2011-04-02(Sat)
夢喰いメリー #12 夢魘(むえん)
規格外に強いミストルティンに歯が立たないメリー&エンギ。

はたしてここから逆転勝利なるか!?

戦い中に飽きちゃったミストルティンに見逃されて這々の体で現界(光凪接骨院)へ戻ったみなさん、眠る勇魚を見つめるメリーはさすがにいつもの元気も無く、戦いの話を聞いたエンギの表情も硬い。一発喰らって動けなかったメリーに代わって勇魚を守った千鶴、しかし「レオンの銃が無ければミストルティンは倒せない」と夢もキボーも無いことを…逆に言えばあの無双森女も件の銃があれば倒せるわけだけれどそう簡単な話でもなさそう。
するとレオンのデイドリーム時空が発生し、本人自らによるミストルティンとの因縁話が始まりました。追う夢魔軍団を嬌声と共に殺しまくるミストルティン、ほぼ全滅の部隊にて奇跡的に命を取り留めたレオンは仲間の遺品の銃に復讐を誓った。ここで何故ミストルティンはレオンを見逃したのか? 偶然? 気まぐれ? いやおそらく彼女は「後の楽しみ」を取っておいたのでしょう。切り札となる銃をも残したのは戦いを楽しむため、歪んだ破壊願望に憑かれたミストルティンにとって命を賭けた戦いほど楽しいものは無いでしょうから。

「弾が無いのよ」
夢魔の断末魔と夢を砕かれた人間の絶望によって作られる弾、この弾を作るために千鶴は夢魔たちを見殺しにしてきたのでした。まあこの辺の顛末は今までの千鶴を見ていれば予想どおり、もう一ひねりあるかと思ったけれどそのまんまでしたか。ともあれあと1組の犠牲によって弾が完成しミストルティンを討つことができる…事実を知ってしまった以上むざむざ犠牲者を増やすわけにはいかない、しかしこのままミストルティンを放置しとくわけにもいかないというジレンマは悩ましい。
「私は人間の夢を信じる」
あちらを立てればこちらが立たない袋小路に風穴を開ける存在。器も無しに現界を自在に闊歩できる夢魔と、器でもないのに夢へ入り込める人間。エンギはイレギュラーな二人に打開の鍵を見出すけれど、はたして誰の犠牲もなく弾を作り出すことが可能なのだろうか? 現状死んでもかまわん夢魔はミストルティンだけみたいだけれど…それが出来ないから困っているんじゃないか!

デイドリーム時空が消えて現界へ。勇魚と知り合った事で「心」を取り戻してしまった千鶴は勇魚との思い出が消えてしまうのが怖い。あの銃を撃てばレオンも死ぬ、すなわち千鶴の夢(思い)も消えてしまう。「見殺しにしてきた報い」と呟くも感情はそれを拒み、レオンはこうなることを承知の上で「心が無い千鶴」を器にしたのに…レオンを手助けすれば勇魚への思いを失い、それを拒めばレオンは敵を討てないというジレンマの二周目であります。これもまたどう片を付けるのか見ものですね。
「謝ることはない」
一人戻ったアパートにてレオンとの会話。心が無い者ならば器にしても消えた後の苦痛が無いと踏んで千鶴に取り憑いたレオンでしたが、内心では「心が無い」千鶴を不憫に思っていたのでしょう。二人とも冷徹なキャラとして登場したのに最終回前にてこの変貌はお約束とはいえ反則だなあ。千鶴の穏やかな表情が失われませんように、どうか上手いこといきますように。
ヘソのアップからメリーのツンデレ。このかわいいリアクションもあと1回で見納めかと思うと寂しい限りであります。

