2011-01-07(Fri)
夢喰いメリー #01 夢現
迷子の子羊、メリー・ナイトメア。

2011年1月期新番レビュー第2弾です。
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2011年1月期新番レビュー第2弾です。
2クール物のアマガミSSも昨年末で終了して2本共新番組となったTBS木曜深夜アニメ枠、はてさてどっちのレビューを書こうかしらん?と始まるまでドキワクでしたがいざ見てみればメリー開始10秒で私の腹が決まってしまったためとりあえずこっちを書きます。というのも次週からCX系にて「フラクタル」と「放浪息子」が始まってしまう木曜深夜の激戦…どっちか日にちズラしてくれりゃいいのに。ぐぬぬ。
というわけで「夢喰いメリー」。原作は牛木義隆氏によるまんがタイムきららフォワード連載、既刊コミックスは5巻まで出ているらしいけれど私は未読です。監督は山内重保氏、まあ氏の説明は今さら不要でしょう。独特の演出スタイルをどこまで堪能させてくれるかお楽しみ。キャラデザは藤井昌宏氏、ゼロ魔やハヤテ2期のキャラデザやシャナの総作監などで有名な方です。本作のキャラデザもかわいくてよろしいな。制作はJC、今や安心のブランドですね。こういう作風はお得意でしょうし。

薄暗いゴミ捨て場で目を覚ましたヘソ出し少女、遠くに見える時計塔(?)の赤いゲートが鐘の音と共にピシャリと閉まってストーリーの開幕です。ふと振り返って「ふん、だ」と呟くメリーが意味深? あのゲートの向こう側がメリー本来の居場所なのかな。アップで映すと四角い瞳が印象的なメリーの目、なるほど羊だから四角いのね。芸コマ。
OPは藤原鞠菜歌唱による「Daydream Syndrome」。歌はイマイチ微妙っぽいけれど映像はなかなか引き込まれます。クレジットによるとOP原画に田中宏紀氏が入っているようで水にドボンのカット? たゆんたゆんの赤いビキニはクラスメイトの子? いつも俳句を詠んでいる金髪イケメンくんと共に脇を固めています。メリハリ良く入るアクションカットのメリーは目つきも変わってかなり凛々しくかっこよろしいなあ。映像的には今期最高のOPかも。

Aパート冒頭はネコに追われて戦う悪夢を見る夢路から。「やめろ! 夢だから痛くねえけど」と呟く夢路はこれが「夢」であることをきっちり認識している? やたら凝ったアングルで見せる夢シーン、長靴を履いたネコ(笑)の去り際キメポーズも無駄にかっこいいです。
ベッドから落ちて目を覚ました夢路。カーテンから漏れる光が夢路を横切る絵面は夢と現の境目を感じさせてこれまた良い良い。てな具合に開始5分で山内演出のてんこ盛りにニヤマリが止まりません。
朝の駅にて待ち合わせ登校シーン。わかりやすく夢路にラブな幼なじみちゃんがかわいいです。そういや今作は凝った演出を支えるべく背景美術にも力が入ってますね。この駅風景など何事かと思った。
そして「現」に現れたメリー。退屈そうにシャッター前に座り込むメリーの見せ方も面白いアングルから。とりあえずメリーは「帽子」と「へそ」と「絶対領域」で出来ているみたいな(笑

夢路は指を丸めて相手を見ると、周りに浮かぶ光の色によって「夢」の予知ができるらしい? あまり当たらないみたいですが(笑。しかし鏡に写った自分を見ると黒いオーラに包まれ…これは「悪夢」の印ってことで百発百中とか。夢路所属の文芸部室を外から引きで見せるカットから部室内でのあれこれ、一方のメリーは光に包まれた木に登っておやすみ。この辺の演出も山内イズムを感じさせますね。
木から落ちたメリーは通り掛かった夢路の上に…一瞬のブラックアウトを思いっきり明度修正してみたけれど肝心の部分はきっちりガードされていました。二重のガードで(ぱんちらアングルが)多い日も安心?

