2011-04-11(Mon)
花咲くいろは #02 復讐するは、まかないにあり
新人仲居! お前が犯人じゃないのか?

仕事を始めた緒花にさっそくトラブル勃発です。
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仕事を始めた緒花にさっそくトラブル勃発です。
今回は統一地方選挙特番のため放送時間が繰り上げられたためかんたんレビュー。この時間をレギュラーにしてくれりゃいいのに。内容的にも深夜よりマッチした時間帯でしょうし。

「抉るのよ、刈り取る!」
朝も早よから草刈りの鎌を構える緒花。そこで描かれた幼少時の回想シーンを見るとなかなか偏った教育方針にて育てられたようで…例え肉親でも他人を信用してはいけない、信じられるのは自分だけ、裏切られる前に先制攻撃!とサムアップの母ちゃんはいったいどんな人生を送ってきたのやら。わざわざ「肉親」と言ってる辺り喜翆荘の女将さんと不幸なすれ違いがあったのでしょうか。
バッサバッサと鎌を振ってほとんど八つ当たりのような草刈り風景を見た女将さんは緒花を呼び、菜子の下で仲居の仕事を覚えるように指示。「仲居」という語感に気分を盛り上げる緒花に対し指導係となった菜子は目を逸らして困り顔です。第一話で描かれたとおり菜子はどうも他人とのコミュニケーションが苦手なようで、こういう子は命令される側ならいいのだけれど、自らが主体となって後輩を指導するなどとてもじゃないけど荷が重そう。更衣室での着替えでも手間取る緒花に着方を教えるでもなく一人サッサと着替えてしまい、そんな所作を眺める緒花は「かっこいい」と無邪気に褒めています。「背が高い」と言われた菜子が身を縮めるのはそれがコンプレックスだったり? 背の大きさだけでなくム(以下自重
さて揃って客室へ向かうと緒花の初仕事、チェックアウトした客室の掃除に張り切る緒花でしたが…「敷居や畳の縁を踏んではいけない」ってのは常識じゃないの? 今の子はそんな事すら知らないのだね。なーんてあの母ちゃんではそんなことなど教えないか。教わらなければ知らないのも道理で、緒花がいかにいわゆる「常識」を教わってこなかったのか判る一コマでした。初めて聞く事に反発するでもなく「どうして?」と疑問を持つ緒花の素直さにおっさんはやられてしまった。かわいいなあ。しかし訊かれた菜子は答えに詰まって目を逸らし、ジャンプして入室の緒花をスルーして一人サッサと掃除を始めちゃいます。いやはやこれでは緒花もやりにくかろう。

相変わらず緒花を持て余してドギマギしている菜子は巴の呼び出しに助かったような表情でその場を離れ、一方掃除道具に囲まれて一人残された緒花は「自分を信じろ」の教えどおり「波の間」の掃除を一人で始めてしまいます。これが今回の騒動の発端でありました。言われた事しかしない今どきの子の風潮に反して緒花の積極性は評価でき、家事で鍛えた掃除の手腕もなかなか堂に入っていたけれど波の間の特殊性まではわからない。この失敗もまた「教えてもらわなければわからない」ので仕方なく、だからこそ何も知らない後輩のため先輩が付きっきりで指導するのに肝心の先輩がアレでは…つくづく緒花は指導者に恵まれないね(笑
ほどなく戻ってきた菜子へ掃除完了の報告をするけれどドギマギするだけで要領を得ず、次の仕事を尋ねる緒花に「今日は終わりです、お疲れさま」と言い残してサッサと戻ってしまいます。これじゃ新人緒花はどうすりゃいいのやら。
やる事無くて館内をウロウロしているとまたしても厨房から聞こえてきた怒号、どうやら民子が焼き物に失敗したようで「しっかりしろ!」の声にゴミ袋を落として背を伸ばす緒花がかわいかった(笑。あはは。しかし民子も「追い回し(板場に入ったばかりの新人のこと)」と呼ばれる割に焼き方を任されているのか? いくら人手不足でも追い回しに焼き物を任せる板場も無かろうに。これはちょっと民子がかわいそうです。ともあれ急遽のメニュー変更に板場は大忙しでまかないを作る余裕も無く、てな話を立ち聞きしていた緒花は従業員の台所を覗き…心がけも料理の出来も立派だけれどやる前に一言誰かに声を掛けておけばいいのにと思う。これもまた「仕事」に対する姿勢が出来上がっていない証拠。新人のスタンドプレーは時に迷惑なんだよねえ。
「お前より上手いんじゃないか?」
違う意味で母ちゃんに鍛えられた料理の腕前はかなりのもので食卓に並んだ料理は評判も上々、しかし板前修行中の民子に対して徹が掛けた軽口はかーなーりキツイもので、それを聞いた民子は不機嫌MAXで食堂を飛び出してしまいます。ありゃキツイわ。民子を追う緒花を黙って見送る女将の視線がこれまた気になるところ、こういう緒花のリアクションをきちんとチェックしているのでしょうね。
気を効かせてまかないを作ったつもりが「ありがた迷惑」「死ね」と言われて落ち込む緒花、緒花としては理不尽な話だけれど民子の気持ちもわからんでもない…ちょっと怒りすぎ八つ当たりすぎとは思いますが。
「女将を呼べ!」
すると館内から旅館モノのテンプレたる怒鳴り声が! 怒号の主は第一話にて緒花が布団を落としたきっかけとなった客ですね。

