2010-12-18(Sat)
それでも町は廻っている #11 紺先輩号泣の夏
海だっ!

走ると転ぶぞ。

アバンはコミックス第3巻冒頭のカラーページ「海の家号泣事件」でした。この日のために買った水着&浮き輪で砂浜に立つ歩鳥はじつに楽しそうです。その勢いで海へゴー! 走ると転ぶぞ! 転んだ! 転んだ拍子に浮き輪に穴あいた! するとさっきまで晴れ渡っていた空が突然黒い雲に覆われて土砂降り!
そして荒ぶる海に呑まれた歩鳥はおニュー(死語)の水着を流されて…フルオープンの歩鳥のムネを緊急手ブラで隠す紺先輩の叫びが(笑。土砂降りの海の家にて慰めのカレーも売り切れてまさに踏んだり蹴ったりマジ泣き歩鳥、ここまで不幸コンボが繋がると爽快ですらありますね(ヒドイ

Aパートは原作第19話「ジョセフィーヌの夏」から。静かな商店街を朝の散歩、そんな清々しい気分をモノローグで語る度に商店街の面々が腰を折り、いつもの自販機も故障中とことごとく上手いこといきません。あはは。父ちゃん気の毒だなあ。この散歩にてジョセは常に父ちゃんの前を歩き、リードを引いた父ちゃんはジョセに付いていく。つまりこの時点でジョセは「父ちゃんより上」というポジションを確立しているのですね。
歩鳥がバラ撒いた新聞を集めての朝食、紙面を飾る「またも流出騒ぎ」の見出しは時事ネタでしょうか。遊びに連れてってほしい弟&妹と父ちゃんそして歩鳥との会話の様子を窓外のジョセはしっかり聞いて、ここでもポジショニングを確認しているような。

歩鳥一人の補習はデジャブではなく現実(笑。どうにもやる気が出ない歩鳥と、胃をキリキリ痛めながらもあの手この手で導こうとするモリアーキーの静かな戦いが面白いです。数学と探偵は似ている! ってな言葉にやる気を見せた歩鳥の描写は古い探偵映画風でいかにも…結局迷宮入りで胃を痛めるモリアーキーでした。何をやっても暖簾に腕押し、これで投げ出さないモリアーキーは教師の鑑です(笑
さてそんな補習から帰宅した歩鳥はジョセを連れて夕方のお散歩へ。朝の父ちゃんと違ってこちらの散歩は歩鳥がしっかりリードしていますね。勝手な方向へ歩こうとすればリードを引き、落ちているものを口にすれば叱り、何よりもジョセが歩鳥の後を歩いているのが「ジョセ的格付け」の表れでしょう。さらに散歩の途中で紺先輩&針原さんと遭遇した時、ジョセを笑う二人に怒る歩鳥の姿をジョセはしっかり見ています。すなわち「この人は自分を守ってくれる」と感じていたのかもしれませんね。
その晩ジョセが山へ帰ってしまう夢を見た歩鳥は慌てて台風の中へ飛び出し、空っぽの小屋を見ると必死にジョセを呼んでいる。それをして「宝塚の真似?」と見るお母さんは自分の娘を何者だと思っているのか(笑。ともあれそんな様子も室内のジョセはしっかり見ています。犬はこういうのよく見てんだよね。そこから導き出された嵐山家の格付けは上から「母・歩鳥・妹・弟・ジョセ・父」とじつに正解?
台風一過で晴れた翌日、せめて「お手」くらいできないと!とジョセに教える歩鳥でしたが…犬は飼い主に似るのだなあ(笑