知らないうちに自宅で目覚めた勇魚は驚いただろうなあ。賑やかな朝食風景は橘家の掟、それはともかくメリーの服(パジャマ?)がのほほんさんみたいな(笑。口の周りにおべんと付けながら勇魚の疑問をごまかすメリーがかわいかった。父ちゃんの長い話を警戒してサッサと家を出る勇魚&夢路、今日のグリッチョ占いは夢路の強運を叫んでいましたがはたして?
よくできた幼なじみポジションの子はたいてい成績も優秀なのですが勇魚はそうでもなさそうで…答案を前に悩む表情がいい味出しすぎ! 試験中にも関わらずちょっかい出してくる飯島先生をギロリと睨む夢路、しかし敵の挑発を前にしても当面の敵である答案用紙にきちんと立ち向かう夢路は学生キャラの鏡です。
あっという間に試験が終わって一息のみなさん。勢いよくベンチに座る咲の脚、さらに飯島先生を迎える勇魚の脚と相変わらずローアングルに拘ってます。飯島先生はいつもの調子で勇魚に話しかけるとSTOへ行くことを告げ…夜9時までの店へ9時に行くのはイヤガラセとしか。てなやりとりを睨みつけてる夢路、事情を知らない勇魚の心配顔が辛いところです。
「絶対みんなで行こうな、バーベキュー」
真顔のままで死亡フラグを立てる夢路(違。こちらもまた事情を知らない咲はポカーンの後に笑うしかありません。そんな真顔で言われても! どうでもいいけど制服の正面アングルでも隠せない咲のばいんばいんスゲエ。最終回は水着姿でバーベキューをするべき。

夜9時のSTOにて来たるべく客を待つみなさん。事情を知らない勇魚の笑顔と関係者たちの険しい表情のコントラストが緊迫感を加速しますね。てなところへ飯島先生登場、勢揃いした全兵力を前に不敵な表情がじつによろしい。絵に描いたような悪役面です。
「弱いイヌほどよく吠える」
ニヤける先生を挑発しまくるエンギですが…この後の展開を見るとこのセリフは少々切ないな。そしてエンギがデイドリーム時空を発生、ススキの海が波打つエンギ時空にて決戦の開幕です。

しかしミストルティンは強かった。強すぎた。メリーの鉄拳を指一本で返し、茄子剣も砕かれ、余裕のミストルティンはエンギ時空にも関わらず自分の世界を割り込ませちゃったり役者の違いを見せつけてます。割り込んできた一本の木をよく見ると勇魚が吊されており…事態は切迫しているのだけれど私の視線はシャツの襟元をロックオンしちゃって申し訳ない。勇魚もでかいな。ここは上級者なら二の腕から腋を見るのだろうか? サービスタイム終了~。
「なーんだ、知らないんだ?」
二人がかりで掛かっても指と片足であっさり倒され、しかし立ち上がって再び立ち向かう。これほどの強敵、強さも判った上で何故戦いを挑むのか? 敵わぬ相手にドンキホーテチャレンジの根拠は何なのか? その答が判らないミストルティンに対しメリーは不敵な表情を見せ、エンギは上空から秘剣ツバメ返し紫閃月下霰茄子を放つも…まったく効かずに飛び道具の反撃を受けてあっさり撃沈されてしまいました。この一瞬は画面が真っ赤に染まり、瞳のハイライトが消えた光凪さんの表情もエンギ撃沈の衝撃が伝わってきます。怒りに震えるメリーもあっさり吹き飛ばされ、ミストルティンの規格外な強さの前に正義の夢魔チームは打つ手無しです。
てなわけで立ち上がった夢路、エンギの茄子剣を握り締めてミストルティンへ向かって今回の引きでした。まだ引っ張るか。何せミストルティンが強すぎるためバトルの緊迫感もほとんど無く、土下座エンギはあっさり陥落、前回の敗戦から何も学んでいないメリーの直線カチ込み→KOも何だかなあ。引き延ばし気味なシナリオもあって最終決戦なのにどうにも気分が盛り上がらない感じ。ううむ。いちいちニヤマリなミストルティンはかわいく、全体に映像の雰囲気は好みなだけに歯がゆい。
結局最後は夢路がどうにかするのでしょうけれど、魔法も奇跡も使わずにこの状況を解決できるのか? あの白いあんちくしょうと契約するしかないのか?(違。レオンの弾ははたして撃てるのか? またはレオンの弾以外でミストルティンを倒すのか? レオンの弾を使わなければたいてい丸く収まるけれどそのオチならばレオン&千鶴の存在意義が…はてさてどんな結末を迎えますやらお楽しみ。
あ、ジョン・ドゥとエルクレスはどうすんだろ?
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はたしてここから逆転勝利なるか!?

