2011-04-10(Sun)
Dororonえん魔くんメ~ラめら #01 昭和だ!えん魔だ!妖怪集合!
若者世代置いてけぼりのおっさんホイホイアニメ。

これまた予定外の新番レビューです。
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これまた予定外の新番レビューです。
イマサラ何故えん魔くん?とほとんどノーチェックだった本作でしたが、詰め込まれた昭和ギャグ+リメイク雪子姫のかわいさ色っぽさにKOされてしまったため突発のかんたんレビューを。
原作は永井豪御大によるまんが、昭和48年に東映動画で制作されたアニメ版から数々のスピンオフ作品を経て今回38年ぶりのリメイクであります。とサラッと書いたけれど「ドロロンえん魔くん」のアニメってそんな前なのか!と驚いてみたり。そりゃこっちもおっさんになるわ。今回の作中でも描かれていますが時代はちょうどオイルショックのまっただ中、ガソリンスタンドの営業は厳しく制限され、トイレットペーパーを買うために行列した頃であります。懐かしいなあ。
監督・シリーズ構成・脚本は米たにヨシトモ氏、って米谷さんかよ! 言わずと知れたガガガ(勇者王ガオガイガー)の監督、なるほどえん魔くんのキメ技やらED映像にガガガの面影(というかそのまんま)を感じますね。そしてキャラデザ・総作監は木村貴宏氏…よう考えてみればこの組み合わせの作品をノーチェックだったとは不覚の至りでありました。そりゃいろいろツボにハマるはずです。

着物裾キワキワの雪子姫がかわいすぎるアバンカットからOPへ。そのOP映像も雪子姫がいろいろ際どくて初っ端から辛抱たまりません。おっさん世代にとって雪子姫は「はいてない」のインプリンティングキャラであり、雪子姫にてアニメキャラの「色気」を覚醒された諸兄も多かろうと思います。当時のキャラデザでも相当キたものですが、キムタカ氏によって現代風にリニューアルデザインされた雪子姫のかわいさ・色気は当時の興奮を思い出させてくれるほど魅力的。かわいい! 開始前は「キムタカの無駄遣い」とさえ思っていたのにこのOP映像一発ですっかりドハマリですよ。なにこの色気。
そんな魅力あふるる映像のバックに流れる無駄に熱いOPテーマは遠藤正明とムーンライダーズによる「魂メラめら一兆℃!」…ムーンライダースですと! そして音楽担当は鈴木慶一氏とこれまた昭和世代に嬉しすぎる豪華メンツです。どんだけおっさん連中に訴求してんだ!

OP明けてAパート冒頭っから銭湯シーンでサービスサービス。その風景からしていかにも昭和っぽく、マッサージ椅子やら風呂上がりの牛乳ケースやら懐かしいったら。脱衣所に置かれたTV画面に「カラー」の文字…さすがに昭和48年にはそんな文字は既に無かったような? そんな画面に流れるのは懐かしいシャンプーのCM(エメロンだっけ?)、ふりむーかないでー○○のひーとー♪ってやつね。壁に貼られた映画ポスターの「決戦!何回も大怪獣」には笑った(元ネタは昭和45年作の怪獣映画「決戦!南海の大怪獣」)。そんな脱衣所で着替えるハルミは開始早々全裸からぱんちら! 履く前のぱんつだけど(笑
オイルショックの頃なのでインフレも酷く、牛乳もドンと値上げで風呂上がりのハルミはフルーツ牛乳を我慢我慢。あああ! 久しぶりに風呂上がりのフルーツ牛乳飲みてえ! そして銭湯から出たハルミはこれまたいかにも昭和な男の子たちと遭遇、入手困難なトイレットペーパーを盗みに夜の学校へ向かうことに。このカットのハルミが妙に色っぽくてナントモ。さすがキムタカとしか。会話の端々にいちいち昭和ギャグが入るけれど昭和48年にしては古すぎるネタも多く、また銭湯周囲の風景も少々時代を遡り過ぎているような? まるで昭和30年代の風景です。

