2010-11-28(Sun)
それでも町は廻っている #08 全自動楽団
山小屋にでもお泊まりするんですか~?

というわけでメイズ参上!

Aパートは…恒例の巻数話数表示がジョセフィーヌ巻の木星人話とか何が何だか(笑。これまでちらほら姿を見せているけれど木星人の話やるのかな? というわけでアニメオリジナル(?)の「全自動機械」、アバンにて映る数々の古代遺跡は意味深でした。CM明けのサブタイトルバックにピンクの傘のお嬢さん、清楚な白いワンピースを着た彼女は雨の中をどこへお出かけ?
そんなお嬢さんと入れ替わるように映るコインランドリー軒先で雨宿りの三人、夏服を着ているけれど雨が降ると冷える季節ってことで6月か9月か…後の自販機会話「まだホットに替わっていない」ということからどうやら秋口のようです。それはそうと気象予報士の的中率は私も知りたい。
勢い余ってテントの水でずぶ濡れのみなさんは結局歩鳥のご希望どおりコインランドリーの乾燥機で服を乾かすことに。大胆な! というか最初っからランドリー内で雨宿りすれば(実も蓋も。見られても惜しくないサイズの紺先輩…「今のはいい当たりでしたね~」の繋ぎはベタながらツボに入ってしまった(笑。手前に物を置いて彼女たちのスイートスポットを隠すシャフト流の絶妙ジャミング、こういうアングルを見ると「夏のあらし」を思い出すなあ。
てな後でゴンゴン回る乾燥機。何度も映される色とりどりのかわいい下着は最初歩鳥たちのもの?と思ったけれど…さすがに全裸で乾燥待ちという大胆さは無かったか(笑。いや下着姿で乾燥待ちも十分大胆ですけれども。

先輩がいきなり戸を開けると謎光ジャミングが発動。妹の目の前で腰を振り続けるアニメが放映されている昨今でいまさら下着姿などかわいいものですがその辺はTBS基準なのか。
さてこの話はここからが本題です。冷えた体を温めようと自販機コーナーへ向かう歩鳥、飲み物自販機のホット/コールドは前述の季節感表現を兼ねているのでしょう。そして今や「過去の遺物」となった数々の自販機へ。これらホットメニュー自販機はつい二昔ほど前の街道沿いに必ずあったオートスナックでよく見たもの、今のようにコンビニが無かった時代は24時間営業のオートスナックが旅のオアシスでありました。もちろん私はこれら自販機を何度も利用したことがあります。真冬のツーリングで立ち寄ったオートスナックのベチャベチャな自販機バーガーがどれほど美味か若い人にはわからんかも。確かにアレって過剰に熱いんだよねえ(笑
「時が過ぎ、その役目を終え、存在意義を失ったモニュメントは、いつの日か人知れず消えゆく運命にある」
コンビニエンスストアの普及によってオートスナックはその役目を終え、次々と消えてしまった。確かにコンビニのほうがいろいろ便利(コンビニエンスってくらいだからね)でオートスナックが消えていくのも時代の流れだけれど、無闇に明るいコンビニとはまた違った風情、誰もいない深夜のオートスナックでずるずると自販機うどんをすする非日常感を味わえなくなったのは寂しい限りです。
紺先輩と歩鳥はその「時代の遺物」の魅力が判ったようで、寝静まった深夜の商店街にポツンと佇むオアシスとしてまだまだ生き続けるのでした。楽しいよねこういうの。
雨も上がってコインランドリーから出た歩鳥たちと入れ替わるように現れた、清楚な女性の正体は針原さんでした。あはは。今後この下着を着けた針原さんが描かれる伏線だろうか。もしそういうカットがあったとすれば、やはり光ジャミング発動で「見たければDVDで!」という流れに…あまり購買意欲に寄与しないような(笑

