2010-12-02(Thu)
神のみぞ知るセカイ #09 大きな壁の中と外
無口な図書館の君。

新ヒロイン汐宮栞登場です。
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新ヒロイン汐宮栞登場です。
前回お休みしてもうレビューは切ろうと思ったけれど面白かったのでかんたんレビューを(毎度お約束のマクラ。あそいくDVD-3の修正検証作業を中断してお送りします(笑

もはやお約束の爆発ケーキからエルシィの常識度チェックへ。日本史が「優」だったとメガネキラリのエルシィでしたが最後に習ったのが黒船とかどんだけ(笑。とはいえ実際の日本史授業も黒船以降の近代史は何故かほとんど教えない、特に第二次大戦前後の詳細はあえてボカすようにしか教えない。おそらくこの辺を日本の立場で明確に教えると困る人たちがいる…その親方が政権与党の参議院を牛耳っているってだけで頭が痛くなります。おっと話が逸れました。
エルシィはお勉強のため図書館へ。でっけー! これはもう学校の図書館というレベルではありませんね。収まる蔵書もとんでもない数で軽く103,000冊以上はありそうな。さっそく手に取ったのは「現代死語の基礎知識」とかナウなヤングにバカウケの本、読んでも役に立ちそうもないけど読んでみたいぞ。各カットにて「図書館では走らない」「静粛」の張り紙にあえて挑戦しているエルシィがかわいいけれど普通に迷惑だよね(笑
そして見つけた「はたらくくるま」の本。学校の図書館になぜこんな本があるのかようわかりませんが、ともあれエルシィは消防車の凛々しい姿に目がハートです。いったい何がエルシィをこれほど惹き付けたのか…何か途轍もない伏線だったりするのだろうか。
広い図書館にて消防車の本を探すのは大変、ってことで受付へ行って蔵書を調べてもらいましょう。

受付に座るのは無限書庫管理人もとい図書委員の汐宮栞、黙々と読書を続ける彼女はエルシィが話しかけても無反応で、完全に本の世界へ浸かりきっちゃってます。読み終えるとようやくエルシィに気付き、しかしそのリアクションはどうにも会話慣れしていないと言いましょうか、頭の中で思っていることを上手く出力できない子みたい。いきなり「ござるか?」と放った時は変な語尾キャラかと思ったけれど、それは単に読んでいた本の影響でした。あはは。
長いこと人と話していないと咄嗟に声を出せなくなる、この子は自分の世界に籠もりっきりで外界とのコミュニケーションを取らずに過ごしてきたのかも。長い間を示す「じーーー」の文字演出、そして沈黙のフキダシで画面が埋まる演出は彼女のコミュ力不足を深刻過ぎずに上手く描いていました。
てな所へ駆け魂センサーが反応! 図書館ではお静かに!
※おまけ
かのんの挑戦状元ネタ比較(笑

約束の放課後に再び図書館へ。すると大きい台車に山ほどの本、それは全てエルシィが頼んだ「消防車」に関わる本でありました。確かにこれだけの数を集めるとなれば放課後までかかりそう…そういう問題じゃ無いか(笑。それはそうと今回は背景の図書館内部、書架へずらっと並ぶ本の描き込みが凄かった。一冊一冊いちいち描き込まれた手間は計り知れず、また栞が持ってきた消防関連の本もいちいち装丁デザインがされていて笑った。
そして「雑談禁止」の張り紙に挑戦。うちの図書館すごい検索ができるんだなフィリップ(違。検索じゃありません、だいたい覚えているのです。私この図書館の本、全部読んでいますから。などの会話の栞部分は全部心の声でした。その様子をじっと見ているオタメガに対しついに声を発せず踵を返す栞。間が開きすぎて喋るタイミングを逃し、気まずさからソッポを向いてしまう悪循環です。本の山をかき分けて自分の席に戻り「私の居場所はここ」と本に籠もってしまう様子は切ないけれど、本人が幸せならそれでいいんじゃ?と思わなくもありません。というかオタクにはこういうタイプが少なくないので栞に自分を重ねる人も多いんじゃ?

