2010-11-11(Thu)
神のみぞ知るセカイ #06 ワタシ平凡?
かのん攻略は順調に進んでいると思いきや。

笑顔の奥に隠された思いは?
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笑顔の奥に隠された思いは?
今回こそレビューを打ち切ろうと思っていたけれど以下略 ←挨拶みたいなものなので気にせずに。というわけでかんたんレビューを。

かのん消滅で衝撃の引きだった前回、いったい何故消えてしまったのか? 心の花が枯れすぎて消えちゃった? もとい駆け魂の影響? などなど考えてみたもののステージをよく見りゃかのんは消えておらず…半透明のシースルー状態は「消え入りそうな存在感の薄さ」を視覚的に表現したものでしょう。確かにそこにいるはずなのに瞳に映らない、透明人間化は「影の薄さ」の古典的な表現手法ですね。
かのんの歌についていい加減な返答をするオタメガへ安全なスタンガンでビリビリ攻撃! 直撃を受けた背後の木が衝撃で折れてますがあくまで安全なスタンガンです。その場を何とか収めると正気が戻ったかのんは静かに退場、どうやらこの一連はかのんの悩みを浮き出させるための策略だったそうで…ほんまかいな?(笑。折れた木を羽衣リボンで治してるエルシィが地味にかわいい。
壊れたモノを直す場合、最も重要なのは「原因を探る」こと。これはクルマの修理でもPCの修理でも人の病気でも心の悩みでも共通する原則です。特に機械的な故障など不具合の原因が判れば作業は終わったようなもの、人の体や心は機械修理のようにはいかないけれど原因がわからなければ対処のしようがありません。かのんに素食う駆け魂を追い出すためには心の隙間の原因たる「悩み」を見つけるのが先決、しかしその度に電撃ビリビリでは命がいくつあっても足りませんなあ。安全だけど。
移動中のタクシー車内でふと浮かんだかのんの過去。学生時代の風景でしょうか、黒く塗りつぶされた顔は「忌まわしい記憶」であることを感じさせ、暗くどぎつい配色はかのんの「病み」を感じさせます。現在の華やかさからは想像できないかのんの過去、存在感の薄さゆえ誰からも相手にされなかった過去が彼女のトラウマか。過去を思い出してどよんどなかのんがミラー越しに見せた笑顔はちょっと辛いね。鏡演出の解釈はざっくり分けて「真実が映る」「反対のものが映る」の二通りあるけれど今回は後者かな。夕暮れのライティングももの悲しさを演出してますね。

TV番組のトークにてコンサートの話題に触れると目のアップでドキリ。どうやらかのんは件のコンサートに不安があるみたい? 一瞬で笑顔に戻るけれどオタメガはその変化を見逃さなかったようです。そして歌コーナーへ。このシーンは正面のダンスから回り込んでのアップへと無駄によう動く動く、今回は総作監に川村女神が入っている効果かどのカットも破綻無くかわいかったです。眼福~。
親衛隊の応援に歌で応えるかのん、しかしその奥にケータイ少年を見つけると…生ライブ真っ最中にケータイいじってる奴もどうかと思いますが、かのんからすれば「目の前で歌っているのにケータイのほうが大事なの?」と自分の存在を否定された気分でしょう。絶望に襲われ歌が止まってしまう演出も彼女の闇の深さがよく表れていました。一瞬で我に返って歌を続けるかのん、好作画の魅力的な笑顔とグラマラスボディが弾けるかのんのライブ風景は先程とのギャップが色濃く表れてじつに効果的です。
そんなかのんを気にしてTV局へ偵察に向かったエルシィ。局を見つけて急降下から「10.0」の着地…今どき10.0の採点は無いだろう?(笑。とはいえ現在の体操採点法をリアルに描かれてもピンと来ないだろうけれど。