Bパートは原作第21話「迷路楽団」から。EDで流れるメイズの元ネタと言いましょうか、学園モノに付きものの学祭ネタにて急遽結成された学祭バンド、通常の作品ならばA,Bパート通してやりそうな話をBパートだけであっさり描いてしまいました。こういうノリはさすがそれ町らしい。
ステージ権をゲットした紺先輩が意気Yoh!Yoh!にシーサイドへ、「ステージ」と「コテージ」のボケはアニメだとテンポが早すぎて笑い所がわかりにくいかも。その天才的なツッコミ能力に驚嘆のタッツン&真田、学祭へ向けてバンドを組むと聞いてボーカル云々からカラオケの話になって髪を噛むタッツンかわいい。
大股開きでバンド編成の話。紺先輩ったら悪ぶっちゃってかわいいね。ベース&ボーカルは紺先輩が担当、そしてメイド二名に「ギターとかキーボードとか何かできるだろ?」といきなり無茶振り…確かに普通はできません(笑
「あたし、キーボードっぽくなくもないやつならできるかも!」
「そういえば私も、ギターっぽくなくもないものなら昔ちょっとかじってました」
騙されてドラムの練習をさせられていた針原さんを加えてメンバー4人が揃い、ここにメイズ結成です。しかしメイド二名の「なくもないもの」は当たらずも遠からずと申しましょうか…アコーディオン&バイオリンという組み合わせのメロ隊は「ロックバンド」としてかなり異質だけれどこれはこれで面白そう。

そして学祭当日へ。模擬店の買い出しに向かうタッツン&真田、ここでタッツンが勇気を振り絞って「告白っぽくなくもないもの」にがんばる様子がかわいすぎてキュン死しそう。この一連は間の取り方や悠木さんの演技がタッツンのオトメゴコロをキュンキュンに描いていました。ああそれなのに真田ったら(笑。全然関係ないけど新体操部の「生(足)春巻」がいろんな意味で美味しそうすぎる!
本番直前のステージ裏にて一騒動のみなさん。真田への告白(っぽくなくもないもの)のドキドキが止まらないタッツン、そのドキドキを勘違いした歩鳥の言葉に逆ギレ(とは違うか(笑)、さらに針原さんもキレ始めて収拾が付きません。しかし珍しく歩鳥がマトモなことを言うているのに「ちょうちんフグ!」はかわいそうだよ(笑
てなところへ紺先輩登場。黙って立ってりゃ超絶美少女の紺先輩はミニスカメイド服もよくお似合いで、それを見た二人はケンカも忘れてどよんどMAX…歩鳥は連戦連敗だなあ。

メイズのステージは予想よりかなりマトモでした。普通に音楽になってますよ? 普通って言うなあ! これはもっとハチャメチャカオスなステージにしても良かったかも。紺先輩のベースはEDメイズと違って原作どおりのプレベ、歩鳥のエプロンにシーサイドの宣伝が描かれているのも原作どおりです。やっぱりこれがないとメイズっぽくないね(笑。何だかんだで楽しそうな四人はノリノリのステージを見せ…「Oi」と「ホイ」のネタもアニメだと笑い所がわかりにくかったかも。というかあの曲なら「ホイ」の合いの手のが合っているような(笑
さて通常の作品だとこの大盛り上がりステージからEDへ繋げるか、または「成功おめでとう!」やら「またやろうな!」とか余韻を描くのでしょうが、さすがそれ町は一味違います。学祭ステージでシャウトする映像はバッサリと終わり、祭りの余韻を描かぬまま日常へと戻る。教室の敷居をまたぐとそこから先は普段の日常であり、ピシャリと閉められた戸は「現実」との境界を感じさせます。非日常の痕跡はもうどこにもありません。
忘れ去られていくものの儚さ。歩鳥がこっそり楽しむ自販機うどんもやがて撤去されれば忘れられてしまう、あれほど大盛り上がりだった学祭ステージも日常へ戻れば忘れられてしまう。じつに諸行無常なお話二編でした。

エンドカード(提供バック)は近藤るるる氏。
※おまけ:今回までの原作エピソード順並び替え一覧。
アニメ1話A:第1話「至福の店 ビフォア」
アニメ1話B:第2話「至福の店 アフター」
アニメ2話A:第3話「セクハラ裁判」
アニメ3話A:第4話「目」
アニメ7話A:第5話「愛の逃避行」
アニメ5話A:第6話「辰野トシ子は砕けない」
アニメ2話B:第8話「看板娘が大人気」
アニメ4話A:第9話「恋の方程式」
アニメ3話B:第11話「猫少年」
アニメ7話B:第16話「ナイトウォーカー」
アニメ6話B:第17話「出張メイドサービス」
アニメ6話A:第20話「パンドラの箱」
アニメ8話A:オリジナル「全自動世界」
アニメ8話B:第21話「迷路楽団」
アニメ4話B:第25話「呪のルーレット」
アニメ5話B:第33話「実に微妙なカード」
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というわけでメイズ参上!