図書室でイチャ付くカップルを見て憤怒の栞。図書室でヘソにキスなんかしてちゃダメだってば!(違。などと不埒なカップルに腹を立てつつ読んでいるのは「初恋」…
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
うろ覚えだったのでグーグル先生に尋ねたら大体合ってた藤村の「初恋」の一節。私の記憶力もまだ大丈夫だな(笑。というか学生時代に覚えたものって意外と忘れておらず、それよりも月単位の短期記憶が最近ヤバいんだよね。それはどうでもいいか。
この一節からして栞が「恋」に憧れている様子がわかります。内気で無口でコミュ力ゼロの栞だけれど普通のオンナノコみたく恋をしたい、この詩に描かれる「恋の楽しさ」を体験したいと思っているのでしょう。かわいいなあああ!
そんな栞、本を愛して止まない栞に無情な仕事が回ってきました。どんだけ大きい図書館であろうとスペースに限りがあるので読まれなくなった本の「処分」は仕方ないけれど、栞にとってこれほど辛いことは無いでしょう。栞は心の中で叫びながら、しかし黙々と処分候補本を集めて回る。切ないなあ。それはそうと「コボル語会話」って…今の若い人はCOBOLなんて存在すら知らないだろうね(笑
さて無口な人の心の声をどうやって聞くか。ゲームならば会話ウインドウに表示されるけれどリアルではそう簡単にいきません。高い書架に手を伸ばして本を手に取り、バランスを崩した栞と対峙するオタメガはどうしたか。助けてもらったお礼を言うまでの長い間、心の中であれこれ考える栞がようやく口を開くまで、その胸中を察し黙って「待っていた」のです。うわー、これは惚れる。焦った挙げ句「ありがろん…」と上手く言葉を出せない栞もかわいすぎて脳髄が沸騰しそう、これは手に持った「経済原論」の「論」にかかっているのか(笑。まーた栞役の花澤さんが上手いんだなあ。モノローグ主体の今回で栞の一人世界をかわいらしく演じていました。
てな瞬間で引き。はたしてこの文系無口少女をどう落としていくのか楽しみです。

エンドカード(予告バック)は西又葵氏。今や萌え地産品絵師として高名な氏が登場です。窓辺で微笑む栞のかわいさ、本編でもこんな笑顔が見られるといいですね。

もはやお約束の爆発ケーキからエルシィの常識度チェックへ。日本史が「優」だったとメガネキラリのエルシィでしたが最後に習ったのが黒船とかどんだけ(笑。とはいえ実際の日本史授業も黒船以降の近代史は何故かほとんど教えない、特に第二次大戦前後の詳細はあえてボカすようにしか教えない。おそらくこの辺を日本の立場で明確に教えると困る人たちがいる…その親方が政権与党の参議院を牛耳っているってだけで頭が痛くなります。おっと話が逸れました。
エルシィはお勉強のため図書館へ。でっけー! これはもう学校の図書館というレベルではありませんね。収まる蔵書もとんでもない数で軽く103,000冊以上はありそうな。さっそく手に取ったのは「現代死語の基礎知識」とかナウなヤングにバカウケの本、読んでも役に立ちそうもないけど読んでみたいぞ。各カットにて「図書館では走らない」「静粛」の張り紙にあえて挑戦しているエルシィがかわいいけれど普通に迷惑だよね(笑
そして見つけた「はたらくくるま」の本。学校の図書館になぜこんな本があるのかようわかりませんが、ともあれエルシィは消防車の凛々しい姿に目がハートです。いったい何がエルシィをこれほど惹き付けたのか…何か途轍もない伏線だったりするのだろうか。
広い図書館にて消防車の本を探すのは大変、ってことで受付へ行って蔵書を調べてもらいましょう。

