2011-01-14(Fri)
夢喰いメリー #02 夢もキボーも
黙って一人旅立ってしまったメリー。

「これからだって楽勝よ…」
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「これからだって楽勝よ…」
CXノイタミナ枠の新番が始まってはてさてどうしたものか?と思ったけれど「フラクタル」はイマイチ好みではなく、また「放浪息子」の出来はすこぶる良いものの可愛い絵柄と裏腹にテーマがデリケートかつ重そうなので下手な事書けん…というわけで4作品で一番人気が無さそうですが木曜晩はメリーで行きます。ISがナニゲに面白くなってきたし放映日がバラけてくれてりゃなあ。

倒れたメリーは夢路によって自宅、すなわち幼なじみちゃん(勇魚)家へ運ばれた模様。目を覚ましたメリーに勇魚はキャッキャ、メシの前にいきなり一緒のお風呂とかサービスいいですね(笑。そして指先の痛みを気にしながら風呂へ向かった夢路、風呂の戸を開けると…固まったイケメン顔がいい味すぎ(笑。全裸のメリーを見ると変な模様やシッポも無く、見た目は普通の女の子と変わりません。
メリーは今までろくなものを食って来なかったのか橘家のメシを美味しそうに食ってます。「メシは賑やかに」が橘家のルール、つまりこの賑やかな食卓がメリーにとって最高の調味料だったのかも? というかおやっさん役の藤原啓治さんが相変わらず渋すぎて濡れるッ!

シーン変わってユミの部屋。夢魔というのは悪者ばかりではなく、このセリオのように宿主と共存する関係もアリなのですね。夢でセリオと出会ったユミは最初戸惑うも一緒に夢を追うことを受け入れ、その結果ユミは看護士への夢を後押ししてもらった。一面の花畑に佇むセリオに邪悪さは無く…これは罠かと思ったけれどそれは深読みすぎでしたか(笑。花畑のイメージどおり現のセリオは一輪挿しの花、会話の度に花びらが舞う演出は綺麗でしたが傍から見たら「花と話すユミ」は少々危ない子かもしれない(笑。それはさておきこの辺のアングル取りや演出も山内氏らしい見せ方で眼福。

橘家のベランダにてメリーと夢路の会話シーン。炭酸飲料の缶をほっぺに当ててビックリ、プルタブを開けられないメリーの様子や初めて飲んだ炭酸にうげーな表情もかわいいかわいい。狙いすぎっぽい所作だけれどかわいいので正義です。覚えている限りの身の上話から「夢もキボーもない」とうなだれるメリー、ジョンドゥと再会することが当面の望みなのだけれど狙って出てくるものでもなし、そもそも再会したら夢路自身が危ないわけで…無茶な願いと知りながら夢路にすがるしかないメリーの涙が切ないね。
てなところへドーナツ持った勇魚が登場。寝る前にそんなもん食ったら太るぞ! のぞキングに言われたくありません! 話が噛み合ってneee!(笑。箱一杯のドーナツを見たメリーは…泣いた子がもう笑った。初めて食べたドーナツは「現の宝」と言わしめる美味しさ、メリーは人間と同様に腹を空かせるようですし今まで何を食って生きてきたのか。それとも現へ来た時から「腹を空かせる」ようになった?

みなさんが寝静まった頃メリーは一人で家を出ます。暖かい家と美味しいご飯を振り切ってまで出て行く理由は「一人でやらなければならない」から。それを認め黙って見送るおやっさんも渋かったです。しかしメリーが出て行ったことを聞いても大して気にせずテレビを見ている勇魚のリアクションの無さに驚き。何なのこの子?
夢路のクラスに転校生が来ました。静かな廊下を一人歩く登場シーンはいかにもミステリアスですね。手錠を模したブレスが中二っぽい?(笑。教室へ入るとチョークを折りながら「河浪千鶴」と名前を書き、折れたチョークを避けながら黙って着席。勇魚が話しかけても無言を崩さず無愛想な千鶴はいったい何者か? デレないツンデレキャラか?(笑
その頃メリーは橋の下で腹を鳴らしておりました。ぐー。空腹のあまり雲がドーナツに見えるってのはこれまたかわいい。かわいいヘソ(お腹)を手で押さえる仕草もたまらんです。

