2011-03-11(Fri)
夢喰いメリー #10 夢から覚めずに
樹海の蔓が勇魚を狙う。

はたして勇魚の「夢」を守りきれるか!?

豹変した飯島先生から「今度のクズ」と指名されたターゲット、すなわち勇魚の危機を聞いて動揺する千鶴。いったい彼女は何者なのか? の答えがさっそく明らかに。千鶴に憑いた夢魔の名は「レスティオン(レオン)」、レオンの瞳に映る印が以前見せた千鶴の瞳と同じなので完全に確定ですね。ミストルティンへの復讐を企てるレオンは「あと一つの犠牲で準備は整う」と呟き、しかし勇魚をその生贄にしたくない千鶴は「感情を捨てた」と言いながらも動揺を隠せません。
飛び込み防止の金網がレオンの檻と重なり、千鶴に落ちる斜め格子の影がレオンの瞳に重なるという凝った絵作りが目を引きます。さすが。デイドリーム空間にて千鶴に意識はあるけれど両者は決して良好な関係ではなく、感情を無くした千鶴がレオンに囚われている様子が伝わってくるシーンでした。
続くシーンは夢路の回想。膝をすりむいて泣いている勇魚の前へ現れた小さなヒーロー、夢路はこんな頃からヒーロー然と勇魚を守り、それが当然のことだと思っていた。なのに勇魚が夢魔に狙われている事に気付かず…悔しい思いで夜中に暴れたのでしょう、異変に気付いた勇魚は夜中に夢路部屋のドアに手を掛けるけれどおやっさんの手がそれを止めた。
「男にはそういう夜もある」
渋いよ、渋すぎるよおやっさん!

勇魚の部屋を訪れた夢路は深夜の顛末を聞かされておやっさんに感謝、本当の理由を知らない勇魚にからかわれて安堵の表情を見せますが、夢魔に憑かれた今後は決して明るくなく…てなところへミルクティーを持ったメリーが賑々しく登場しました。どよんどに傾きかけた空気を一変させる明るい表情は何よりも救いです。何このかわいさ。
勇魚が描いている絵を見たメリーはモチーフの謎魚に興味津々、見たことがない生き物をすらすら描く想像力を不思議に感じているようです。
「心の目でいつも見てるの。それをこっちの目でも見たいから絵に描くんだ」
いいセリフだなあ。絵画にしろ物語にしろ創作ってのはそういうことですよね。しかし勇魚が長年温めてきた素晴らしいセリフもメリーには通じなかったみたいでした。残念!(笑

シーンはボロアパートの千鶴。ここで千鶴の過去・レオンとの出会いが明らかになりました。雨のアパートで膝を抱えてしゃがむ千鶴が回想シーンの小さい千鶴に重なるけれど、この頃の小さい千鶴はまだ表情があり、傘を差して雨の中を走る様子は生き生きとしています。というのも大好きな両親がいたから。千鶴の前髪は母ちゃんの遺伝か(笑。しかしその両親は千鶴を置いて心中してしまったようで…一人残された千鶴は感情を失うことで自我を保っていたのか。心を動かせば失うものも増える、期待も失望も、夢もキボーも無い生活。
「いい響きね、器って。空っぽで」
そんな空虚な毎日を送っていた千鶴の前にレオンが現れ「器」になることを受け入れた。

しかし床に転がるアルパカのマスコットを見た千鶴は勇魚への感情を抑えられなかったのでしょう、サッと着替えると雨の中を「散歩」に出掛けました。下ちちキワキワの着替えシーンはなかなかセクシー、ムネの張りからウエストのくびれ、ジーンズに包まれた腰のラインまでスタイルいいねえ。でも雨の中をノーブラTシャツで出掛けるのは少々危険ではあるまいか。本人が気にしなくても通りすがりの人々は気にするぞ(笑
一方夢路は今後の事をエンギに相談。一刻も早く手を打ったほうがいいのはわかっているけれど、夢路は絵にノリノリの勇魚を邪魔したくないと作戦を明日の朝に延期します。この判断が命取りにならなければいいのですが。
一心に絵を描く勇魚。その傍らで寝転がって見物してるメリーが妙にエロい(笑