帰りが遅くなったエルシィを思いっきり叱る母ちゃんのシーンは後への伏線でしょうか。どうでもいい相手ならばここまで怒らない、本気で心配しているからこそ厳しい言葉をぶつけるわけで、そのことを理解し反省するエルシィの涙も「かのんとオタメガ」の今後に繋がっていくような?
かのん親衛隊との記念写真。若者からおっちゃんまで幅広い年代に応援されているかのん、これほど熱い支持を受けているのに「自分を見てくれない人」が一人でもいると許せないってのは少々狭量だけれど、そのたった一人が彼女のトラウマトリガー、自分の存在を否定され「存在感が無い過去の自分」が蘇ってしまうのだから辛いね。自宅へ戻っても動画サイトの反応をチェック…有名人はあまり見ないほうが(笑
ここで「シトロン」の話を少々。メインの子を売り出すためのユニットにてついでにデビューしたかのんのほうが売れてしまったという皮肉な話はよくあること、結局メインの子を含めた他の二人は引退してしまったようで、残ったかのんはその責任から「常にトップアイドルでなければならない」と十字架を背負ってしまったのか。
撮影の待ち時間でふと目にした台本の「忘れていたわ」の文字、この言葉もまたかのんのトラウマスイッチのようで「忘れられた存在」であった過去の自分が蘇ってしまう。私を忘れないで…かのんの心の叫びが聞こえるようで見ていて辛いシーンでした。

いつの間にかメアドを伝えていたオタメガの元へメール着信、現着したオタメガの前には半透明になったかのんが立っています。先程の過去回想で再び自信を失ってしまったのですね。オタメガのフォローによって元に戻ったかのんは今後もお頼み申します、この辺の表情変化がかわいすぎてキュン死しそう。さすが女神回です。
さっそくかのんから送られてきたメールは…「ヨロシクネヨロシクネ(エンドレス」の文字で埋め尽くされた文面はかなり病んでますなあ。どれほどかわいくてもこれはイヤだ(笑。何だかマイユアのタスケテを思い出してしまったよ。
その後も事あるごとにメールで呼び出され、駆け付けてフォローのオタメガ。一度二度ならともかくこう頻繁にやられるとさすがにキッツイ、しかしこの親身なフォローはかのんの心を動かすに十分だったようです。用事がないのにメールで呼び出し「ちょっとだけでも会いたかった」と話す表情はすっかり恋するオトメでありました。かわいいなあもう。

そして件のコンサート当日へ。鳴沢臨海ホールのモデルは武道館っぽい? 正面階段前にポツンと立つ二つの影はホールの大きさを感じさせ、と同時にライブ直前の「二人きりの時間」を強調しています。
「私はもう、透明じゃない!」
コンサートを控えたかのんは笑顔で宣言。心からコンサートを楽しみにしている様子ですが、ここまでの描写からしてどうにも「自分に言い聞かせている」ように見えて辛い。コンサートの予習でかのんの曲を聴くオタメガへ前かがみで「褒めて」のポーズはエロかわいすぎてどうにもこうにも。リアル女子に免疫がないオタメガには刺激キツすぎ? 照れながら頭なでなでのカットはかわいかったです(笑
そうこうしているうちにコンサート本番へ。裏方のスタッフにかいがいしく挨拶回りのかのんは前回見せたように気遣い十分、やはり本番を楽しみにしている風に見えましたが…控え室のドアを開けると唐突に現れたセーニョマーク、「D.S.(ダル・セーニョ)から戻る」という意味のマークだけにこの先どこかで対となる「D.S.」を使った演出が見られるのでしょう。おそらく失踪前の「セーブポイント」みたいな扱い、一件落着した後にかのんが戻るべき場所という意味かも。これに限らずかのん編は演奏記号を使った演出が興味深いです。かのん失踪を受けての「prestissimo(プレスティッシモ)」は「極めて速いテンポ」の意、単にマネージャーの焦りを強調しているのか、それとも失踪したかのんが抱える「闇」の加速か。
というわけでコンサート直前で姿を消してしまったかのん。しかしオタメガはこの展開を読んでいたようで…「エンディングが見えた」と鋭い眼光にて今回の引き。全てが順調に進んでいたようでかのんの胸中はそうではなかった、ここへ来ての失踪からはたしてどんな結末を迎えるのやら次回が楽しみです。

