2010-11-23(Tue)
侵略!イカ娘 #08 病気じゃなイカ?/新能力じゃなイカ?/ささなイカ?
イカ一号と雨のお出かけ。

今回も侵略以外の才能を開花させてます(笑

Aパートは原作第70話「病気じゃなイカ?」から。どこか具合が悪いのかボーッとしながらかき氷くるくるのイカ娘、触手が!触手が! 異物混入は問題だけれどイカの触手(ゲソ)ならとりあえず人体に悪影響は無さげ…美味いかどうかはともかく(笑。それにしても「人類を侵略」しに来たイカ娘が「海の家」の厨房でかき氷作っている絵面、違和感ゼロで馴染んじゃってる様子は地味に面白い。
どうにも元気が無いイカ娘は「ゲソニンムルゴボング病」にかかってしまったらしい。何だそりゃ? いつもはイカ娘と絶妙な距離を取っている栄子がいろいろ気遣って看病、方向性に多少問題がありましたが見ていて微笑ましい光景でした。
さてイカ娘の病気は「死ぬほどエビを食べたくなるけどエビを食べると悪化してしまう」「食べられないイライラでじたばたしてしまう」という難儀な症状、言葉どおりじたばたし始めたイカ娘の気を逸らそうと栄子はあれこれ試しますが上手くいかず…チラシのエビ写真を前に幻を見るシーンは極限減量中のボクサーみたいな。
「愛する人のためならこの命惜しくはない!」
そんなイカ娘を救うべく栄子は動いた。いや実際に動いたのは早苗か。愛する人とか言うてますが人じゃなくてイカです。最高にかっこいいぜ! というわけで例のエビ着ぐるみ姿でイカ娘の前へ…なんとシュールな絵面でしょう。いくらなんでもこんなのが通用するわけが!ありました。いいのかそれで!?(笑
早苗のおかげで病気が治ったイカ娘はさっそく「エビフライを食べたい!」、しかし「まだ治っていなかったのか?」とエビを食べさせてもらえないイカ娘。珍しく綺麗なオチです。

Bパートは原作第30話「建てなイカ?」と第45話「ピコピコじゃなイカ?」のミックス。自信作の砂の城をバカにされて涙目のイカ娘がかわいい。すると怒りの勢いでえんぺらがピコピコ…触手、イカスミ、発光に続くイカ娘の新能力発見? てなわけでさっそくみなさん集まってこの新能力の検証です。みんなヒマだねえ。
ピコピコ動くけれどそれ以上でもイカでも無い頭のひれ。動かしてみると意外とパワーがあるようで頬ずりの早苗を一撃KO、吹っ飛ばされてなお恍惚の表情を見せる早苗のイカ娘愛には天晴れとしか。このところ出番が無かっただけに今回の早苗は飛ばしてるなあ(笑
再び浜へ戻って砂城対決。ウンコ城に対するはプロ造形師の手による安土城、見た目勝負では勝ち目がないけれどイカ娘の城は…こいつ動くぞ!? 「城」と呼ぶには憚れる普通にキモいこの作品、みなさん揃ってドン引きの中で目ぇキラキラさせてる約一名…ほんと早苗ってばブレません。
そのカラクリは触手によるものでした。砂中に埋まった触手を抜かないと帰れない、しかし抜いたら作品が壊れてしまう。帰るに帰れず日が暮れるイカ娘の葛藤でオチ。この2話ミックスは少々力技だったかも。

