2011-03-05(Sat)

魔法少女まどか☆マギカ #09 そんなの、あたしが許さない

心配すんなよさやか。一人ぼっちは寂しいもんな。

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さやか&杏子の最期です。

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あらかた予想していたとはいえ、実際にそうなってみるとTV画面を正視できなかったさやかの魔女化。衝撃の前回ラストから引き続きさやか魔女化のシーンです。

さて爆風に吹き飛ばされたさやかの体はどうなった?と思いきや一瞬で変身した杏子が飛び込んで回収、しかし暴れ始めた魔女を止めることはできません。怨念を叫びながら襲いかかる魔女は果てしなくおどろしいけれど、それも全てさやかの嘆きかと思うと見ていて胸が締め付けられそう。

「今のあなたは足手まといにしかならない」

てな現場へ現れたほむら。例によって時間制御の魔法から爆弾を使って魔女を足止めし、杏子の手を取るとこれまた時間制御を駆使して現場から脱出します。この状況をほむら視点で見せたのは初めてかも? 暴れていた魔女の動きも叫びも止まり、静かな空間を二人の足音だけ響かせて走り抜ける描写は、ただでさえ異空間の中でさらなる異世界が重なって「ほむらはたった一人でこんな世界で戦ってきたのか」と変に感慨深かったです。

とりあえず魔女から離れて一息。さやかの亡骸を下ろしてうな垂れる杏子へほむらはシビアな視線を向けます。亡骸をリアル世界へ持ってきてしまった事の意味を投げかけるように。

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駅での出来事なのでそこから歩けば線路ってのは演出上わからんでもないけれど、そこへ何故まどかが歩いてくるのか。線路に入ると危ないよ。それはともかくまどかはここでさやかの亡骸と対面、事の経緯を伝えるほむらの後に光る街灯の光がまるでさやかを弔う十字架のようです。そしてソウルジェムを手に取って魔法少女システムの説明を饒舌に語るほむら、やはりほむらは全てを知っていたのですね。それを最初に言ってくれれば…と思うけれど、ほむらはおそらく幾度ものループのうち何度か「先に話す」というパターンを試し、しかし上手くいかなかった経験を重ねてきたのでしょう。いつだったか「言ったところでどうせ信じてもらえない」みたいな事を言うてましたし。

親友の亡骸に泣き崩れるまどかを前にほむらは淡々と正論を続け、すると杏子が胸ぐら掴んで怒鳴りつけます。

「テメエそれでも人間か!」
「もちろん違うわ。あなたもね」

グゥの音も出ない返しに見ているこっちも息が止まった。それにしたって泣いてるまどかに「これでわかったでしょ?」はキッツイなあ。逆に言えばここまでしないとわからない、いやここまでしてもわからないのかも。

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膝を抱えて悲嘆に暮れるまどかの部屋へ憎いあんちくしょうがやってまいりました。この状況でも足繁く顔を出す営業力は見習うべきものがありますなあ。そしてキュウべえはようやく魔法少女システムのアレコレを説明し始めます。窓の内外を自由に行ったり来たりしながら語り続ける様子は今更ながら彼が地球上の常識から外れた存在であることを感じさせますね。キュウべえは寄っては離れ、寄っては離れのヒットアンドウェイで淡々と説明を続けるけれど聞いてるまどかは上の空、素っ頓狂な内容ってこともありますが…マミに続いて親友を失った絶望はキュウべえの言葉でより深くなるだけ。

魔女を生み出すのがキュウべえの役目と大体わかっていましたが、では何故魔女を?の疑問に彼自身が答えてくれましたね。宇宙の未来のため魔法少女が魔女へ堕ちたときに生じるエネルギーが必要だった。何と壮大な! 「希望と絶望の相転移」が大きいほど生み出すエネルギーが大きいため、魔法少女の素質が無限大なまどかが同プロセスを経ればそのエネルギー量は計り知れない、だからこそ「そうなるように」あの手この手を謀ってきたのですね。どこまでキュウべえの策略かわかりませんが、遡ればマミの事故すらまどか魔法少女化作戦のためなのかもしれません。何だか詰め将棋みたい。

少女たちが「たった一つの願い」に込めた感情エネルギーは、おそらくキュウべえたちがそれを叶えるに消費するエネルギー量に相当したに違いありません。夢見る少女のパワーはスゴイですから。だとしたら「奇跡も魔法も」エネルギー変換を行ったにしろ結局自分の力で叶えた、そして少女たちは有りもしない負債を背負って人間としての人生を終えるのですね。なんと鬼畜なシステムか。それが「宇宙の未来のための犠牲」と言われても納得できるはずありません。バカ言わないでよ!

