2010-12-09(Thu)
神のみぞ知るセカイ #10 あたしの中の……
本は私を急かさない。本の中なら私は自由だ。

私は本の世界に生きるのよ。

物言わぬ図書委員栞の「心の声」を聞くため仕掛け始めたオタメガ。本を愛する栞の前であからさまに挑発する言葉の数々を投げ、聞き捨てならない栞はオタメガに物申したいけれど言葉が口から出て来ない。しかしあまりに酷い物言いのオタメガへついに栞の口が開いた!
「ばっ…ばかぁぁぁ…」
キュン死するかと思った。まーた花澤さんの声がいいんだなあ。口元のアップからギュッと握った手のアップ、栞のドキドキを演出するフォーカス移動も効いてました。このカットを見た瞬間の自分の姿を他人には見せられん…夜中だってのに思わず声を上げてしまったよ(笑。ちなみに今回の絵コンテはヒャッコの監督も務めた福田道生氏、このシーンに限らず道理でいちいちツボに入ったはずです。
心の叫びを発した栞はいろいろ考えるも次の言葉が出て来ない。結局何も言えないままそそくさと立ち去る栞、そんな栞に何も言わず見送るオタメガは初手成功?

その様子を書架の影から見守るエルシィは気が気ではありません。まあ傍から見たら攻略対象にケンカを吹っ掛けているようにしか見えないのでエルシィの不安もわかります。しかしそれも作戦のうち…などと話してもエルシィは消防車にお熱のようで今回も役に立たなさそう(笑。しかし何故消防車なのだろう。
オタメガへ「ばかぁ」の栞は全力自己嫌悪、とほほのほ。そして花の挿絵を見た栞は幼少時代の回想へ。花瓶を割っても本の話を振られても咄嗟に言葉が出て来ない、頭の中では人並み以上に考えを巡らせても上手く出力できない。これをして「テンポが遅い」と煙たがられ、やりすぎの完璧主義から気味悪がられ、ますます他人との距離が離れてしまった。
そんな栞が見つけた本の砦。あれこれ急かされず自分のペースで生きられる本の世界は栞にとって天国でした。本があれば何も要らない、他人とのコミュニケーションも要らない。生きるペースが違う故の閉じこもりは判るけれど少々寂しいね。

図書委員会議の議題は視聴覚ブースの新設について。ここで「アイマス! デドアラ!」と叫ぶ若木くんの声は若木くんでしたか(笑。視聴覚ブースの話題に賑わう会議にて突然立ち上がる栞、しかし例によって言葉は出せず立ち尽くしてしまう。周りの委員も栞の性格が判っているだろうから少し待ってあげればいいのに、結局立ち尽くす栞を残したまま会議終了で解散とは冷たい人たちだなあ。誰か一人でも栞のペースに付き合ってあげる人がいれば本に閉じこもってしまうこともなかったでしょうに。
そしてオタメガミッション2ターン目へ。図書館の本に堂々とラクガキをするオタメガ、ペースが遅いはずの栞がサッと近付いてパシッと本を取り上げるまでの行動力は栞の本への愛情がわかるシーンです。本を傷付ける者は許さない! 死ぬればいいのに! ラクガキの理由を話すオタメガの言い分は確かに一理あるけれど、それでも勝手に書き加えてしまうのはよろしくありません。そして栞へさらなる挑発、オタメガの言葉に感情が高まった栞は再び心の声を発しました。
「あ…あ…あほぅぅぅ…」
キュン死するかと(再。なにこのかわいい生き物。もちろんこれもオタメガの作戦で、ブラックジャックに扮装しての説明シーンは妙な説得力がありました。「静かな臓器」と言われる肝臓は悪くなっても痛み等の自覚症状が出づらく、物言わぬ文系少女の胸中を肝臓病に例えるのはなかなか上手い例えかも。というかエルシィピノコかわいいよのさ!

さらなるイベントコンボへ。図書館のオタメガはまたしても本にラクガキ、見つけた栞は攻撃的に近付いて本を取り上げ…しかしそれは図書館の本ではなくオタメガの私物というトラップでした。勘違いに狼狽しながらあれこれ考えてる栞、ここも花澤さんの演技がいい味出しまくりでしたね。何だかこの声を聞いているだけで脳幹から変な汁が出てきそう(笑
いつの間にか思っていることと話してることが逆になっている描写も面白かったです。いいか悪いかは別として思ったことを直接伝えることに成功、オタメガの攻撃はなかなか上手くいっている? そしてさらにさらに次の日、図書館でゲームプレイのオタメガを発見した栞は怒りのパワーか普通に言葉を発せられるようになっていました。騒がしい外界から遮断され自分の世界に浸れる図書館の魅力、何か通じるものを感じたのか栞はオタメガの前へ座って図書館への思いを語ります。砦の扉が開き始めた瞬間ですね。
そんな栞の心の隙間を探るオタメガ。すると表情を変えて書類を破り強い表情でどこかへ向かう栞の姿が! 破れた書類へエルシィの触手(違)が伸びて復元、便利機能満載だなあ。そこに書かれた内容は「視聴覚ブース導入に伴う、蔵書処分のお知らせ」でした。大切な本がまた処分されてしまう、私の居場所を壊さないで…どうやら栞の心の隙間はオタメガが言ったとおり「本当は他人と話したいなどという月並みなものではない」みたい。さてここからどうやって恋愛ルートへ乗せるのか次回が楽しみです。

エンドカード(予告バック)は横田守氏。私はエロゲをやらなくなって久しいので氏の仕事といえば野々村病院で止まっています(懐。アニメの仕事もちらほらやっているようですがあまり印象に無いなあ。
黒半透明のメッセージウインドウ(画像は見やすいように補正してあります)をよく見るとテレ東で映ってはいけないものが!
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私は本の世界に生きるのよ。

