在宅アニメ評論家　じょしらく弐特別版

2011-01-09(Sun)

じょしらく弐特別版

新春ガールズ寄席!!　

かわいい女の子を堪能できるガールズ落語漫画(in 楽屋)の第弐巻です。

昨年5月に発売された第壱巻に引き続き今回の第弐巻も「キャラ落語CD付き特別版」が同時発売されました。ちなみに本編漫画は第壱巻と同様「この漫画は女の子のかわいさをお楽しみいただくため邪魔にならない程度のさし障りのない会話をお楽しみいただく漫画です」というポリシーに嘘偽りの無い内容、ほんとヤス氏が描く女の子はかわいいなあ。

第弐巻特別版のカバーはシルバー、付属のCDは今回出演の三人(丸京、手寅、麻梨威)が描かれたイラストレーベルです。収録内容は三人のキャラ落語＆各々スペシャルメッセージ、オマケとして「出囃子MP3」「じょしらく壁紙」「シナリオPDF」「動画じょしらくコージーズエンジェル」が収録されています。うちのPCはQTを入れていないため動画(MOVファイル)を見られず残念。

※キャラ落語トラック
「刷毛もの使い」　防波亭手寅 / 葉山いくみ
スペシャルメッセージ　葉山いくみ
「あたまヤマなしオチなしイミなし」　空琉美遊亭丸京 / 花澤香菜
スペシャルメッセージ　花澤香菜
「時かけそば」　蕪羅亭麻梨威 / 阿澄佳奈
スペシャルメッセージ　阿澄佳奈

トップバッターは「刷毛もの使い」。手寅を演じる葉山いくみさんに覚えが無いので誰？と思ってググってみたらみつどもえに出ている方らしい。見ていないから知らなかった。てなわけで今回は3人とも声優さんが演じているため前回よりもかなりクオリティが高いですよ。タイトルどおり「化け物使い」をアレンジした噺は…

「お前、砂なんてかけてないで消しゴムかけろよ！」
「お前、壁なんか塗ってないでベタ塗れよ！」

〆切が迫った漫画家にコキ使われる化け物たちに置き換えられ、そしてこの上なくベタベタなオチには思わず笑ってしまいました。

2本目は「あたまヤマなしオチなしイミなし」。丸京を演じる花澤さんの声が脊髄直撃でナントモたまりません。かわいい声だなああ。これの元ネタは「頭山」、元ネタではさくらんぼの種を飲んで頭上に桜の木が咲きますが、こちらでは面倒くさがり女子高生「晴美」が梅干しのタネを飲み込んでの奇天烈話です。タイトルと「晴美」の名から内容は想像付くと思いますけれど、話が進むにつれてかーなーり危ない内容に…「またバリケードかよ！」と叫ぶ花澤さんの声をぜひ聞いていただきたい！（笑

3本目は「時かけそば」。有名な「時そば」と「時かけ」のミックスアレンジはラベンダーの香りの蕎麦殻が以下略。そういや「時かけ」といえば私はもちろん原田知世ですが、今の若い人って誰を思い出すのだろうね。麻梨威を演じるのは阿澄佳奈さん、いいぞアスミスもっとやれ！　強烈なテンションに強烈な内容、久米田氏の師弟愛溢るるシナリオは涙無しでは聴けません（笑泣。タイムリープものらしい「俺の娘がこんなに可愛いわけがない！」ってな展開も面白く、オチもなかなか綺麗でした。レンホー！

というわけで収録のキャラ落語は3本とも面白いのでお得感あり。中の人のファンはもちろん、そうでない人にもおすすめです。