Bパートは原作第49話「紺先輩の静かな怒り」から。紺先輩のアパートへ勝手に入って勝手放題の歩鳥、暑い中を帰ってきた先輩は数々の狼藉を見つける度に怒りゲージが上がっていきます。エアコンの設定温度やペットボトル云々などどれも些細な事だけれど小さい事からコツコツと、じゃなくて一つ一つは許容範囲でも積み重なれば臨界を越えてしまう。というわけで見事レッドゾーンへ達した紺先輩は他人のベッドですやすや眠る歩鳥を灼熱地獄へ突き落としました。涼しいハンモックに揺られてる歩鳥がいつしか火炙りに変わる夢の描写はいかにも(笑。しかしこの場面で叩き起こさず灼熱地獄を選ぶ先輩はシャレっ気が効いてていいなあ。
その後の料理シーンも二人の関係がよくわかる場面でした。砂糖を入れようとする歩鳥に最初は苦笑いで止めてる先輩、しかし調子乗った歩鳥には容赦無くキッツイ表情…さすがの歩鳥もこれには何も言えずおとなしく引き下がるのみです。ほんと仲が良いね(笑

Bパート後半は歩鳥がいないシーサイドの風景。歩鳥の留守に真田を海に誘おうと待ってるタッツンがオトメすぎて辛抱たまりません。襟ぐりの広いタンクトップから覗く谷間が眩しすぎる! これも真田攻略の策だろうか?(笑
訪れた真田との噛み合わない会話もこの二人らしい。「歩鳥は二人きりで海へ行った」と聞いてあらぬ誤解の真田、そんな真田を海へ誘いたいのに誘えないタッツン。真田を前に気合を入れるも「う・み・に・い・か・な・い・?」のたった8文字を言えずにシュンとしちゃう表情変化、そして海への逆恨みにお怒りの表情もタッツン好きにはご褒美すぎました。かわいいなあタッツン。
ご覧のように今回のタッツンはムネをやたら強調していました。これはタッツン&真田の怨念が降らせた豪雨のオチ、アバンのとおり紺先輩との「二人きり」の海水浴にて水着が流された歩鳥の貧相なムネとの対比になっているのでしょう。まさかここから繋がるとは(笑
そして次回は最終回。サブタイトルの「それ町」からしてコミックス第2巻のあの話でしょう。私が本作にハマったきっかけの話なのでアニメでどう描いてくれるか楽しみです。

今回のエンドカード(後提供)は中村佑介氏。石黒氏とは大学の同級生とか。
※おまけ:今回までの原作エピソード順並び替え一覧。
アニメ01話A:第01話「至福の店 ビフォア」
アニメ01話B:第02話「至福の店 アフター」
アニメ02話A:第03話「セクハラ裁判」
アニメ03話A:第04話「目」
アニメ07話A:第05話「愛の逃避行」
アニメ05話A:第06話「辰野トシ子は砕けない」
アニメ02話B:第08話「看板娘が大人気」
アニメ04話A:第09話「恋の方程式」
アニメ03話B:第11話「猫少年」
アニメ07話B:第16話「ナイトウォーカー」
アニメ06話B:第17話「出張メイドサービス」
アニメ10話A:第18話「穴」
アニメ11話A:第19話「ジョセフィーヌの夏」
アニメ06話A:第20話「パンドラの箱」
アニメ08話A:オリジナル「全自動世界」
アニメ08話B:第21話「迷路楽団」
アニメ04話B:第25話「呪のルーレット」
アニメ10話B:第28話「ツッコミじいさん」
アニメ09話A:第32話「激突!妖精VS死神」
アニメ05話B:第33話「実に微妙なカード」
アニメ11話B:第49話「紺先輩の静かな怒り」
アニメ09話B:第71話「大人買い計画」

番組中で番宣テロップが流れたとおり12/17深夜の「アカデミーナイト」はTBS木曜深夜枠アニメの特集でした。それ町のパートでは小見川さんが聖地巡礼(笑)、モデルとなった商店街の実際の風景やシーサイドのモデルである喫茶店を探訪…そのまんまですね。店内にてタッツン役の悠木碧さんと合流するとアフレコ現場の舞台裏話などいろいろ。セリフの「擬音」を細かく指示されるってのはそれ町ならではの話かも。そして「喚くシーン」が多いからお腹が空くとかなるほど(笑
30分枠で4番組紹介のためそれ町パートの尺は短かったけれど結構楽しめる企画でした。
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走ると転ぶぞ。

