2010-10-21(Thu)
神のみぞ知るセカイ #03 ドライヴ・マイ・カー/パーティーはそのままに
笑顔を取り戻した偽りのお嬢様。

青山美生、攻略完了です。

美生を追いかけてボロアパートへ辿り着いてしまったオタメガ&エルシィ。そのアパートの一室にてあくまでお嬢様のテイを崩さない美生に運転手は意見しますが聞く耳持たず、呆れて出て行く運転手はクルマの屋根へ個人タクシーの行灯をドン! 確かに前回の映像を見ると巧みにナンバーを隠して…あれ? 白ナンバーじゃん(笑
アパートでのシーンは「父親の死」を認められない美生の思いを表す「扉が閉まったままの仏壇」を何度も見せるカメラワークが印象的でした。仏壇に花を供えたら死を認めてしまう、確かにその演出は一理あるけれど一緒に暮らしているらしい母親は何してんだ?と思わなくもありません。そもそも社長であった父親が死んだ=いきなりボロアパート暮らしってのはいったいどんな会社なんだ? あれほどのお嬢様生活だったのなら遺産くらいあるだろう? などなどツッコみ始めたらキリがないのでこの辺で。錆びた弁格子や薄い板一枚のドア、薄暗い軒下に並ぶ洗濯機などボロアパートの描写が結構リアルで笑った。
貧乏暮らしがバレてしまって顔から火が出る美生、これは見た方も見られた方も最悪にバツが悪いです。そんな騒ぎをゴミバケツに化けてやり過ごすエルシィかわいい。ほんとあの羽衣は万能だなあ。一家に一枚あると便利そう。

てなわけでエセお嬢様の攻略が本格的に始まりました。送迎車代わりの自転車でオムカエデゴンスのオタメガ、二ケツ映像は道交法違反のため一部地域で放送できませんから自転車式人力車へモードチェンジ! 慌てた美生が両手一杯のオムソバパンをぶちまけてしまうけれど食べる分だけ持って行けばいいのにとしょうもないツッコミ。こういうタイプはガミガミ言うても言うこと聞かないのでなだめすかして持ち上げて、その気にさせて乗せてしまえば第一段階完了です。その後は豪華さ(?)をエスカレートさせて毎日の送迎…ザクだったり999だったりどういうチョイスだこれは(笑
そうこうしているうちに心を許し始めたのかオタメガへ笑顔を見せる美生。しかしその笑顔は一瞬だけで、ふと我に返るといつもの高飛車へ戻ってしまう。美生の心を解すにはまだかかりそう?

エルシィは美生に対する苦言、しかしオタメガは美生の本質を見極めていました。あくまでゲーム基準ですけれど(笑。そのヒントたるゲーム画面があまりにツンデレのテンプレまんまでどうしたものか。
様々なイベントをこなした後の一押し、ツンキャラがデレるためのスイッチを探すオタメガは一通の封筒を拾い…落ちぶれた美生へわざわざこんな招待状を送ってよこす連中もロクな奴じゃないだろうと思ったらそのまんまで笑った。
セレブパーティの会場の裏庭にてあれこれ。正式な会場へ向かわず裏庭へ行ったのは「金持ち」の世界と決別させるための策略でしょう。煌びやかな本会場はもはや別の世界、美生に現実を見つめ直してほしいという思い。薄暗い裏庭でのダンスはその象徴だったような。手を握っただけで赤くなっちゃうオタメガはホントに二次元限定ジゴロ、一方の美生も意識しまくってドキドキです。若いっていいなあ。それはともかくメイド姿のエルシィがかわいい(こればっか

嫌味な金持ち連中に歯軋りの美生。ここでオタメガは一気にスパートをかけました。亡き父親の幻影に縋り続け、現実から逃げていた美生の目を覚まさせる。もちろんこれは亡くなった父親を忘れろという意味ではなく、その父親に誇れる一人の人間「青山美生」として生きていくということ。
エセお嬢様のツンデレ攻略というギミックを使っていますがこれは全ての子供に通じる、いつかは来る「親離れ」の話。誰しもいつかは「パパ(ママ)の子」から卒業しなければならない。もちろんいつまで経っても「親の子」であることは変わりはないけれど、温々とした親の加護から飛び立たなければならないのです。その後押しとして今回のオタメガはいい仕事をしましたね。少々上手くいきすぎですけれどそれは言わない約束で。
駆け魂回収の後は例によって記憶リセット、美生は現実が見えたようで小銭を持ってオムソバパンを買いに走ります。アパートに詰まれた山のようなパンは全部食ったのだろうか?(笑。それはともかくパン売り場へ走る美生がオタメガを見て何か反応してますよ? 美生の深層に「オタメガへの思い」が残っているのか…そういえば前ヒロインの高原さんも直後のリアクションが妙でしたし、このパターンが続くと最終的に「食い散らかし男」としてnice boat状態になっちまうんじゃ?(笑
過剰にマンガチックだった前回と違い、今回は演出がいちいちツボにハマると思ったら演出・コンテが岡佳広氏でした。なるほど。東映少女アニメにて少々重めの人間ドラマを描いてきた手腕は「どれみ」の頃から琴線に触れることが多い。特に氏が手掛けたプリキュアSS第9話、第44話は今だに見直すお気に入り作だったり。