それでもさらに勧誘の言葉を残して去るキュウべえには笑うしか。

一方杏子はさやかの亡骸を保存、自分のためにしか魔法を使わない子がよくぞ変わったものです。というか杏子って普通の部屋に住んでるのね。あの廃教会に住んでたわけじゃないのか。買い物袋に詰まったたくさんの食料はこれが盗品ではないことの証? 盗んだ品なら袋に入ってないですし。

そして現れたキュウべえにさやか復活の可能性を尋ねてみるも、返ってきた言葉はこれまた上手いことボカしたお答え…「知る限りでは無い」「不条理を成し遂げても驚かない」「前例は無い」「方法はわからない」などなど確かにキュウべえは「嘘」を吐いていないよなあ。そんな返答に杏子が一縷の望みを託しても無理からぬこと。じつに見事な人心操作であります。

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「今ちょっとさやかさんとお話しづらいんですが…」

いつもどおりの仁美とどよんどMAXのまどかの朝。仁美は学校を休み続けているさやかを心配し、お見舞いへ行くべきかまどかに相談するけれど…「話しづらい」とはこれまた意味深な! いったいどっちの意味で話しづらいのか、とはいえ「上条くんと付き合うことになったから」てなオチならばここまでボカさないだろうし、しかもここまで引っ張るのはさやか復活の目がまだあるということ? もはやそんなご都合は無い?

まどかは杏子に呼ばれてツーショットのお話。いきなり無国籍な風景にて交わされる会話はさやか復活作戦の相談でした。はっきり映っていた建物の影がまどかへの誘いのシーンだけ光の方向・強さが変わって輪郭がボケる演出は、絶望の淵に立っていたまどかの心に光が差す、僅かでも希望が見えた一瞬の表現でしょうか。

杏子が差し出したソウルジェムは濁りが溜まり始めています。これはさやかの亡骸を保つために使った魔力のせい? 濁りが取れていないことから杏子はもうグリフシードの在庫も無さそうです。まああんな現場に立ち会って「魔女の正体」が知れた今となっては今更魔女狩りに向かう気も起きないでしょうけれども。

話がまとまって改めて自己紹介の後、まどかが差し出した手に渡ったうんまい棒…まるで「もしもの時は後を頼む」とまどかへバトンを渡しているように見えたのは考えすぎ?

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まどかの欠席から何かを予兆したのか、それともこれすら既定事項なのか、授業真っ最中にも関わらずほむらはサッサと教室を出て現場へ向かう? その頃杏子&まどかは魔女捜しに向かい…ここは教室を出るほむらと動きがシンクロしているようで面白い演出でした。串ダンゴを食べながら高架下を歩いているとほどなく魔女の反応が! 一瞬の変身シーンは全裸仕様のサービスサービスだけれど先の展開を思うと全然嬉しくありません。

変身後に投げたダンゴの串が「LoVE Me Do」と書かれたハートに…これがさやかの本当の望みだったのだろうなあ。ああ胃が痛い。魔女結界を開いて中を進む二人、レンガ作りの通路に貼られたポスターにまどか文字でいろいろ書いてあるけれど、これもまた何か意味があるのだろうね。ああ異が痛い。さらに進んでさやかのパーソナルカラーである水色に囲まれた通路。映っている映像はさやかの記憶でしょうか。こんな形でさやかの自我が残っているのなら何か復活方法がありそうだけれど、ああ胃が痛い。

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そして目覚めてしまったさやか魔女。舞台のコンサートホール、流れる楽譜、さやか魔女はその中央でタクトならぬ剣を振るコンダクターの様相です。「音楽」すなわち上条くんに纏わる要素を感じさせる風景でありますね。胸の赤いリボンは第一話にてまどかから聞いた「隠れファンメロメロアイテム」でしょうか。さやかが何を思ってこのリボンを付けているのか考えると切なすぎてどうかなっちゃいそう。鉄道や動輪がモチーフに使われているのは魔女化のスイッチとなった前回電車内のホストの会話が影響している?

戦闘開始の杏子とさやかを呼び続けるまどか。魔法少女対決の時は余裕のよっちゃんだった杏子も魔女化したさやかには防戦一方です。いや相手の正体がわかっていて、しかも救出が命題なので無闇に攻撃できないゆえの厳しい戦闘、いつもの勢いで殺しにかかれば大したことない相手なのかもだけれどそれができないのはキッツイなあ。休みなく襲う車輪攻撃に杏子は次第に息を上げ始め、一方まどかは必死に叫ぶけれどさやか魔女は聞く耳持たず。普通の作品ならここでまどかの声が届き、杏子の一閃で青いソウルジェムが現れて大団円の流れですがもちろんそんな「奇跡」は起きません。

