2011-01-21(Fri)
夢喰いメリー #03 夢の向こうから
あなたの友達は私だけ。

夢に依存していたみなとの変革。

思いっきり飛んで思いっきりコケる「みなと」、かわいい帽子の碇マークはいかにも「港」な感じです。コケたみなとは照れ笑いを浮かべてすっくと立ち上がり、賑やかに遊ぶ子供たちの所へ走っていくけれどやはりコケてしまう。走っても走っても子供たちへ届かない、この冒頭はみなとに「友達がいない」ことを表していたのか。
メリーが居なくなった後に思いっきりあっさりしていた勇魚は夢路とのお買い物にて行方を一応気にしている? いやメリーを気にしているというより「メリーを追う夢路」を気にしているっぽい? メリーの話をする時の勇魚は表情を映さず、夢路へ「立派だと思うよ、夢路のそういう所」と向き直るカットのみ顔を見せる。ううむ、この演出は何か意図的なものを感じるなあ。
放浪のメリーは雲がドーナツに見えて腹を鳴らしてヨダレじゅるり。先程走っていたみなとはそんなメリーを見つけ…やはり子供たちの所へ走ったのではなくみなとは「一人」でした。
「どうでもいいけど何で特撮ヒーローが占いなんかしてるの?」
私もそう思います(笑。結構当たると言った途端にバッドグリッチョを言い渡される夢路、何が落ちてくるか予想も付かない「頭上注意」とか…どう考えても落ちてくるのは四角い瞳の女の子でしょう。

鳴り響く鎚音に錆びた鉄階段、古ぼけて崩れそうな壁に囲まれたほとんど廃屋のボロアパートに体操服の千鶴が一人。寄りかかったケツの後にたくさん転がる空き缶はこれが千鶴の主食なのか。メシ食わなくてもいい体ってこと? 切れかかった電球を見つめた千鶴の瞳に映る「×」マークは何を意味するのだろう。
「おかしいわね。夢魔が器の心配するなんて」
そして指を構え「その時が来れば終わる」と意味深なセリフから「バン!」と撃つ真似、薄暗い室内から青空バックに明るい窓がキラリと光ると鎚音が響く流れもいい感じに意味深です。
シーンは再びメリー&みなとの公園へ。楽しく遊ぶ子供たちを遠い目で眺めるみなとはおやつタイムの鐘が鳴ると寂しさを振り払うようにカバンへ手を突っ込み…みなとのおやつはドーナツだ! それ見たメリーのリアクションがかわいすぎ、そんな顔で見られたらあげないわけにはいきません(笑 そして現の至宝を食う!

「みなとはドジでおっちょこちょいだから、きっとお友達になってくれないですよ」
それはたった一人の友達「イチマ」がみなとへ言った言葉。そんな事を言う子が「友達」とは思えないけれど、みなとにとっては唯一の救いなのでしょう。おそらく自分に自信が無く引っ込み思案なみなと、その性格を利用したイチマはみなとをリアルで孤立させ、ますますイチマへの依存を強くする算段なのですね。
てなところへ伏兵登場。飛んで来た空き缶に頭上注意! それがカンケリの空き缶と知ると今どきカンケリで遊んでいるみなとを眺めてニンマリ…そして再び頭上注意!(笑
落ちてきたのはもちろんメリーです。一瞬の落下映像もきちんとヘソを見せた上、第1話に続いてまたしても夢路に乗っかるメリーの表情&ヘソが良し良し。

というわけで夢路も加わってカンケリで遊ぶみなさん…子供の元気パワーに勝てないのはわかる! わかりすぎる! 体力はあっという間に落ちるものです。ここもメリーのウエスト&ヘソが強調されまくりで眼福なり。何と素晴らしい曲線でしょう。
楽しかったカンケリに笑顔のみなと、一方の夢路も遊んでくれてありがとう、と指を丸めて夢占いのプレゼントです。この僅かな一瞬すらメリーのヘソカットを入れてくる拘りはさすが。ほんとブレる事なきヘソアニメだなあ。
夢占いでみなとを見た夢路は表情を変え…黒いオーラに包まれたみなとの描写は普通に怖かったです。普通って言うなあ! この黒いオーラは言わずと知れた悪夢の兆候、焦る夢路と裏腹に笑顔のみなとは二人へお願いを。
「お兄ちゃんお姉ちゃん…もし良かったら…みなとのお友達…」

そのお願いを言い終わる間もなく白く飛んだ背景、そして障子の扉が開くと夢魔イチマが現れました。突然発生したデイドリーム時空に戸惑いながらもイチマと会えてうれしいみなと、しかしイチマは穏やかではありませんでした。まるで「檻」のように二人を囲む障子の影、みなとの顔にも障子の影が落ち「囚われの身」であることを匂わせてますね。そしてイチマは縋るように抱き付き、みなとの言葉を遮りながら「私の頼みを聞いて」と。
「さあ、みなとの中へ入らせて。あなたと一つになりたいの」
夢魔が器へ取り憑く瞬間です。てなタイミングでちょっと待った!と桃太郎侍の如く障子の影、桜吹雪と共に障子が開くとヘソ登場です。ほんとにヘソが降ってきたみたいな! ていうかめくれた上着から意外とぽよぽよな下ちちが!(笑。いつの間にか夢路もデイドリーム時空へ入ってきて役者は揃いました。