エンドカード(予告バック)は空中幼彩氏。どかーん!
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青山美生、攻略完了です。

美生を追いかけてボロアパートへ辿り着いてしまったオタメガ&エルシィ。そのアパートの一室にてあくまでお嬢様のテイを崩さない美生に運転手は意見しますが聞く耳持たず、呆れて出て行く運転手はクルマの屋根へ個人タクシーの行灯をドン! 確かに前回の映像を見ると巧みにナンバーを隠して…あれ? 白ナンバーじゃん(笑
アパートでのシーンは「父親の死」を認められない美生の思いを表す「扉が閉まったままの仏壇」を何度も見せるカメラワークが印象的でした。仏壇に花を供えたら死を認めてしまう、確かにその演出は一理あるけれど一緒に暮らしているらしい母親は何してんだ?と思わなくもありません。そもそも社長であった父親が死んだ=いきなりボロアパート暮らしってのはいったいどんな会社なんだ? あれほどのお嬢様生活だったのなら遺産くらいあるだろう? などなどツッコみ始めたらキリがないのでこの辺で。錆びた弁格子や薄い板一枚のドア、薄暗い軒下に並ぶ洗濯機などボロアパートの描写が結構リアルで笑った。
貧乏暮らしがバレてしまって顔から火が出る美生、これは見た方も見られた方も最悪にバツが悪いです。そんな騒ぎをゴミバケツに化けてやり過ごすエルシィかわいい。ほんとあの羽衣は万能だなあ。一家に一枚あると便利そう。

てなわけでエセお嬢様の攻略が本格的に始まりました。送迎車代わりの自転車でオムカエデゴンスのオタメガ、二ケツ映像は道交法違反のため一部地域で放送できませんから自転車式人力車へモードチェンジ! 慌てた美生が両手一杯のオムソバパンをぶちまけてしまうけれど食べる分だけ持って行けばいいのにとしょうもないツッコミ。こういうタイプはガミガミ言うても言うこと聞かないのでなだめすかして持ち上げて、その気にさせて乗せてしまえば第一段階完了です。その後は豪華さ(?)をエスカレートさせて毎日の送迎…ザクだったり999だったりどういうチョイスだこれは(笑
そうこうしているうちに心を許し始めたのかオタメガへ笑顔を見せる美生。しかしその笑顔は一瞬だけで、ふと我に返るといつもの高飛車へ戻ってしまう。美生の心を解すにはまだかかりそう?

エルシィは美生に対する苦言、しかしオタメガは美生の本質を見極めていました。あくまでゲーム基準ですけれど(笑。そのヒントたるゲーム画面があまりにツンデレのテンプレまんまでどうしたものか。
様々なイベントをこなした後の一押し、ツンキャラがデレるためのスイッチを探すオタメガは一通の封筒を拾い…落ちぶれた美生へわざわざこんな招待状を送ってよこす連中もロクな奴じゃないだろうと思ったらそのまんまで笑った。
セレブパーティの会場の裏庭にてあれこれ。正式な会場へ向かわず裏庭へ行ったのは「金持ち」の世界と決別させるための策略でしょう。煌びやかな本会場はもはや別の世界、美生に現実を見つめ直してほしいという思い。薄暗い裏庭でのダンスはその象徴だったような。手を握っただけで赤くなっちゃうオタメガはホントに二次元限定ジゴロ、一方の美生も意識しまくってドキドキです。若いっていいなあ。それはともかくメイド姿のエルシィがかわいい(こればっか

嫌味な金持ち連中に歯軋りの美生。ここでオタメガは一気にスパートをかけました。亡き父親の幻影に縋り続け、現実から逃げていた美生の目を覚まさせる。もちろんこれは亡くなった父親を忘れろという意味ではなく、その父親に誇れる一人の人間「青山美生」として生きていくということ。
エセお嬢様のツンデレ攻略というギミックを使っていますがこれは全ての子供に通じる、いつかは来る「親離れ」の話。誰しもいつかは「パパ(ママ)の子」から卒業しなければならない。もちろんいつまで経っても「親の子」であることは変わりはないけれど、温々とした親の加護から飛び立たなければならないのです。その後押しとして今回のオタメガはいい仕事をしましたね。少々上手くいきすぎですけれどそれは言わない約束で。
駆け魂回収の後は例によって記憶リセット、美生は現実が見えたようで小銭を持ってオムソバパンを買いに走ります。アパートに詰まれた山のようなパンは全部食ったのだろうか?(笑。それはともかくパン売り場へ走る美生がオタメガを見て何か反応してますよ? 美生の深層に「オタメガへの思い」が残っているのか…そういえば前ヒロインの高原さんも直後のリアクションが妙でしたし、このパターンが続くと最終的に「食い散らかし男」としてnice boat状態になっちまうんじゃ?(笑
過剰にマンガチックだった前回と違い、今回は演出がいちいちツボにハマると思ったら演出・コンテが岡佳広氏でした。なるほど。東映少女アニメにて少々重めの人間ドラマを描いてきた手腕は「どれみ」の頃から琴線に触れることが多い。特に氏が手掛けたプリキュアSS第9話、第44話は今だに見直すお気に入り作だったり。

エンドカード(予告バック)は空中幼彩氏。どかーん!
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