Cパートは原作第44話「ささなイカ?」から。ビーチパラソルを見ているはずのイカ娘が初めて見たという「傘」、この矛盾は原作ではチラリと触れているのですがアニメでは何故かありませんでした。どうでもいいけど。栄子に連れられて雨のお出かけ。元々水中で生活してきたイカ娘に「傘」の概念が無いのは至極当然、もらったビニール傘を差さずぱたぱたさせて遊んでます(笑。かわいいなあ。
店の前で一人待つイカ娘は通行人の綺麗な傘と自分のビニール傘を見比べて貧相さに一瞬残念そうな表情を見せるけれど、次の瞬間には「私はお前の味方でゲソからね! イカ一号!」と愛おしそうに頬ずり。例え安っぽくとも自分の傘、自分の相棒が大切というイカ娘の優しさあふれる1カットでした。
ヒマなイカ娘は傘でいろいろ遊んでます。いやイカ娘的には遊んでいるのではなく、傘のポテンシャルを確認しつつ実戦への応用を考えているところか。でも雨樋の水をくるくる回して飛ばすのは迷惑だからやめとけ(笑。ジャンプ折り傘を見たイカ娘の超反応、無駄にメカメカしいれもんの中で繰り広げられるメカ栄子との戦いも笑えます。こんなカットに本気出しなさんな(褒め言葉。既に傘の用途から大幅にズレているけれどイカ娘が楽しそうだからいいや。
てなイカ娘を見ていた通りすがりのお姉ちゃんペア。端からイカ娘を眺めたらどう見ても「奇行に走るコスプレ少女」なわけで…浜ではそれなりに有名人というか有名イカのイカ娘も街の人には全く知られておらず、このカットのレイアウトも相まって文字通り「住む世界が違う」ことが痛いほど伝わってきます。イカ娘は街には住めない、やはり彼女の居場所は「海の家」なのですね。いやそれもどこか間違っている気がしますけれど(笑
イカヂルの空き缶をいつもより多く回す海老一染之助・染太郎(またエビか)の芸、今回もまたイカ娘は才能の無駄遣いを見せていますね。盛り上がる観客に一瞬満足げなイカ娘でしたが我に返ってズンドコ、するとイカ一号が風に飛ばされて車道へ!
変わり果てた相棒を抱き締めて涙。短い間だったけれどイカ娘は本当に大切に思っていたのでしょうね。てな所へ戻ってきた栄子と相合い傘でお帰り、この一連は間の取り方も絶妙で、栄子の優しさ・人とイカが通じ合っている様子が見て取れて暖かい気持ちになりました…なんだ「人とイカ」って(笑。ともあれビニール傘1本でこれだけの感動作を作ってしまうのはアニメ史上初ではあるまいか。今回絵コンテ・演出の山本靖貴氏はいい仕事しましたね。
そんなラストシーンから入った今回のEDは折れたビニール傘を差すイカ娘。いろいろ完璧すぎて言葉もありません。制作スタッフの作品愛が窺える毎回の小技には思わずニヤマリしちゃいます。
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今回も侵略以外の才能を開花させてます(笑

Aパートは原作第70話「病気じゃなイカ?」から。どこか具合が悪いのかボーッとしながらかき氷くるくるのイカ娘、触手が!触手が! 異物混入は問題だけれどイカの触手(ゲソ)ならとりあえず人体に悪影響は無さげ…美味いかどうかはともかく(笑。それにしても「人類を侵略」しに来たイカ娘が「海の家」の厨房でかき氷作っている絵面、違和感ゼロで馴染んじゃってる様子は地味に面白い。
どうにも元気が無いイカ娘は「ゲソニンムルゴボング病」にかかってしまったらしい。何だそりゃ? いつもはイカ娘と絶妙な距離を取っている栄子がいろいろ気遣って看病、方向性に多少問題がありましたが見ていて微笑ましい光景でした。
さてイカ娘の病気は「死ぬほどエビを食べたくなるけどエビを食べると悪化してしまう」「食べられないイライラでじたばたしてしまう」という難儀な症状、言葉どおりじたばたし始めたイカ娘の気を逸らそうと栄子はあれこれ試しますが上手くいかず…チラシのエビ写真を前に幻を見るシーンは極限減量中のボクサーみたいな。
「愛する人のためならこの命惜しくはない!」
そんなイカ娘を救うべく栄子は動いた。いや実際に動いたのは早苗か。愛する人とか言うてますが人じゃなくてイカです。最高にかっこいいぜ! というわけで例のエビ着ぐるみ姿でイカ娘の前へ…なんとシュールな絵面でしょう。いくらなんでもこんなのが通用するわけが!ありました。いいのかそれで!?(笑
早苗のおかげで病気が治ったイカ娘はさっそく「エビフライを食べたい!」、しかし「まだ治っていなかったのか?」とエビを食べさせてもらえないイカ娘。珍しく綺麗なオチです。