戦い中に飽きちゃったミストルティンに見逃されて這々の体で現界(光凪接骨院)へ戻ったみなさん、眠る勇魚を見つめるメリーはさすがにいつもの元気も無く、戦いの話を聞いたエンギの表情も硬い。一発喰らって動けなかったメリーに代わって勇魚を守った千鶴、しかし「レオンの銃が無ければミストルティンは倒せない」と夢もキボーも無いことを…逆に言えばあの無双森女も件の銃があれば倒せるわけだけれどそう簡単な話でもなさそう。
するとレオンのデイドリーム時空が発生し、本人自らによるミストルティンとの因縁話が始まりました。追う夢魔軍団を嬌声と共に殺しまくるミストルティン、ほぼ全滅の部隊にて奇跡的に命を取り留めたレオンは仲間の遺品の銃に復讐を誓った。ここで何故ミストルティンはレオンを見逃したのか? 偶然? 気まぐれ? いやおそらく彼女は「後の楽しみ」を取っておいたのでしょう。切り札となる銃をも残したのは戦いを楽しむため、歪んだ破壊願望に憑かれたミストルティンにとって命を賭けた戦いほど楽しいものは無いでしょうから。

「弾が無いのよ」
夢魔の断末魔と夢を砕かれた人間の絶望によって作られる弾、この弾を作るために千鶴は夢魔たちを見殺しにしてきたのでした。まあこの辺の顛末は今までの千鶴を見ていれば予想どおり、もう一ひねりあるかと思ったけれどそのまんまでしたか。ともあれあと1組の犠牲によって弾が完成しミストルティンを討つことができる…事実を知ってしまった以上むざむざ犠牲者を増やすわけにはいかない、しかしこのままミストルティンを放置しとくわけにもいかないというジレンマは悩ましい。
「私は人間の夢を信じる」
あちらを立てればこちらが立たない袋小路に風穴を開ける存在。器も無しに現界を自在に闊歩できる夢魔と、器でもないのに夢へ入り込める人間。エンギはイレギュラーな二人に打開の鍵を見出すけれど、はたして誰の犠牲もなく弾を作り出すことが可能なのだろうか? 現状死んでもかまわん夢魔はミストルティンだけみたいだけれど…それが出来ないから困っているんじゃないか!

デイドリーム時空が消えて現界へ。勇魚と知り合った事で「心」を取り戻してしまった千鶴は勇魚との思い出が消えてしまうのが怖い。あの銃を撃てばレオンも死ぬ、すなわち千鶴の夢(思い)も消えてしまう。「見殺しにしてきた報い」と呟くも感情はそれを拒み、レオンはこうなることを承知の上で「心が無い千鶴」を器にしたのに…レオンを手助けすれば勇魚への思いを失い、それを拒めばレオンは敵を討てないというジレンマの二周目であります。これもまたどう片を付けるのか見ものですね。
「謝ることはない」
一人戻ったアパートにてレオンとの会話。心が無い者ならば器にしても消えた後の苦痛が無いと踏んで千鶴に取り憑いたレオンでしたが、内心では「心が無い」千鶴を不憫に思っていたのでしょう。二人とも冷徹なキャラとして登場したのに最終回前にてこの変貌はお約束とはいえ反則だなあ。千鶴の穏やかな表情が失われませんように、どうか上手いこといきますように。
ヘソのアップからメリーのツンデレ。このかわいいリアクションもあと1回で見納めかと思うと寂しい限りであります。