部屋に置いておいた原稿が無くなった!と騒ぐ男はどうやら作家らしく、しかし「警察へ届ける」ことを頑なに拒否したり、また女将の反応を見るといかにも怪しい? おそらく女将は全部わかっているけれど「客」の立場を尊重してその場をとりあえず収めたのでしょう。
「波の間はお客様がいない時の掃除は厳禁」
初耳の緒花は菜子をチラ見。それを知っていれば勝手に掃除などしなかった、失敗しなかった。それはわかっているけれど女将の叱責に言い訳をせず緒花は菜子をかばった。続く説教に「どうしたらいいの?」と立ち上がる緒花を止め、他の従業員も仕事に戻し、女将は一人廊下を去る。背筋をピンと伸ばして歩く後姿がかっこよすぎ。
しかし緒花は面白くありません。木枝を手に煙管のマネでグレた振りをするけれどグレ方がわからない(笑。あはは。てな所へ徹が登場、ヒマなら付き合えとクルマに乗せられ買い出しの手伝いへ。
「お前友達いないだろ?」
そう言えば転校前の緒花は孝一以外との接点が描かれず、OPで映る横断歩道のカットも一人ぼっちです。なるほど緒花は同性の友達がいない子だったのか。車内での会話は緒花が何か言っても徹は関せずに好き勝手言い、そんな態度にキレた緒花はつい「最もダメージを与える言葉」を口走ってしまいます。
「死ね」
瞬時に固まった車内の空気はステアリングも固めてしまってさあ大変! 対向車線の大型トラックと危機一髪の後に言葉の重大さに気付いた緒花は頭を抱えて大反省です。そんな言葉を軽々しく使ってはいけない。何よりユーに怒られる(違
手伝いを放置してクルマから降りた緒花は夕暮れの道を一人歩きながら「モヤモヤした気持ち」の鎮め方を思い出しました。仕事をがんばれば理不尽に叱られ、気を効かせれば死を願われ、徹との車内ではボロクソに言われ放題。やることなすこと上手くいかず空回りするばかりの毎日、いきなり放り込まれた喜翠荘にてどう生きていくべきなのか。上手くいかない悔しさを糧に過ごしてきたけれど、そもそも自分は何をしたいのか。
授業参観に来てくれなかった母ちゃんへの腹いせ、期待を裏切られたモヤモヤを晴らすべく母ちゃんの嫌いなブロッコリー山盛りのオムライスに「ママきらい」の文字…緒花の真剣な表情を見て「腹いせ」を甘んじて受ける母ちゃんってばひょっとしたらいい親なのかもしれません。

