2010-12-23(Thu)
神のみぞ知るセカイ #12 神以上、人間未満
神はモニタの向こう側へ旅立った。

とりあえず第1期(?)終了です。

OPEDで顔見せしていたヒロイン4人の攻略を前回までに終えてしまい、さて最終回は何をするのやら?と思ったら、リアルヒロイン攻略に忙しかったこの3ヶ月間のゲーム空白を埋めるべくクリーチャー化しながらもゲームに没頭するオタメガの描写を1本丸ごと。まあ各ヒロインの攻略描写にてオタメガを「かっこいいかも?」と勘違いし始めた私に十分すぎる鉄槌でありました。やっぱりオタメガは基本的に人間未満のダメ男だ(笑
いつもの「オジマップ」から両手に袋を下げてゲームを買い込むオタメガ。どこからそんなカネが出ているのだろう?とは無粋な疑問か。通りに痛車が走っていたりメイド喫茶の客引きがいたり今のアキバはもはや私の知らないセカイ、オタクに占領されて以来数えるほどしか行ってないなあ。以前はPCパーツを揃えるのに通ったけれど今は通販で何でも買えちゃう、送料が掛かっても交通費考えれば通販のが便利ですし。
山積みのゲームを前にバーニングオタメガの後、始まったAパートは朝から元気なエルシィの姿。愛想良く掃除するエルシィの前を横切るおばさん(?)は以降何度か現れるけれど何か意味があるのだろうか? 単なるモブキャラ?
クリーチャー化したオタメガの頬を叩いて正気に戻し、しかしオタメガは取り憑かれたようにゲームを欲する。そんな身になってまだゲームなのか。心配するエルシィの奥で悟りきってる母ちゃんスゲエ、というわけでこの光景は母ちゃん的に珍しくも何とも無いのでしょうね。つまりこれがオタメガの通常の姿ってことか。
部屋に籠もったオタメガを追うエルシィは羽衣を鍵に変えて解錠。ほんとあの羽衣は万能すぎる(笑

ドアを開けて中を覗くと眼を細めるエルシィ…何といい表情だろう(笑。棚いっぱいのゲーム機と壁一面のモニタに囲まれたオタメガの砦、次々と起動したゲームを矢のような指裁きでこなす様子はまるで千手観音みたいな。スピード最優先でパチパチやってるだけみたいだけれど、オタメガは6面モニタそれぞれの内容をきちんと把握・感情移入しながら進めているとはまるで聖徳太子みたいな。いろんな意味で人間離れしています。最高潮に達するとコントローラに逆立ちしての「炎のコマ」はゲーマーの宿命か? 懐かしいネタだねえ。こんなの30歳以下は知らないんじゃ?
「はぁ…久々に神さまが気持ち悪いです…」
そんな直球な(笑

Bパートもゲームに没頭するオタメガの描写が続きます。5本クリアで疲れたオタメガへ「少し休憩しようよ」、さらに宇宙空間へ旅立ったオタメガの意識に現れた星奈の姿、ハッと意識が戻るとモニタに「つづき、する?」など、星奈のメッセージボックスとシンクロさせる演出は本作らしいです。この辺からオタメガはゲーム世界に片足突っ込んでる感じ。
一周させたモニタの中心に座って360度ゲーム。てな具合に今回はオタメガの常軌を逸したゲーム漬け状態をこれでもかの勢いで見せてきます。ゲーマーでない私から見たら呆れるしか無いのだけれど、ここまでキモいと一周してかっこよく見える不思議(笑
「ボクも一緒に行くよ」
3ヶ月分の遅れを取り戻したオーラス、「行くな!」「元気でね…」「結婚しよう!」と表示されていたはずのモニタが一瞬歪むと再び現れた4つ目の選択肢「ボクも一緒に行くよ」。虚ろな目の下に隈を作ってほとんど廃人と化したオタメガはその選択肢を前に力尽きてしまった。この状態でこの選択肢はあまりに危険すぎる感じ。

モニタの光に目を覚ましたオタメガを誘う星奈の手。先の夢で見た星奈と同様に誘うけれど今回は意識を戻さず、たくさんのゲームヒロインたちに誘われるまま「一緒に行く」を選択するとモニタの中へ入ってしまいました。だめだ逝っちゃだめだ!
光の道を抜けるとそこは先に夢で見た緑の草原でした。ヒロインたちに囲まれて走るオタメガはいつしか隈も消えて満面笑顔に、かくしてリアルよりゲーム世界を選んだ「落とし神」は高らかに歌いながらEDへ。「ミクルの大冒険」を思い出させる調子外れな歌はオタメガの壊れっぷりがよくわかる、ある意味すげえオチです。しかし下野さんは下手な歌が上手いね(笑
ラストカットは真っ白に燃えつきたゲーム機…「おわり」が「おかわり」に変わって2期のお知らせですか。今回は一応最終回だけれど2期確定の上なのでこういう作りが許されるのでしょう。先にも書いたけれどヒロイン攻略で株を上げたオタメガの正体、「リアルなんてクソゲーだ」を信条とする彼の本質をここで再び突き付けての締めは来る2期への橋渡しとして上手く機能しているのかもしれません。