エンドカード(予告バック)は甘露樹氏。これまたメジャーどころを使ってきましたね。相変わらずかわいい絵柄には眼福眼福。

かのん消滅で衝撃の引きだった前回、いったい何故消えてしまったのか? 心の花が枯れすぎて消えちゃった? もとい駆け魂の影響? などなど考えてみたもののステージをよく見りゃかのんは消えておらず…半透明のシースルー状態は「消え入りそうな存在感の薄さ」を視覚的に表現したものでしょう。確かにそこにいるはずなのに瞳に映らない、透明人間化は「影の薄さ」の古典的な表現手法ですね。
かのんの歌についていい加減な返答をするオタメガへ安全なスタンガンでビリビリ攻撃! 直撃を受けた背後の木が衝撃で折れてますがあくまで安全なスタンガンです。その場を何とか収めると正気が戻ったかのんは静かに退場、どうやらこの一連はかのんの悩みを浮き出させるための策略だったそうで…ほんまかいな?(笑。折れた木を羽衣リボンで治してるエルシィが地味にかわいい。
壊れたモノを直す場合、最も重要なのは「原因を探る」こと。これはクルマの修理でもPCの修理でも人の病気でも心の悩みでも共通する原則です。特に機械的な故障など不具合の原因が判れば作業は終わったようなもの、人の体や心は機械修理のようにはいかないけれど原因がわからなければ対処のしようがありません。かのんに素食う駆け魂を追い出すためには心の隙間の原因たる「悩み」を見つけるのが先決、しかしその度に電撃ビリビリでは命がいくつあっても足りませんなあ。安全だけど。
移動中のタクシー車内でふと浮かんだかのんの過去。学生時代の風景でしょうか、黒く塗りつぶされた顔は「忌まわしい記憶」であることを感じさせ、暗くどぎつい配色はかのんの「病み」を感じさせます。現在の華やかさからは想像できないかのんの過去、存在感の薄さゆえ誰からも相手にされなかった過去が彼女のトラウマか。過去を思い出してどよんどなかのんがミラー越しに見せた笑顔はちょっと辛いね。鏡演出の解釈はざっくり分けて「真実が映る」「反対のものが映る」の二通りあるけれど今回は後者かな。夕暮れのライティングももの悲しさを演出してますね。

TV番組のトークにてコンサートの話題に触れると目のアップでドキリ。どうやらかのんは件のコンサートに不安があるみたい? 一瞬で笑顔に戻るけれどオタメガはその変化を見逃さなかったようです。そして歌コーナーへ。このシーンは正面のダンスから回り込んでのアップへと無駄によう動く動く、今回は総作監に川村女神が入っている効果かどのカットも破綻無くかわいかったです。眼福~。
親衛隊の応援に歌で応えるかのん、しかしその奥にケータイ少年を見つけると…生ライブ真っ最中にケータイいじってる奴もどうかと思いますが、かのんからすれば「目の前で歌っているのにケータイのほうが大事なの?」と自分の存在を否定された気分でしょう。絶望に襲われ歌が止まってしまう演出も彼女の闇の深さがよく表れていました。一瞬で我に返って歌を続けるかのん、好作画の魅力的な笑顔とグラマラスボディが弾けるかのんのライブ風景は先程とのギャップが色濃く表れてじつに効果的です。
そんなかのんを気にしてTV局へ偵察に向かったエルシィ。局を見つけて急降下から「10.0」の着地…今どき10.0の採点は無いだろう?(笑。とはいえ現在の体操採点法をリアルに描かれてもピンと来ないだろうけれど。