Aパートは…恒例の巻数話数表示がジョセフィーヌ巻の木星人話とか何が何だか(笑。これまでちらほら姿を見せているけれど木星人の話やるのかな? というわけでアニメオリジナル(?)の「全自動機械」、アバンにて映る数々の古代遺跡は意味深でした。CM明けのサブタイトルバックにピンクの傘のお嬢さん、清楚な白いワンピースを着た彼女は雨の中をどこへお出かけ?
そんなお嬢さんと入れ替わるように映るコインランドリー軒先で雨宿りの三人、夏服を着ているけれど雨が降ると冷える季節ってことで6月か9月か…後の自販機会話「まだホットに替わっていない」ということからどうやら秋口のようです。それはそうと気象予報士の的中率は私も知りたい。
勢い余ってテントの水でずぶ濡れのみなさんは結局歩鳥のご希望どおりコインランドリーの乾燥機で服を乾かすことに。大胆な! というか最初っからランドリー内で雨宿りすれば(実も蓋も。見られても惜しくないサイズの紺先輩…「今のはいい当たりでしたね~」の繋ぎはベタながらツボに入ってしまった(笑。手前に物を置いて彼女たちのスイートスポットを隠すシャフト流の絶妙ジャミング、こういうアングルを見ると「夏のあらし」を思い出すなあ。
てな後でゴンゴン回る乾燥機。何度も映される色とりどりのかわいい下着は最初歩鳥たちのもの?と思ったけれど…さすがに全裸で乾燥待ちという大胆さは無かったか(笑。いや下着姿で乾燥待ちも十分大胆ですけれども。

先輩がいきなり戸を開けると謎光ジャミングが発動。妹の目の前で腰を振り続けるアニメが放映されている昨今でいまさら下着姿などかわいいものですがその辺はTBS基準なのか。
さてこの話はここからが本題です。冷えた体を温めようと自販機コーナーへ向かう歩鳥、飲み物自販機のホット/コールドは前述の季節感表現を兼ねているのでしょう。そして今や「過去の遺物」となった数々の自販機へ。これらホットメニュー自販機はつい二昔ほど前の街道沿いに必ずあったオートスナックでよく見たもの、今のようにコンビニが無かった時代は24時間営業のオートスナックが旅のオアシスでありました。もちろん私はこれら自販機を何度も利用したことがあります。真冬のツーリングで立ち寄ったオートスナックのベチャベチャな自販機バーガーがどれほど美味か若い人にはわからんかも。確かにアレって過剰に熱いんだよねえ(笑
「時が過ぎ、その役目を終え、存在意義を失ったモニュメントは、いつの日か人知れず消えゆく運命にある」
コンビニエンスストアの普及によってオートスナックはその役目を終え、次々と消えてしまった。確かにコンビニのほうがいろいろ便利(コンビニエンスってくらいだからね)でオートスナックが消えていくのも時代の流れだけれど、無闇に明るいコンビニとはまた違った風情、誰もいない深夜のオートスナックでずるずると自販機うどんをすする非日常感を味わえなくなったのは寂しい限りです。
紺先輩と歩鳥はその「時代の遺物」の魅力が判ったようで、寝静まった深夜の商店街にポツンと佇むオアシスとしてまだまだ生き続けるのでした。楽しいよねこういうの。
雨も上がってコインランドリーから出た歩鳥たちと入れ替わるように現れた、清楚な女性の正体は針原さんでした。あはは。今後この下着を着けた針原さんが描かれる伏線だろうか。もしそういうカットがあったとすれば、やはり光ジャミング発動で「見たければDVDで!」という流れに…あまり購買意欲に寄与しないような(笑