延々と回っていたデータレコーダがカチリと止まるとグリーンモニタに現れた新キャラ、この絵のロードに30分掛かったのか(笑。こりゃまた懐かしい風景だなあ。ジャギジャギの絵面もそれっぽい。ちなみにうちにはFM-7で使っていたデータレコーダがまだありますよ。雑誌に載ってるプログラムを何日も掛けて打ち込んで遊んでいた時代のものです。生まれた時からウインドウズの子たちにはわからん世界でしょう。つまりそういう子たちが生まれる遙か前からマイコン(死語)いじってんのか私は(笑
それはそうとこの新キャラは何者? 頭の駆け魂センサーからしてエルシィの仲間? とりあえず2期を待つとしますか。
週刊サンデーにて連載開始当初は読んでいたけれどコミックス1巻分が過ぎるか過ぎない辺りで読まなくなり、以降まったく白紙状態で迎えた今回のアニメ化。原作の印象からほとんど期待していませんでしたが振り返ってみればほぼ毎回レビューを書いてしまったなあ。ぽよよんろっく氏のキャラデザと川村女神の相性も良し、途中何度かおっとっとな場面もありましたが基本的に作画は上々で、音や光のアニメーション演出も相まって作品世界を綺麗に描いていたと思います。というか一仕事終えた女神はプリキュアに戻ってきてくれないかな。次期のスイートプリキュアは女神作画が映えそうですし。
ではこれにて「神のみぞ知るセカイ」は終了。おつかれさまでした。

エンドカード(予告バック)はMIN-NARAKEN氏。最終回なのに予告があるという不思議(笑
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

とりあえず第1期(?)終了です。

OPEDで顔見せしていたヒロイン4人の攻略を前回までに終えてしまい、さて最終回は何をするのやら?と思ったら、リアルヒロイン攻略に忙しかったこの3ヶ月間のゲーム空白を埋めるべくクリーチャー化しながらもゲームに没頭するオタメガの描写を1本丸ごと。まあ各ヒロインの攻略描写にてオタメガを「かっこいいかも?」と勘違いし始めた私に十分すぎる鉄槌でありました。やっぱりオタメガは基本的に人間未満のダメ男だ(笑
いつもの「オジマップ」から両手に袋を下げてゲームを買い込むオタメガ。どこからそんなカネが出ているのだろう?とは無粋な疑問か。通りに痛車が走っていたりメイド喫茶の客引きがいたり今のアキバはもはや私の知らないセカイ、オタクに占領されて以来数えるほどしか行ってないなあ。以前はPCパーツを揃えるのに通ったけれど今は通販で何でも買えちゃう、送料が掛かっても交通費考えれば通販のが便利ですし。
山積みのゲームを前にバーニングオタメガの後、始まったAパートは朝から元気なエルシィの姿。愛想良く掃除するエルシィの前を横切るおばさん(?)は以降何度か現れるけれど何か意味があるのだろうか? 単なるモブキャラ?
クリーチャー化したオタメガの頬を叩いて正気に戻し、しかしオタメガは取り憑かれたようにゲームを欲する。そんな身になってまだゲームなのか。心配するエルシィの奥で悟りきってる母ちゃんスゲエ、というわけでこの光景は母ちゃん的に珍しくも何とも無いのでしょうね。つまりこれがオタメガの通常の姿ってことか。
部屋に籠もったオタメガを追うエルシィは羽衣を鍵に変えて解錠。ほんとあの羽衣は万能すぎる(笑

ドアを開けて中を覗くと眼を細めるエルシィ…何といい表情だろう(笑。棚いっぱいのゲーム機と壁一面のモニタに囲まれたオタメガの砦、次々と起動したゲームを矢のような指裁きでこなす様子はまるで千手観音みたいな。スピード最優先でパチパチやってるだけみたいだけれど、オタメガは6面モニタそれぞれの内容をきちんと把握・感情移入しながら進めているとはまるで聖徳太子みたいな。いろんな意味で人間離れしています。最高潮に達するとコントローラに逆立ちしての「炎のコマ」はゲーマーの宿命か? 懐かしいネタだねえ。こんなの30歳以下は知らないんじゃ?
「はぁ…久々に神さまが気持ち悪いです…」
そんな直球な(笑