喜翆荘へ戻った緒花は例の客に絡まれている民子を発見、このシーンもまた客の怪しさがわかりやすく描かれていましたね。それはそうと緒花vs民子、再び「死ね」と言われた緒花はその言葉の重さを訴え…突然の反論にキョトンとなってる民子がかわいい(笑。緒花の標的は菜子へと及び「逃げるのをやめようよ!」、そして「他人に期待しない」との信条を止めると宣言しました。徹との会話や喜翆荘での出来事から自分の未熟さに気付き、自分一人だけでは生きていけないことに気付いたのでしょう。第二話にして大した変革です。
「言え~!」
あなたの事が知りたい。まずは嫌いな食べ物を知りたい。明日もまかないを作るから腹いせに嫌いなものを入れてやる! だから言え~! アクロバティックな論法ですが緒花なりのコミュニケーションは押し倒された二人に通じた? 単に迫力負け?(笑。二人の嫌いなものを聞き出した緒花が見せた笑みはじつにいい表情、この一連は理屈よりも体からぶつかっていく緒花のスタンスが窺える好シーンでした。自分の不手際を女将に言い付けなかった緒花の気遣いがわかっている菜子はその腹いせを甘んじて受ける覚悟、何だかんだで心が通じ始めたようで良し良し。それはそうとこのカットの菜子のうなじが色っぽすぎてどうしたものか。やはり和服のうなじへの反応は日本男子のDNAに組み込まれているのだなあ。そんなのおっさんだけか。
さて明けて翌日、ニコニコ笑顔でまかないを作った後の顛末は何と申してよいのやら。ゴミ捨て場と思っていた入れ物はそうではなく、昨日掃除した波の間のゴミを間違えて入れたことに気付き…袋を開けて出てきた原稿は女子供が読むシロモノではありませんでした(笑。読んだ緒花のリアクションがいい味出しすぎ! あはははは! てな所へ現れた件の客、ブツブツ呟きながら緒花へ迫って今回の引きです。ここで引くか! 緒花貞操の危機!?

今回からのEDはスフィア歌唱の「Hazy」。しっとりした曲調は各キャラの日常風景を描いたED映像にハマって良い雰囲気。着替え中の菜子は相変わらずわがままボディ、水着回で緒花に冷やかされて恥ずかしがる表情が今から見えるようです。仕事モードのキリッとした表情も素敵。市場で仕入れの民子も視線厳しく、胡座をかいてお行儀が悪い緒花と対称的ですね。パッと見ぱんちらみたいだけれど股間の白いものは左足の足袋か(笑。本編未登場の緑セーターの子は各キャラの潤滑油になりそう? 登場が待たれます。

本作の特徴たる背景美術の美麗さを印象付けるラストカット、あまりに綺麗なので繋いでみました。テキトウにリサイズしてケータイ待ち受けにどうぞ(笑

「抉るのよ、刈り取る!」
朝も早よから草刈りの鎌を構える緒花。そこで描かれた幼少時の回想シーンを見るとなかなか偏った教育方針にて育てられたようで…例え肉親でも他人を信用してはいけない、信じられるのは自分だけ、裏切られる前に先制攻撃!とサムアップの母ちゃんはいったいどんな人生を送ってきたのやら。わざわざ「肉親」と言ってる辺り喜翆荘の女将さんと不幸なすれ違いがあったのでしょうか。
バッサバッサと鎌を振ってほとんど八つ当たりのような草刈り風景を見た女将さんは緒花を呼び、菜子の下で仲居の仕事を覚えるように指示。「仲居」という語感に気分を盛り上げる緒花に対し指導係となった菜子は目を逸らして困り顔です。第一話で描かれたとおり菜子はどうも他人とのコミュニケーションが苦手なようで、こういう子は命令される側ならいいのだけれど、自らが主体となって後輩を指導するなどとてもじゃないけど荷が重そう。更衣室での着替えでも手間取る緒花に着方を教えるでもなく一人サッサと着替えてしまい、そんな所作を眺める緒花は「かっこいい」と無邪気に褒めています。「背が高い」と言われた菜子が身を縮めるのはそれがコンプレックスだったり? 背の大きさだけでなくム(以下自重
さて揃って客室へ向かうと緒花の初仕事、チェックアウトした客室の掃除に張り切る緒花でしたが…「敷居や畳の縁を踏んではいけない」ってのは常識じゃないの? 今の子はそんな事すら知らないのだね。なーんてあの母ちゃんではそんなことなど教えないか。教わらなければ知らないのも道理で、緒花がいかにいわゆる「常識」を教わってこなかったのか判る一コマでした。初めて聞く事に反発するでもなく「どうして?」と疑問を持つ緒花の素直さにおっさんはやられてしまった。かわいいなあ。しかし訊かれた菜子は答えに詰まって目を逸らし、ジャンプして入室の緒花をスルーして一人サッサと掃除を始めちゃいます。いやはやこれでは緒花もやりにくかろう。