「こんな僕でも誰かに笑顔をあげられるんだ。だからできるだけたくさんの人にその種火を分けてあげたい」
重い空気に一陣の清涼剤たる咲&川柳くんのドキドキウフフなシーン。二人きりのテスト勉強は咲から好き好きオーラが出過ぎていてたまりませんなあ。ドキドキな場を和ます川柳に大笑いツッコミの咲、川柳くんてばさりげなく気が利いてるね。咲はそこからパッと脚を組み替えて表情一変、川柳くんに「なぜ川柳?」の話は「病気の妹」が絡んできてこっちも重い話か!? と思いきや妹ちゃんは退院して現在元気とのこと。よかった。
「その種火、きっと私にも火を点けた」
その話を聞いてまたドキドキな咲。ストローをこねくりまわし、頭から湯気を噴いて照れてる様子がかわいいです。ああもう勝手にしてくれ(笑。この川柳くんもいろいろ怪しかったけれど飯島先生、千鶴と正体が明らかになり、状況的にエルクレスの器も別人っぽいのでとりあえず無罪放免かな。

街を彷徨い旦那に会いたいランズボローはクルマが走り交う横断歩道にて突然発生したデイドリーム空間に巻き込まれ、すると同じように巻き込まれた夢魔&人間を発見。そしてついにエルクレスの旦那が姿を現しました。
「奪ってやろうじゃねえか、人間の世界を、この現界ごと」
その申し出の答えを待つことなく、いかにも弱そうな夢魔は旦那の一閃で燃え尽きてしまった。え? 何が起こったの? ともあれこれにて一緒にいた女の子は夢失くし状態になっちまうのでしょう。お銚子者のランズボローは旦那の所へササッと向かい、メリー&エンギの件を報告、しかし旦那は「奴らから何ができるわけでもない」と余裕のよっちゃんです。さらにミストルティンの存在も匂わせ…こっちの関係も気になるところだけれど残り2話(?)で片付くのかいな?
そのミストルティンは大メシ喰らい中。壁に落ちる蔓の影はいかにも怪しく、瞳に映る印はもちろんミストルティンの瞳のそれと同じもの。前回引きにて飯島先生は九分九厘ミストルティンだったけれどこれにて確定ですね。飯島先生の異常な食欲はミストルティン憑依によるものなのかな? いろんな「欲望」を抑えられない、じつにやっかいさんな雰囲気がアリアリと見えます。

「まさか学校に残っていたなんて…私の責任よ」
さてSTOを訪れた千鶴と夢路がご対面。勇魚に内緒で話す内容は…言葉の様子からしてこれまで千鶴は勇魚を守っていた? 教室などで飛ばしていた視線の先は夢路ではなく勇魚だったのか。この学校へ転入してきたのはもちろんミストルティン(飯島先生)の監視、そして夢路監視の面もあったでしょうが、暖かく接してくれた勇魚の保護も合わせて行っていたのですね。
樹海の蔓が迫っている、と言い残して勇魚に会わず店を出る千鶴。おやっさんに声を掛けられてもマスコットを握り締めるだけ…事態の説明のしようも無いでしょうし、合わす顔も無い。味方なのか?の問いかけに答えず歩き去る千鶴、レオンとの板挟みに辛い胸中が土砂降りの雨に表れていますね。はたして千鶴はどうするのだろう?
そんな騒ぎは露知らず勇魚の絵が完成しました。その出来映えに感心するメリー、満足げな勇魚。根を詰めて描いていただけに疲れも溜まり、メリーを誘ってさあ風呂へ! 「覗かないでよ」のべーがかわいすぎ! って風呂シーン無しかよ!(笑
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はたして勇魚の「夢」を守りきれるか!?