立ち上がったメリー。ローライズのスカートによって広く開かれたウエストのヘソが印象的です。このカットに限らず本作はメリーのヘソを強調しているようで…「夏のあらし」以来のヘソアニメなるか?(笑
動く帽子を追いかけると中からネコがコンニチハ、そして次の瞬間夢路は夢の世界へ引っ張り込まれます。さらに現れたジョン・ドゥと名乗る仮面の男と対峙…と同時に逃げ出す夢路を追うネコたち、ついにはジョン・ドゥに追い詰められてさあピンチです。
てなところへメリー登場。どうやらメリーは他人の夢空間へ入り込める?

ジョン・ドゥvsメリーの対峙はこれまたフェチ臭漂うアングルで良し。そこからのアクションも緩急メリハリが効いたカット割り、質量や重心を感じさせる動きはかなりの迫力でした。今回は馬越氏が原画に入っていたようですがおそらくこのアクションシーンを担当したのかな? どうもメリーの動きが馬越氏っぽいというかキャシャーンっぽいというかムーンライトさんっぽいような気がする。しかしメリーは細くて小っさいのに強ええ!
「なるほどなるほど、お主がそうなのか」
「灯台はただ光るだけではないのか…」
必殺踵落としで仮面を割ったメリーは「そっちの世界へ連れ帰ってくれ」とジョン・ドゥへ叫ぶも、何やら要領を得ない返答を残して彼は消え去ってしまう。荒廃した夢世界に取り残されたメリー&夢路、うな垂れるメリーへ夢路が一歩近付くと次の瞬間「現」へ戻っていた。肝心なところで逃げられてしまったメリーはリベンジを叫ぶけれど、夢路にしても「ヤツ」がどうして現れたのかわからないわけでどうにもこうにも。そりゃそうだ。涙を溜めて立ち去ろうとするメリーを咄嗟に引き止めた夢路の「自分の行動への戸惑い」と、勢いで舞い散る涙が印象的。そして脚から崩れて涙を流すメリーで引く一連の流れも良い感じでした。さて夢路の腕の中で意識を失ったメリーはどうするどうなる? ラストカットに現れた黒髪ロングのキャラも気になるところです。
まだ謎だらけのストーリーですが「夢」と「現」を行ったり来たりのファンタジックな映像は山内氏の本領発揮っぽく、視覚的快感がハンパないので当然視聴継続です。30分間目を離せなかった。継続レビューは次週のCX次第で。

EDはメリー・ナイトメア(CV:佐倉綾音)歌唱の「ユメとキボーとアシタのアタシ」。赤い花びらが風に舞うと現れるヘソ、メリーが立ち上がるとまたヘソ、どんだけヘソアピールなのかと(笑。ヘソもいいけれどローライズから覗く骨盤の影も良し。わかってるなあ。
というわけで「夢喰いメリー」。原作は牛木義隆氏によるまんがタイムきららフォワード連載、既刊コミックスは5巻まで出ているらしいけれど私は未読です。監督は山内重保氏、まあ氏の説明は今さら不要でしょう。独特の演出スタイルをどこまで堪能させてくれるかお楽しみ。キャラデザは藤井昌宏氏、ゼロ魔やハヤテ2期のキャラデザやシャナの総作監などで有名な方です。本作のキャラデザもかわいくてよろしいな。制作はJC、今や安心のブランドですね。こういう作風はお得意でしょうし。

薄暗いゴミ捨て場で目を覚ましたヘソ出し少女、遠くに見える時計塔(?)の赤いゲートが鐘の音と共にピシャリと閉まってストーリーの開幕です。ふと振り返って「ふん、だ」と呟くメリーが意味深? あのゲートの向こう側がメリー本来の居場所なのかな。アップで映すと四角い瞳が印象的なメリーの目、なるほど羊だから四角いのね。芸コマ。
OPは藤原鞠菜歌唱による「Daydream Syndrome」。歌はイマイチ微妙っぽいけれど映像はなかなか引き込まれます。クレジットによるとOP原画に田中宏紀氏が入っているようで水にドボンのカット? たゆんたゆんの赤いビキニはクラスメイトの子? いつも俳句を詠んでいる金髪イケメンくんと共に脇を固めています。メリハリ良く入るアクションカットのメリーは目つきも変わってかなり凛々しくかっこよろしいなあ。映像的には今期最高のOPかも。