アバンはコミックス第3巻冒頭のカラーページ「海の家号泣事件」でした。この日のために買った水着&浮き輪で砂浜に立つ歩鳥はじつに楽しそうです。その勢いで海へゴー! 走ると転ぶぞ! 転んだ! 転んだ拍子に浮き輪に穴あいた! するとさっきまで晴れ渡っていた空が突然黒い雲に覆われて土砂降り!
そして荒ぶる海に呑まれた歩鳥はおニュー(死語)の水着を流されて…フルオープンの歩鳥のムネを緊急手ブラで隠す紺先輩の叫びが(笑。土砂降りの海の家にて慰めのカレーも売り切れてまさに踏んだり蹴ったりマジ泣き歩鳥、ここまで不幸コンボが繋がると爽快ですらありますね(ヒドイ

Aパートは原作第19話「ジョセフィーヌの夏」から。静かな商店街を朝の散歩、そんな清々しい気分をモノローグで語る度に商店街の面々が腰を折り、いつもの自販機も故障中とことごとく上手いこといきません。あはは。父ちゃん気の毒だなあ。この散歩にてジョセは常に父ちゃんの前を歩き、リードを引いた父ちゃんはジョセに付いていく。つまりこの時点でジョセは「父ちゃんより上」というポジションを確立しているのですね。
歩鳥がバラ撒いた新聞を集めての朝食、紙面を飾る「またも流出騒ぎ」の見出しは時事ネタでしょうか。遊びに連れてってほしい弟&妹と父ちゃんそして歩鳥との会話の様子を窓外のジョセはしっかり聞いて、ここでもポジショニングを確認しているような。

歩鳥一人の補習はデジャブではなく現実(笑。どうにもやる気が出ない歩鳥と、胃をキリキリ痛めながらもあの手この手で導こうとするモリアーキーの静かな戦いが面白いです。数学と探偵は似ている! ってな言葉にやる気を見せた歩鳥の描写は古い探偵映画風でいかにも…結局迷宮入りで胃を痛めるモリアーキーでした。何をやっても暖簾に腕押し、これで投げ出さないモリアーキーは教師の鑑です(笑
さてそんな補習から帰宅した歩鳥はジョセを連れて夕方のお散歩へ。朝の父ちゃんと違ってこちらの散歩は歩鳥がしっかりリードしていますね。勝手な方向へ歩こうとすればリードを引き、落ちているものを口にすれば叱り、何よりもジョセが歩鳥の後を歩いているのが「ジョセ的格付け」の表れでしょう。さらに散歩の途中で紺先輩&針原さんと遭遇した時、ジョセを笑う二人に怒る歩鳥の姿をジョセはしっかり見ています。すなわち「この人は自分を守ってくれる」と感じていたのかもしれませんね。
その晩ジョセが山へ帰ってしまう夢を見た歩鳥は慌てて台風の中へ飛び出し、空っぽの小屋を見ると必死にジョセを呼んでいる。それをして「宝塚の真似?」と見るお母さんは自分の娘を何者だと思っているのか(笑。ともあれそんな様子も室内のジョセはしっかり見ています。犬はこういうのよく見てんだよね。そこから導き出された嵐山家の格付けは上から「母・歩鳥・妹・弟・ジョセ・父」とじつに正解?
台風一過で晴れた翌日、せめて「お手」くらいできないと!とジョセに教える歩鳥でしたが…犬は飼い主に似るのだなあ(笑