豹変した飯島先生から「今度のクズ」と指名されたターゲット、すなわち勇魚の危機を聞いて動揺する千鶴。いったい彼女は何者なのか? の答えがさっそく明らかに。千鶴に憑いた夢魔の名は「レスティオン(レオン)」、レオンの瞳に映る印が以前見せた千鶴の瞳と同じなので完全に確定ですね。ミストルティンへの復讐を企てるレオンは「あと一つの犠牲で準備は整う」と呟き、しかし勇魚をその生贄にしたくない千鶴は「感情を捨てた」と言いながらも動揺を隠せません。
飛び込み防止の金網がレオンの檻と重なり、千鶴に落ちる斜め格子の影がレオンの瞳に重なるという凝った絵作りが目を引きます。さすが。デイドリーム空間にて千鶴に意識はあるけれど両者は決して良好な関係ではなく、感情を無くした千鶴がレオンに囚われている様子が伝わってくるシーンでした。
続くシーンは夢路の回想。膝をすりむいて泣いている勇魚の前へ現れた小さなヒーロー、夢路はこんな頃からヒーロー然と勇魚を守り、それが当然のことだと思っていた。なのに勇魚が夢魔に狙われている事に気付かず…悔しい思いで夜中に暴れたのでしょう、異変に気付いた勇魚は夜中に夢路部屋のドアに手を掛けるけれどおやっさんの手がそれを止めた。
「男にはそういう夜もある」
渋いよ、渋すぎるよおやっさん!

勇魚の部屋を訪れた夢路は深夜の顛末を聞かされておやっさんに感謝、本当の理由を知らない勇魚にからかわれて安堵の表情を見せますが、夢魔に憑かれた今後は決して明るくなく…てなところへミルクティーを持ったメリーが賑々しく登場しました。どよんどに傾きかけた空気を一変させる明るい表情は何よりも救いです。何このかわいさ。
勇魚が描いている絵を見たメリーはモチーフの謎魚に興味津々、見たことがない生き物をすらすら描く想像力を不思議に感じているようです。
「心の目でいつも見てるの。それをこっちの目でも見たいから絵に描くんだ」
いいセリフだなあ。絵画にしろ物語にしろ創作ってのはそういうことですよね。しかし勇魚が長年温めてきた素晴らしいセリフもメリーには通じなかったみたいでした。残念!(笑

シーンはボロアパートの千鶴。ここで千鶴の過去・レオンとの出会いが明らかになりました。雨のアパートで膝を抱えてしゃがむ千鶴が回想シーンの小さい千鶴に重なるけれど、この頃の小さい千鶴はまだ表情があり、傘を差して雨の中を走る様子は生き生きとしています。というのも大好きな両親がいたから。千鶴の前髪は母ちゃんの遺伝か(笑。しかしその両親は千鶴を置いて心中してしまったようで…一人残された千鶴は感情を失うことで自我を保っていたのか。心を動かせば失うものも増える、期待も失望も、夢もキボーも無い生活。
「いい響きね、器って。空っぽで」
そんな空虚な毎日を送っていた千鶴の前にレオンが現れ「器」になることを受け入れた。

しかし床に転がるアルパカのマスコットを見た千鶴は勇魚への感情を抑えられなかったのでしょう、サッと着替えると雨の中を「散歩」に出掛けました。下ちちキワキワの着替えシーンはなかなかセクシー、ムネの張りからウエストのくびれ、ジーンズに包まれた腰のラインまでスタイルいいねえ。でも雨の中をノーブラTシャツで出掛けるのは少々危険ではあるまいか。本人が気にしなくても通りすがりの人々は気にするぞ(笑
一方夢路は今後の事をエンギに相談。一刻も早く手を打ったほうがいいのはわかっているけれど、夢路は絵にノリノリの勇魚を邪魔したくないと作戦を明日の朝に延期します。この判断が命取りにならなければいいのですが。
一心に絵を描く勇魚。その傍らで寝転がって見物してるメリーが妙にエロい(笑