飯島先生とユミの立ち話。この子は同じ学校だったのか。看護学校に進路を決めたのはセリオの後押しでしょうか、すると二人の前を千鶴が通りがかり…相変わらずの無愛想に訝しがるユミ、一方思うところアリアリっぽい先生が印象的です。千鶴の正体について何か知っているのだろうか?
その後ユミの帰り道。道路を滑るハサミをトリガーに周囲が赤く染まりデイドリーム時空が発生しました。そして現れたセリオ。
「ユミ、ここは僕の夢じゃない」
荒廃した風景が広がる寒々しい夢に戸惑うセリオを襲うくくり罠。これは視覚的にも痛い痛い痛い! 光と影の境界が常に二人に被っているのもこの世界の「異常さ」を見せていますね。この辺じつに山内氏らしい光の使い方です。

くくり罠の鎖がユミの手足に絡まって拘束の一瞬も凄い描写でした。そして「光モノの山内」の本領発揮? 目映い光に包まれて三重巨大くくり罠に掛かったセリオ、光の中に四散する描写はさりげなく残酷です。ここはムーンライトさんの相棒コロンの最期を思い出してしまったよ。
しかしいったい誰が何の目的でセリオを潰したのか。くくり罠の鎖と手錠の鎖の共通点、校舎内ですれ違った夢路のリアクションなどからすると千鶴の仕業っぽいけれどはたして?
その後、現へ戻ったユミの描写も凄まじかった。落ちたままのカバンはユミが「夢を捨てた」ことを表し、風でめくれる看護士の参考書を放置して立ち去るユミ、さらに四散するピンクの花びら。夢を失い呆然と歩くユミの瞳は光も失せ…見ているこっちまで絶望の淵へ叩き落とされる気分です。
「夢魔と戦う力もない現の人間に何が出来るって言うの? だから助けなんていらないわ」
「何が出来るかなんてわからないけど、助けてやりたい」
精一杯の強がりか涙を払いながら一人で立ち向かうメリーと助けたい夢路のすれ違う思い。相似する二人のアクションにて相反する思いを見せる締めはこれまたさぶいぼモノでした。上手いなあ。次回も楽しみです。

倒れたメリーは夢路によって自宅、すなわち幼なじみちゃん(勇魚)家へ運ばれた模様。目を覚ましたメリーに勇魚はキャッキャ、メシの前にいきなり一緒のお風呂とかサービスいいですね(笑。そして指先の痛みを気にしながら風呂へ向かった夢路、風呂の戸を開けると…固まったイケメン顔がいい味すぎ(笑。全裸のメリーを見ると変な模様やシッポも無く、見た目は普通の女の子と変わりません。
メリーは今までろくなものを食って来なかったのか橘家のメシを美味しそうに食ってます。「メシは賑やかに」が橘家のルール、つまりこの賑やかな食卓がメリーにとって最高の調味料だったのかも? というかおやっさん役の藤原啓治さんが相変わらず渋すぎて濡れるッ!

シーン変わってユミの部屋。夢魔というのは悪者ばかりではなく、このセリオのように宿主と共存する関係もアリなのですね。夢でセリオと出会ったユミは最初戸惑うも一緒に夢を追うことを受け入れ、その結果ユミは看護士への夢を後押ししてもらった。一面の花畑に佇むセリオに邪悪さは無く…これは罠かと思ったけれどそれは深読みすぎでしたか(笑。花畑のイメージどおり現のセリオは一輪挿しの花、会話の度に花びらが舞う演出は綺麗でしたが傍から見たら「花と話すユミ」は少々危ない子かもしれない(笑。それはさておきこの辺のアングル取りや演出も山内氏らしい見せ方で眼福。