学校へ向かうみなさんが「Gメン75」のOP風に並び、いちいち顔アップとニックネームが映って笑う。僅かな隙さえあれば昭和ネタを突っ込む拘りはスゴイね。学校へ着いてビビるハルミをローアングルからの煽り、この際どいアングルも良し良し。
宿直室の先生が見ている白黒TVから流れる「振り向かないで」、しかし振り向いた先生の顔はMUJINAでした!(懐。シェー! ここから先は「ふりむーかないでー♪」の曲に合わせて同行の少年たちが次々とノッペラで現れ、パニクって逃げるハルミは「老人と子供のポルカ」をバックに懐かしい足渦巻の漫画符号を見せ、プールに落ちてカパエルに助けられるとこれまた懐かしい口噴水。じつに昭和だなあ。

ずぶ濡れのハルミはカパエルに連れられて地獄別荘へ。深い池に阻まれた地獄別荘へ渡るべくカパエルは雪子姫を呼び、すると氷シャワー中の姫が氷の橋を渡してくれました。本編初登場カットがシャワーシーンとはさすが雪子姫、振り向いてウインクから氷ビームまで何というかわいさ際どさ!

超ミニ丈の着物から伸びる脚が眩しい雪子姫。この基本デザインを昭和40年代に作り上げた永井御大の偉大さがわかろうというものです。そして主役のえん魔くん登場、こちらもまた永井デザインを上手く現代風にアレンジしていますね。勝平さんの声も合ってて良し。
えん魔くんはずぶ濡れで震えるハルミを炎で暖めすぎ、すると雪子姫が冷やしすぎ、ボロボロになったハルミのスカートをめくって「パンティ」を確認…すごい流れだ(笑。そして雪子姫の「はいてない疑惑」の白黒をあっさりバクロ、ノーパンが恥ずかしいなら履けばいいのにというツッコミは却下です(笑

友達たちがノッペラになったのは「妖怪 面喰い」の仕業と判明しましたがえん魔くんたちは作戦を考える気ゼロ…えん魔くんはコタツ+ストーブ、雪子姫は冷蔵庫、カパエルは水辺と各キャラたちが自分の居心地のいい状態で寛いでいる様子が微笑ましいけれどこのままでは困ります。てなわけでハルミが囮作戦を発案、しかし今度は誰が囮になるか譲り合っておりました。あはは。その流れでいきなり美男美女イメージに変わる二人がいい味すぎ。
結局囮役は言い出しっぺのハルミ、しかしハルミは途中でトイレへ行きたくなってしまい…女子トイレの前に開いた口から長い舌がベロリと伸びてキャー! スカート際どい! そして天丼セルフツッコミも面白すぎ。ギャグの基本は繰り返しです。
そんな騒動を他所にすっかり居眠りのえん魔くんでしたがハルミの悲鳴に登場、このワンカットのぱんちらを見逃してはならぬ!(笑。しかし時既に遅し、ハルミは面喰いによって顔を取られた後でした。逃げる面喰いを追うえん魔くん、余裕の様子で戦うけれど面喰いは意外と難敵で…ピヨったえん魔くんに浮かんだスク水ハルミの応援映像がこれまたキムタカすぎて笑った。なんというわがままボディ(笑

面喰いとの戦いに雪子姫も参戦、えん魔くんを目覚めさせるべく氷ビームの発射シーンはこれまたキワキワ、さらに着物の裾からチラリの着地シーンも目のやり場に困ります。困らんか。いいねいいね、おっさんは恥じらいのないマッパよりこういうチラリに反応してしまう生き物なのです。何言ってんだか。えん魔くんのキメ技はどう見ても某勇者王のゴル○ィオンハンマー、歯を食いしばった凶悪顔から始まるこの一連シーンも無駄に熱くてよろしいね。かっこいいぞえん魔くん! 戦い済んでハルミは今度こそフルーツ牛乳をグイと! やはり腰に手か!
EDは鈴木慶一とムーンライダーズによる「みんなくたばるサァサァサァ」。なんと豪華な。その映像は曲どおりくたばっている各キャラの様子、雪子姫もよく寝てます(笑。一同が天使を仰ぎ見るEDの締めは…ガガガにもこんなカット無かったっけ?
というわけでほぼノーチェックだった本作にすっかりドハマリ、おっさん世代直撃のハイクオリティリメイクにすっかりやられてしまいました。とはいえ作中の時代設定を無視して「昭和ギャグを片っ端から」と言わんばかりに詰め込みすぎているのは少々微妙かも。またレトロ感を演出するせいか古くささが過剰になっているのも気になった点。その辺の考証が正確だとさらに面白く見られると思うけれど…若い人には関係ないか(笑。というか若者たちは本作のギャグの何割くらい理解できるのだろう?
おっさんホイホイに見事に釣られて視聴決定。こりゃ面白いわ。