受付に座るのは無限書庫管理人もとい図書委員の汐宮栞、黙々と読書を続ける彼女はエルシィが話しかけても無反応で、完全に本の世界へ浸かりきっちゃってます。読み終えるとようやくエルシィに気付き、しかしそのリアクションはどうにも会話慣れしていないと言いましょうか、頭の中で思っていることを上手く出力できない子みたい。いきなり「ござるか?」と放った時は変な語尾キャラかと思ったけれど、それは単に読んでいた本の影響でした。あはは。
長いこと人と話していないと咄嗟に声を出せなくなる、この子は自分の世界に籠もりっきりで外界とのコミュニケーションを取らずに過ごしてきたのかも。長い間を示す「じーーー」の文字演出、そして沈黙のフキダシで画面が埋まる演出は彼女のコミュ力不足を深刻過ぎずに上手く描いていました。
てな所へ駆け魂センサーが反応! 図書館ではお静かに!
※おまけ
かのんの挑戦状元ネタ比較(笑

約束の放課後に再び図書館へ。すると大きい台車に山ほどの本、それは全てエルシィが頼んだ「消防車」に関わる本でありました。確かにこれだけの数を集めるとなれば放課後までかかりそう…そういう問題じゃ無いか(笑。それはそうと今回は背景の図書館内部、書架へずらっと並ぶ本の描き込みが凄かった。一冊一冊いちいち描き込まれた手間は計り知れず、また栞が持ってきた消防関連の本もいちいち装丁デザインがされていて笑った。
そして「雑談禁止」の張り紙に挑戦。うちの図書館すごい検索ができるんだなフィリップ(違。検索じゃありません、だいたい覚えているのです。私この図書館の本、全部読んでいますから。などの会話の栞部分は全部心の声でした。その様子をじっと見ているオタメガに対しついに声を発せず踵を返す栞。間が開きすぎて喋るタイミングを逃し、気まずさからソッポを向いてしまう悪循環です。本の山をかき分けて自分の席に戻り「私の居場所はここ」と本に籠もってしまう様子は切ないけれど、本人が幸せならそれでいいんじゃ?と思わなくもありません。というかオタクにはこういうタイプが少なくないので栞に自分を重ねる人も多いんじゃ?

図書室でイチャ付くカップルを見て憤怒の栞。図書室でヘソにキスなんかしてちゃダメだってば!(違。などと不埒なカップルに腹を立てつつ読んでいるのは「初恋」…
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
うろ覚えだったのでグーグル先生に尋ねたら大体合ってた藤村の「初恋」の一節。私の記憶力もまだ大丈夫だな(笑。というか学生時代に覚えたものって意外と忘れておらず、それよりも月単位の短期記憶が最近ヤバいんだよね。それはどうでもいいか。
この一節からして栞が「恋」に憧れている様子がわかります。内気で無口でコミュ力ゼロの栞だけれど普通のオンナノコみたく恋をしたい、この詩に描かれる「恋の楽しさ」を体験したいと思っているのでしょう。かわいいなあああ!
そんな栞、本を愛して止まない栞に無情な仕事が回ってきました。どんだけ大きい図書館であろうとスペースに限りがあるので読まれなくなった本の「処分」は仕方ないけれど、栞にとってこれほど辛いことは無いでしょう。栞は心の中で叫びながら、しかし黙々と処分候補本を集めて回る。切ないなあ。それはそうと「コボル語会話」って…今の若い人はCOBOLなんて存在すら知らないだろうね(笑
さて無口な人の心の声をどうやって聞くか。ゲームならば会話ウインドウに表示されるけれどリアルではそう簡単にいきません。高い書架に手を伸ばして本を手に取り、バランスを崩した栞と対峙するオタメガはどうしたか。助けてもらったお礼を言うまでの長い間、心の中であれこれ考える栞がようやく口を開くまで、その胸中を察し黙って「待っていた」のです。うわー、これは惚れる。焦った挙げ句「ありがろん…」と上手く言葉を出せない栞もかわいすぎて脳髄が沸騰しそう、これは手に持った「経済原論」の「論」にかかっているのか(笑。まーた栞役の花澤さんが上手いんだなあ。モノローグ主体の今回で栞の一人世界をかわいらしく演じていました。
てな瞬間で引き。はたしてこの文系無口少女をどう落としていくのか楽しみです。

エンドカード(予告バック)は西又葵氏。今や萌え地産品絵師として高名な氏が登場です。窓辺で微笑む栞のかわいさ、本編でもこんな笑顔が見られるといいですね。
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