相変わらず緒花を持て余してドギマギしている菜子は巴の呼び出しに助かったような表情でその場を離れ、一方掃除道具に囲まれて一人残された緒花は「自分を信じろ」の教えどおり「波の間」の掃除を一人で始めてしまいます。これが今回の騒動の発端でありました。言われた事しかしない今どきの子の風潮に反して緒花の積極性は評価でき、家事で鍛えた掃除の手腕もなかなか堂に入っていたけれど波の間の特殊性まではわからない。この失敗もまた「教えてもらわなければわからない」ので仕方なく、だからこそ何も知らない後輩のため先輩が付きっきりで指導するのに肝心の先輩がアレでは…つくづく緒花は指導者に恵まれないね(笑
ほどなく戻ってきた菜子へ掃除完了の報告をするけれどドギマギするだけで要領を得ず、次の仕事を尋ねる緒花に「今日は終わりです、お疲れさま」と言い残してサッサと戻ってしまいます。これじゃ新人緒花はどうすりゃいいのやら。
やる事無くて館内をウロウロしているとまたしても厨房から聞こえてきた怒号、どうやら民子が焼き物に失敗したようで「しっかりしろ!」の声にゴミ袋を落として背を伸ばす緒花がかわいかった(笑。あはは。しかし民子も「追い回し(板場に入ったばかりの新人のこと)」と呼ばれる割に焼き方を任されているのか? いくら人手不足でも追い回しに焼き物を任せる板場も無かろうに。これはちょっと民子がかわいそうです。ともあれ急遽のメニュー変更に板場は大忙しでまかないを作る余裕も無く、てな話を立ち聞きしていた緒花は従業員の台所を覗き…心がけも料理の出来も立派だけれどやる前に一言誰かに声を掛けておけばいいのにと思う。これもまた「仕事」に対する姿勢が出来上がっていない証拠。新人のスタンドプレーは時に迷惑なんだよねえ。
「お前より上手いんじゃないか?」
違う意味で母ちゃんに鍛えられた料理の腕前はかなりのもので食卓に並んだ料理は評判も上々、しかし板前修行中の民子に対して徹が掛けた軽口はかーなーりキツイもので、それを聞いた民子は不機嫌MAXで食堂を飛び出してしまいます。ありゃキツイわ。民子を追う緒花を黙って見送る女将の視線がこれまた気になるところ、こういう緒花のリアクションをきちんとチェックしているのでしょうね。
気を効かせてまかないを作ったつもりが「ありがた迷惑」「死ね」と言われて落ち込む緒花、緒花としては理不尽な話だけれど民子の気持ちもわからんでもない…ちょっと怒りすぎ八つ当たりすぎとは思いますが。
「女将を呼べ!」
すると館内から旅館モノのテンプレたる怒鳴り声が! 怒号の主は第一話にて緒花が布団を落としたきっかけとなった客ですね。