「こんな僕でも誰かに笑顔をあげられるんだ。だからできるだけたくさんの人にその種火を分けてあげたい」
重い空気に一陣の清涼剤たる咲&川柳くんのドキドキウフフなシーン。二人きりのテスト勉強は咲から好き好きオーラが出過ぎていてたまりませんなあ。ドキドキな場を和ます川柳に大笑いツッコミの咲、川柳くんてばさりげなく気が利いてるね。咲はそこからパッと脚を組み替えて表情一変、川柳くんに「なぜ川柳?」の話は「病気の妹」が絡んできてこっちも重い話か!? と思いきや妹ちゃんは退院して現在元気とのこと。よかった。
「その種火、きっと私にも火を点けた」
その話を聞いてまたドキドキな咲。ストローをこねくりまわし、頭から湯気を噴いて照れてる様子がかわいいです。ああもう勝手にしてくれ(笑。この川柳くんもいろいろ怪しかったけれど飯島先生、千鶴と正体が明らかになり、状況的にエルクレスの器も別人っぽいのでとりあえず無罪放免かな。

街を彷徨い旦那に会いたいランズボローはクルマが走り交う横断歩道にて突然発生したデイドリーム空間に巻き込まれ、すると同じように巻き込まれた夢魔&人間を発見。そしてついにエルクレスの旦那が姿を現しました。
「奪ってやろうじゃねえか、人間の世界を、この現界ごと」
その申し出の答えを待つことなく、いかにも弱そうな夢魔は旦那の一閃で燃え尽きてしまった。え? 何が起こったの? ともあれこれにて一緒にいた女の子は夢失くし状態になっちまうのでしょう。お銚子者のランズボローは旦那の所へササッと向かい、メリー&エンギの件を報告、しかし旦那は「奴らから何ができるわけでもない」と余裕のよっちゃんです。さらにミストルティンの存在も匂わせ…こっちの関係も気になるところだけれど残り2話(?)で片付くのかいな?
そのミストルティンは大メシ喰らい中。壁に落ちる蔓の影はいかにも怪しく、瞳に映る印はもちろんミストルティンの瞳のそれと同じもの。前回引きにて飯島先生は九分九厘ミストルティンだったけれどこれにて確定ですね。飯島先生の異常な食欲はミストルティン憑依によるものなのかな? いろんな「欲望」を抑えられない、じつにやっかいさんな雰囲気がアリアリと見えます。

「まさか学校に残っていたなんて…私の責任よ」
さてSTOを訪れた千鶴と夢路がご対面。勇魚に内緒で話す内容は…言葉の様子からしてこれまで千鶴は勇魚を守っていた? 教室などで飛ばしていた視線の先は夢路ではなく勇魚だったのか。この学校へ転入してきたのはもちろんミストルティン(飯島先生)の監視、そして夢路監視の面もあったでしょうが、暖かく接してくれた勇魚の保護も合わせて行っていたのですね。
樹海の蔓が迫っている、と言い残して勇魚に会わず店を出る千鶴。おやっさんに声を掛けられてもマスコットを握り締めるだけ…事態の説明のしようも無いでしょうし、合わす顔も無い。味方なのか?の問いかけに答えず歩き去る千鶴、レオンとの板挟みに辛い胸中が土砂降りの雨に表れていますね。はたして千鶴はどうするのだろう?
そんな騒ぎは露知らず勇魚の絵が完成しました。その出来映えに感心するメリー、満足げな勇魚。根を詰めて描いていただけに疲れも溜まり、メリーを誘ってさあ風呂へ! 「覗かないでよ」のべーがかわいすぎ! って風呂シーン無しかよ!(笑
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