Aパート冒頭はネコに追われて戦う悪夢を見る夢路から。「やめろ! 夢だから痛くねえけど」と呟く夢路はこれが「夢」であることをきっちり認識している? やたら凝ったアングルで見せる夢シーン、長靴を履いたネコ(笑)の去り際キメポーズも無駄にかっこいいです。
ベッドから落ちて目を覚ました夢路。カーテンから漏れる光が夢路を横切る絵面は夢と現の境目を感じさせてこれまた良い良い。てな具合に開始5分で山内演出のてんこ盛りにニヤマリが止まりません。
朝の駅にて待ち合わせ登校シーン。わかりやすく夢路にラブな幼なじみちゃんがかわいいです。そういや今作は凝った演出を支えるべく背景美術にも力が入ってますね。この駅風景など何事かと思った。
そして「現」に現れたメリー。退屈そうにシャッター前に座り込むメリーの見せ方も面白いアングルから。とりあえずメリーは「帽子」と「へそ」と「絶対領域」で出来ているみたいな(笑

夢路は指を丸めて相手を見ると、周りに浮かぶ光の色によって「夢」の予知ができるらしい? あまり当たらないみたいですが(笑。しかし鏡に写った自分を見ると黒いオーラに包まれ…これは「悪夢」の印ってことで百発百中とか。夢路所属の文芸部室を外から引きで見せるカットから部室内でのあれこれ、一方のメリーは光に包まれた木に登っておやすみ。この辺の演出も山内イズムを感じさせますね。
木から落ちたメリーは通り掛かった夢路の上に…一瞬のブラックアウトを思いっきり明度修正してみたけれど肝心の部分はきっちりガードされていました。二重のガードで(ぱんちらアングルが)多い日も安心?

立ち上がったメリー。ローライズのスカートによって広く開かれたウエストのヘソが印象的です。このカットに限らず本作はメリーのヘソを強調しているようで…「夏のあらし」以来のヘソアニメなるか?(笑
動く帽子を追いかけると中からネコがコンニチハ、そして次の瞬間夢路は夢の世界へ引っ張り込まれます。さらに現れたジョン・ドゥと名乗る仮面の男と対峙…と同時に逃げ出す夢路を追うネコたち、ついにはジョン・ドゥに追い詰められてさあピンチです。
てなところへメリー登場。どうやらメリーは他人の夢空間へ入り込める?

ジョン・ドゥvsメリーの対峙はこれまたフェチ臭漂うアングルで良し。そこからのアクションも緩急メリハリが効いたカット割り、質量や重心を感じさせる動きはかなりの迫力でした。今回は馬越氏が原画に入っていたようですがおそらくこのアクションシーンを担当したのかな? どうもメリーの動きが馬越氏っぽいというかキャシャーンっぽいというかムーンライトさんっぽいような気がする。しかしメリーは細くて小っさいのに強ええ!
「なるほどなるほど、お主がそうなのか」
「灯台はただ光るだけではないのか…」
必殺踵落としで仮面を割ったメリーは「そっちの世界へ連れ帰ってくれ」とジョン・ドゥへ叫ぶも、何やら要領を得ない返答を残して彼は消え去ってしまう。荒廃した夢世界に取り残されたメリー&夢路、うな垂れるメリーへ夢路が一歩近付くと次の瞬間「現」へ戻っていた。肝心なところで逃げられてしまったメリーはリベンジを叫ぶけれど、夢路にしても「ヤツ」がどうして現れたのかわからないわけでどうにもこうにも。そりゃそうだ。涙を溜めて立ち去ろうとするメリーを咄嗟に引き止めた夢路の「自分の行動への戸惑い」と、勢いで舞い散る涙が印象的。そして脚から崩れて涙を流すメリーで引く一連の流れも良い感じでした。さて夢路の腕の中で意識を失ったメリーはどうするどうなる? ラストカットに現れた黒髪ロングのキャラも気になるところです。
まだ謎だらけのストーリーですが「夢」と「現」を行ったり来たりのファンタジックな映像は山内氏の本領発揮っぽく、視覚的快感がハンパないので当然視聴継続です。30分間目を離せなかった。継続レビューは次週のCX次第で。

EDはメリー・ナイトメア(CV:佐倉綾音)歌唱の「ユメとキボーとアシタのアタシ」。赤い花びらが風に舞うと現れるヘソ、メリーが立ち上がるとまたヘソ、どんだけヘソアピールなのかと(笑。ヘソもいいけれどローライズから覗く骨盤の影も良し。わかってるなあ。
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