知らないうちに自宅で目覚めた勇魚は驚いただろうなあ。賑やかな朝食風景は橘家の掟、それはともかくメリーの服(パジャマ?)がのほほんさんみたいな(笑。口の周りにおべんと付けながら勇魚の疑問をごまかすメリーがかわいかった。父ちゃんの長い話を警戒してサッサと家を出る勇魚&夢路、今日のグリッチョ占いは夢路の強運を叫んでいましたがはたして?
よくできた幼なじみポジションの子はたいてい成績も優秀なのですが勇魚はそうでもなさそうで…答案を前に悩む表情がいい味出しすぎ! 試験中にも関わらずちょっかい出してくる飯島先生をギロリと睨む夢路、しかし敵の挑発を前にしても当面の敵である答案用紙にきちんと立ち向かう夢路は学生キャラの鏡です。
あっという間に試験が終わって一息のみなさん。勢いよくベンチに座る咲の脚、さらに飯島先生を迎える勇魚の脚と相変わらずローアングルに拘ってます。飯島先生はいつもの調子で勇魚に話しかけるとSTOへ行くことを告げ…夜9時までの店へ9時に行くのはイヤガラセとしか。てなやりとりを睨みつけてる夢路、事情を知らない勇魚の心配顔が辛いところです。
「絶対みんなで行こうな、バーベキュー」
真顔のままで死亡フラグを立てる夢路(違。こちらもまた事情を知らない咲はポカーンの後に笑うしかありません。そんな真顔で言われても! どうでもいいけど制服の正面アングルでも隠せない咲のばいんばいんスゲエ。最終回は水着姿でバーベキューをするべき。

夜9時のSTOにて来たるべく客を待つみなさん。事情を知らない勇魚の笑顔と関係者たちの険しい表情のコントラストが緊迫感を加速しますね。てなところへ飯島先生登場、勢揃いした全兵力を前に不敵な表情がじつによろしい。絵に描いたような悪役面です。
「弱いイヌほどよく吠える」
ニヤける先生を挑発しまくるエンギですが…この後の展開を見るとこのセリフは少々切ないな。そしてエンギがデイドリーム時空を発生、ススキの海が波打つエンギ時空にて決戦の開幕です。

しかしミストルティンは強かった。強すぎた。メリーの鉄拳を指一本で返し、茄子剣も砕かれ、余裕のミストルティンはエンギ時空にも関わらず自分の世界を割り込ませちゃったり役者の違いを見せつけてます。割り込んできた一本の木をよく見ると勇魚が吊されており…事態は切迫しているのだけれど私の視線はシャツの襟元をロックオンしちゃって申し訳ない。勇魚もでかいな。ここは上級者なら二の腕から腋を見るのだろうか? サービスタイム終了~。
「なーんだ、知らないんだ?」
二人がかりで掛かっても指と片足であっさり倒され、しかし立ち上がって再び立ち向かう。これほどの強敵、強さも判った上で何故戦いを挑むのか? 敵わぬ相手にドンキホーテチャレンジの根拠は何なのか? その答が判らないミストルティンに対しメリーは不敵な表情を見せ、エンギは上空から
てなわけで立ち上がった夢路、エンギの茄子剣を握り締めてミストルティンへ向かって今回の引きでした。まだ引っ張るか。何せミストルティンが強すぎるためバトルの緊迫感もほとんど無く、土下座エンギはあっさり陥落、前回の敗戦から何も学んでいないメリーの直線カチ込み→KOも何だかなあ。引き延ばし気味なシナリオもあって最終決戦なのにどうにも気分が盛り上がらない感じ。ううむ。いちいちニヤマリなミストルティンはかわいく、全体に映像の雰囲気は好みなだけに歯がゆい。
結局最後は夢路がどうにかするのでしょうけれど、魔法も奇跡も使わずにこの状況を解決できるのか? あの白いあんちくしょうと契約するしかないのか?(違。レオンの弾ははたして撃てるのか? またはレオンの弾以外でミストルティンを倒すのか? レオンの弾を使わなければたいてい丸く収まるけれどそのオチならばレオン&千鶴の存在意義が…はてさてどんな結末を迎えますやらお楽しみ。
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