原作は永井豪御大によるまんが、昭和48年に東映動画で制作されたアニメ版から数々のスピンオフ作品を経て今回38年ぶりのリメイクであります。とサラッと書いたけれど「ドロロンえん魔くん」のアニメってそんな前なのか!と驚いてみたり。そりゃこっちもおっさんになるわ。今回の作中でも描かれていますが時代はちょうどオイルショックのまっただ中、ガソリンスタンドの営業は厳しく制限され、トイレットペーパーを買うために行列した頃であります。懐かしいなあ。
監督・シリーズ構成・脚本は米たにヨシトモ氏、って米谷さんかよ! 言わずと知れたガガガ(勇者王ガオガイガー)の監督、なるほどえん魔くんのキメ技やらED映像にガガガの面影(というかそのまんま)を感じますね。そしてキャラデザ・総作監は木村貴宏氏…よう考えてみればこの組み合わせの作品をノーチェックだったとは不覚の至りでありました。そりゃいろいろツボにハマるはずです。

着物裾キワキワの雪子姫がかわいすぎるアバンカットからOPへ。そのOP映像も雪子姫がいろいろ際どくて初っ端から辛抱たまりません。おっさん世代にとって雪子姫は「はいてない」のインプリンティングキャラであり、雪子姫にてアニメキャラの「色気」を覚醒された諸兄も多かろうと思います。当時のキャラデザでも相当キたものですが、キムタカ氏によって現代風にリニューアルデザインされた雪子姫のかわいさ・色気は当時の興奮を思い出させてくれるほど魅力的。かわいい! 開始前は「キムタカの無駄遣い」とさえ思っていたのにこのOP映像一発ですっかりドハマリですよ。なにこの色気。
そんな魅力あふるる映像のバックに流れる無駄に熱いOPテーマは遠藤正明とムーンライダーズによる「魂メラめら一兆℃!」…ムーンライダースですと! そして音楽担当は鈴木慶一氏とこれまた昭和世代に嬉しすぎる豪華メンツです。どんだけおっさん連中に訴求してんだ!

OP明けてAパート冒頭っから銭湯シーンでサービスサービス。その風景からしていかにも昭和っぽく、マッサージ椅子やら風呂上がりの牛乳ケースやら懐かしいったら。脱衣所に置かれたTV画面に「カラー」の文字…さすがに昭和48年にはそんな文字は既に無かったような? そんな画面に流れるのは懐かしいシャンプーのCM(エメロンだっけ?)、ふりむーかないでー○○のひーとー♪ってやつね。壁に貼られた映画ポスターの「決戦!何回も大怪獣」には笑った(元ネタは昭和45年作の怪獣映画「決戦!南海の大怪獣」)。そんな脱衣所で着替えるハルミは開始早々全裸からぱんちら! 履く前のぱんつだけど(笑
オイルショックの頃なのでインフレも酷く、牛乳もドンと値上げで風呂上がりのハルミはフルーツ牛乳を我慢我慢。あああ! 久しぶりに風呂上がりのフルーツ牛乳飲みてえ! そして銭湯から出たハルミはこれまたいかにも昭和な男の子たちと遭遇、入手困難なトイレットペーパーを盗みに夜の学校へ向かうことに。このカットのハルミが妙に色っぽくてナントモ。さすがキムタカとしか。会話の端々にいちいち昭和ギャグが入るけれど昭和48年にしては古すぎるネタも多く、また銭湯周囲の風景も少々時代を遡り過ぎているような? まるで昭和30年代の風景です。

学校へ向かうみなさんが「Gメン75」のOP風に並び、いちいち顔アップとニックネームが映って笑う。僅かな隙さえあれば昭和ネタを突っ込む拘りはスゴイね。学校へ着いてビビるハルミをローアングルからの煽り、この際どいアングルも良し良し。
宿直室の先生が見ている白黒TVから流れる「振り向かないで」、しかし振り向いた先生の顔はMUJINAでした!(懐。シェー! ここから先は「ふりむーかないでー♪」の曲に合わせて同行の少年たちが次々とノッペラで現れ、パニクって逃げるハルミは「老人と子供のポルカ」をバックに懐かしい足渦巻の漫画符号を見せ、プールに落ちてカパエルに助けられるとこれまた懐かしい口噴水。じつに昭和だなあ。

ずぶ濡れのハルミはカパエルに連れられて地獄別荘へ。深い池に阻まれた地獄別荘へ渡るべくカパエルは雪子姫を呼び、すると氷シャワー中の姫が氷の橋を渡してくれました。本編初登場カットがシャワーシーンとはさすが雪子姫、振り向いてウインクから氷ビームまで何というかわいさ際どさ!

