2010-11-15(Mon)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない #07 俺の妹がこんなに小説家なわけがない
よくぞここまで辿り着いたものね…。

って、桐乃が小説家!?

本日二本目なのでかんたんレビュー。というか書くつもり無かったのだけれどBパートの桐乃がかわいすぎたためついつい秀丸を起動してしまった次第であります。開始前のABコラボ予告「このあとすぐ!」のポーズもかわいかったし。
学校から帰った京介が暗いリビングにて黒猫とご対面、不敵な表情で「よくぞここまで…」と言われてもどう返していいのやら(笑。本作に登場するキャラはいろんな意味で尖っている子ばかりですが…こうして見ると黒猫も相当なアレですね。今回もOPが小変更、作中アニメキャラの「メルル」が思い切りクローズアップされてて笑えるけれど、アバンで強烈な登場を見せた黒猫がスルーされているのは何故?
Aパート前半は桐乃vs黒猫のモノマネ対決、もとい小説対決。お互いのモノマネが似すぎていて笑う。どんだけお互いを観察しているのか。桐乃の小説は今風のケータイ小説、これを小説と呼ぶには些か抵抗があるけれど…自らをモデルにされた陵辱ネタを含め黒猫もボロクソに言ってはいますが「作風」を批判しているだけで「作品」は批判していない辺りなかなか奥深いです。
一方の桐乃も黒猫のモノマネから作品の話へ。難解な専門用語がびっしり詰まった超密度の小説、そしてこちらもまた自らをモデルにされた性奴隷ネタにブチ切れ(笑。何だかんだ文句を言いながら別冊の資料集を含めて読破している辺り「作品」としての質はそれなりに高いことを認めているのでしょう。本当につまらなかったら途中で止めますもの。ともあれ絵はプロ級に上手いみたい。

そしてメルルの鑑賞会へ。好みでない作品を無理矢理見せられるのは正直言って苦痛以外の何物でも無いのだけれど…ソッポを向きながらもきちんと参加している黒猫がかわいいです。DVDの再生スタートと共にテンションMAXの桐乃、曲に合わせて「キラッ☆」もかわいいなあ。今やこのポーズはランカのキラッではなく「キラ星!」なのかも(笑
「だ・か・ら、私の全力全壊魔法、逃げずにちゃんと受け止めてよね~♪」
中の人を含めてこりゃ思いっきりなのはさん(+もえたん)じゃないか!(笑。話を聞いて! お友達になりたいの! なのはさんと友達になるためにはその全力全壊の砲撃洗礼を受けなければなりません。それはともかくOPっから黒猫の作品批判が炸裂、ロリとエロを露骨に押し出してくる作品が多すぎるとは耳が痛いお言葉です。ロリはともかくエロ要素の有無で売り上げが左右しちまう現状は確かに虚しい。
ここでもまたお互いのお気に入り作品についてアレコレ言い合う桐乃vs黒猫でしたが、やはりきちんと見てから文句言ってる辺り立派なものです。ろくに見もせずにこき下ろす人が多いですから。それはともかく桐乃vs黒猫。この二人は当初「他に友達がいない」が故に友達付き合いを始めたのでしょうけれど、今回見られたようにいつの間にかお互いの才能(それが互いの好みに合わなくとも)を認め合う仲に進展しており、反目しながらも認めるところはきちんと認める筋が通った仲と言えましょう。お互い不器用なせいか口を開けば口論になりますが絵に描いたような「ケンカするほど仲が良い」二人ですね。

Bパートはいきなり怒髪天を突いている桐乃から。履歴でバレたのか借り物のノートパソコンでエロ動画を漁りまくっていた京介へ涙目で怒鳴りつける桐乃、エロゲマニアの桐乃がこれほど激昂するのはそれが京介だからでしょう。大好きなお兄ちゃんが他の女のエロ動画を見て興奮しているなんて許せない!みたいなジェラシーにも似た感情。かわいいなあもう。それとも単に「三次女のエロは汚らわしい」という二次元特化脳による拒否反応だろうか?(笑
「こいつの妹好きってもうプロレベルなんだ…」
件のケータイ小説が編集の目に留まっていきなり商業デビューとかあまりにご都合ですがファンタジーなので問題ありません。黒猫が言っていたようにパッと見の印象は中学生のラクガキだけれど、作品自体はそれなりに出来が良かったのでしょうね。既に作家目線の桐乃は出版に向けて新作を書き下ろすことに、その取材の口実で京介と渋谷デートをしたい流れもかわいいすぎ、この満面笑顔ったら!
アクセ屋で指輪をねだる桐乃の表情変化も良かった。好きな人にもらったものが心の支えになる、自分の言葉にハッとする一瞬の表情が全てを語っていましたね。バイトもしてない高校生の懐具合で3万の指輪をいきなり買えってのはかなり厳しい、というか18,000円持ってる時点で高校生としては金持ちの部類なんじゃ? なんだかんだでイヤリングを買ってもらった桐乃の嬉しそうな顔、好きな人からもらえてよかったね。