帰りが遅くなったエルシィを思いっきり叱る母ちゃんのシーンは後への伏線でしょうか。どうでもいい相手ならばここまで怒らない、本気で心配しているからこそ厳しい言葉をぶつけるわけで、そのことを理解し反省するエルシィの涙も「かのんとオタメガ」の今後に繋がっていくような?
かのん親衛隊との記念写真。若者からおっちゃんまで幅広い年代に応援されているかのん、これほど熱い支持を受けているのに「自分を見てくれない人」が一人でもいると許せないってのは少々狭量だけれど、そのたった一人が彼女のトラウマトリガー、自分の存在を否定され「存在感が無い過去の自分」が蘇ってしまうのだから辛いね。自宅へ戻っても動画サイトの反応をチェック…有名人はあまり見ないほうが(笑
ここで「シトロン」の話を少々。メインの子を売り出すためのユニットにてついでにデビューしたかのんのほうが売れてしまったという皮肉な話はよくあること、結局メインの子を含めた他の二人は引退してしまったようで、残ったかのんはその責任から「常にトップアイドルでなければならない」と十字架を背負ってしまったのか。
撮影の待ち時間でふと目にした台本の「忘れていたわ」の文字、この言葉もまたかのんのトラウマスイッチのようで「忘れられた存在」であった過去の自分が蘇ってしまう。私を忘れないで…かのんの心の叫びが聞こえるようで見ていて辛いシーンでした。

いつの間にかメアドを伝えていたオタメガの元へメール着信、現着したオタメガの前には半透明になったかのんが立っています。先程の過去回想で再び自信を失ってしまったのですね。オタメガのフォローによって元に戻ったかのんは今後もお頼み申します、この辺の表情変化がかわいすぎてキュン死しそう。さすが女神回です。
さっそくかのんから送られてきたメールは…「ヨロシクネヨロシクネ(エンドレス」の文字で埋め尽くされた文面はかなり病んでますなあ。どれほどかわいくてもこれはイヤだ(笑。何だかマイユアのタスケテを思い出してしまったよ。
その後も事あるごとにメールで呼び出され、駆け付けてフォローのオタメガ。一度二度ならともかくこう頻繁にやられるとさすがにキッツイ、しかしこの親身なフォローはかのんの心を動かすに十分だったようです。用事がないのにメールで呼び出し「ちょっとだけでも会いたかった」と話す表情はすっかり恋するオトメでありました。かわいいなあもう。

そして件のコンサート当日へ。鳴沢臨海ホールのモデルは武道館っぽい? 正面階段前にポツンと立つ二つの影はホールの大きさを感じさせ、と同時にライブ直前の「二人きりの時間」を強調しています。
「私はもう、透明じゃない!」
コンサートを控えたかのんは笑顔で宣言。心からコンサートを楽しみにしている様子ですが、ここまでの描写からしてどうにも「自分に言い聞かせている」ように見えて辛い。コンサートの予習でかのんの曲を聴くオタメガへ前かがみで「褒めて」のポーズはエロかわいすぎてどうにもこうにも。リアル女子に免疫がないオタメガには刺激キツすぎ? 照れながら頭なでなでのカットはかわいかったです(笑
そうこうしているうちにコンサート本番へ。裏方のスタッフにかいがいしく挨拶回りのかのんは前回見せたように気遣い十分、やはり本番を楽しみにしている風に見えましたが…控え室のドアを開けると唐突に現れたセーニョマーク、「D.S.(ダル・セーニョ)から戻る」という意味のマークだけにこの先どこかで対となる「D.S.」を使った演出が見られるのでしょう。おそらく失踪前の「セーブポイント」みたいな扱い、一件落着した後にかのんが戻るべき場所という意味かも。これに限らずかのん編は演奏記号を使った演出が興味深いです。かのん失踪を受けての「prestissimo(プレスティッシモ)」は「極めて速いテンポ」の意、単にマネージャーの焦りを強調しているのか、それとも失踪したかのんが抱える「闇」の加速か。
というわけでコンサート直前で姿を消してしまったかのん。しかしオタメガはこの展開を読んでいたようで…「エンディングが見えた」と鋭い眼光にて今回の引き。全てが順調に進んでいたようでかのんの胸中はそうではなかった、ここへ来ての失踪からはたしてどんな結末を迎えるのやら次回が楽しみです。

エンドカード(予告バック)は甘露樹氏。これまたメジャーどころを使ってきましたね。相変わらずかわいい絵柄には眼福眼福。
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