物言わぬ図書委員栞の「心の声」を聞くため仕掛け始めたオタメガ。本を愛する栞の前であからさまに挑発する言葉の数々を投げ、聞き捨てならない栞はオタメガに物申したいけれど言葉が口から出て来ない。しかしあまりに酷い物言いのオタメガへついに栞の口が開いた!
「ばっ…ばかぁぁぁ…」
キュン死するかと思った。まーた花澤さんの声がいいんだなあ。口元のアップからギュッと握った手のアップ、栞のドキドキを演出するフォーカス移動も効いてました。このカットを見た瞬間の自分の姿を他人には見せられん…夜中だってのに思わず声を上げてしまったよ(笑。ちなみに今回の絵コンテはヒャッコの監督も務めた福田道生氏、このシーンに限らず道理でいちいちツボに入ったはずです。
心の叫びを発した栞はいろいろ考えるも次の言葉が出て来ない。結局何も言えないままそそくさと立ち去る栞、そんな栞に何も言わず見送るオタメガは初手成功?

その様子を書架の影から見守るエルシィは気が気ではありません。まあ傍から見たら攻略対象にケンカを吹っ掛けているようにしか見えないのでエルシィの不安もわかります。しかしそれも作戦のうち…などと話してもエルシィは消防車にお熱のようで今回も役に立たなさそう(笑。しかし何故消防車なのだろう。
オタメガへ「ばかぁ」の栞は全力自己嫌悪、とほほのほ。そして花の挿絵を見た栞は幼少時代の回想へ。花瓶を割っても本の話を振られても咄嗟に言葉が出て来ない、頭の中では人並み以上に考えを巡らせても上手く出力できない。これをして「テンポが遅い」と煙たがられ、やりすぎの完璧主義から気味悪がられ、ますます他人との距離が離れてしまった。
そんな栞が見つけた本の砦。あれこれ急かされず自分のペースで生きられる本の世界は栞にとって天国でした。本があれば何も要らない、他人とのコミュニケーションも要らない。生きるペースが違う故の閉じこもりは判るけれど少々寂しいね。

図書委員会議の議題は視聴覚ブースの新設について。ここで「アイマス! デドアラ!」と叫ぶ若木くんの声は若木くんでしたか(笑。視聴覚ブースの話題に賑わう会議にて突然立ち上がる栞、しかし例によって言葉は出せず立ち尽くしてしまう。周りの委員も栞の性格が判っているだろうから少し待ってあげればいいのに、結局立ち尽くす栞を残したまま会議終了で解散とは冷たい人たちだなあ。誰か一人でも栞のペースに付き合ってあげる人がいれば本に閉じこもってしまうこともなかったでしょうに。
そしてオタメガミッション2ターン目へ。図書館の本に堂々とラクガキをするオタメガ、ペースが遅いはずの栞がサッと近付いてパシッと本を取り上げるまでの行動力は栞の本への愛情がわかるシーンです。本を傷付ける者は許さない! 死ぬればいいのに! ラクガキの理由を話すオタメガの言い分は確かに一理あるけれど、それでも勝手に書き加えてしまうのはよろしくありません。そして栞へさらなる挑発、オタメガの言葉に感情が高まった栞は再び心の声を発しました。
「あ…あ…あほぅぅぅ…」
キュン死するかと(再。なにこのかわいい生き物。もちろんこれもオタメガの作戦で、ブラックジャックに扮装しての説明シーンは妙な説得力がありました。「静かな臓器」と言われる肝臓は悪くなっても痛み等の自覚症状が出づらく、物言わぬ文系少女の胸中を肝臓病に例えるのはなかなか上手い例えかも。というかエルシィピノコかわいいよのさ!

さらなるイベントコンボへ。図書館のオタメガはまたしても本にラクガキ、見つけた栞は攻撃的に近付いて本を取り上げ…しかしそれは図書館の本ではなくオタメガの私物というトラップでした。勘違いに狼狽しながらあれこれ考えてる栞、ここも花澤さんの演技がいい味出しまくりでしたね。何だかこの声を聞いているだけで脳幹から変な汁が出てきそう(笑
いつの間にか思っていることと話してることが逆になっている描写も面白かったです。いいか悪いかは別として思ったことを直接伝えることに成功、オタメガの攻撃はなかなか上手くいっている? そしてさらにさらに次の日、図書館でゲームプレイのオタメガを発見した栞は怒りのパワーか普通に言葉を発せられるようになっていました。騒がしい外界から遮断され自分の世界に浸れる図書館の魅力、何か通じるものを感じたのか栞はオタメガの前へ座って図書館への思いを語ります。砦の扉が開き始めた瞬間ですね。
そんな栞の心の隙間を探るオタメガ。すると表情を変えて書類を破り強い表情でどこかへ向かう栞の姿が! 破れた書類へエルシィの触手(違)が伸びて復元、便利機能満載だなあ。そこに書かれた内容は「視聴覚ブース導入に伴う、蔵書処分のお知らせ」でした。大切な本がまた処分されてしまう、私の居場所を壊さないで…どうやら栞の心の隙間はオタメガが言ったとおり「本当は他人と話したいなどという月並みなものではない」みたい。さてここからどうやって恋愛ルートへ乗せるのか次回が楽しみです。

エンドカード(予告バック)は横田守氏。私はエロゲをやらなくなって久しいので氏の仕事といえば野々村病院で止まっています(懐。アニメの仕事もちらほらやっているようですがあまり印象に無いなあ。
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