部屋に置いておいた原稿が無くなった!と騒ぐ男はどうやら作家らしく、しかし「警察へ届ける」ことを頑なに拒否したり、また女将の反応を見るといかにも怪しい? おそらく女将は全部わかっているけれど「客」の立場を尊重してその場をとりあえず収めたのでしょう。
「波の間はお客様がいない時の掃除は厳禁」
初耳の緒花は菜子をチラ見。それを知っていれば勝手に掃除などしなかった、失敗しなかった。それはわかっているけれど女将の叱責に言い訳をせず緒花は菜子をかばった。続く説教に「どうしたらいいの?」と立ち上がる緒花を止め、他の従業員も仕事に戻し、女将は一人廊下を去る。背筋をピンと伸ばして歩く後姿がかっこよすぎ。
しかし緒花は面白くありません。木枝を手に煙管のマネでグレた振りをするけれどグレ方がわからない(笑。あはは。てな所へ徹が登場、ヒマなら付き合えとクルマに乗せられ買い出しの手伝いへ。
「お前友達いないだろ?」
そう言えば転校前の緒花は孝一以外との接点が描かれず、OPで映る横断歩道のカットも一人ぼっちです。なるほど緒花は同性の友達がいない子だったのか。車内での会話は緒花が何か言っても徹は関せずに好き勝手言い、そんな態度にキレた緒花はつい「最もダメージを与える言葉」を口走ってしまいます。
「死ね」
瞬時に固まった車内の空気はステアリングも固めてしまってさあ大変! 対向車線の大型トラックと危機一髪の後に言葉の重大さに気付いた緒花は頭を抱えて大反省です。そんな言葉を軽々しく使ってはいけない。何よりユーに怒られる(違
手伝いを放置してクルマから降りた緒花は夕暮れの道を一人歩きながら「モヤモヤした気持ち」の鎮め方を思い出しました。仕事をがんばれば理不尽に叱られ、気を効かせれば死を願われ、徹との車内ではボロクソに言われ放題。やることなすこと上手くいかず空回りするばかりの毎日、いきなり放り込まれた喜翠荘にてどう生きていくべきなのか。上手くいかない悔しさを糧に過ごしてきたけれど、そもそも自分は何をしたいのか。
授業参観に来てくれなかった母ちゃんへの腹いせ、期待を裏切られたモヤモヤを晴らすべく母ちゃんの嫌いなブロッコリー山盛りのオムライスに「ママきらい」の文字…緒花の真剣な表情を見て「腹いせ」を甘んじて受ける母ちゃんってばひょっとしたらいい親なのかもしれません。

喜翆荘へ戻った緒花は例の客に絡まれている民子を発見、このシーンもまた客の怪しさがわかりやすく描かれていましたね。それはそうと緒花vs民子、再び「死ね」と言われた緒花はその言葉の重さを訴え…突然の反論にキョトンとなってる民子がかわいい(笑。緒花の標的は菜子へと及び「逃げるのをやめようよ!」、そして「他人に期待しない」との信条を止めると宣言しました。徹との会話や喜翆荘での出来事から自分の未熟さに気付き、自分一人だけでは生きていけないことに気付いたのでしょう。第二話にして大した変革です。
「言え~!」
あなたの事が知りたい。まずは嫌いな食べ物を知りたい。明日もまかないを作るから腹いせに嫌いなものを入れてやる! だから言え~! アクロバティックな論法ですが緒花なりのコミュニケーションは押し倒された二人に通じた? 単に迫力負け?(笑。二人の嫌いなものを聞き出した緒花が見せた笑みはじつにいい表情、この一連は理屈よりも体からぶつかっていく緒花のスタンスが窺える好シーンでした。自分の不手際を女将に言い付けなかった緒花の気遣いがわかっている菜子はその腹いせを甘んじて受ける覚悟、何だかんだで心が通じ始めたようで良し良し。それはそうとこのカットの菜子のうなじが色っぽすぎてどうしたものか。やはり和服のうなじへの反応は日本男子のDNAに組み込まれているのだなあ。そんなのおっさんだけか。
さて明けて翌日、ニコニコ笑顔でまかないを作った後の顛末は何と申してよいのやら。ゴミ捨て場と思っていた入れ物はそうではなく、昨日掃除した波の間のゴミを間違えて入れたことに気付き…袋を開けて出てきた原稿は女子供が読むシロモノではありませんでした(笑。読んだ緒花のリアクションがいい味出しすぎ! あはははは! てな所へ現れた件の客、ブツブツ呟きながら緒花へ迫って今回の引きです。ここで引くか! 緒花貞操の危機!?

今回からのEDはスフィア歌唱の「Hazy」。しっとりした曲調は各キャラの日常風景を描いたED映像にハマって良い雰囲気。着替え中の菜子は相変わらずわがままボディ、水着回で緒花に冷やかされて恥ずかしがる表情が今から見えるようです。仕事モードのキリッとした表情も素敵。市場で仕入れの民子も視線厳しく、胡座をかいてお行儀が悪い緒花と対称的ですね。パッと見ぱんちらみたいだけれど股間の白いものは左足の足袋か(笑。本編未登場の緑セーターの子は各キャラの潤滑油になりそう? 登場が待たれます。

本作の特徴たる背景美術の美麗さを印象付けるラストカット、あまりに綺麗なので繋いでみました。テキトウにリサイズしてケータイ待ち受けにどうぞ(笑
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