橘家のベランダにてメリーと夢路の会話シーン。炭酸飲料の缶をほっぺに当ててビックリ、プルタブを開けられないメリーの様子や初めて飲んだ炭酸にうげーな表情もかわいいかわいい。狙いすぎっぽい所作だけれどかわいいので正義です。覚えている限りの身の上話から「夢もキボーもない」とうなだれるメリー、ジョンドゥと再会することが当面の望みなのだけれど狙って出てくるものでもなし、そもそも再会したら夢路自身が危ないわけで…無茶な願いと知りながら夢路にすがるしかないメリーの涙が切ないね。
てなところへドーナツ持った勇魚が登場。寝る前にそんなもん食ったら太るぞ! のぞキングに言われたくありません! 話が噛み合ってneee!(笑。箱一杯のドーナツを見たメリーは…泣いた子がもう笑った。初めて食べたドーナツは「現の宝」と言わしめる美味しさ、メリーは人間と同様に腹を空かせるようですし今まで何を食って生きてきたのか。それとも現へ来た時から「腹を空かせる」ようになった?

みなさんが寝静まった頃メリーは一人で家を出ます。暖かい家と美味しいご飯を振り切ってまで出て行く理由は「一人でやらなければならない」から。それを認め黙って見送るおやっさんも渋かったです。しかしメリーが出て行ったことを聞いても大して気にせずテレビを見ている勇魚のリアクションの無さに驚き。何なのこの子?
夢路のクラスに転校生が来ました。静かな廊下を一人歩く登場シーンはいかにもミステリアスですね。手錠を模したブレスが中二っぽい?(笑。教室へ入るとチョークを折りながら「河浪千鶴」と名前を書き、折れたチョークを避けながら黙って着席。勇魚が話しかけても無言を崩さず無愛想な千鶴はいったい何者か? デレないツンデレキャラか?(笑
その頃メリーは橋の下で腹を鳴らしておりました。ぐー。空腹のあまり雲がドーナツに見えるってのはこれまたかわいい。かわいいヘソ(お腹)を手で押さえる仕草もたまらんです。

飯島先生とユミの立ち話。この子は同じ学校だったのか。看護学校に進路を決めたのはセリオの後押しでしょうか、すると二人の前を千鶴が通りがかり…相変わらずの無愛想に訝しがるユミ、一方思うところアリアリっぽい先生が印象的です。千鶴の正体について何か知っているのだろうか?
その後ユミの帰り道。道路を滑るハサミをトリガーに周囲が赤く染まりデイドリーム時空が発生しました。そして現れたセリオ。
「ユミ、ここは僕の夢じゃない」
荒廃した風景が広がる寒々しい夢に戸惑うセリオを襲うくくり罠。これは視覚的にも痛い痛い痛い! 光と影の境界が常に二人に被っているのもこの世界の「異常さ」を見せていますね。この辺じつに山内氏らしい光の使い方です。

くくり罠の鎖がユミの手足に絡まって拘束の一瞬も凄い描写でした。そして「光モノの山内」の本領発揮? 目映い光に包まれて三重巨大くくり罠に掛かったセリオ、光の中に四散する描写はさりげなく残酷です。ここはムーンライトさんの相棒コロンの最期を思い出してしまったよ。
しかしいったい誰が何の目的でセリオを潰したのか。くくり罠の鎖と手錠の鎖の共通点、校舎内ですれ違った夢路のリアクションなどからすると千鶴の仕業っぽいけれどはたして?
その後、現へ戻ったユミの描写も凄まじかった。落ちたままのカバンはユミが「夢を捨てた」ことを表し、風でめくれる看護士の参考書を放置して立ち去るユミ、さらに四散するピンクの花びら。夢を失い呆然と歩くユミの瞳は光も失せ…見ているこっちまで絶望の淵へ叩き落とされる気分です。
「夢魔と戦う力もない現の人間に何が出来るって言うの? だから助けなんていらないわ」
「何が出来るかなんてわからないけど、助けてやりたい」
精一杯の強がりか涙を払いながら一人で立ち向かうメリーと助けたい夢路のすれ違う思い。相似する二人のアクションにて相反する思いを見せる締めはこれまたさぶいぼモノでした。上手いなあ。次回も楽しみです。
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