Bパートは原作第49話「紺先輩の静かな怒り」から。紺先輩のアパートへ勝手に入って勝手放題の歩鳥、暑い中を帰ってきた先輩は数々の狼藉を見つける度に怒りゲージが上がっていきます。エアコンの設定温度やペットボトル云々などどれも些細な事だけれど小さい事からコツコツと、じゃなくて一つ一つは許容範囲でも積み重なれば臨界を越えてしまう。というわけで見事レッドゾーンへ達した紺先輩は他人のベッドですやすや眠る歩鳥を灼熱地獄へ突き落としました。涼しいハンモックに揺られてる歩鳥がいつしか火炙りに変わる夢の描写はいかにも(笑。しかしこの場面で叩き起こさず灼熱地獄を選ぶ先輩はシャレっ気が効いてていいなあ。
その後の料理シーンも二人の関係がよくわかる場面でした。砂糖を入れようとする歩鳥に最初は苦笑いで止めてる先輩、しかし調子乗った歩鳥には容赦無くキッツイ表情…さすがの歩鳥もこれには何も言えずおとなしく引き下がるのみです。ほんと仲が良いね(笑

Bパート後半は歩鳥がいないシーサイドの風景。歩鳥の留守に真田を海に誘おうと待ってるタッツンがオトメすぎて辛抱たまりません。襟ぐりの広いタンクトップから覗く谷間が眩しすぎる! これも真田攻略の策だろうか?(笑
訪れた真田との噛み合わない会話もこの二人らしい。「歩鳥は二人きりで海へ行った」と聞いてあらぬ誤解の真田、そんな真田を海へ誘いたいのに誘えないタッツン。真田を前に気合を入れるも「う・み・に・い・か・な・い・?」のたった8文字を言えずにシュンとしちゃう表情変化、そして海への逆恨みにお怒りの表情もタッツン好きにはご褒美すぎました。かわいいなあタッツン。
ご覧のように今回のタッツンはムネをやたら強調していました。これはタッツン&真田の怨念が降らせた豪雨のオチ、アバンのとおり紺先輩との「二人きり」の海水浴にて水着が流された歩鳥の貧相なムネとの対比になっているのでしょう。まさかここから繋がるとは(笑
そして次回は最終回。サブタイトルの「それ町」からしてコミックス第2巻のあの話でしょう。私が本作にハマったきっかけの話なのでアニメでどう描いてくれるか楽しみです。

今回のエンドカード(後提供)は中村佑介氏。石黒氏とは大学の同級生とか。
※おまけ:今回までの原作エピソード順並び替え一覧。
アニメ01話A:第01話「至福の店 ビフォア」
アニメ01話B:第02話「至福の店 アフター」
アニメ02話A:第03話「セクハラ裁判」
アニメ03話A:第04話「目」
アニメ07話A:第05話「愛の逃避行」
アニメ05話A:第06話「辰野トシ子は砕けない」
アニメ02話B:第08話「看板娘が大人気」
アニメ04話A:第09話「恋の方程式」
アニメ03話B:第11話「猫少年」
アニメ07話B:第16話「ナイトウォーカー」
アニメ06話B:第17話「出張メイドサービス」
アニメ10話A:第18話「穴」
アニメ11話A:第19話「ジョセフィーヌの夏」
アニメ06話A:第20話「パンドラの箱」
アニメ08話A:オリジナル「全自動世界」
アニメ08話B:第21話「迷路楽団」
アニメ04話B:第25話「呪のルーレット」
アニメ10話B:第28話「ツッコミじいさん」
アニメ09話A:第32話「激突!妖精VS死神」
アニメ05話B:第33話「実に微妙なカード」
アニメ11話B:第49話「紺先輩の静かな怒り」
アニメ09話B:第71話「大人買い計画」

番組中で番宣テロップが流れたとおり12/17深夜の「アカデミーナイト」はTBS木曜深夜枠アニメの特集でした。それ町のパートでは小見川さんが聖地巡礼(笑)、モデルとなった商店街の実際の風景やシーサイドのモデルである喫茶店を探訪…そのまんまですね。店内にてタッツン役の悠木碧さんと合流するとアフレコ現場の舞台裏話などいろいろ。セリフの「擬音」を細かく指示されるってのはそれ町ならではの話かも。そして「喚くシーン」が多いからお腹が空くとかなるほど(笑
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