感じではアニメ化は上手くいっているような気がするゲソ。あとはイカ娘の語尾がこなれるのを待つばかりじゃなイカ?
当然ながら視聴は継続。レビューはどうしようかな。


前提供&後提供。イカ娘かわいいなあ。
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