Bパートは原作第21話「迷路楽団」から。EDで流れるメイズの元ネタと言いましょうか、学園モノに付きものの学祭ネタにて急遽結成された学祭バンド、通常の作品ならばA,Bパート通してやりそうな話をBパートだけであっさり描いてしまいました。こういうノリはさすがそれ町らしい。
ステージ権をゲットした紺先輩が意気Yoh!Yoh!にシーサイドへ、「ステージ」と「コテージ」のボケはアニメだとテンポが早すぎて笑い所がわかりにくいかも。その天才的なツッコミ能力に驚嘆のタッツン&真田、学祭へ向けてバンドを組むと聞いてボーカル云々からカラオケの話になって髪を噛むタッツンかわいい。
大股開きでバンド編成の話。紺先輩ったら悪ぶっちゃってかわいいね。ベース&ボーカルは紺先輩が担当、そしてメイド二名に「ギターとかキーボードとか何かできるだろ?」といきなり無茶振り…確かに普通はできません(笑
「あたし、キーボードっぽくなくもないやつならできるかも!」
「そういえば私も、ギターっぽくなくもないものなら昔ちょっとかじってました」
騙されてドラムの練習をさせられていた針原さんを加えてメンバー4人が揃い、ここにメイズ結成です。しかしメイド二名の「なくもないもの」は当たらずも遠からずと申しましょうか…アコーディオン&バイオリンという組み合わせのメロ隊は「ロックバンド」としてかなり異質だけれどこれはこれで面白そう。

そして学祭当日へ。模擬店の買い出しに向かうタッツン&真田、ここでタッツンが勇気を振り絞って「告白っぽくなくもないもの」にがんばる様子がかわいすぎてキュン死しそう。この一連は間の取り方や悠木さんの演技がタッツンのオトメゴコロをキュンキュンに描いていました。ああそれなのに真田ったら(笑。全然関係ないけど新体操部の「生(足)春巻」がいろんな意味で美味しそうすぎる!
本番直前のステージ裏にて一騒動のみなさん。真田への告白(っぽくなくもないもの)のドキドキが止まらないタッツン、そのドキドキを勘違いした歩鳥の言葉に逆ギレ(とは違うか(笑)、さらに針原さんもキレ始めて収拾が付きません。しかし珍しく歩鳥がマトモなことを言うているのに「ちょうちんフグ!」はかわいそうだよ(笑
てなところへ紺先輩登場。黙って立ってりゃ超絶美少女の紺先輩はミニスカメイド服もよくお似合いで、それを見た二人はケンカも忘れてどよんどMAX…歩鳥は連戦連敗だなあ。

メイズのステージは予想よりかなりマトモでした。普通に音楽になってますよ? 普通って言うなあ! これはもっとハチャメチャカオスなステージにしても良かったかも。紺先輩のベースはEDメイズと違って原作どおりのプレベ、歩鳥のエプロンにシーサイドの宣伝が描かれているのも原作どおりです。やっぱりこれがないとメイズっぽくないね(笑。何だかんだで楽しそうな四人はノリノリのステージを見せ…「Oi」と「ホイ」のネタもアニメだと笑い所がわかりにくかったかも。というかあの曲なら「ホイ」の合いの手のが合っているような(笑
さて通常の作品だとこの大盛り上がりステージからEDへ繋げるか、または「成功おめでとう!」やら「またやろうな!」とか余韻を描くのでしょうが、さすがそれ町は一味違います。学祭ステージでシャウトする映像はバッサリと終わり、祭りの余韻を描かぬまま日常へと戻る。教室の敷居をまたぐとそこから先は普段の日常であり、ピシャリと閉められた戸は「現実」との境界を感じさせます。非日常の痕跡はもうどこにもありません。
忘れ去られていくものの儚さ。歩鳥がこっそり楽しむ自販機うどんもやがて撤去されれば忘れられてしまう、あれほど大盛り上がりだった学祭ステージも日常へ戻れば忘れられてしまう。じつに諸行無常なお話二編でした。

エンドカード(提供バック)は近藤るるる氏。
※おまけ:今回までの原作エピソード順並び替え一覧。
アニメ1話A:第1話「至福の店 ビフォア」
アニメ1話B:第2話「至福の店 アフター」
アニメ2話A:第3話「セクハラ裁判」
アニメ3話A:第4話「目」
アニメ7話A:第5話「愛の逃避行」
アニメ5話A:第6話「辰野トシ子は砕けない」
アニメ2話B:第8話「看板娘が大人気」
アニメ4話A:第9話「恋の方程式」
アニメ3話B:第11話「猫少年」
アニメ7話B:第16話「ナイトウォーカー」
アニメ6話B:第17話「出張メイドサービス」
アニメ6話A:第20話「パンドラの箱」
アニメ8話A:オリジナル「全自動世界」
アニメ8話B:第21話「迷路楽団」
アニメ4話B:第25話「呪のルーレット」
アニメ5話B:第33話「実に微妙なカード」
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