Bパートは原作第30話「建てなイカ?」と第45話「ピコピコじゃなイカ?」のミックス。自信作の砂の城をバカにされて涙目のイカ娘がかわいい。すると怒りの勢いでえんぺらがピコピコ…触手、イカスミ、発光に続くイカ娘の新能力発見? てなわけでさっそくみなさん集まってこの新能力の検証です。みんなヒマだねえ。
ピコピコ動くけれどそれ以上でもイカでも無い頭のひれ。動かしてみると意外とパワーがあるようで頬ずりの早苗を一撃KO、吹っ飛ばされてなお恍惚の表情を見せる早苗のイカ娘愛には天晴れとしか。このところ出番が無かっただけに今回の早苗は飛ばしてるなあ(笑
再び浜へ戻って砂城対決。ウンコ城に対するはプロ造形師の手による安土城、見た目勝負では勝ち目がないけれどイカ娘の城は…こいつ動くぞ!? 「城」と呼ぶには憚れる普通にキモいこの作品、みなさん揃ってドン引きの中で目ぇキラキラさせてる約一名…ほんと早苗ってばブレません。
そのカラクリは触手によるものでした。砂中に埋まった触手を抜かないと帰れない、しかし抜いたら作品が壊れてしまう。帰るに帰れず日が暮れるイカ娘の葛藤でオチ。この2話ミックスは少々力技だったかも。

Cパートは原作第44話「ささなイカ?」から。ビーチパラソルを見ているはずのイカ娘が初めて見たという「傘」、この矛盾は原作ではチラリと触れているのですがアニメでは何故かありませんでした。どうでもいいけど。栄子に連れられて雨のお出かけ。元々水中で生活してきたイカ娘に「傘」の概念が無いのは至極当然、もらったビニール傘を差さずぱたぱたさせて遊んでます(笑。かわいいなあ。
店の前で一人待つイカ娘は通行人の綺麗な傘と自分のビニール傘を見比べて貧相さに一瞬残念そうな表情を見せるけれど、次の瞬間には「私はお前の味方でゲソからね! イカ一号!」と愛おしそうに頬ずり。例え安っぽくとも自分の傘、自分の相棒が大切というイカ娘の優しさあふれる1カットでした。
ヒマなイカ娘は傘でいろいろ遊んでます。いやイカ娘的には遊んでいるのではなく、傘のポテンシャルを確認しつつ実戦への応用を考えているところか。でも雨樋の水をくるくる回して飛ばすのは迷惑だからやめとけ(笑。ジャンプ折り傘を見たイカ娘の超反応、無駄にメカメカしいれもんの中で繰り広げられるメカ栄子との戦いも笑えます。こんなカットに本気出しなさんな(褒め言葉。既に傘の用途から大幅にズレているけれどイカ娘が楽しそうだからいいや。
てなイカ娘を見ていた通りすがりのお姉ちゃんペア。端からイカ娘を眺めたらどう見ても「奇行に走るコスプレ少女」なわけで…浜ではそれなりに有名人というか有名イカのイカ娘も街の人には全く知られておらず、このカットのレイアウトも相まって文字通り「住む世界が違う」ことが痛いほど伝わってきます。イカ娘は街には住めない、やはり彼女の居場所は「海の家」なのですね。いやそれもどこか間違っている気がしますけれど(笑
イカヂルの空き缶をいつもより多く回す海老一染之助・染太郎(またエビか)の芸、今回もまたイカ娘は才能の無駄遣いを見せていますね。盛り上がる観客に一瞬満足げなイカ娘でしたが我に返ってズンドコ、するとイカ一号が風に飛ばされて車道へ!
変わり果てた相棒を抱き締めて涙。短い間だったけれどイカ娘は本当に大切に思っていたのでしょうね。てな所へ戻ってきた栄子と相合い傘でお帰り、この一連は間の取り方も絶妙で、栄子の優しさ・人とイカが通じ合っている様子が見て取れて暖かい気持ちになりました…なんだ「人とイカ」って(笑。ともあれビニール傘1本でこれだけの感動作を作ってしまうのはアニメ史上初ではあるまいか。今回絵コンテ・演出の山本靖貴氏はいい仕事しましたね。
そんなラストシーンから入った今回のEDは折れたビニール傘を差すイカ娘。いろいろ完璧すぎて言葉もありません。制作スタッフの作品愛が窺える毎回の小技には思わずニヤマリしちゃいます。
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