みなと乗っ取り計画を邪魔されたイチマは目をウズウズにして豹変、この一連のシーンには狂気を感じますね。そして本日何度目かわからん頭上注意…まさか巨大コケシが降ってくるとは(笑。緊迫のデイドリームバトルにこのコケシ攻撃は何事かと。さらに狂気のイチマの「目を覚ます」べくメリーの攻撃は頬を抓るというもの、まあ理に叶ってはおりますが見ていて少々マヌケ感を拭えず。頬を抓られ涙目でみなとへ助けを求めるイチマの表情変化は姑息さを感じさせて面白かったです。正体を見せた後にそんな顔してもダメだろう?(笑
「みなとの友達は私だけなのよ!」
「みなとは私だけの友達なのよ!」
自らの危機につい本音、セリフの後段にてイチマの正直な気持ちが表れています。友達がいなかったのはイチマだった、イチマはみなとを同じ境遇へ囲い込み同化すなわち「器」として利用しようとしていただけ。そんな関係は「友達」とは言えない、というわけでみなとの「友達」としてメリーはパチーン!と気合の一発。
すると障子の扉が開いて吸い込まれるように自分の世界へ戻っていくイチマ、自分も夢の世界へ戻りたいメリーは追いすがるけれど振り切られてバトル終了です。あらら。去り際のイチマの寂しそうな表情が印象的、姑息な手を使ったけれど心の底ではみなとと仲良くなりたかったのかもしれませんね。
イチマの呪縛から解かれたみなとは夢に依存することを止め、公園で遊ぶ子供たちへ向かって滑り台を降ります。この時見せた一瞬の表情(トップ画像)が良かったなあ。一方のメリーは不本意ながら夢路と一緒に行動することにしたようです。まあ夢路の能力よりもドーナツに惹かれたみたいですけど(笑
「貴様ら全員道連れだ!」
ラストに表れた羽根女は何者?
ともあれ今回もメリーのヘソを堪能できたので良し。しかしアップ多用の絵作りは少々単調気味だったかも? もっと山内氏らしい斬新なレイアウトを堪能したい。そればっかりでもクドいだろうけれど。また時折メリーの口パクが外れていたのも気になります。これはアップが多いから気になるのかもしれません。
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夢に依存していたみなとの変革。

思いっきり飛んで思いっきりコケる「みなと」、かわいい帽子の碇マークはいかにも「港」な感じです。コケたみなとは照れ笑いを浮かべてすっくと立ち上がり、賑やかに遊ぶ子供たちの所へ走っていくけれどやはりコケてしまう。走っても走っても子供たちへ届かない、この冒頭はみなとに「友達がいない」ことを表していたのか。
メリーが居なくなった後に思いっきりあっさりしていた勇魚は夢路とのお買い物にて行方を一応気にしている? いやメリーを気にしているというより「メリーを追う夢路」を気にしているっぽい? メリーの話をする時の勇魚は表情を映さず、夢路へ「立派だと思うよ、夢路のそういう所」と向き直るカットのみ顔を見せる。ううむ、この演出は何か意図的なものを感じるなあ。
放浪のメリーは雲がドーナツに見えて腹を鳴らしてヨダレじゅるり。先程走っていたみなとはそんなメリーを見つけ…やはり子供たちの所へ走ったのではなくみなとは「一人」でした。
「どうでもいいけど何で特撮ヒーローが占いなんかしてるの?」
私もそう思います(笑。結構当たると言った途端にバッドグリッチョを言い渡される夢路、何が落ちてくるか予想も付かない「頭上注意」とか…どう考えても落ちてくるのは四角い瞳の女の子でしょう。

鳴り響く鎚音に錆びた鉄階段、古ぼけて崩れそうな壁に囲まれたほとんど廃屋のボロアパートに体操服の千鶴が一人。寄りかかったケツの後にたくさん転がる空き缶はこれが千鶴の主食なのか。メシ食わなくてもいい体ってこと? 切れかかった電球を見つめた千鶴の瞳に映る「×」マークは何を意味するのだろう。
「おかしいわね。夢魔が器の心配するなんて」
そして指を構え「その時が来れば終わる」と意味深なセリフから「バン!」と撃つ真似、薄暗い室内から青空バックに明るい窓がキラリと光ると鎚音が響く流れもいい感じに意味深です。
シーンは再びメリー&みなとの公園へ。楽しく遊ぶ子供たちを遠い目で眺めるみなとはおやつタイムの鐘が鳴ると寂しさを振り払うようにカバンへ手を突っ込み…みなとのおやつはドーナツだ! それ見たメリーのリアクションがかわいすぎ、そんな顔で見られたらあげないわけにはいきません(笑 そして現の至宝を食う!