アクセを買わされ渋谷をさんざん引き回され、なのに「役に立たない」と言われちゃさすがの京介も不機嫌になろうというもの。並んで歩く道すがらに京介は文句を言い始めます。しかしその内容は少々キツすぎ、京介とのデートを楽しみながらも作家として真剣に取材していたつもりの桐乃を全否定する言葉の数々は桐乃の心を深く傷付けたでしょう。
水音に振り返った京介はバケツの水を被って立ち尽くす桐乃を見て何を感じたか。京介の心ない言葉に抗議するように体を張った「取材」を敢行した桐乃、しかしその実は「楽しんでいたデートをぶち壊され、作家としてのプライドも切り裂かれた悲しみ」で流れた涙を隠すため、そして冷たい言葉を吐きながらずんずん歩く京介を振り返らせるためだったような。駆け寄った京介に対しあくまで「体験取材」を主張する表情は見ていて切なかった。全身ずぶ濡れで取材メモを落とす桐乃、足元に落ちて水に濡れるメモは桐乃の胸中を窺わせるもの。桐乃は本当に今日の取材デートが楽しかったのだろうなあ。
シーン一転でラブホの風呂へ。磨りガラス越しに見える桐乃のシャワーシーンは…早まるな桐乃!(違。それはそうと桐乃も京介もいきなりのラブホだってのに妙に落ち着いてるね。慣れているのだろうか?(おい。シャワー上がりで全裸にガウン姿の桐乃は誘っているとしか思えないけれど、考えてみりゃ服はズブ濡れなので他意はないか。このジャストタイミングにて麻奈実から入電ってのはじつに背徳感ありあり、別にやましい事はしていないのに慌てて電話を切る京介の気持ちもわかります(笑
「何してるの? 赤になるよ!」
さっき泣いた子がもう笑ったエンディング。大好きなお兄ちゃんを急かす桐乃は先程のお返し? 笑顔で振り返った耳にキラリと光るイヤリングは心の支えになることでしょうね。降ってきたアイデアと雪をかけた締めも綺麗でした。ああもう悔しいくらい面白いな。この先いったいどんな事が起きるのやら。

今回のエンドカード(提供バック)は宇木敦哉氏。また贅沢な人選ですね。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

って、桐乃が小説家!?

本日二本目なのでかんたんレビュー。というか書くつもり無かったのだけれどBパートの桐乃がかわいすぎたためついつい秀丸を起動してしまった次第であります。開始前のABコラボ予告「このあとすぐ!」のポーズもかわいかったし。
学校から帰った京介が暗いリビングにて黒猫とご対面、不敵な表情で「よくぞここまで…」と言われてもどう返していいのやら(笑。本作に登場するキャラはいろんな意味で尖っている子ばかりですが…こうして見ると黒猫も相当なアレですね。今回もOPが小変更、作中アニメキャラの「メルル」が思い切りクローズアップされてて笑えるけれど、アバンで強烈な登場を見せた黒猫がスルーされているのは何故?
Aパート前半は桐乃vs黒猫のモノマネ対決、もとい小説対決。お互いのモノマネが似すぎていて笑う。どんだけお互いを観察しているのか。桐乃の小説は今風のケータイ小説、これを小説と呼ぶには些か抵抗があるけれど…自らをモデルにされた陵辱ネタを含め黒猫もボロクソに言ってはいますが「作風」を批判しているだけで「作品」は批判していない辺りなかなか奥深いです。
一方の桐乃も黒猫のモノマネから作品の話へ。難解な専門用語がびっしり詰まった超密度の小説、そしてこちらもまた自らをモデルにされた性奴隷ネタにブチ切れ(笑。何だかんだ文句を言いながら別冊の資料集を含めて読破している辺り「作品」としての質はそれなりに高いことを認めているのでしょう。本当につまらなかったら途中で止めますもの。ともあれ絵はプロ級に上手いみたい。