Bパートもゲームに没頭するオタメガの描写が続きます。5本クリアで疲れたオタメガへ「少し休憩しようよ」、さらに宇宙空間へ旅立ったオタメガの意識に現れた星奈の姿、ハッと意識が戻るとモニタに「つづき、する?」など、星奈のメッセージボックスとシンクロさせる演出は本作らしいです。この辺からオタメガはゲーム世界に片足突っ込んでる感じ。
一周させたモニタの中心に座って360度ゲーム。てな具合に今回はオタメガの常軌を逸したゲーム漬け状態をこれでもかの勢いで見せてきます。ゲーマーでない私から見たら呆れるしか無いのだけれど、ここまでキモいと一周してかっこよく見える不思議(笑
「ボクも一緒に行くよ」
3ヶ月分の遅れを取り戻したオーラス、「行くな!」「元気でね…」「結婚しよう!」と表示されていたはずのモニタが一瞬歪むと再び現れた4つ目の選択肢「ボクも一緒に行くよ」。虚ろな目の下に隈を作ってほとんど廃人と化したオタメガはその選択肢を前に力尽きてしまった。この状態でこの選択肢はあまりに危険すぎる感じ。

モニタの光に目を覚ましたオタメガを誘う星奈の手。先の夢で見た星奈と同様に誘うけれど今回は意識を戻さず、たくさんのゲームヒロインたちに誘われるまま「一緒に行く」を選択するとモニタの中へ入ってしまいました。だめだ逝っちゃだめだ!
光の道を抜けるとそこは先に夢で見た緑の草原でした。ヒロインたちに囲まれて走るオタメガはいつしか隈も消えて満面笑顔に、かくしてリアルよりゲーム世界を選んだ「落とし神」は高らかに歌いながらEDへ。「ミクルの大冒険」を思い出させる調子外れな歌はオタメガの壊れっぷりがよくわかる、ある意味すげえオチです。しかし下野さんは下手な歌が上手いね(笑
ラストカットは真っ白に燃えつきたゲーム機…「おわり」が「おかわり」に変わって2期のお知らせですか。今回は一応最終回だけれど2期確定の上なのでこういう作りが許されるのでしょう。先にも書いたけれどヒロイン攻略で株を上げたオタメガの正体、「リアルなんてクソゲーだ」を信条とする彼の本質をここで再び突き付けての締めは来る2期への橋渡しとして上手く機能しているのかもしれません。

延々と回っていたデータレコーダがカチリと止まるとグリーンモニタに現れた新キャラ、この絵のロードに30分掛かったのか(笑。こりゃまた懐かしい風景だなあ。ジャギジャギの絵面もそれっぽい。ちなみにうちにはFM-7で使っていたデータレコーダがまだありますよ。雑誌に載ってるプログラムを何日も掛けて打ち込んで遊んでいた時代のものです。生まれた時からウインドウズの子たちにはわからん世界でしょう。つまりそういう子たちが生まれる遙か前からマイコン(死語)いじってんのか私は(笑
それはそうとこの新キャラは何者? 頭の駆け魂センサーからしてエルシィの仲間? とりあえず2期を待つとしますか。
週刊サンデーにて連載開始当初は読んでいたけれどコミックス1巻分が過ぎるか過ぎない辺りで読まなくなり、以降まったく白紙状態で迎えた今回のアニメ化。原作の印象からほとんど期待していませんでしたが振り返ってみればほぼ毎回レビューを書いてしまったなあ。ぽよよんろっく氏のキャラデザと川村女神の相性も良し、途中何度かおっとっとな場面もありましたが基本的に作画は上々で、音や光のアニメーション演出も相まって作品世界を綺麗に描いていたと思います。というか一仕事終えた女神はプリキュアに戻ってきてくれないかな。次期のスイートプリキュアは女神作画が映えそうですし。
ではこれにて「神のみぞ知るセカイ」は終了。おつかれさまでした。

エンドカード(予告バック)はMIN-NARAKEN氏。最終回なのに予告があるという不思議(笑
- 関連記事
-
- 神のみぞ知るセカイII #02 一拳落着
- 神のみぞ知るセカイII #01 一花繚乱
- 神のみぞ知るセカイ #12 神以上、人間未満
- 神のみぞ知るセカイ #11 おしまいの日
- 神のみぞ知るセカイ #10 あたしの中の……
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