「みなとはドジでおっちょこちょいだから、きっとお友達になってくれないですよ」
それはたった一人の友達「イチマ」がみなとへ言った言葉。そんな事を言う子が「友達」とは思えないけれど、みなとにとっては唯一の救いなのでしょう。おそらく自分に自信が無く引っ込み思案なみなと、その性格を利用したイチマはみなとをリアルで孤立させ、ますますイチマへの依存を強くする算段なのですね。
てなところへ伏兵登場。飛んで来た空き缶に頭上注意! それがカンケリの空き缶と知ると今どきカンケリで遊んでいるみなとを眺めてニンマリ…そして再び頭上注意!(笑
落ちてきたのはもちろんメリーです。一瞬の落下映像もきちんとヘソを見せた上、第1話に続いてまたしても夢路に乗っかるメリーの表情&ヘソが良し良し。

というわけで夢路も加わってカンケリで遊ぶみなさん…子供の元気パワーに勝てないのはわかる! わかりすぎる! 体力はあっという間に落ちるものです。ここもメリーのウエスト&ヘソが強調されまくりで眼福なり。何と素晴らしい曲線でしょう。
楽しかったカンケリに笑顔のみなと、一方の夢路も遊んでくれてありがとう、と指を丸めて夢占いのプレゼントです。この僅かな一瞬すらメリーのヘソカットを入れてくる拘りはさすが。ほんとブレる事なきヘソアニメだなあ。
夢占いでみなとを見た夢路は表情を変え…黒いオーラに包まれたみなとの描写は普通に怖かったです。普通って言うなあ! この黒いオーラは言わずと知れた悪夢の兆候、焦る夢路と裏腹に笑顔のみなとは二人へお願いを。
「お兄ちゃんお姉ちゃん…もし良かったら…みなとのお友達…」

そのお願いを言い終わる間もなく白く飛んだ背景、そして障子の扉が開くと夢魔イチマが現れました。突然発生したデイドリーム時空に戸惑いながらもイチマと会えてうれしいみなと、しかしイチマは穏やかではありませんでした。まるで「檻」のように二人を囲む障子の影、みなとの顔にも障子の影が落ち「囚われの身」であることを匂わせてますね。そしてイチマは縋るように抱き付き、みなとの言葉を遮りながら「私の頼みを聞いて」と。
「さあ、みなとの中へ入らせて。あなたと一つになりたいの」
夢魔が器へ取り憑く瞬間です。てなタイミングでちょっと待った!と桃太郎侍の如く障子の影、桜吹雪と共に障子が開くとヘソ登場です。ほんとにヘソが降ってきたみたいな! ていうかめくれた上着から意外とぽよぽよな下ちちが!(笑。いつの間にか夢路もデイドリーム時空へ入ってきて役者は揃いました。

みなと乗っ取り計画を邪魔されたイチマは目をウズウズにして豹変、この一連のシーンには狂気を感じますね。そして本日何度目かわからん頭上注意…まさか巨大コケシが降ってくるとは(笑。緊迫のデイドリームバトルにこのコケシ攻撃は何事かと。さらに狂気のイチマの「目を覚ます」べくメリーの攻撃は頬を抓るというもの、まあ理に叶ってはおりますが見ていて少々マヌケ感を拭えず。頬を抓られ涙目でみなとへ助けを求めるイチマの表情変化は姑息さを感じさせて面白かったです。正体を見せた後にそんな顔してもダメだろう?(笑
「みなとの友達は私だけなのよ!」
「みなとは私だけの友達なのよ!」
自らの危機につい本音、セリフの後段にてイチマの正直な気持ちが表れています。友達がいなかったのはイチマだった、イチマはみなとを同じ境遇へ囲い込み同化すなわち「器」として利用しようとしていただけ。そんな関係は「友達」とは言えない、というわけでみなとの「友達」としてメリーはパチーン!と気合の一発。
すると障子の扉が開いて吸い込まれるように自分の世界へ戻っていくイチマ、自分も夢の世界へ戻りたいメリーは追いすがるけれど振り切られてバトル終了です。あらら。去り際のイチマの寂しそうな表情が印象的、姑息な手を使ったけれど心の底ではみなとと仲良くなりたかったのかもしれませんね。
イチマの呪縛から解かれたみなとは夢に依存することを止め、公園で遊ぶ子供たちへ向かって滑り台を降ります。この時見せた一瞬の表情(トップ画像)が良かったなあ。一方のメリーは不本意ながら夢路と一緒に行動することにしたようです。まあ夢路の能力よりもドーナツに惹かれたみたいですけど(笑
「貴様ら全員道連れだ!」
ラストに表れた羽根女は何者?
ともあれ今回もメリーのヘソを堪能できたので良し。しかしアップ多用の絵作りは少々単調気味だったかも? もっと山内氏らしい斬新なレイアウトを堪能したい。そればっかりでもクドいだろうけれど。また時折メリーの口パクが外れていたのも気になります。これはアップが多いから気になるのかもしれません。
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