赤と青のマーブル模様は「さやかの恨み」をどうにか包み込みたい、似た者同士の二人が融合して一筋に=仲直りして共に生きたいという杏子の願いか。しかし魔女の攻撃は止まず、巨大な手はまどかを掴んで握り潰さんばかり。もはやまどかの呼び掛けなどコンサートを邪魔する「雑音」でしかないのか…結局キュウべえの言葉を裏読みして挑んださやか救出作戦は無駄な足掻きだったようです。一度魔女化したらもう復活の目は無いのだね。少なくとも杏子の力ではどうにもならなかった。人間のまどかがどれほど叫んでも声が届くことはなかった。

「信じてるって言ってたじゃないか。この力で人を幸せにできるって!」

憎悪と怨念に染まった赤い空間。杏子の叫びに呼応するように振られた魔女の刃が床を切り裂くと…そこは青い客席に埋め尽くされた空間でした。客席の前にてさやかを出迎えるように立つ上条くんのシルエットが示すように、これはさやかの深層、心の奥にしまい込んでいた本当の望みなのかもしれません。

まどかの危機にやはり現れたほむら。危険な賭けに巻き込んでしまった杏子はまどかをほむらに託し、最後のケリを付けるべく魔女と対峙します。魔女の正体を知った杏子はもう魔女退治ができない、しかしこのままでは自分も魔女になってしまう。そして目の前にはたった一人で呪いに暮れるさやかがいる。杏子の決断は悲しすぎる結末だったけれど、魔法少女の最期として考え得る最も綺麗な幕引きだったのかもしれません。見ていて胃が痛いというより胸が苦しい二人の最期でした。

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EDに被さるほむら宅の様子。表札には「○美 ほむら」とあるので姓名逆転説はこれにて終了か? 相変わらずたくさん吊された魔女の仕様書は前回と比べてどこか変わっているのかな(調べる気力が無い。対面でカップ麺をすすっていた杏子はもういない、一人で佇むほむらの胸中を思うとこっちまでずぶずぶ沈みそう。

「まさか。そんなの不可能に決まっているじゃないか」

さやか救出の可能性についてあっさり答えるキュウべえ。杏子を止めなかったのはその先に目的があるから…いつもの無表情で当然のように語るキュウべえの容赦無さには笑うしかありません。このままではほむら一人で戦うことになる、つまりその状態が第一話のアバンなのでしょう。はたしてまどかは残り3話のうち魔法少女になるのか? というかもう残り3話しか無いのか!? まあどういう流れにしろ結局まどかが魔法少女となることで解決の道が開けるとは思いますが…はたして虚淵氏はどんな結末を用意しているのか、魔法少女まどかは私たちに「魔法少女」の夢とキボーを見せてくれるのか、楽しみだったり恐ろしかったり。

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エンドカードはなまにくATK氏。ネコ目の杏子がたい焼きくわえて寝そべるポーズは本編よりも大人っぽくてじつにセクシーです。挑発するような目元も良し。

   

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魔法少女まどか☆マギカ 第9話 「そんなの、あたしが許さない」

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魔法少女まどか★マギカ 第9話 「そんなの、あたしが許さない」

 杏子がいい子すぎますよね。

魔法少女まどか★マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」

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No title

>杏子の決断は・・・
自分たちもいずれ魔女化して魔法少女に始末される、という結論しかないことがわかっていれたので、おそらく杏子は、さやかは言うに及ばず魔女は誰一人として消すこともできないでしょうし、自分が生きながらえる事に絶望していたのかな、と私は思いました。
この結界に入る時点で、杏子の微かな希望は、さやかの奇跡のみであったんでしょうかね。そんな気がします。

ジャンルとしての魔法少女ものの終焉?

いつも楽しみに、また濃い内容に唸りながら拝読させて頂いております。
 さて本作品、毎回続きが気になりますが、楽しいというよりは興味深いというものですね。オリジナルアニメならではの先の展開の予測がつかないこと、練られた構成、見事に作りこまれた画面など見どころは多いのですが、nobuma様の仰る通り胃が痛くなるストーリーです。
 昨今のゲームにおいては、最初に・または分岐まで戻ることで何度も遣り直しができ、あるいは回復魔法?で生き返ることすらできるようですが、現実の人生に後戻りの遣り直しはありません。プロの将棋指しには「待った」はない、というのと同じです。ゲームの仮想現実をリアリティーと錯覚しているかもしれない状況が蔓延した現在において、本作品はそれにノーを突きつけて人生の一回性を強調しているようにも見えます。しかしいたいけな少女にこんな過酷な運命を背負わせる必要があるのかなと疑問にも感じます。キューベーは確かに相当に悪質なセールスマンですが(苦笑)、彼女たちは未成年であってそもそも契約を結ぶ資格がないのではありませんか。こんな突っ込みを入れるのは無粋かもしれませんが、彼女たちがあんまり不憫なものですからこう言いたくもなります。作品のテーマは色々と良いところを衝いていると思うのですが、果たして魔法少女ものの体裁をとる必要があったのかということです。nobuma様が魔法少女ものとは断じて認めないと仰るのも分かります。こういう作品が出てくるのは魔法少女ものというジャンルの終わりを意味するのでしょうか。デュシャンの「泉」で芸術が終わったように。
さやかも杏子もいい子でしたよね。涙を誘う最期でした。あと三話、どうなってしまうのでしょうね。