そしてメルルの鑑賞会へ。好みでない作品を無理矢理見せられるのは正直言って苦痛以外の何物でも無いのだけれど…ソッポを向きながらもきちんと参加している黒猫がかわいいです。DVDの再生スタートと共にテンションMAXの桐乃、曲に合わせて「キラッ☆」もかわいいなあ。今やこのポーズはランカのキラッではなく「キラ星!」なのかも(笑
「だ・か・ら、私の全力全壊魔法、逃げずにちゃんと受け止めてよね~♪」
中の人を含めてこりゃ思いっきりなのはさん(+もえたん)じゃないか!(笑。話を聞いて! お友達になりたいの! なのはさんと友達になるためにはその全力全壊の砲撃洗礼を受けなければなりません。それはともかくOPっから黒猫の作品批判が炸裂、ロリとエロを露骨に押し出してくる作品が多すぎるとは耳が痛いお言葉です。ロリはともかくエロ要素の有無で売り上げが左右しちまう現状は確かに虚しい。
ここでもまたお互いのお気に入り作品についてアレコレ言い合う桐乃vs黒猫でしたが、やはりきちんと見てから文句言ってる辺り立派なものです。ろくに見もせずにこき下ろす人が多いですから。それはともかく桐乃vs黒猫。この二人は当初「他に友達がいない」が故に友達付き合いを始めたのでしょうけれど、今回見られたようにいつの間にかお互いの才能(それが互いの好みに合わなくとも)を認め合う仲に進展しており、反目しながらも認めるところはきちんと認める筋が通った仲と言えましょう。お互い不器用なせいか口を開けば口論になりますが絵に描いたような「ケンカするほど仲が良い」二人ですね。

Bパートはいきなり怒髪天を突いている桐乃から。履歴でバレたのか借り物のノートパソコンでエロ動画を漁りまくっていた京介へ涙目で怒鳴りつける桐乃、エロゲマニアの桐乃がこれほど激昂するのはそれが京介だからでしょう。大好きなお兄ちゃんが他の女のエロ動画を見て興奮しているなんて許せない!みたいなジェラシーにも似た感情。かわいいなあもう。それとも単に「三次女のエロは汚らわしい」という二次元特化脳による拒否反応だろうか?(笑
「こいつの妹好きってもうプロレベルなんだ…」
件のケータイ小説が編集の目に留まっていきなり商業デビューとかあまりにご都合ですがファンタジーなので問題ありません。黒猫が言っていたようにパッと見の印象は中学生のラクガキだけれど、作品自体はそれなりに出来が良かったのでしょうね。既に作家目線の桐乃は出版に向けて新作を書き下ろすことに、その取材の口実で京介と渋谷デートをしたい流れもかわいいすぎ、この満面笑顔ったら!
アクセ屋で指輪をねだる桐乃の表情変化も良かった。好きな人にもらったものが心の支えになる、自分の言葉にハッとする一瞬の表情が全てを語っていましたね。バイトもしてない高校生の懐具合で3万の指輪をいきなり買えってのはかなり厳しい、というか18,000円持ってる時点で高校生としては金持ちの部類なんじゃ? なんだかんだでイヤリングを買ってもらった桐乃の嬉しそうな顔、好きな人からもらえてよかったね。

アクセを買わされ渋谷をさんざん引き回され、なのに「役に立たない」と言われちゃさすがの京介も不機嫌になろうというもの。並んで歩く道すがらに京介は文句を言い始めます。しかしその内容は少々キツすぎ、京介とのデートを楽しみながらも作家として真剣に取材していたつもりの桐乃を全否定する言葉の数々は桐乃の心を深く傷付けたでしょう。
水音に振り返った京介はバケツの水を被って立ち尽くす桐乃を見て何を感じたか。京介の心ない言葉に抗議するように体を張った「取材」を敢行した桐乃、しかしその実は「楽しんでいたデートをぶち壊され、作家としてのプライドも切り裂かれた悲しみ」で流れた涙を隠すため、そして冷たい言葉を吐きながらずんずん歩く京介を振り返らせるためだったような。駆け寄った京介に対しあくまで「体験取材」を主張する表情は見ていて切なかった。全身ずぶ濡れで取材メモを落とす桐乃、足元に落ちて水に濡れるメモは桐乃の胸中を窺わせるもの。桐乃は本当に今日の取材デートが楽しかったのだろうなあ。
シーン一転でラブホの風呂へ。磨りガラス越しに見える桐乃のシャワーシーンは…早まるな桐乃!(違。それはそうと桐乃も京介もいきなりのラブホだってのに妙に落ち着いてるね。慣れているのだろうか?(おい。シャワー上がりで全裸にガウン姿の桐乃は誘っているとしか思えないけれど、考えてみりゃ服はズブ濡れなので他意はないか。このジャストタイミングにて麻奈実から入電ってのはじつに背徳感ありあり、別にやましい事はしていないのに慌てて電話を切る京介の気持ちもわかります(笑
「何してるの? 赤になるよ!」
さっき泣いた子がもう笑ったエンディング。大好きなお兄ちゃんを急かす桐乃は先程のお返し? 笑顔で振り返った耳にキラリと光るイヤリングは心の支えになることでしょうね。降ってきたアイデアと雪をかけた締めも綺麗でした。ああもう悔しいくらい面白いな。この先いったいどんな事が起きるのやら。

今回のエンドカード(提供バック)は宇木敦哉氏。また贅沢な人選ですね。
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