超ミニ丈の着物から伸びる脚が眩しい雪子姫。この基本デザインを昭和40年代に作り上げた永井御大の偉大さがわかろうというものです。そして主役のえん魔くん登場、こちらもまた永井デザインを上手く現代風にアレンジしていますね。勝平さんの声も合ってて良し。
えん魔くんはずぶ濡れで震えるハルミを炎で暖めすぎ、すると雪子姫が冷やしすぎ、ボロボロになったハルミのスカートをめくって「パンティ」を確認…すごい流れだ(笑。そして雪子姫の「はいてない疑惑」の白黒をあっさりバクロ、ノーパンが恥ずかしいなら履けばいいのにというツッコミは却下です(笑

友達たちがノッペラになったのは「妖怪 面喰い」の仕業と判明しましたがえん魔くんたちは作戦を考える気ゼロ…えん魔くんはコタツ+ストーブ、雪子姫は冷蔵庫、カパエルは水辺と各キャラたちが自分の居心地のいい状態で寛いでいる様子が微笑ましいけれどこのままでは困ります。てなわけでハルミが囮作戦を発案、しかし今度は誰が囮になるか譲り合っておりました。あはは。その流れでいきなり美男美女イメージに変わる二人がいい味すぎ。
結局囮役は言い出しっぺのハルミ、しかしハルミは途中でトイレへ行きたくなってしまい…女子トイレの前に開いた口から長い舌がベロリと伸びてキャー! スカート際どい! そして天丼セルフツッコミも面白すぎ。ギャグの基本は繰り返しです。
そんな騒動を他所にすっかり居眠りのえん魔くんでしたがハルミの悲鳴に登場、このワンカットのぱんちらを見逃してはならぬ!(笑。しかし時既に遅し、ハルミは面喰いによって顔を取られた後でした。逃げる面喰いを追うえん魔くん、余裕の様子で戦うけれど面喰いは意外と難敵で…ピヨったえん魔くんに浮かんだスク水ハルミの応援映像がこれまたキムタカすぎて笑った。なんというわがままボディ(笑

面喰いとの戦いに雪子姫も参戦、えん魔くんを目覚めさせるべく氷ビームの発射シーンはこれまたキワキワ、さらに着物の裾からチラリの着地シーンも目のやり場に困ります。困らんか。いいねいいね、おっさんは恥じらいのないマッパよりこういうチラリに反応してしまう生き物なのです。何言ってんだか。えん魔くんのキメ技はどう見ても某勇者王のゴル○ィオンハンマー、歯を食いしばった凶悪顔から始まるこの一連シーンも無駄に熱くてよろしいね。かっこいいぞえん魔くん! 戦い済んでハルミは今度こそフルーツ牛乳をグイと! やはり腰に手か!
EDは鈴木慶一とムーンライダーズによる「みんなくたばるサァサァサァ」。なんと豪華な。その映像は曲どおりくたばっている各キャラの様子、雪子姫もよく寝てます(笑。一同が天使を仰ぎ見るEDの締めは…ガガガにもこんなカット無かったっけ?
というわけでほぼノーチェックだった本作にすっかりドハマリ、おっさん世代直撃のハイクオリティリメイクにすっかりやられてしまいました。とはいえ作中の時代設定を無視して「昭和ギャグを片っ端から」と言わんばかりに詰め込みすぎているのは少々微妙かも。またレトロ感を演出するせいか古くささが過剰になっているのも気になった点。その辺の考証が正確だとさらに面白く見られると思うけれど…若い人には関係ないか(笑。というか若者たちは本作のギャグの何割くらい理解できるのだろう?
おっさんホイホイに見事に釣られて視聴決定。こりゃ面白いわ。

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