No title

>魔法少女ものの体裁をとる必要があったのか

こんなの他のどのジャンルの作品にもいえることじゃないんでしょうか

>デュシャンの「泉」で芸術が終わったように

僕はこれで芸術が終わったとは感じませんね。だからなんなんだ、位の感想しかもてません。人が芸術を求めるのは本能のようなものだと思うのでそれに終わりが来るとは思えません。魔法少女ものに限らず、ジャンルに終わりがくるというのも僕には想像もできません。

No title

nobumaさんのご推察の通り、まどか語は切なくなる内容ですよ…
魔女結界内ですら、通常見えないポスターの「裏側」に書いてるのが、さやからしくて切ないです

れすれす

>T/Aさん
杏子の決断は傍から見たらあまりに悲しい結末でしたが、自らもまた先が無い身と知り、しかしその絶望の中で「さやか」という同じ境遇の仲間を見つけ、共に散ったことは彼女の救いだったと思います。逃れることができない「魔法少女の孤独」から永遠に解放されたのですから。なので見方を変えれば「杏子☆マギカ」はハッピーエンドだったのかもしれません。

>縄文人さん
過分なお言葉ありがとうございます。放送を見ながら思いついたことをダラダラ書いてるだけのblogですがお楽しみいただけているのなら何より、今後もダラダラ書いていくつもりなのでテキトウにお付き合いください。

確かに本作のシナリオはいわゆる「ご都合」が発生せず、まさに覆水が盆に返らない、リセット不可の試練が登場キャラと私の胃を苦しめ続けています。また「命がけの戦いでミスをしたら命が無い」という極めて条理な設定と合わせ、どれほど祈っても諦めなくてもそれが覆ることはない。魔法少女と銘打ちながら肝心の所で「奇跡も魔法も無い」、夢もキボーも無い世界観は「現在のところ」とてもじゃないけどこれを「魔法少女モノ」と認められません。まあ私が認めないからって何がどうなるってものでもありませんが(笑

本作が魔法少女の体裁を取ることの是非は最終回を迎えてみないと判断できないと思います。少なくとも今まで登場した魔法少女たちは「リアルを突破できなかった(夢もキボーも断たれた)」という点にて魔法少女ではありませんでしたが、この後描かれるであろうまどかの行動と結果によって、ひょっとしたら本作を「魔法少女モノなのかもしれない」と認めてしまうかもしれません。というかそういう結末を切に望んでいます。

この一作にて「ジャンルの終焉」を語るのは早計でしょう。今後も小さいお友達がいる限り「夢とキボーを振りまく魔法少女」は永遠に登場すると思います。本作が受けたことから同列の作品が今後増えていくかもしれませんし、また本作に強く影響を受けた視聴者がいわゆる王道魔法少女モノに対し今までと違った接し方をするかもですが、それは決してジャンルの終焉を意味するものでは無く、制作・視聴者共に選択肢が増えるだけのことのような。

>通りすがりさん
呆れられるかもしれませんが「魔法少女モノ」というジャンルは私にとってある意味聖域でして、他ジャンルの作品ならば定石返し大歓迎の私も、こと魔法少女モノに関してはその定義にやかましくなってしまいます。なぜ魔法少女モノの体裁なのか? という疑問は私も十分理解できるのですが、これはジャンルに思い入れが無いとなかなか判りづらい感覚かもしれません。

>名無しさん
例のまどか文字。気になってちょっと調べてみましたが…切なすぎて胃が破裂しそうですよ。ううう。それにしてもこの作りこみには感動するやら呆れるやら。考察好きの方々が熱中するのもわかりますね。

No title

早すぎる勝利宣言は逆転フラグなんてQBさんには通用しないでしょうね

No title

魔法少女に拘りを持つ管理人氏 vs 虚淵流まどっち の、
魔法少女論の結末が気になって仕方が無いんですがw
出来るなら、残りのレビューの有無とか知りたかったり。

れすれす

残念ながら第10話以降のレビュー予定はありません。
ご期待に添えず申し訳ありません。
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